マーク金井blog

カテゴリー: 新製品情報

2023年02月03日超私的な考察  なぜ今どきのドライバーはカーボン素材を多用するのか!?

 

素人のゴルフのある意味極意かもしれません↓


お正月休みが明けたかと思ったら、もうすでに2月に入っています。この時期は寒さがもっとも厳しく、ゴルフをするのには防寒対策が欠かせません。今年は、ウールの靴下、ウールのタイツ、ウールのシャフトを新たなアイテムとして投入してますが、これが大当たり。ウールは油分を含んでいるからでしょう。かかとのひび割れに悩まされることがなくなました。そして汗をかいた時にも乾きやすく、汗冷えしなくなりました。

 

 

 

 

今さらながらウール(メリノウール)繊維のありがたみを感じておりますが、唯一気になるのは毛玉ができやすいこと。ウール繊維は選択を重ねるごとに毛玉が増えてくるのを避けられません。繊維の特性だから致し方ないとはいえ、この点だけは少しモヤモヤしています。

 

 

 

 

防寒用のアンダーウエアでは化学繊維と天然繊維とを選ぶことができます。どちらにもメリット、デメリットがあるから併売されているのだと思いますが、ゴルフのドライバーに関しても2つの素材がしのぎを削っています。

 

 

 

 

今どきのドライバーヘッドに使われる素材は、、、

 

 

 

 

 ・ひとつは金属素材のチタン
 ・もうひとつは炭素繊維のカーボンです

 

 

 

 

 

 近年はチタンとカーボンを組み合わせたドライバーヘッドが多いですが、フルチタンもあります。対してフルカーボンのドライバーはかつてはありましたが、今はありません。

 

 

 

 

テーラーメイドのステルス2にしてもキャロウェイのパラダイムにしてもカーボンとチタンの両方の素材を使っています。ちなみに、ステルス2は前作よりもカーボンの専有面積を増やし、パラダイムは極薄カーボンを筒状にしてヘッドの中央部分に採用しています。

 

 

 

 

 

カーボンは比重が軽く設計の自由度が上がるとメーカー側はアピールしています。たしかに、金属のチタンに比べるとカーボンの方がはるかに比重が軽く、カーボンの専有面積を増やした方が余剰重量を生み出せ、設計の自由度を上げられます。

 

 

 

 

ただし、カーボンとチタンを組み合わせてヘッドを作れば、それだけで慣性モーメントが大きくなるとは限りません。物体(ヘッド)の外周に重量を多く配することで慣性モーメントの数値は大きくなりますが、カーボン素材を採用せずとも数値を大きくすることは可能だからです。

 

 

 

 

実際、かつてのナイキのドライバーはフルチタンのヘッドでルール上限の慣性モーメントを達成しています。

 

 

 

 

では、なぜヘッド素材にカーボンを多用するドライバーが増えているのか?

 

 

 

 

超私的に設計の自由度に加え、新しさをアピールできるからではないかと思っています。別言すれば、フルチタンだと目新しさを出すのが困難になってきたのでしょう。フルチタンドライバーが市場を席巻したのが1993年前後。すでに30年以上経過しているわけですから、、、、、

 

 

 

 

ゴルフクラブに限りませんが、新製品には目新しさが欠かせません。カーボン素材というのは素材そのものにもメリットがありますが、加えて、チタンよりも目新しさをアピールしやすいという点も見逃せないのです。

 

 

 

 

2023年の新作ドライバーは足並みを揃えるかのように、チタンとカーボンを組み合わせたヘッドになっています。もちろん各社とも、それぞれ独自性を出したモノ作りがなされてますが、慣性モーメントの数値や重心特性を計測してみると、見た目ほど大きな差はありません。ヘッドの性能に関しては、30年前よりも現在の方が同質化しつつあるのです。

 

 

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2023年02月01日超私的なシャフト試打  フジクラ ベンタスレッドTRの特性はどんなものか!?

