マーク金井blog

2006年03月07日自転車に乗れる、乗れない!?

「自転車は一回乗り方が分かったら、練習しなくても乗れる」のに‥‥‥
ゴルフは自転車に乗るように上手くいかない!! とよく言われます。実際、何をやっても上手くボールを打てる日があるかと思えば、翌日にはさっぱり当たらないなんてことは誰しも経験あるはず。開眼、閉眼が繰り返されるのがゴルフだと思っている人が大多数でしょう。

では‥‥
なぜ自転車に乗るように、ゴルフは上手くいかないのか?

自転車とゴルフはまったくジャンルが違う運動だと考えがちですが‥‥ボクは最近、「実は自転車に乗るのと、ゴルフスイングは同じ」と思うようになってきました。アマチュアの多くは自転車に乗れているように見えて、実は自転車にちゃんと乗れていない(正しいスイングが身についていない)人が案外と多いことが分かってきたからです。

では‥‥
自転車に乗れている人と、乗れていない人の分岐点はどこか?

よほどの初心者を除けば、練習場で空振りする人は滅多にいません。100を一度も切ったことがない人でも、調子が良ければ芯を食ってすごくいい当たりを打ちます。90以下のスコアを出したことがある人ならば、調子が良ければプロ顔負けの球を打つ人も少なくありません。しかし、「いい球を打つこと=自転車に乗れている」とは限らないのがゴルフなんです。

では‥‥
自転車に乗れている、乗れていないの分岐点は何でチェックすればいいのか?

それが分かるのがこれっ!!

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短いクラブを手にしたら(なければショートアイアンもOK)、ひざをついてアドレス。そして、これで実際にボールを打ってみる。

たかが、ひざを付いただですが‥‥これをやると、スイングの習熟度がかなり正確に分かるんですわ~。自転車にちゃんと乗れている人(スイングができている人)は、最初はダフるかも知れませんが、数発打てば、ちゃんと球を捕らえることができます。

ところが‥‥普段、空振りなんて一度もしたことがない人でも、これで打ってもらうと

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こんな風に1メートル近く手前をダフる人が少なくなりません。100を切れない人だけでなく、
ハンデがシングルに近い人でも、5回続けて空振りすることもしょっちゅう。また、空振りを嫌がるほど、空振りの度合いがひどくなる人も少なくありません。

もう、察しのいい人ならお分かりでしょう。キャリア、スコアに関係なく、ひざ立ちでちゃんと打てない人というのは、実は自転車に乗れていないんです。自転車に例えれば、これで手前をダフるのが治らない(治せない)ゴルファーは補助輪付きの状態で自転車に乗っていると言ってもいい。

ゴルフに話を元に戻せば、空振りするような軌道でスイングしているにもかかわらず、空振りしないで球を捕らえることができている。このため、調子の波が激しいし、調子が悪くなると‥‥「何が何だか分からない」「曲げたくない時に大きく曲がる」「自分の打ちたい球と逆方向のミスが出る」ことに悩まされます。

では‥‥
ひざ立ちで打つと、何が分かるのか?

話がすご~く長くなるので‥‥続く。


2006年03月05日さあ、どっちにしよう‥‥

一昨年秋からずっと使っているXドライブ405。
シャフトを赤マナ73にしてから気に入ってしまい‥‥今なおエースドライバーとして活躍してくれてるんですが‥‥大型ヘッドを見慣れてしまうと少々小さく感じてしまいます。

それと、ボクが最近気に入っているのがテーラーのヘッド。ご存じのように最近のテーラーは重量調整ネジが付いているので、ヘッド重量を任意に変えられる。シャフトに応じ、長さに応じてヘッドを重くしたり軽くしたりできる点は、非常にありがたい。

で、今ボクのエース候補に挙がっているのがこれっ!!

