マーク金井blog

カテゴリー: ゴルフ業界情報

2017年11月02日超私的な考察 2017東京モーターショーから占うゴルフの未来とは!?

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昨日は夕方4時から東京モーターショーを見学してきました。モーターショーは東京ビックサイトでの開催で、今回はインターネットでチケットを入手。ゴルフの薄暮プレーと同じく、モーターショーにも薄暮チケットがあり、こちらは通常のチケットの半額です。

新橋からゆりかもめに乗って午後4時ちょうどにビックサイトに到着したのですが、駅からすでに大混雑。モーターショーを見終えた人だけでなく、薄暮タイムからの入場者もこれでもかってぐらいいました。体感的にはゴルフフェアの来場者の10倍以上っていう感じです。展示場内も人であふれかえっており、「クルマ離れ」とは思えないほどの人であふれかえっていました。

 

さて、この東京モーターショー。今回が45回目の開催となりますが、テーマは、、、

 

「世界を、ここから動かそう。 BEYOND THE MOTOR」

 

メーカー各社は現行モデルを展示するだけでなく、未来のクルマを大々的に展示してました。電気自動車、自動運転、そしてVR(ヴァーチャルリアリティ)。F1マシンとかも展示してますが、ムードとしてはクルマを「快適な移動手段」として進化させていこうする意図(トレンド)を強く感じました。そして、BMWのキャッチフレーズである「駆け抜ける喜び」というのをコンセプトにしているメーカーはかなり少なく、超私的なことを言わせてもらうと、クルマを操る楽しみを積極的にアピールしていたのはBMWとポルシェとルノーぐらいでした。

 

 

クルマは確かに移動手段ですが、ドライビング(運転)を楽しめる乗り物でもあります。しかしながら、若者の「クルマ離れ」が加速していることもあって、車メーカーは「ファン・トゥ・ドライブ」は一部のカーマニアを除いて終息するという予測を立てているような感じがします。時代の変化と言ってしまえばそれまですが、クルマを単なる移動手段と思っていない人間にとっては、これからは肩身が狭くなりそうです。

 

では、ゴルフの未来はどうなのか?

 

 

ゴルフ人口は減少に歯止めがかかりませんし、アマチュアゴルファーの平均年齢は60歳をゆうに越えています。ゴルフ量販店の顧客平均年齢は65歳ということを考えると、「クルマ離れ」以上に「ゴルフ離れ」は深刻です。このまま何も手を打たないようであれば、ゴルフ業界の未来は決して明るくないと思います。

 

 

 では、どんなことに取り組めばゴルフの未来は明るくなるのか?

 

 

超私的なことを言わせてもらえるならば2つ提案したいことがあります。ひとつは、ゴルフは「大人のスポーツ宣言」。小金井カントリークラブはプレーヤーに年齢制限があり、ビジター男性は35歳以上でないとプレーできません。プレーできないとなると、プレーしたくなるのが人間心理です。なので、例えばゴルフは30歳以上から始めること推奨したいです。「お酒とタバコは20歳から」「ギャンブルができるのも20歳から」、ならば「ゴルフは30歳から」というキャンペーンを貼り、ゴルフを「大人のたしなみ」に持って行くのです。もちろん30歳以下でゴルフをやってもいいのですが、30歳すぎたらゴルフというマインド(文化)を築くようにするのです。

 

 

大人になったら「やっぱりゴルフがいいよね」というマインド(文化)を上手く作り上げることができれば、「30歳で初めて50歳でシングルになる」というストーリーを作れば、ゴルフは大人の遊びとして定着しますし、それはゴルフ人口を一定数増やすことにつながると思います。

 

もうひとつは、徹底的に飛距離を競うジャンルを作り上げる。ドライバーもアイアンも、今どきのクラブは飛距離重視。アマチュアが飛距離を求めているからクラブメーカーが飛ぶクラブを作っているのならば、それを大々的に認めてしまう。そして、スコアではなく飛距離を追求するゲームを作るのです。

 

飛距離で競うというとドラコン競技になりますが、これをもっと簡素化します。野外ではなくて、室内で手軽にできるようにします。シミュレーションゴルフを簡素化し、とにかく飛距離計測に特化した設備を作り、10分とか15分で1ゲームを楽しめるようにします。ドライバーでぶっ飛ばすだけならば、クラブは1本で済むのでプレーを始めるハードを下げられます。そしてそして、飛距離追求ゲームにすれば、VR(ヴァーチャルリアリティ)でドラコン競技も出来るようになります。これならゴルフに対するハードルを一気に下げられますし、ゲームが好きな人も参入しやすくなります。

