マーク金井blog

2015年09月18日最新・ゴルフ飛ばしの科学 飛距離は何によって決まるのか!?

昨日の関東エリアは一日中、雨が降り続きました。ゴルフをするのにはかなり厳しい天気でしたが、神田のスタジオは地下2階。天気に左右されることなく、いつも同じコンディションで試打ができます。昨日はUSTマミヤの新製品、アッタスG7をじっくり試打しました。もちろん、ただボールを打つだけではありません。弾道計測器を使って、

attasG7

 

ヘッドスピード
ボール初速
打出し角
バックスピン量
サイドスピン量
飛距離

 

そして、スマッシュファクター(ミート率)を計測します。

 

加えて、先週から導入したディテクトの高速度カメラでインパクトゾーンでの

ヘッド軌道
フェース向き
打点位置
シャフトの挙動

 

をじっくり見ます。改めて言うまでもありませんが、ゴルフはクラブとボールが衝突する「インパクト」ですべて決まります。飛ばすためにいろんなことが言われてますが、インパクト以外のことがボールの飛び方に影響することはありません。インパクトの重要性については、今まで何となくは理解してましたが、高速度カメラを使うことによって、頭ではなくて身体感覚として納得できました。ボールが飛んでいる時と、ボールが思ったほど飛んでいない時の違いを、感覚ではなく、自分の目で確認できるようになったのです。

 

そこで今回のエントリーは、飛ぶインパクトと飛ばないインパクトの違いについて超私的に説明したいと思います。

 

ボールを飛ばすためにはヘッドスピードを上げることが必要不可欠です。プロを例に挙げるまでもありませんが、ロングヒッターのドライバーのヘッドスピードは50m/sを楽に超えてきます。先日、FBに石川遼プロのヘッドスピードが出てましたが、50.8m/sでした。対して、男性アマチュアのヘッドスピードというと、38~45m/sぐらいの人が多いです。物理的にはヘッドスピードが1m/s上がると、飛距離が5~7yくらい伸びると言われています。

 

ただし、ヘッドスピードを上げることは容易ではありません。ヘッドスピードを上げるトレーニングもありますが、それなりにパワーが求められるからです。

 

 では、どうすればヘッドスピード以外の要素で、飛距離を伸ばすことができるのか?

 

ヘッドスピードを上げなくても飛距離を伸ばす方法があります。それは、スマッシュファクター(ミート率)を上げることです。スマッシュファクターとは

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ボール初速÷ヘッドスピード=スマッシュファクター(ミート率)

 

例えば、ドライバーのヘッドスピードが40m/sとしましょう。これでボール初速が55m/sと60m/sの場合を比較すると、

56÷40=スマッシュファクターは1.4
60÷40=スマッシュファクターは1.5

 

 

スマッシュファクターに関しては、ヘッドスピードを上げるのと違ってパワーは必要ありません。必要なのはスキル(技術)です。なので、年齢、体力、性別に関係なく、スキルを磨くことができれば、スマッシュファクターの数値を上げることができます。ちなみに、スマッシュファクターの理想値は1.5。プロは大体1.48~1.51ぐらいが出ます。対してアマチュアの場合だと、1.3~1.45ぐらいです。アマチュアの場合、このスマッシュファクターを効率良く上げることができれば、10y以上の飛距離アップも望めます。

 

どんなスキルを身に付ければスマッシュファクターの数値を上げられるのか?

 

ひとつは芯(スイートスポット)で捕らえることです。芯を外すと、インパクトの衝撃でヘッドがブレてエネルギーロスが発生します。また、芯から外れてボールをヒットするほど、フェースの反発力もダウンします。今のクラブは芯が広くなった(正確にはスイートエリアが広くなった)と言われてますが、それでも芯を数ミリ外しただけで、ボール初速が低下し、スマッシュファクターの数値も下がります。1秒1000コマの高速度カメラで見ると、芯を外れたショットはインパクトにヘッドが大きくブレます。クラブによっても変わりますが、

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打点位置が芯よりも5ミリ外れただけで、距離は5~7yダウンします。

 

次回は、スマッシュファクターを上げるためのもうひとつの要素について、じっくり説明しましょう~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年9月17日


カテゴリー スイング、ゴルフ練習法, 計測器、分析法

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