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ナイキ メソッドモダンクラシックパター MOD90

赤羽ゴルフ倶楽部がホームコースになって、週2回は電車で薄暮プレーに通っている。以前スコッティ・キャメロンのフューチュラXのセミ中尺ともいえるデュアルバランスを取り上げた。重心のとても深いパターを打って、ミスに対する強さとオートマチック感を強く感じた。しかし高麗グリーンで使うとどうしてもパ
チンと打ちたくなる。こういうオートマチック系はゆっくりストロークするにはとてもいいが、速くストロークすることが出来ない。フューチュラXも赤羽ゴルフ倶楽部で試してすぐに断捨離。もちろん高速グリーンではそれなりにいいのだが、使う機会が少なそうだったのが理由だ。

パターは重心が浅いほうが自分の感覚とヘッドの動きがダイレクトに反応する。ゴルフの歴史でみると重心の深いパターというのは、創世記から40年前まで存在しなかった。アクシネットのブルズアイというキャッシュインの代表的なパターであるとか、L字パターの名器ウイルソンの8802など、重心が浅いダイレクトなパターばかりだった。L字やT字のパターは、どうやっても構造的に重心位置が深くならない。

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パターの革新的な進化の歴史は、トウヒールに重量を配置してキャビティ効果を狙う、重心を深くする、アライメントを取りやすくする、が主な3つ。あとは伝統的な形状をいかに上手く見せるかというのを切磋琢磨しているといってもいいだろう。重心が浅く、赤羽の高麗グリーンにも対応できるぱちんと打てる新品のパターが無いだろうか?!と思って探していたが、ナイキから発売されていた。伝統的な形状の代表といえるキャッシュイン形状に、革新技術を加えたと言うパターが、ナイキのメソッドモダンクラシックパター。

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まさに現代版キャッシュインパターといえるだろう。現代版というだけあって、トウヒールにタングステンウエイトが配置されて、アクシネットのブルズアイと比べるとヘッドも1.3から1.5倍ぐらい大きくなっているまずストロークしてビビったのは、ヘッドがグラグラ動く感じがする。反面テイクバックも速く引ける
し、シャープにパチンと打てるのだ。ヘッドの挙動というか、安定感は無いが、迷いなくパチンと打てる感覚は、随分昔に忘れ去っていた感覚(笑)。やはり赤羽の高麗グリーンでは威力を発揮した。

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重心の深さとグリーンの速さは親密な関係があるようで、この40年でプロのメジャーの試合会場のグリーンと、我々がプレーするゴルフ場のグリーンは、劇的に高速化している。以前のメジャーの試合風景をYouTubeなどで見ると、歴史的な名手が手首を使ってパチンを打っているのが見られると思う。しかし高速グリーンでも、青木功やコーリー・ペイビンなどパチンと打ちたい人も少なくない。特に重心の深いパターで、インパクトが緩む人には、浅い重心のパターでしっかりヒットすることを覚えた方がいい。

トウヒールのタングステンだが、効果が有るような無いような・・正直劇的な効果は無いが、イマドキのパターとしての安心感を感じることが出来る。僕は真逆な2つのものを使うことで、真ん中が見えるとよく言うが、浅い重心のパターの代表として、オススメしたいパターと言えるだろう。

 

ナイキ メソッドコンセプトパター中尺(2012)

このインプレッションは、2012年4月に書かれたものです

劇的なババワトソンの優勝で今年のマスターズも終了。PING好きの僕としてはとても嬉しい。今まで常識とされていた、重心距離の長い、慣性モーメントの大きいヘッドは、ハードヒッターには向かないというのが、完全に覆されたと言えると思う。これは流行でなく、今後のゴルフクラブの流れになると思う。

慣性モーメントといえば、マスターズでも目立っていた中尺パター。中尺パターはベリーパターと呼ばれ、おへその当たりにグリップエンドを固定して振り子のように打てるからミスしにくいと言われているが、もう一つの重要な要素としては、重量が重くなるので、クラブとしての慣性モーメントが大きくなるというメリットがある。グリップエンドをおへその固定しなくても、パターとしての慣性モーメントがあるので軌道が安定する。慣性モーメントが大きい=動かしにくいということになり、動かしにくいが余計な動きをしにくく、結果ミスヒットしにくい。この動かしにくさは、オーガスタのデリケートなグリーンに対応するため。そしてミスヒットしにくく、慣性モーメントがある分ミスヒットにも強くなる。