 

 

ただボールを遠くにかっ飛ばすことからでもいいから、ゴルフクラブを手に持って、ゴルフクラブでボールを打って爽快感を味わう。この爽快感を味わう人を増やすことに成功すれば、その次の段階として本来のゴルフに興味を持つ人の分母(数)を増やすことにつながると思います~。

 

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2017年08月29日超私的な考察 ゴルフ練習場が新たな顧客を集めるために取り組むべき事とは!?

 

8月最後の日曜日、生まれて初めてJR新川崎駅に行きました。目的地はゴルフ練習場のLINX新川崎。ここで日本初のLEDGOLFのイベントゲストとして参加してきました。

LEDGOLFとは、その名の通りに「LEDのキラキラな照明」×「ゴルフ練習場」を組み合わせた取り組みです。練習場のフェアウェイがLEDライトアップされ、打席にはスキー場のように音楽がガンガンかかっています。

 

LEDの照明によって普段見慣れた練習場の景色が、一瞬にして異空間に変わりました。演劇でもそうですが照明の威力は絶大です。テーマは「スペースワールド」だそうです。

 

マーク金井はトークショーと、最後に自ら発光するゴルフボール(LEDボール)を使ってのドライバーのデモンストレーション。後にも先にも打てるのは1球だけ。この1球だけという緊張感を存分に楽しむために手にしたのはアナライズオリジナル「バンパードライバー」です。DJのかけ声とともに放ったショットは狙い通りドロー弾道の放物線を描き奥のネットに突き刺さりました。真っ暗な空間に青く光ったボールが飛んでいく様は、なんとも幻想的で新鮮でした。

今回のイベントが開催されたLINX新川崎は立地も良く、こんな大がかりなイベントをしなくてもお客様はどんどんやってくるでしょう。にも関わらず、これまでの練習場の常識を覆すような大胆な貸し切りイベントを開催。ゴルフ練習場の新しいスタイルを我々に見せてくれ、そして体験させてくれました。

 

米国にはすでにエンターテインメント型ゴルフ練習場として「トップゴルフ」がありますが、日本では未だ「トップゴルフ」のようなスタイルの練習場はありません。そういう意味では、今回のLINX新川崎でのLEDGOLFは、エンターテインメント型練習場の第一歩を踏み出したと言えるでしょう。10年後の練習場はこんな風になっている可能性も大いにあります。

 

 

そこで今回のエントリーは、これからのゴルフ練習場が取り組んだらいいと思う事を、超私的に書いてみたいと思います。

 

現在の練習場のサービスをざっと挙げると、こんな感じです。

 

・ボールが打てる(時間制打放題が増えた)
・飛んでいくボールを目で追える(広い所の方がgood)
・オートティーアップ(ティの高さも変えられる)
・スイングチェックできる機器が設置されている
・空調がある(エアコン、ミスト、暖房)

 

マーク金井がゴルフを始めた44年前に比べると、かなりサービスが充実しています。ボールを打つことに関してはかなり快適になっていますが、本質的には44年前も現在も変わっていないことがあります。それは、ボールを打つ場所、ゴルフの練習をする場所を提供しているというスタンス。練習場だから当たり前といえば当たり前なんですが、昔も今も、訓練の場という感じです。

 

では、練習場は新たにどんなサービスを提供すれば新しい顧客を取り込めるのか?

 

 

ロードサイドにある回転寿司屋さんみたいな感じになるのがいいと思います。

 

 

回転寿司ポピュラーになる前は、お寿司を食べに行くというのは手軽ではありませんでした。お寿司というのは高級料理でしたし、お寿司屋さんは子供連れで行きづらい場所でもありました。それが回転寿司が普及したことで、お寿司を日常的に食べる人が劇的に増え、家族でお寿司を食べに行きやすくもなりました。

 

回転寿司は本格的な江戸前寿司とは違います。昔からあるネタもありますが、「これってお寿司と呼んでいいの?」と言いたくなるようなお寿司「もどき」もあったりします。しかしながら、小さい頃から回転寿司に行っていれば、その中の何割かは本格的なお寿司を食べたり、回らないお寿司屋さんに行く人も出てきます。回転寿司はお寿司を食べる分母を広げているのです。

