マーク金井blog

2017年02月23日超私的な試打、ミズノ NEW MPドライバー

マーク金井設計

アナライズMMウエッジ販売開始しました

(申し訳ありません すでに注文殺到のため、発送にお時間いただいております。来週月曜日以降となる予定です)

基本性能の高い『ミスがミスになりにくいウエッジ』です

2本以上購入で(もちろん同時購入に限ります)

マーク金井と片山晋呉プロの本 

シンゴイズム!プレゼントします

 


昨日は、今月初めてゴルフ場に行ってきました。ゴルフは冬眠期間なのでもちろんノンプレーです。富里ゴルフ倶楽部(千葉県)で、ピンの新作パターをこれでもかってぐらい試打し、これでもかってぐらい撮影されてきました。ピンと言えば、ピン型パターのアンサーが大定番ですが、2017年モデルでは10種類以上の異なるヘッドがラインアップされています。ヘッドのバリエーションが一気に増えてますが、そこはピン。すべてのモデルには共通点があって、ピンらしさを感じ取ることができました。

 

掲載前なので詳しくは掛けませんが、とにかく距離感が安定します。スイートエリアの広さもさることながら、芯を喰っても芯を少し外しても、転がる距離がほとんど変わらないのがgoodでした~。

 

 

富里ゴルフ倶楽部から神田に戻り、お昼にオムライスをいただいて向かったのはザ・ゴルフガーデン高島平。ミズノ新作ドライバー、NEW MPドライバーを試打してきました。
今回のMPは商品ラインアップが今までと違い、ヘッドはサイズ違いで2種類。それぞれのヘッドにはロフト違いが設定されていません。

 

 

MP TYPE-1(435CC)
MP TYPEー2(460CC)

 

どちらもヘッドは一種類のみで、ロフト角は可変機能(シャフトがネジ止めで脱着できるカチャカチャ式)によって調整できるようになっています。タイプ1、タイプ2ともロフト角は7.5~11.5度を設定できます。ちなみに、ロフト角調整してもフェース面自体の傾き(ロフト)が変わるわけではありません。他社のロフト調整機能と同じく、シャフトの取り付け方向を変えることで(シャフト先端に装着されているスリーブの角度を変えることで)、ロフト角が変わるというロジックです。

 

 

ヘッドスペックをざっと紹介すると、

MP TYPE-1(435CC) 重心距離 33mm 重心深度30mm SS高さ 34mm
MP TYPEー2(460CC)      36mm     32mm     36.5mm
(すべてメーカー値)

 

見た目通り、ヘッドが小さい方(TYPE-1)の方が重心距離が短く、そしてヘッドが大きい方(TYPE-1)が重心距離が長くなっています。SS(スイートスポット位置)もヘッドが小さ(TYPE-1)の方が2.5mmほど低くなっています。

 

ヘッドの特徴としては、ソールのフェース側に大きなウエーブ(溝)が入っています。
これにより、フラットなソールよりも、フェースセンターでのたわみ量が約10%増えたとメーカー側はアピールしています。

 

では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

練習場での試打、ボールはレンジ球という制約がありましたが、どちらもモデルも低スピン弾道が打ちやすくなっています。リアルロフトが少なめなのも影響していると思いますが、両モデルとも中弾道が打ちやすく、落下後のランが出やすい感じがしました。

 

捕まりに関しては、MPの名前がついているだけあってアンチスライスの要素は盛り込まれてません。TYPE-1は重心距離が短いですが、ヘッドがターンする度合いは控えめ。ヘッドの挙動はニュートラルで、MPシリーズのアイアン同様、自分のイメージした弾道が打ちやすいドライバー。MPシリーズのアイアン同様、操作性の高さが際立っています。
オートマチックに真っ直ぐ打つことよりも、左右に球筋を打ち分けたい人にはかなり満足度が高いと思います。

TYPE-1はヘッド形状も塊感があり、ハイバック形状。MPクラフト425、513を継承したデザインで、強い弾道がイメージしやすくなっています。

対して、TYPE-2ですが、こちらは見た目のイメージと少し違う弾道が出ました。個人差があると思いますが、TYPE-2の方が捕まりません。TYPE-1に比べると、TYPE-2の方が、インパクトでフェースが開いた感じになりやすく、その分だけボールが少し右に打ち出されます。重心がことさら浅いという感じではありませんが、見た目よりも重心が浅く感じ、その分だけ捕まらない(左のミスが出づらい)ドライバーに感じました。

 

どちらもフェースのたわませてボール初速をアピールしています。もちろんルール適合ドライバーですから高反発ではありません。あくまで反発の高さはルール制限内。スイートスポットの反発を上げるのではなく、スイートスポット周辺部分の反発が高くなるように設計されています。

 

実際に打った感触では、反発の高さを感じ取ることが出来ませんでした。これはクラブというよりは、ボールの影響でしょう。練習場のレンジボールは市販ボールに比べると、耐久性を優先している分だけ、反発が低く抑えられているからです。メーカーが強くアピールしている反発性能については、機会を改めてテストしたいと思います。

 

そして、今回一番驚いたのが純正シャフトです。ミズノは国内老舗クラブメーカーであり、自社でシャフトも作っています。これまでのドライバーでは純正シャフトはオリジナルが装着されてました。それが、今回のNEW MPシリーズの純正シャフトは、グラファイトデザイン製です。シャフト重量はSが58gで、SRが56g。トルクはどちらも5.0(メーカー値)。

シャフトのしなり感は癖がない中調子。トルクも適度にあってタイミングが取りやすく仕上がっています。長さは45.5インチでバランスがD2。総重量は308gです(すべてメーカー値)。

 

ヘッドを2種類出してきたNEW MPシリーズMPシリーズのアイアンを使っている人には非常に親和性が高く、かつ所有したくなるドライバーに仕上がっています。アイアンがMPシリーズではない人に関しては、ドライバーで左のミスを軽減したい人、ミズノならではのシャープな顔つきが好きな人には、かなり期待に応えてくれるドライバーになりうるでしょう~。

 

(▼▼)b


アナライズ、3月のセミナー 詳細は↓をクリック 満席続出!お急ぎ下さい!


カテゴリー 超私的な試打インプレッション

コメントは受け付けていません。