マーク金井blog

2015年12月20日パー5(ロングホール)でスコアを手堅くまとめるコツとは!?

木曜日から土曜日まで関西出張に行ってきました。木曜日はMMT9の本大会終了後、最終ののぞみで新大阪に移動。ホテルにチェックインするやいなやブログを執筆。金曜日は奈良に移動し、コマカントリーでラウンド&撮影。コマカントリーは2度目のラウンドですが、最初にプレーしたのは今から34年ぐらい前のこと。まだ大学生の頃で、ゲーリー・プレーヤーが設計したコースをプレーしたくて伺いました。さすがに34年ぶりだったので、コースの記憶はおぼろげでしたが、グリーンがとてつもなく巨大だったのはすぐに思い出しました。

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今回のコマカントリーでのプレーはスポーツ報知(関西版)の取材でしたが、34年前は関西エリアでワングリーンのコースは珍しかったのを覚えています。レイアウトは雄大で、これまた関西エリアでは珍しかったのも思い出しました。34年経った現在もなお、レイアウトは秀逸。特にパー5(ロングホール)は、景観が美しいだけでなく、ハザードの配置が絶妙。強引な攻め方をすると、憎らしいほどにバンカーが効いています。

 

 

さて、今回のエントリーはパー5(ロングホール)のクレバーな攻め方、スコアメイクするコツについてです。前回のブログでも書きましたが、スコアメイクに苦労している人ほどパー5(ロングホール)でのスコアが良くありません。対して、スコアメイクが上手い人、プロや上級者ほど、パー5(ロングホール)でのスコアが良いです。

 

 では、どこをどう意識すればパー5(ロングホール)のスコアを良くすることができるのか?

 

パー5(ロングホール)でスコアをまとめるコツはズバリ、

 

ティショットでナイスショットを打とうとしないことと、
 ティショットで飛ばそうと思わないことです。

 

パー5(ロングホール)は距離が長く、ティグランドに上がるとグリーンがはるか遠くに見えます。だからでしょう。ティショットではできるだけ距離を稼ぎたくなりますが、実は、これが大きな落とし穴になります。ドラコンホールで飛ばそうとした時を思い出していただければ分りますが、飛ばしたくなるほど力みますし、力めば力むほどミスが出やすくなります。飛ばそうとするほど左右に曲がるリスクが高くなりますし、左右に曲がれば2打目が打ちづらくなるからです。

 

そして、プロや上級者を除けば、飛べば飛んだでスコアを崩すリスクが高くなるのです。
ティショットで距離が出たら、2打目も飛ばしたくなります。短めのパー5ならば、2オンを狙いたくなりますが、これが厄介。2打目で距離を欲張って球を曲げてしまうと、3打目でグリーンを狙いづらくなってしまうからです。また、2打目で距離を欲張って打ち損じると、3打目でかなりの距離が残ります。3打目で距離を残してしまうとパーオンさせるのが非常に難しくなるのです。

 

パー5(ロングホール)でナイスショットが一番求められるのはティショットではありません。グリーンを狙う3打目です。この3打目が打ちやすい場所にボールを運べれば、パー5(ロングホール)で大叩きするリスクをかなり回避できるのです。

 

パー5(ロングホール)でスコアが安定しない人の場合、ティショットでナイスショットを打とうとしています。気持ちは分りますが、ティショットがどんなに良くても、パー5(ロングホール)でいいスコアが出る保証はありません。今日イチのティショットを打っても、セカンドショットやサードショットでミスしたら、バーディパットは打たせてもらえません。それどころか、ダボが出てしまうからです。

 

 対して、ティショットではなく、3打目でナイスショットを打ってグリーンに乗せてしまえば、バーディパットを打てます。2パットならばパー、3パットしてもボギーで上がれるのです。

 

パー5(ロングホール)はミスしても取り返せると思っている人が少なくありませんが、打つ打数が多いということはミスを上塗りする確率も上がるのです。その証拠に、初中級者の場合、パー3(ショートホール)ではバーディーが取れたりしますが、パー(ロングホール)でバーディーを取れる確率は非常に低いです。なぜなら、グリーンに乗せるまで最低でも3打以上必要だからです。

 

パー5はナイスショットを3発続けなければパーオンできないと思っている人もいるみたいですが、そんなことはありません。ティショットとセカンドショットは死なないミスさえ打たなければいいのです。そして、3打目でキッチリしたショットを打てばパーやバーディーで上がれる確率が上がってきます。

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大事なことなので繰り返しますが、パー5でのティショット、セカンドショットというのは3打目を打ちやすくするための「つなぎ」です。つなぎのショットには100点満点は必要ありません。60点ぐらいのショットで十分。そして3打目で100点を狙う。これを理解しておけば、ティショットで飛距離を求めたりしなくなり、飛距離を求めなくなれば、それだけでパー5の平均スコアは良くなってくるのです~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年12月19日


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