ゴルフもしかり。

 

現在のゴルフ練習場の多くは、ゴルフ場に行く人が主たる顧客。お寿司に例えるならば、すでに高級寿司を食べている人ばかり。もしも練習場が新規顧客を獲得したいのであれば、ヒントは回転寿司。そうですゴルフ「もどき」を提供することであり、練習場で完結するようなサービスを提供することです。

 

米国のトップゴルフのように、今回のLEDGOLFのように練習場を練習場の場としてでなく、楽しめる場にしてしまうことです。例えるならば、ボウリング場やバッティングセンターに近くして、そこに行けば遊びが完結する。ゴルフの魅力のひとつはボールを遠くに飛ばせること、そしてターゲットを狙うこと。この2つを初心者でも楽しめるサービスを提供していけば、ゴルフに対するハードルが下がりますし、それは新規顧客獲得にもつながります。

 

 

では、具体的にはどんなことから始めればいいのか?

 

 

回転寿司はロボットで寿司を作れるようになったことが大きいです。それまで難しいとされていた「寿司を握る」ということがオートメーションになっています。ゴルフに関して言えば、初心者は「ボールが上手く打てない」「ゴルフが難しい」というのがハードルの高さになっています。ならば、初心者にもやさしく打てるクラブ(道具)を提供すればいい。昨年、「バンパードライバー」を作りましたが、これは重心距離をほぼゼロに設計することで、初心者でも簡単にナイスショットが打てるクラブ。ルール不適合なので、いわば「ゴルフクラブもどき」ですが、初心者でも簡単にボールが打てるようになればゴルフに対するハードルを確実に下げられます。

 

昨日のLEDGOLFを体験して、「バンパードライバー」はこれからの練習場には欠かせないアイテム、初心者にゴルフを楽しんでもらえるアイテムなると確信しました。これからは、ゴルフ練習場に「バンパードライバー」をレンタルクラブとして置いてもらえるように、日本全国を行脚します~。

 

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2017年05月14日超私的な提案 ゴルフ人口減少に歯止めをかける一番確実な方法とは!?

一昨日は高反発ボール「飛砲」(リンクス)のプロモーション動画の撮影、そして、昨日はアナライズセミナーデー。前半は打点位置を矯正する方法をつかめる「打点セミナー」、30分の休憩後の後半は、正しいヘッドを軌道を体感できる「オンプレーンセミナー」を実施。あいにくの悪天候だったにもかかわらず、どちらも満員御礼でした。

アナライズのセミナーは6名と少数定員ですが、これには理由があります。マーク金井はものすごく喋りますが、決して一方通行ではありません。セミナー受講者は90分の間に、最低でも5回以上の質問を受け、それに答えなくてはなりません。質問の内容はゴルフだけではなく、ゴルフ以外のことも聞かれます。アナライズのセミナーは受講者の質問回答によっても成り立っているのです。

 

セミナーは午後2時30分に終わり、その後、クラブ診断(MCB)を行なった後に厚木に移動。厚木の往復ではロマンスカーに乗っていますが、快適な車内で読んだのが、、、

 

ゴルフが消える日
至高のスポーツは「贅沢」「接待」から脱却できるか
(赤坂厚著、中公新書ラクレ)

本の帯には、ゴルフに関するデータが書かれています。

 

・ゴルフ人口 1200万人(1994年)→840万人(2012年)
・ゴルフ場市場 1兆9610億円(1992年)→9010億円(2013年)
・ゴルフ用品市場 6240億円(1991年)→3400億円(2013年)
・練習場市場 3140億円(1993年)→1290億円(2013年)
(以上、ゴルフが消える日より引用)

 

 

現在は2017年ですから、このデータよりもさらにゴルフ人口は減っていますし、市場規模も縮小しています。それを考えると、ゴルフ人口は最盛期の約6割、ゴルフ市場規模は最盛期の半分以下に落ち込んでいると思って間違いないでしょう。この本のタイトルはかなり過激ですが、一般企業で市場は半分になってしまえば、淘汰される会社(企業)は相当数あると思います。最近、アディダスグループがテーラーメイドを売却していますが、この数字を見れば企業存続のために「売却」というのは致し方ないとも言えます。

 

では、このままゴルフは消えてしまうのか?