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r7ではなくr5TP。

r7の425もすごく気に入ってますが(実はこちらも購入済)、形状的はr5TPもボク好み。

加えて、フェース側にネジ穴がない点が気に入っているんですわ~。フェース側は構造的に重量が重くなります。フェース側に余分な重量がない方が設計上のバランスがいいし、

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r5のようにバックフェースで重量調整できるヘッドは、ネジを変えて重くしても軽くしても重心位置が変わりづらい。この点も気に入ってます。

それと、

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r5TPのネック長は405とほぼ同じ。接着寸も35ミリ取ることができたので(ちょっと改造しましたが‥‥)、赤マナ73を入れても、ほぼ同じフィーリングに仕上がりそうです。

で、405と同じスペック(44.75インチ)で組み上げて振動数を測ってみると‥‥

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405が264cpmだったのに対し、r5は267cpm。若干硬めに仕上がりましたが、考えられる理由は‥‥r5に硬めのグリップを装着したこと、そして個体差が影響しているんでしょう。

実際に打ち比べてみても、わずかだけどr5の方がシャフトの手元側がしっかりした感じに仕上がってる感じ。もう少し軟らかめに仕上げたいので‥‥接着寸を若干浅くするかも知れません。

アキュベクターを使って30球ほど打ってみると‥‥

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打ち出し角、スピン量もほぼ理想的な数値。r5の方がリアルロフトが0.5度ほど多いことを考えると、r5の方が重心が低い感じがします。それと今回のリシャフトで分かったことは、ネック長と接着寸が同じぐらいになれば、ヘッドが変わってもシャフトのフィーリングがほとんど変わらないこと。

前に、FT-3(ネックがない)に赤マナ73を装着した時は、何をやっても405と同じフィーリングが出ませんでしたが、今回は1発でシャフトのセッティングが決まりました。リシャフトは「やってみないと分からない」ことだらけですが、不確定要素が減れば、ある程度仕上がりが予想できることは大収穫でした。

んじゃ。


2006年03月03日凸型FWは直打ちの方が飛ぶなぁ!?

クラウン部分が「らくだ」のこぶのように凸んでいるヘクサスFW。

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形状的には「何だこりゃ~」という感じ。独創的と言っていいやら、異形といっていいやら‥‥でも、実際にアドレスすると思ったほど違和感がありません。アドレスすると上からヘッドを見るので凸になっていても、その度合いが少なく感じるのでしょう。

では、実際に打ってみてどうだったのか?

メーカーから試打クラブで送られてきたスペックは15度のSシャフト。一般的な3Wに比べると投影面積が大きく、安心感があります。リアルロフトも見た目で15度±0.5度ぐらい。まずは、ティアップして打ってみると‥‥

あれっ???

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フェースの上目で上手く捕らえてもスピンがやや多め。

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(ティアップして計測)

3400~3900回転ぐらい出てしまうのでキャリーが今ひとつ伸びません。打ち出しは16~18度出たこともあってキャリー235ヤードが精一杯。低重心に設計されているらしいですが、スピン量を考えると重心の低さを感じ取ることができませんでした。

方向性に関しては、トウよりでもひっかからない(上記打点位置で軽いドロー)ことを考えると、重心距離は長めな感じがします。スピンが多めなのことも考えると、スライサーよりもフッカーの方が使い勝手が良さそう。

続いて、マットに直に置いて打ってみると‥‥

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(こちらは直打ち)

ティアップした時とスピン量はほとんど変わらず。3400~3900回転。ただし、打ち出しが14度前後と少し低くなったこともあって、予想外に飛距離が伸びました。上下方向の慣性モーメントが大きいのでしょう。地面から打ってキャリーが235ヤード以上も出る3Wは飛距離性能がかなり期待できる。加えて、スピンもやや多いのでグリーンをキャリーで狙っていきやすい。コースで使ってみたくなりました。

シャフトについては手元調子に加えて、フィラメント構造ということもあって、弾き感よりもべたーっと粘る独特なフィーリング(振動数はSで253cpm)。好き嫌いがハッキリ出るかも知れません。

んじゃ。


2006年03月01日只今、氷点下5度‥‥!?