意外と好評?ウェア編


月曜日はロッテ皆吉台CCにて18ホールをプレー。今回も乗用カートにはほとんど乗らなかったこともあり、18ホールで約1万9000歩ほど歩くことができました。

 

 

 

せっかくの18ホールということもあって、今回は新作シャフトを2本持ち込み、前半のインコースではフジクラのベンタスレッドTRピンのG430LSTに装着して打ってきました(スタートホールのみ短尺スチール使用)。

 

 

 

長さは45インチ(ヒールエンド計測)でスペックはこんな感じです。

 

 

 

 

50g台のシャフトなのに総重量が330gに達しているのはグリップ重量が約65gあるからです。ツアーベルベットのような50g前後のグリップを装着すれば、総重量は310グラム台になるかと思います。

 

 

 

 

 

 

ベンタスブルーTRとの数値の差はそれほど大きくありませんが、ワッグルしてみると両者の違いが手に伝わります。

 

 

 

 

ブルーのTRは手元側にしなりのポイントを感じるのに対して、レッドのTRはブルーのTRほど手元側はしなりません。しなりのポイントはブルーのTRよりもシャフトの中間寄り。そして、先端側がブルーのTRよりもしなり量が多いのが手に伝わります。

 

 

 

 

ワッグルした段階で、レッドのTRブルーのTRよりも捕まりを良くしたい意図が窺われます。ただし、とにかく捕まり重視というよりは、ブルーのTRと比較して捕まりやすいという感じです。

 

 

 

 

実際に打ってみてもワッグル通りでした。ロッテ皆吉台の12番ホールは左に大きくドッグレッグしたパー4。曲がり角よりも10ヤードぐらい狙ってうったら、狙った方向に打ち出され、軽いドロー弾道でフェアウェイに着弾。目視ですが5ヤードほど左に曲がった感じです。

 

 

 

他のホールでも軽いドロー弾道になり、右にスッポ抜けるミスは出ません。ただし、左に大きく曲げようとした時も左曲がりの度合いは控えめ。強いドローを打とうとしたホールでは、イメージとは裏腹にほぼストレートに近い弾道。インサイドからあおって打ってみても、左に曲がる度合いが少なかったです。

 

 

ブルーのTRに比べると先端側が少し軟らかいので捕まりが良いですが、しなり戻りはスピーダー系ほど速くないのでしょう。インパクトゾーンでは鋭くしなり戻るのではなく、ベンタスならではのややスローにしなり戻る感じ。弾き系というよりは粘り系のような感じなので、捕まるけれど捕まり過ぎない弾道が打てるのではないかと思います。

 

 

 

 

ベンタスシリーズのシャフトというのはスピーダーNXシリーズにとは違って、インパクトゾーンでのシャフトのしなり戻りの加速感をあえて抑えて設計しているのではないかと思っています。

 

 

 

ベンタスシリーズはスイング中にシャフトが出しゃばりません。

 

 

 

シャフトが出しゃばらない中でも、レッドのTRは捕まりが少し良くなるような味付けがなされていると思われます。

 

 

 

 

超私的には、コントロールが利いたフェードを打つならブルーのTR、コントロールが利いた曲がりの少ないドローを打つならレッドのTRをお勧めしたいです。

 

 

 

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2023年01月18日超私的な試打  ピンG430HLの対象ユーザーはヘッドスピードが○○○ゴルファーです!!

視聴回数は期待できませんが、これはホントやってみて下さい!


 

1月も半ばに入り、マーク金井は早朝スノボと冬ゴルフの掛け持ちが本格化してきました。今週も千葉市民赤羽でゴルフ、ガーラ湯沢にて早朝スノボに勤しむ予定です。

 

 

 

55歳から本格的にスノボを始めたので今年で10年目のシーズンとなります。スノボとゴルフはまったく関係なさそうですが、実は、身体の使い方に関してはかなり共通点があります。股関節やヒザの動き、重心の移動、そして先行動作というのはスノボもゴルフ同じような所があったりするのです。

 

 

 

だからでしょう。午前中にスノボをやった午後にゴルフをプレーしても違和感がありません。1日にスノボとゴルフを両方やる人はめったにいないと思いますが、ゴルフに悪影響はまったく出ません。スノボの直後だからと言って飛距離が落ちることもないですし、左右にボールが曲がる度合いが大きくもならないです。

 

 

 

加えて、今月もスノボの合間に新作クラブの試打もやっておりますが、今のところ加齢による飛距離ダウンはなさそうです。先週、ピンのG430HLを試打しましたが、トラックマン計測で楽に260ヤードを超えていました。普段使っている短尺スチールドライバーよりも20ヤード以上飛んでました。