 

現在のゴルフ人口は約700万人。その中で多数を占めているのが団塊世代です。実際、ゴルフ場にアクティブに通っているゴルファーを調査してみても、60歳以上のシニア層が相当数います。マーク金井は現在58歳ですが、ゴルフ場に行けば自分が最高年齢なんてことはまずありません。50歳以下のゴルファーよりも、65歳以上のゴルファーの方が多いのが当たり前です。

 

団塊世代は元気な方が多いですが、それでも70歳を越えてくるとゴルフから卒業する人が増えてくると思います。2020年は東京オリンピックが開催されますが、ちょうどこの時期に団塊世代は70歳を過ぎます。もしもこのまま新規ゴルファーが増えてこなければ、東京オリンピック開催時期にゴルフ人口が500万人を下回る可能性が高いです。

 

そしてゴルフ人口が500万人を下回れば、ゴルフの市場規模は最盛期の3分の1ぐらまで縮小することが大いに予想されます。

 

ゴルフをやらない人にとって、ゴルフ人口が減ることに対して違和感はそれほどないでしょう。例えば、マーク金井が大学生の頃は(1970年代)、雀荘(麻雀店)、ビリヤード場がこれでもかってぐらいありましたが、現在はその数は半分以下。もっと遡るれば、昔はアイススケート場があちらこちらにありましたが、現在、その数は5分1以下です。かつて流行っていたスポーツ、レジャー業種で、昔よりも現在の方が増えているので思い浮かぶのはランニングぐらいです。

 

 では、このままゴルフ人口は減り続けるのか?

 

 

ゴルフに限らず、スポーツは「衣食住」と違って必要不可欠なモノではありません。しかしながら、スポーツをやることで得られることも多々有ります。ゴルフもしかり。ゴルフには、日常生活では得れない体験を味わえますし、ゴルフは他のスポーツで得られない快感を得られます。ざっと上げると、、、

 

  •  ボールを遠くにかっ飛ばせる
  •  小学生からシニアまで同じ土俵で戦える
  •  ナイスショットを打ったときの爽快感
  •  運動自体は地味なのに、「得も言われぬ」緊張と興奮を味わえる

 

ゴルフはただ止っているボールを棒状の道具(クラブ)で打つだけです。ゴルフをやらない人(ゴルフに興味が無い人)にとっては、激しい動きではないことから「おじさん向け」というイメージがあります。しかしながら、その一方で、ゴルフ嫌いな人ほど、いざゴルフを始めると「ゴルフのとりこ」になったり「ゴルフに夢中」になったりします。ゴルフは、やらない時とやった時とでイメージがガラッと変わるスポーツです。

 

言い換えると、ゴルフは実際に体験し、初期の段階でその魅力を体験することが求められるスポーツとも言えます。この導線を上手く作ることができれば、ゴルフ人口減少に歯止めがかかるだけでなく、ゴルフ人口を増やせると思います。

 

では、どうすればゴルフを始める人が増え、ゴルフの楽しさを体験できるのか?

 

一番確実な方法は、すでにゴルフをやっている人が、ゴルフをやっていない自分の友達を引き釣り込むことです。そして、ゴルフ練習場に連れていった時、できるだけ早い段階でボールをスカッとかっ飛ばす体験を味わってもらうことです。この2つが上手くつながってくれば、ゴルフをしたくなる人は確実に増えます。

ゴルフ新規参入者がやさしくボールをかっ飛ばすためには、やさしい道具を使うことが手っ取り早い方法です。今どきのクラブはやさしくなっていますが、それでも新規参入者にとってやさしい道具ではありません。本当にやさしい道具とは、野球のバットのようにシャフトの軸線上で打てるクラブ。マーク金井は、重心距離がほぼゼロのドライバー、

 

 バンパードライバーを作りましたが、これは構造がバットと似ています。見た目はかなり独特ですが、重心距離はわずか9mm(通常のドライバーの重心距離は36mm以上)なので、初心者でも芯に当てやすくなっています。

 

重心距離が極端に短いドライバーをクラブメーカーが作らないのは、ルール不適合だからです。ルール不適合だから作らないというのは確かに理に叶っていますが、ゴルフクラブに関するルールはしょっちゅう変わります。もしも本当に、ゴルフ業界がゴルフ人口を増やしたいと本気で考えているならば、野球のバットのようなゴルフクラブをルール適合にすることだと、超私的に思っています~。

 

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2017年04月20日超私的な提案 競技ゴルファーの減少を食い止めるための非常識な方法とは!?

