マーク金井blog

2013年12月19日岡本綾子プロの華麗なスイングから学ぶべき本当のポイントは!?

昨日のブログで男子プロトーナメントの新しい形を提案したら、予想をはるかに上回る反響がありました。多くのゴルファーから支援のコメントをいただきましたし、ゴルフ場からも協力したいと連絡をいただきました。ホリエモンこと堀江さんからもTwitterで「賛同します! 応援します!」とリプライをいただきました。SNSの影響力の強さに今更ながら驚いています。詳細は順次ブログでアップしていきますが、マイクロトーナメントは男子ツアーが空白になる真夏の時期に開催を予定してます。場所は、北海道、関東、関西、そして九州の4カ所を考えています。もちろん試合形式は9ホールの短期決戦。出場するプロにはチケットを自分で売ってもらいます。

さて、今日のエントリーは岡本綾子プロのスイングについてです。今年はすでに250本以上のブログをアップしましたが、その中でアクセス数が非常に多かったのが7月21日のブログ岡本綾子プロについて書いた日のブログです。年間ランキングでトップだったので、今日はさらに彼女のスイングについて掘り下げたいと思います。

岡本綾子プロと言えば、現役時代は米ツアーで初の賞金女王に輝き、そして今年賞金女王に輝いた森田理香子プロの師匠です。現役時代は軽く振っているのに(軽く振って見えるのに)、なんであんなに飛距離が出るんだと言われてました。そして、滑らかで美しいスイングの持ち主。マーク金井は大学時代に一度だけ岡本プロと同じ日、同じゴルフ場でプレーしたことがありますが(たまたまプレーした兵庫県のゴルフ場で、前の組で岡本プロがプレー)、その飛距離に驚かされました。大学生のマーク金井よりもドライバーは飛んでて、パーシモンヘッドで楽に250ヤード以上出てました。

そんな岡本プロですが、スイングの特徴はコンパクトなトップから大きなフォロースルー。ダウンスイングのタメが深さは天下一品。ヘッドを効率良く走らせることができているので、軽く振ってみえてもヘッドスピードが並外れて速く、それが飛距離につながっているのです。森田理香子プロもダウンでタメが大きいですが、アヤコさんの現役時代は森田プロをはるかにしのぐぐらい、ダウンでタメが大きかったです。

そして、そしてアヤコさんと言えばトップがシャットフェースなのもの大きな特徴です。なのにアヤコさんのスイング解説をするプロのほとんどは、彼女がフェースをシャットに使っていることを指摘してません。今年、月刊ゴルフダイジェスト9月号で江連正プロはアヤコさんのスイングを解説してますが、そこでもトップでフェースがシャットなのは一言も触れてませんでした。プロが示し合わせているのかどうか分かりませんが、何か作為を感じてしまうほど、
アヤコさんのシャットフェースはアンタッチャブルな扱いになっています。

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でも連続写真を見ると、アヤコさんはトップでフェースはシャットです。宮里藍ちゃん同様、フェースが空を向いています。そして、このシャットフェースなトップを作っているから、アヤコさんはダウンでタメが深く、そして大きなフォローにつながっているとマーク金井は見ています。

なぜシャットフェースにすると、タメが大きくなるのか?

これはオープンフェースとの比較で証明できます。アマチュアの多くはトップでフェースが開いています。スライスに悩んでいる人の場合でしたら、8割以上のゴルファーはオープンフェース。トップでフェースが正面を向いています。そして、オープンフェースな人ほど、ダウンの早い段階でタメがほどけています。理由は単純、フェースが開いたままではインパクトでもフェースが開きやすくなります。ゴルファーはそれが無意識の内に分かっているから、開いたフェースを閉じたくなる。結果、フェースを閉じようとして右手を使ってしまうから、ダウンの早い段階で手首のコックがほどけてしまうのです。

他方、アヤコさんや藍ちゃんのようにトップでフェースがシャットになっているとダウンでフェースを閉じようとする動きは必要ありません。そんなことをしたらインパクトでフェースが被り、強いフックが出たり、引っかけのミスが出てしまいます。シャットフェースなトップを作れば、フェースを返す必要がありません。結果、ダウンでタメを作りやすくなるのです。実際、シャットフェースのトップを作るマーク金井もダウンでタメはかなり大きいです。タメが大きいから軽く振って見え、それでいてヘッドが効率良く走るので飛距離が出ています。

タメを作ることはどんなプロもレッスンしてますが、シャットフェースを会得するとタメが大きくなるとレッスンするプロは非常に少ないです。理由は分かりませんが、今でも、シャットフェースなトップを毛嫌いするプロが少なからずいます。

スライスが直らない
ダウンでタメが上手く作れない
手打ちになってフォローが小さくなってしまう

これらはトップでフェースが開いているのが原因になっている場合が少なくありません。マーク金井はスーパーシャット君という練習器具を作りましたが、これは重心距離が50ミリ。シャットに上げないと真っ直ぐ飛ばないように仕上げてあります。シャットフェースなトップを作ることを覚えてもらうために、市販クラブよりも重心距離を長く設計してます。

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写真をクリック

シャットフェースなトップはイメージだけでは作れません。自分ではフェースをシャットに使っているつもりでも、実際はフェースが開いてしまうゴルファーが非常に多いのが現実です。

明日はシャットフェースなトップの作り方についてじっくり説明したいと思います〜(▼▼)b

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