先週は九州小倉、今週は北海道札幌。
出張続きでブログをサボっているマーク金井ですが、月曜日に生まれて初めて冬場の北海道でボールを打ってきました。

で、札幌郊外の打ちっ放し(250ヤードの練習場)に入ってまず驚いたのがこれっ!!

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練習ボール代は「1球5円」と格安なんですが、暖房費は別。打席のそばにストーブがあるからしょうがないのかと思いましたが、都内の練習場だってストーブ完備の所は一杯あります。ストーブ代取るなんてセコイなぁと思っていたら‥‥

実物をみてびっくり!!!!!!!

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写真では大きさが分かりづらいですが、実物はストーブというよりは火炎放射器。これが打席の後ろにドカンとある。大きいだけじゃなくて、暖房効果も都内とは比べモノになりません。50センチ以内に近づいたら、ズボンが焼けちゃうぐらい熱い。2メートルぐらい離れてちょうど良いいぐらい熱量がある。200円は安すぎる~!!

正直200円では全然元が取れないぐらい灯油(だと思います)を消費してます。そのおかげで、マイナス5度以下の夜間であっても、

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案外と寒くありません(ボクが訪れた日は時期的には暖かいらしいですが‥‥)。火炎放射器のおかげでガクガクブルブルしないでドライバーからアプローチまで練習できました。6時に現地集合して9時まで練習。北海道のブロガーはホント練習熱心です。

で、北海道から帰って神田に戻ったら‥‥

「なんじゃこりゃ~???」というクラブが2本も手元に届いていました。

1本はビジェイ・シンが今シーズンから愛用しているクリーブランドの最新ドライバー

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ハイボア。ご覧のようにクラウンがカポッと凹んでいます。凹んだクラウンは前にもありましたが(トップフライトのギガ)、かなりユニークな形状。ルックス的には重心が低く設計しやすいので、低スピンのぶっ飛び弾道が打てそうです。

もう1本はFWなんですが、これも、ハイボアに負けず劣らず形状は独特・ユニーク‥‥異形。ヘクサスという新ブランドが立ち上げたFW

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名前もまんまでヘクサス フェアウェイウッド。こちらはハイボアと逆でクラウンがポッカリと凸ってますが、メーカー資料によると低重心になっているとのこと。

‥‥‥凹と凸。

クラブは見た目と性能が必ずしも一致するとは限りません。次回は、この2本の試打レポートしまっさ~

んじゃ(ふーっ、何とか終電に間に合った~)


2006年02月23日「460CC」ただ今急増中!!

今週にJGF(ジャパンゴルフフェア)があるからでしょう。
月曜日はタイトリスト、今日、水曜日はテーラーメイドの新製品記者発表。どちらも主力商品はドライバーで‥‥

タイトリストは905Tの後継機として

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(左が905T、右が905R)

905Rが登場。ヘッドサイズはルール最大級の460CC。シャローフェースを採用していることもあって、投影面積は「500CCぐらいあるんじゃないの?」というぐらいデカい!!!

テーラーメイドは

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r7 460。数字の通り、ヘッドサイズは460CCとルール最大級。ちょっと前に登場した425同様、重量調整ネジがついてますが、こちらはヘッドが大きいこともあって(大きくすると余剰重量を生み出しづらい)、ネジは2個(ネジ重量16グラム)に減ってます。ちなみに、こちらも
フェースがそれほど分厚くないので‥‥見た目は迫力満点。こちらも体感的には500CCぐらいありそうな感じがしました。

「大きいことはいいことだ~!!」

今年の米国メーカーは‥‥すでに460CCがスタンダードになってますわ~

おーっと、11時40分。終電の時間になってまった!!
(急いで帰らねば‥‥)

明日から3日間、東京ビッグサイトで「ゴルフフェア」が開催されます。
ボクも毎日出向いてます。ちなみに、明日午後1時半ぐらいから‥‥アキュベクター主催のセミナーの講師やってます。場所はゴルフフェア会場の2階、ミーティングルーム。

誰でも入場可能!!

ご興味ある方はふるってご参加下さい(参加料無料)

んじゃ。