 

ゴルフ人口の減少に歯止めが掛からないと言われてますが、アマチュア競技に参加する人も減ってきています。パブリック協会が主催する競技を始め、新聞社主催競技、JGAKGA)が主催する競技の出場者も減少しています。男子ツアーの競技数が減っているだけでなく、アマチュア競技もこのままでは減少の一途を辿ってます。20年前ぐらいまではアマチュア競技は盛況でしたが、今は多くの大会で定員割れしています。

 

マーク金井もアマチュア競技に出ていますが、その数はかなり減りました。競技時間がとてつもなく長いのと、、アマチュア競技の多くはお金がかかり過ぎるからです。かつてパブリック選手権や関東アマの予選も出てましたが、ハーフ3時間は当たり前。昼食時間を含めると18ホールプレーするのに7時間かかるなんてザラでした。数あるスポーツの中でも、ゴルフ以外で競技中に食事を取る競技はまれですし、7時間もかけてプレーする競技もまれです。プレー代金に関してもエントリーフィーとプレー代金を足すと軽く2万円を超えてきます。

 

 

 加えて、ゴルフ場が主宰する月例競技やクラチャンを除けば、アマチュア競技のほとんどは平日開催。週末しか休めないサラリーマンが出るにはかなりハードルが高いです。ゴルフ競技がよほど好きな人を除けば、従来からのフォーマットのままでは、競技に出たいという人は減ることはあっても増えることはないでしょう。

 

では、どうすれば競技ゴルファーを増やせるのか?

 

アマチュア競技に出たいという需要があるならば、以下のことを実施すれば競技ゴルファーの減少に歯止めを掛けられると思います。

 

・平日ではなく週末開催を増やす
・週末開催でも値段をリーズナブルに設定する
・18ホールではなく、9ホールで大会実施する
・できるだけ都心から近い場所で開催する

 

かなり常識外れかも知れませんが、やろうと思えば十分に可能です。週末開催で値段を安くする方法としては、、、

・早朝プレー、もしくは薄暮プレーで開催
・9ホールプレー
・セルフプレー
・パー3コースで開催

 

18ホールではなく9ホールにすれば時間とお金を節約できます。早朝や薄暮で試合を開催すれば、週末でも開催可能ですし、安い料金設定が可能だと思います。

 

これまでのアマチュア競技は平日の真っ昼間にやるというスタンスでした。そしてキャディ付きプレーも多いです。それを週末の早朝や薄暮にやるというスタンス、そしてセルフの9ホールに短縮するというスタンスになれば、お金と時間の両方を短縮できます。

 

もしも、そんな競技に魅力がないと感じるのであれば、ツアーに出たくても出ることができないツアープロが参加すればいいと思います。ツアープロと回れば、プロの技術を間近で観ることができますし、競技ゴルフの醍醐味も存分に味わえます。実際、MMT9では多くのアマチュア参加者が「もう一度参加したい」とおっしゃって下さってます。

競技ゴルフの目的はコース攻略もさることながら、競技という独特な環境の中でプレーすることです。極端なことを言ってしまえば、どこでやるかよりも、誰とやるかの方が大事です。競技に参加すると、プレッシャーがかかった状況、ドキドキしながらゴルフをすることの面白さを体験できます。また、自分の本当の実力を知ることができ、ゴルフに対するモチベーションを上げることにもつながります。

 

競技ゴルフというと「上級者のためのもの」と思われがちですが、そんなことはありません。スクラッチ競技でやる場合でも、ハンデキャップ別にカテゴリー分けをすれば、同じぐらいのレベルの人が同じ土俵で戦うことができます。

 

競技の面白さは競技に出ないと味わえません。しかし、現状のフォーマットのままでは競技に出るためのハードルが高過ぎるために、競技ゴルフというのは「ごく限られた人が参加する大会」という位置付から抜け出せないと思います~。

 

 

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2017年04月05日超私的な提案、プロゴルフトーナメントに最適なゴルフ場とは!?

