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スコッティ・キャメロン セレクト Golo2(2012)

このインプレッションは、2012年8月に書かれたものです

スコッティ・キャメロンの新しいパターが売れているという噂を聞いて、とりあえず見てみようと思い、つるや神田駅前店に向かったがモノが無い。翌日新橋パトロールに出かけた時に、ゴルフパラダイス新橋銀座口店で発見。

今ゴルフクラブのモデルチェンジサイクルは1年。ゼクシオなど一部のもので2年。以前に比べると非常に短くなっている。何か技術革新があれば、毎年進化を感じるはずだけど、ぶっちゃけ感じないのが実情だと思っている。しかしクラブメーカーは新製品では性能が変わりました!と謳いたいので、よくわからない造語を作って進化を謳っている。

スコッティ・キャメロンの凄いところは、性能のことはほとんど謳わず。デザインを変えてくるところ。ユーザーもそれをそれを理解して納得させているのは、彼のデザインワークの上手さゆえだと思う。ユーザーが何を求めているか一番考えているメーカーが、スコッティ・キャメロンではないかと僕は思っているのだ。ソールのデザインを見ただけで、ギア好きな人のツボを抑えてしまう。僕も抑えられて思わず購入してしまった。

今回はブラックミストという黒い処理をしたSUS303というステンレス素材を使い。ソールのタングステンやフェースの後ろのドットなどの処理で、前のモデルと違うというオーラを出している。ぶっちゃけ性能面で影響することはほとんどないのだけど、見た目に訴えているのが見事だ。性能的には、ディープミルドとよばれるフェース面のスリットの処理のおかげで、以前より打感が柔らなくなっているぐらい。後はひたすら感性に訴えている。

さてこのパター買うのに2日かかった。僕が感じるにフェラーリ的な在庫管理をしていると思う。フェラーリは10台注文が入ると9台作るというのを聞いたことがある。いつも品薄感を出すためにやっている。欲しいけど買えない人が、かならずいつも一人いる。この人が、無い無いと騒ぐとそれは売れている、品薄、という口コミが
広がる。T島はドラクエ商法と言っていたけど、飢餓感を煽っているとしか思えない。

スコッティ・キャメロンのパターは性能云々よりも、持っていて幸せなパター。パターはフェースがスクエアに見えることが非常に大切。ロフトをつけると顔がキレイに見えにくい。ドライバーでもロフトの少ないものほど綺麗に見える。フェアウェイウッドをみればわかるとおもうが、9Wが構えにくいのはロフトがあるせい。スコッティ・キャメロンは市販のパターで一番ロフトがあっても、スクエア感をしっかりだせる。これは製作にコストをかけている証拠なのだ。そういう基本は抜かりない。

ディープミルドにして打感のやわらかさ、フェースに乗ってる感じが凄く出るようになった。ただスコッティ・キャメロンのパターの弱点はヘッドが重くなりすぎていること、たしかに慣性モーメントは大きくなるし、速いグリーンでのタッチが合いやすいが、逆にこういうパターをずっと使っているとだんだんインパクトが緩んでくる。前回のPINGのハーフワッキーに比べるとその差は歴然だ。あとスコッティ・キャメロンのパターのセンターネックのいいところは、ライ角がアップライト目ということ僕には構えやすい。

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どんなものか知るために買取保証100%還元を狙って買ったけど、ユーザーはなぜこのパターがほしいのか理由がわかった。前回のハーフワッキーがかなり好調なせいもあって買った当日に売りました。


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