 

 

 

さて、このG430HL

 

 

 

すでに発売されているG430シリーズとはかなり対象ユーザーが異なります。G400シリーズ以降、ピンは兄弟モデルをラインアップしてきてますが、このHLの一番の特徴はクラブ重量が非常に軽く仕立てられてます。

 

 

 

  • ヘッド重量が軽く
  • シャフトが軽く
  • グリップが軽く

 

 

 

なっているのです。このところのGシリーズのヘッド重量は200グラムを超えているのが当たり前。G430シリーズに関しても、例えばLSTはヘッド重量が約205グラム(スリーブ込み)。

 

 

 

対して、HLは約195グラムと10グラムも軽くなっています。

 

 

 

G430シリーズの場合、バックフェース側にウエートが装着されています。HLはこの重量を軽くすることでヘッドを軽くしています。ちなみに、バックフェース側を軽くするということは、、、従来のG430シリーズよりも重心が少し浅くなり、重心が少し浅くなればスイートスポット位置も少し低くなってきます。

 

 

 

 

シャフトに関しても軽量化が図られ、38グラムと45グラムの2種類がラインアップ。どちらもフジクラスピーダーNXのロゴが大きく入ってますが、設計はピンオリジナルとのこと。試打した感じでは38グラムの方はシャフト全体がムチのようにしなり、かなり軟らかい。45グラムの方は手元から中間部分まではしっかり感があり、先端が鋭くしなるタイプです。

 

どちらもワンフレックスですが、同じモデルとは思えないほどしなりのフィーリングは異なります。

 

 

 

 

グリップも従来のG430シリーズと異なり、ピンとしては恐らく初めてイオミックが採用されてます。従来からのツアーベルベットラウンド(アクア)よりも10グラム軽量化されているとのことで、グリップ重量は40g前後でしょう。

 

 

ヘッド、シャフト、グリップのすべてを軽くすることでG430HLはピン史上最軽量となり、総重量は30グラム台のシャフトを装着したモデルだと約265グラム。男性用ドライバーとしては超軽量の部類に属します。

 

 

 

 

これらのスペックを考えるとG430HLのライバルはテーラーメイドのステルスグローレキャロウェイのパラダイムマックスファストを意識したモデル。別言すれば、非力なゴルファー、シニアゴルファー、レディスクラブでは物足りないと感じているレディスゴルファーを強く意識したモノ作りがなされてます。

 

 

 

 

ヘッドスピードに関しては35~39m/sぐらいのアマチュアゴルファーが振りやすく、そして飛ばしやすく設計されています。

 

 

 

 

ピンがここまで軽量ドライバーを積極的にはプロモーションしてきたのには正直驚きましたが、軽量ドライバーを求めるアマチュアゴルファーにとっては魅力的なプロダクトだと思います。

 

 

 

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2023年01月16日超私的な考察  テーラーメイドのステルス2とキャロウェイのパラダイムはどこがどう違うのか!?

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先週はテーラーメイドピンキャロウェイの新製品記者発表がありました。テーラーステルス2キャロウェイパラダイムはまだ試打してませんが、ピンG430HLトラックマンを使って打ちました。

 

 

記者発表の前に、YouTubeにてステルス2パラダイムについて超私的な両者比較をしました。まったく製品内容をしらない段階で好き勝手なことを喋りましたが、プレスリリースを見る限りではそれほど予想は外れてませんでした。ステルス2は前作以上にカーボンにこだわり、パラダイムに関してはFTツアーをアウフヘーベン(螺旋的発展)をさせた仕上がりになっています。

 

 

 

 

では、ステルス2パラダイムは何がどう違うのか?

 

 

 

 

 

今どきのドライバーはどのメーカーも同質化しつつありますが、ステルス2パラダイムは同質化している所と、まったく同質化していない所があります。

 

 

 

 

まず同質化している所は、どちらも慣性モーメントの数値を高くすることにこだわっている所でしょう。

 

 

 

 

ステルス2ではカーボンの容量を拡大することで慣性モーメントの数値向上を達成し、パラダイムの方はフェースとバックフェース側に重量を多く配分することで慣性モーメントの数値向上を達成させています。ちなみに、キャロウェイはヘッドの中間部分をシャーシと呼び、ここを超軽量にしています。

 

 

 

 

 では、ステルス2パラダイムの飛ばしに関する手法の違いはどこなのか?

