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キャロウェイ ディアブロ EDGEBLACK (2010)

このインプレッションは2010年11月に書かれたものです。

さて、今年になって僕のキャディバッグの中身の変動が特に激しい。1WにFT-TOURを入れてから一気に変動してきた。僕にとっては一番拘っていたUTも変えてしまったのだけど、気になる点も出てくる。スリクソン HYBRID、アップライトなライ角と、やさしさがある点など、非常に気に入ってるのだけど、やさしさがある分スピン量が少し多い。この辺は諸刃の剣なのだけど、冬が近づいてくるとスピン量が気になってくる。風が吹くとjypersが儲かるとか?あるのかも??(笑)

そして、jypersで見つけたのが、ディアブロEDGE TOUR UT (日本ではディアブロEDGE ブラックとして発売)のカーボン仕様(日本ではNS950のみ)まずは重めのカーボンを試したかったことと、スリクソンよりもFP値が少ないので(グースがある)低スピンで強いボールが打ちやすいと感じたから。

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ということで衝動買いしたのは、2番(18度)と3番(21度)シャフトはH75Gという、重めのカーボン。カーボンのUTを選ぶ上で難しいのが、日本仕様や日本メーカーのカーボンシャフトの入ってるUTは、シャフトが軽すぎる点、これはFWにもいえるのだけど、酷い時は1Wと重量が同じシャフトな場合とかがあったりする。やはりアイアンと合わせるもしくは、アイアンより少し軽めいい。その点では、並行物のカーボンシャフト、重量的にはバッチリの75g代となる。僕のデザインした、M25というユーティリティも75gのカーボンを入れた。ただ、並行モノで気をつけなければいけないのが、フレックスだ。日本仕様と並行モノでは、同じフレックス表示でも、硬さが違う場合(非常に硬い)がほとんどだ。

さてデータは

ディアブロEDGE TOUR 18度+純正シャフトH75G S

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長さ40.5inch/重さ360.8g/バランスD2/振動数292cpm/センターフレックス値6.5/ロフト16.75°フェイス角+1.5

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ディアブロEDGE TOUR 21度+純正シャフトH75G S

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長さ40.0inch/重さ361.1g/バランスD4/振動数298cpm/センターフレックス値6.48/ロフト19.5°フェイス角+0.5

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計測して驚いたのは、まずシャフトが硬すぎること、ワンフレックスは硬いだろうか流石に僕にはキツイ、そしてフェイス角が見た目よりフックなこと、構えてみると結構なオープンフェイスに見えるのだか、測ってみると結構なフックフェイス、UTはトップラインとフェイス面がずれる場合が多い。

トップラインに大して打球面(スコアリングライン)がフック。これは流石に気になる。ぼくが試打する時は、スタジオでは、クラブのリアルロフト、フェイス角を測ってから、試打テストする。よく”良く飛ぶなぁこのUT”なんてのがあるとおもうが、スペックを測ると、十中八九リアルロフトが立っている。大切なのは、欲しい距離と番手感の差。方向性からするとフェイス角が重要、今回のUTはまず18度のUTがロフトが立ちすぎている。そしてクローズなフェイス角が気になる。しかしこうなると調整しようがない。18度と書いてあるが16度前後で使うしかない。リアルロフト16.75°→15.75° フェイス角+1.5°→+0.5°に調整して、冬場の5Wの替わりに 、とりあえず使ってみることに。

21度の方は19度だと思って使うことにする。ちなみに21度をスタジオで試打してみると、ホントに左に行かない。少しインからあおっても、フックしないストレート系のいい球が出る。まさにフッカースペシャルで、飛距離も出るし、スピン量も丁度いい。

一度コースで試してから、リシャフトするか考えることにする

2010年11月 追加

ディアブロEDGEのTOURを買ったと書いたけど、実はもう一本購入した、24度で今回はスチールシャフト(NS950GH)だ。このUTはぶっちゃけ飛びすぎる。低スピンで強い球が出るのは良いのだが、表示ロフトよりリアルロフトが立っているのが、一番の原因。ということで、24度を購入。

アイアンを何番まで入れるか?という質問を受けるが、僕はどんな状況でも打てる番手までをセッティングしておくというのが、僕の解答。ヘッドスピード46ぐらいの僕で、冬場は6番アイアンまでかと思う。ヘッドスピード43ぐらいなら7番ぐらいではないかと思う。将来的にはアイアンは7番までになるのでは?と僕は予測しているのだがどだろう。UTのが効率的だと思うのだ。

今どきの高性能ボールは、1Wでは低スピン、ウエッジでは高スピン性能を目指している。そうなると、その間の番手で、特にロングアイアンなどは低スピンになってしまう。これはボールの進化だからしかたないこと。低スピンに設計されたボールを、重心高が高く、重心深度の浅いロングアイアンで打つのは、残念ながらかなりのヘッドスピードが必要。これは、打ち出し角が低く、スピン量でボールをあげるクラブ。石川遼がゼロ番アイアンを試しているけど、アイアンと呼んでいるだけで、構造はアイアン型のUTだ。ボールが上がって、吹き上がらないというのが、理想的な弾道。低重心にすると打ち出し角度は高くなるし、スピンも少なくなる。

19度、22度はカーボンシャフトを買った(並行モノ)重量は75g台カーボンシャフトを選ぶ時に気をつけて欲しいポイントは、同じ重さならカーボンシャフトの方が、スチールよりかなり重く感じる。カーボンシャフトの重量+15g~20gの重量感に感じる。スチールが95gだったら75g~80gぐらい。と同じ感覚となる。それと振動数が同じならカーボンのが硬く感じる。そして、どうしてもカーボンは構造上センターフレックス値が硬くなる。

振動数292cpm/センターフレックス値6.5

NS950で同じ番手のデータ

振動数292cpm/センターフレックス値5.67

とかなり2フレックス近く硬いのがわかる。

カーボンは元々軽い素材、重く作ろうとするとどうしても肉厚になってしまう。その為硬さがでて、フィーリング的には、鈍感な感じになってしまう。カーボンのピンピン弾く感じは、重量のあるカーボンシャフトでは、やはり出せない。そう言う意味で、カーボンシャフトのメリットが出せるのは70g代以下になってしまうと思う。重いと肉厚になり、しなる感じが出にくい。重量級のカーボンシャフトの弱点と言える。結局中折れ感が心地良いNS950を選択することにした。
ディアブロEDGE TOUR 24度+ NS950 S

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長さ39.0inch/重さ382.6g/バランスD2/振動数292cpm/センターフレックス値5.72ロフト22.5°フェイス角+0.5°

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やはりロフトが立っている。これでは5番アイアンの代わりにはならないが、こないだ買ったのと、一番手ずつずれているけど、見事にロフトはフローしている。慣れ親しんだNSのしなりも心地良い。これはこれで使える。

やはり意図した通り、打ち出しが高く、低スピンで飛んでいく。このアップライト具合も心地良い。19度、21度、24度と買ったけど、実際は16.75度 19.5度そして22.5度と、表示番手が1番手ごとずれている。19度のモノは、冬場の風対策と、2打目にかなり使えるが、リアルが16度なので、ヘッドスピードが無いと打てないが、スーパーサブとしては面白い。

5番アイアンの代わりにはならないが、相当使えそうな気がする。
ディアブロEDGEの赤には、27度の物がある。顔をチェックして5番アイアンの代わりになりそうなので、チェックしてみることにする。


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