マーク金井blog

2017年02月27日超私的な考察、なぜアマチュアはレッスン書を読んでも上達しないのか!?

 

昨日はアナライズのセミナーデー。前半は正しい方向にクラブを振るための方法論をレクチャーする「オンプレーンセミナー」。90分の予定でしたが、新しい試みを入れたために20分超過して終了。約10分の休憩を挟んで、後半はスイング作りに役立つ練習器具の正しい使い方をレクチャーする「ゴルフの竪琴」セミナーを実施しました。

 

 

アナライズのセミナーは少人数制です。今回も前半が5名、後半が6名参加いただきましたが、いずれの参加者も「こんな風にクラブを振るなんて初めて」とか「今までとまったく違う」とか「今までにない動きですね」と口を揃えておっしゃいます。セミナーはゴルフ歴が浅い人も来られますが、10年以上のキャリアがある人も多数来られます。にも関わらず、初めてゴルフスイングを経験したかのような言葉を発せられるのです。

 

では、マーク金井はかなり特殊なことをレクチャーしているのかというと、そんなことはありません。ゴルフ雑誌やレッスン書で紹介されていることと、ほとんど同じことをレクチャーしています。実際、レクチャー中も、スイングをiPhoneやスマホで動画を撮っていただきますが、皆さん自分のスイングを見るや、口を揃えて「こんなスイングがしたかったんです」とおっしゃいます。昨日のセミナーでも、自分の感覚とまったく違う振り方をしているのに、レクチャー中の自分の動画を見ると「イメージ通りのスイングになっている」と。

 

 では、なぜ自分のイメージと違う方法でクラブをビュンと振ると、「自分のイメージ通りのスイング」になってしまうのか?

 

 なぜ、ゴルフ雑誌のレッスン記事を読んでも、レッスン書を読んでも、「イメージ通りにクラブが振れない」のか?

 

 

アナライズのセミナーでは、毎回最初に参加者にこんな質問をします?

 

なぜゴルフが難しいと感じるのですか?
なぜセミナーに参加したのですか?

 

 

すべての参加者は、、

 

  •  自分のイメージと実際のスイングにギャップ(ズレ)がある
  •  思い通りにクラブをコントロールできない
  •  スイングの再現性が低い

 

 

当たり前ですが、アマチュアゴルファーでわざと下手になるような練習をする人は、ひとりもいません。一生懸命いいスイングを作ろうと努力しています。レッスン記事やレッスン書を真面目に読んでいる人ばかりです。

 

にも関わらず、10年以上のキャリがあっても、一生懸命練習しても、自分のイメージと実際のスイングにギャップがある状態から抜け出せない人がほとんどです。そして、そんな悩めるゴルファーが、セミナーに参加すると、わずか60分ほどでクラブの振り方がガラッと変わり、自分が求めているスイングにかなり近づてしまいます。そして、参加者の皆さんは、その変化の大きさに驚きます。

 

では、セミナーでは何をやっているのか?

 

それを説明する前に、知っておいてほしいことがひとつあります。ゴルフに限りませんが、人間は経験したことがない動作を「言葉で説明されても、それを正しく理解し、正しく実践することは非常に困難」なのです。レッスン記事もレッスン書もスイング作りに役立つアドバイスをしていますが、それを読んでいる人の大半は、正しい動作を実践できていません。これは、食べたことがない料理のレシピ(文章)を見せられて、その料理の味や作り方を知ろうとすることに似ています。もちろん、ゴルファーの中には、やったことが動作を説明されて、できる人もいます。そういう人は、いわゆる運動センスが極めて高い人で、ゴルファーの1割にも満たないと思います。そして、困ったことにレッスン記事やレッスン書を書いているプロゴルファーのほとんどは、運動センスが極めて高いです。

 

 

なので、セミナーでやっていることは、、、、

 

正しい動作を言葉で説明するだけでなく、身振り手ぶりで説明するだけでなく、実際に経験してもらっています。実際に経験してもらうためにやっていることは、マーク金井がセミナー参加者の動作の補助をやったり、時には、参加者の背後に回って抱きつき、二人羽織みたいな感じでスイングします。誤解を恐れず言えば、強制的に正しい動作を経験してもらい、参加者の身体に直にその動きを経験してもらいます。

 

 

実際に動きを体験すると、当然のことながら、今までのロジック(論理)が壊れます。今までのロジック(論理)が壊れて初めて、正しい動作が身体にインストールされて、正しい動作が身体にインストールされると、それに続くいて頭の中のロジック(論理)もインストロールされるようになるのです。

 

 ゴルフは物理で、その物理を理解するには経験(体験)が必要不可欠です。

 

ゴルフもスノボも、我流で上手くなれる人はほんの一部です。ゴルフもスノボも、誰にも教わらなくても上手くなれる人はほんの一部です。マーク金井はほんの一部ではなかったので、ゴルフスイングの仕組みがわかるのに30年近くかかりました。ずい分時間がかかりましたが、回り道をしまくって30年かかったおかげで、セミナーを実施できるようになったのです~。

 

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カテゴリー スイング、ゴルフ練習法, 超私的な考察

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