マーク金井blog

2021年07月05日超私的な考察  5年以上前のドライバーを使うことの本当のメリットとは!?

マーク金井の新しいYouTube動画公開開始!
オルタナティブな問題作!


雨、雨、そして雨、神田エリアは木曜日からずっと雨の日が続いていますが、そんな最中の日曜日の早朝、赤羽ゴルフ倶楽部にて早朝9ホールプレーしてきました。スタート時点では小雨でしたが、上がり3ホールぐらいからは本格的な雨。レインウエアのテストにぴったりなコンディションの中でしたが、9ホールを70分でホールアウトしてきました。

 

雨でももちろん担ぎセルフの7本プレーで、この日のドライバーは島田ゴルフの軽量スチールシャフトを装着した初代のM1 430(テーラーメイド)。先週、ゴルフパートナーで衝動買いしたドライバーで、。ヘッドは市販の状態から重量を約5グラム軽量化。この調整により短尺スチールシャフトとの相性が良くなり、手が滑って引っかけた16番ホールを除き、イメージ通りの弾道が打てました。

 

 

 

M1 430が発売されたのは2015年。今から6年前のドライバーで、現行モデルのSIM2から遡ると、5世代前のモデルになります。程度にもよりますが中古ショップでの販売価格は1万2000円ぐらいで手に入りますので、かなりリーズナブルな価格です。

 

 

 

ちなみに、マーク金井が赤羽でプレーしている時に使っているドライバーはさらに古く、R510TP(テーラーメイド)は2003年発売。スピードチタンTR(プロギア)は2002年です。

 

 

 

 

では、ここにきて10年以上古いドライバーを積極的に使うようになったのか?

 

 

 

価格がリーズナブルなのでサクッと試せるというのもありますが、それ以上に魅力を感じているのはヘッドの大きさと操作性です。今どきのドライバーはヘッド体積がルール上限の460ccが当たり前。加えて、慣性モーメントもルール上限に近づき、重心も深くなっています。大きいヘッドは安心感があり、慣性モーメントが大きいヘッドはミスに強く、重心が深いと捕まりが良くなる特性がありますが、反面、43インチの短尺で使うにはヘッドの大きさを持て余してしまうのです。

 

 

 

 

プロギアのスピードチタンTRは体積が320cc。これは最近登場したテーラーメイドのミニドライバーとほぼ同じ体積。43インチの長さには、これぐらいの小ぶりなヘッドの方が長さを大きさのバランスがちょうどいいのです。ちなみに、43インチというのは今どきの3Wと同じです。

 

 

 

加えて、赤羽でプレーする時に有利なのは風に強い低スピンで低弾道。

 

 

 

 

510TP、スピードチタンTRともかなりの低重心で浅重心なので、普通に打つだけで風に強い弾道が打てます(逆に言うと高弾道が打てません)。イメージとしては180ヤードキャリーで50ヤードランという弾道が打てるのです。

 

 

 

 

昨日試打したM1 430も510TPやTRに負けず劣らず、低重心で浅重心。ヘッドの特性が510TPとTRと非常に似ていることもあり、スタートホールのティショットからイメージ通りの弾道でフェアウェイキープできました。

 

 

 

赤羽ではこの3本がエースドライバーになりそうですが、改めてゴルフクラシックの重心ハンドブックをみて驚きました。

 

 

 

M1 430はスピードチタンTRと比べるとヘッドは100ccほど大きいのですが、いずれも市販トップクラスの低重心で、重心深度もほぼ同じ数値だったのです。

 

 

 

 

ドライバーに求める性能は人によって違うと思いますし、コースによっても適したドライバーは異なるでしょう。

 

 

 

 

しかしながら超私的には、低くてランが出る弾道、風に強い弾道を打つには慣性モーメントが大きくて、重心が深いドライバーよりも、慣性モーメントがあまり大きくなくて、重心が浅いドライバーの方が求める弾道が打ちやすいです。

 

 

 

改めて5年以上前、10年以上前のドライバーを10ラウンド以上実践で使ってみて感じたのは、ティショットで狙った所に運ぶには充分な性能を持ち合わせていることです。

 

 

 

5年以上前のドライバーが最新ドライバーよりも飛距離が出るなんてことはありません。しかしながら、ティショットをテニスのサーブのように考えてプレーするのであれば、最新モデルにこだわるのではなく、重心の高さや重心の深さにこだわってクラブを選んだ方が、自分の手足のように使えるドライバーを見つけられると思います。

 

 

 

ゴルフクラシックは残念ながら休刊になりましたが、幸いなことにヘッドの実測リアルデータが掲載されたムックが出ました。別冊付録の重心ハンドブックは、昔も今も、クラブヘッドの性能を丸裸にしてくれるスグレモノです。超私的には、スペックを見てからクラブを買うことはやりません。クラブはいつも衝動買いで、買って実際に使った後に「やっぱり~」「なるほど~」と重心スペックの答え合わせするようにしています。

 

 

(▼▼)b


7月のマーク金井のセミナー募集開始しました。感染対策を十分施して開催しております

ぜひご参加ください お申し込みは↓をクリック

 

7/22(木・祝)

13:30〜14:20 / 大人の為のスナッグゴルフセミナー 初級編

14:40〜15:30 / 大人の為のスナッグゴルフセミナー 中級編

7/23(金・祝) 11:00〜12:30 / 飛距離ダウンセミナー 撮影有り

13:30〜15:00 / アプローチセミナー 中級編 撮影有り


カテゴリー ゴルフクラブ分析, 超私的な考察

コメントは受け付けていません。