 

 

 

 

テーラーメイドはフェースではなくボディで飛ばすそうです。

 

 

 

 

カーボンフェースはインパクトで若干当たり負けするそうですが、当たった直後にボディが押し返す力が強いとのこと。ボディ、特にヘッドの後方部がボールを力強く押し出すことでボール初速が上がる構造になっているアピールしています。ちなみに、テーラーメイドはカーボンフェースというのはCT値(反発係数の目安)は高くならないが、ボール初速は効率良く出るとも謳っています。

 

 

 

 

対してキャロウェイは、FTツアーと同じくパラダイムでもフェースで飛ばすことをアピールしています。

 

 

 

 

具体的には、AIによってチタンフェースとジェイルブレイクをさらに進化させているとのこと。さらなるボールスピード(ボール初速)をフェース全体で実現させているとアピールしています。このアナウンスを聞く限りでは、ステルス2よりもパラダイムの方がCT値が高いことが予想されます。

 

 

 

 

ボディで飛ばすステルス2と、フェースで飛ばすパラダイム

 

 

 

 

 

どちらのロジックともにそれなりのエビデンスがあるのは間違いありませんが、飛びのセールスポイントを生かすも殺すもそれは、、、、ゴルファー次第でしょう。

 

 

 

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2023年01月09日超私的な考察  2023年新作ドライバーはますます「1発の飛び」に特化する!?

禁断予想しています! メーカーさんゴメンナサイ


1月4日に赤羽ゴルフ倶楽部にて初打ちをすませ、1月6日にガーラ湯沢にてスノボの初滑りをすませてきました。ちなみに、1月5日は中山競馬場にて金杯をライブ観戦してきました。

 

 

 

この3連休が終わると、米国メーカーの新製品記者発表が立て続けに催されます。テーラーメイドキャロウェイ、そしてG430を出したばかりのピンからも新しいクラブが出るみたいです。

 

 

 

 

すでにSNSで画像がアップされていますが、テーラーメイドはステルスシリーズの2代目となるステルス2、キャロウェイからはまったく新しいブランドとなるパラダイムが出ます。

 

 

 

画像を見る限りではステルス2は初代同様、カーボンフェースが採用されたカーボンウッドでしょう。パラダイムに関してはフェース側がチタンで、ボディがカーボンのコンポジット構造でしょう。画像を見る限りでは、2010年に登場したFTツアーと構造が非常に似ている感じがします。ちなみにピンは今の所、SNSには何の画像もアップがなされていません。


 

 

2023年もテーラーメイドキャロウェイがクラブ業界を牽引すると思われますが、どちらも強くアピールするのは「さらなる飛び」でしょう。これまでもそうですが、飛距離性能が高いクラブの方が売れるからです。

 

 

 

 

 

では、どんな風に飛びの性能をアップさせているのか?

 

 

 

 

 

 超私的に予想するのは、ショップで試打した時に「1発の飛び」が出るドライバーが増えるような気がしてます。

 

 

 

 

近年はゴルフショップで試打するのが当たり前になり、ショップには弾道計測器が完備されています。このため、ゴルファーは一番飛ぶクラブはどれなのかが、感覚ではなくて数値で分ってしまうからです。

 

 

 

 

そして、多くのアマチュアゴルファーは、今まで打ったことがない飛距離が出るクラブに魅力を感じ、今まで打ったことがない飛距離が出るクラブを買い求めるからです。

 

 

 

 

 

弾道計測器が普及したことにより、感覚ではなく数値で飛距離に関するパフォーマンスを比べることができるようになりました。クラブメーカーは当然のことながら、それが分っているから「1発の飛び」をいかに出せるかに注力せざるを得ないとも言えます。

 

 

 

 

これまでもそうでしたが、この2023年も「一発の飛び」に特化したドライバーが増えてくることが予想されますが、その結果として市販ドライバーの多くは「同質化」が避けられなくなるでしょう。

 

 

 

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