今週はいよいよメジャー初戦の「マスターズ」が開幕します。日本からは松山英樹プロ、池田勇太プロ、そして谷原秀人プロが出場します。現地情報ではプレスセンターが新しくなっているそうで、これでますますマスターズを知る人が増えてくるでしょう。出場選手やコースもさることながら、マスターズ委員会のすごい所は情報公開が多岐にわたり、かつ頻繁にアップデートされていることです。

Magnolia Lane leads to the Founders Circle and the Clubhouse at Augusta National Golf Club, Tuesday, April 1, 2014.

 

マーク金井も一度だけマスターズを現地取材していますが、他のメジャー競技と比べると、この大会はメディアにはやさしくありません。全米オープンや全英オープンならば、カメラマンや取材記者はロープ内を歩くことができます。取材をしやすい配慮がなされてますが、マスターズはそうは問屋が卸してくれません。テレビをご覧になっていただくと分りますが、カメラマン、取材記者と言えどもロープ内を歩くことはできません。ロープ内を歩けるのは選手とキャディ、TVクルーと競技委員だけなのです。マスターズはパトロンと呼ばれるギャラリーが主賓なので、主賓を差し置いてコースを歩けないのです。

 

このため、取材記者はロープの外からパトロン(ギャラリー)と一緒に観戦することになるのですが、多くのパトロンはローフ際にすでに陣取ってます。このため、プレーヤーについて歩いていく場合(特に人気選手の場合)、人垣のかなり後ろ側から見ることになり、選手のプレーを追いかけるのが大変なんです。変な話、マスターズにおいてはコース内を歩くよりも、たくさんのモニターが設置されているプレスルームの方が観戦しやすいのです。恐らくサンデーバックナインの最中は、一部の取材記者を除けば、スタートホールのわきに位置するプレスルームから一歩も出ることはないでしょう。

 

まあマスターズに限りませんが、ゴルフは他のスポーツの競技に比べるとフィールドがとてつもなく広いです。また、優勝争いしている選手がコース内で分散することも多々あります。現状ではコースで特定の選手を追いかけてしまうと、試合争いを見損なうリスクがかなり高くなります。

 

対して、同じ球技でも野球やサッカー、バスケットボールといったスポーツはフィールドが小さいこともあり、フィールドを取り囲むようにスタンドがあし、観客は座ってすべてを観戦できます。もちろん、取材記者も観客と同じくスタンドから観戦できます。取材記者はトイレにいかなければ試合中の大事なプレーを見逃すことはありません。

 

何を今さらというようなことを書きましたが、もしもゴルフを普及させることが本当に必要であるならば、観戦方法を変えた方がいいと感じています。かつてキャロウェイはサンディエゴの野球場、ペトコパークにゴルフコースを作りましたが、まさに、これがゴルフの未来図になると思ってます。例えば、東京ドームや埼玉スタジアムのような競技場を作り、その中に3ホール作る。選手はその3ホールを3回プレーしてスコアを競う。もしくは3ホールのマッチプレーを繰り返して、勝者を決める。ゴルフも野球やサッカーのようにスタジアムで観戦できるようにするのです。

ゴルフは「自然との闘い」と言われてますが、今のフォーマットのままではゴルフを見るスポーツして発展させるのが難しいような気がします。ゴルフ場は広大すぎて見るのが大変でしし、公共交通機関で手軽にゴルフ場に行けるところが非常に少ないからです。

 

ゴルフの魅力はいくつもありますが、プロスポーツの見所として考えられるのは

 

・ボールを遠くに飛ばす
・ボールを正確に飛ばす
・狙った場所に正確に運ぶ(距離感の精度を競う)
・入りそうにないロングパットを決める
・短いパットを確実に決める

 

これらに関しては、スタジアム内に作ったゴルフ場であっても実現可能なような気がします。そして、そのスタジアムを作るのにぴったりな場所が大阪にあります。それは、、、

 

万博記念公園です!!!!

 

万博公園は公園として憩いの場所になっていますが、広大な土地があります。加えて、モノレールの駅もあるので、アクセスも非常に良いです。エイプリルフールは過ぎてしまいましたが、もしもマーク金井が大阪都知事に立候補したならば、万博記念公園内に、世界初のゴルフスタジアムを建設し、マスターズのようにトーナメントの模様を全世界に配信したいです~。

 

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