僕のエースパターは、前々回に取り上げたナイキのメソッドコンセプト。これにアナライズの人気商品でもある「プロバランスパターキット」というグリップエンドに重量を加えて、慣性モーメントがアップする。シャフトスタビライザーのパター版を入れてチューニングをしている。3種類のウエイトがセットになっているから、イロイロ変えれて、ヘッドとウエイトのバランスをチェックしながら試せるのだけど、マスターズ中継を見ていたら、ナイキのメソッドコンセプトの中尺パターがどうしても欲しくなり。日曜日につるやゴルフ神田駅前店で衝動買いしてしまった。

中尺は総重量がぐんとアップする。通常の34インチのメソッドコンセプトは、重さが543g、それを0.5インチ伸ばして、プロバランスパターキットの50gのウエイトを入れているので600gになっている。衝動買いした中尺は長さ41インチで725gと、しっかり重量がある。そして通常より長めの54センチもある中尺用グリップが入っていて、これだけで多分100g近くあるはず。やはりエースパターよりも100g以上重い分ストロークしても安定感がある。

中尺のメリットは、重量があり手先で振れない分、ショルダーストロークの練習にもなり、使えば使うほど、パターの練習にもなる点も、オススメポイント。僕はおへそに付けずにストロークしているが、ヘッドを腹筋で押し出す感じが出ていい感じだ。中尺で慣性もーメンドが大きいわりには、ヘッドが巨大でない点も気に入っている。まだコースでは試していないが、次のラウンドで試してみた
いと思う

 

ナイキ メソッドコンセプトパター(2012)

このインプレッションは、2012年2月に書かれたものです

昨年の暮れに、パーゴルフの新製品カタログを作った時、オールドオーチャードゴルフクラブの練習グリーンで、新製品のパターをこれでもか!とテストした。その時に、僕の目線を釘付けにしたのは、ナイキのメソッドパターコンセプト。ワザと売れないパターをだしたのか?と感じるぐらい独特。変な形状のパターが売れたためしがないのを、ナイキはもちろん承知しているはず。わかりやすくトレンドを追いかけた、L字マレットであるとか、売れ筋を作っていればいいのだけど、にもかかわらずこんなパターを出したのは、何かあるな?!と思わず僕は深読みをしてしまった。

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人間というのは、シンメトリーなものに対して評価が高い、しかしこのメソッドコンセプトは、シンメトリーな部分が何一つ無いのだ。見るからに黒い部分にウエイトがあって、慣性モーメントの大きさを感じる。この形状、人間が本質的に好むシンメトリーとは無縁だが、非常に構えやすく、カッコイイと感じる。まるで故岡本太郎に通じるかっこ良さだ。彼のの世界観と共通したものを感じる。先入観を持たず、このパターを持つと実に構えやすいことに気がつく、そしてストロークしやすいのだ。僕の好きなフェイスバランスであり、シャフトのベント(曲げ)の具合が丁度いいのだ。シャフトを2ヶ所曲げて(ダブルベント)ライ角と、オフセットをつけるのだが、ライ角は僕の好きなアップライト目、オフセットは、シャフト1本分、とシャフト半分というモデルが多いが、これはシャフ
ト三分の二のオフセット。非常にいい具合に曲げてある。ボールを芯でとらえやすいように、上手く作られている。

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転がしてみると、音と転がりのイメージが一致するし、打感も気持ちいい。ヒールの出っ張りが効いているのか、引っ掛けが出にくい。これで目指せハーフ16パット。カラーリングは、僕の好きなアルファロメオを彷彿とさせる。41インチの中尺が、3月に出るのを知らずに買ってしまったのは仕方ないけど、35インチがラインナップされていないのが唯一の残念なところだ。