マーク金井blog

2017年05月31日超私的な考察 なぜゴルフという競技は、プレー時間が非常に長いのか!?

宮里藍プロの引退会見、そしてタイガー・ウッズの逮捕報道。ゴルフ界では大きなニュースが2つも飛び込んできましたが、それより驚いたのが、インディ500で佐藤琢磨の優勝です。Twitterでホンダドリーム山梨さんのつぶやきが、的を射てたので引用します。

・平均時速350km/hの3時間耐久レース
・ブレーキはほぼ踏まない
・表彰台がない
・讃えられるのは優勝者だけ
・賞金2億円強
・勝者の名前が伝わらないのが「日本だけ」

 

これに付け加えるならば、コースはオーバル(楕円)でそこをグルグル回る。優勝者は表彰の時にミルクを飲む(ミルクを自ら浴びる)儀式があります。

 

ゴルフの報道に比べるとインディ500の優勝の方が扱いが少ないですが、インディ500で優勝するというのは、オリンピックで金メダルを取る、ゴルフならばマスターズや全米オープンのようなメジャーで勝つことと匹敵するくらいの偉業です。YouTubeで優勝シーンの実況を観ましたが、実況アナウンサーは最後の一周で絶叫して号泣してました。

時速350キロと言えば新幹線よりもはるかに速いスピードです。その速さを3時間以上続けるのは人間ワザとは思えません。競技時間が3時間以上というのはとてつもなく長いですが、ゴルフの今日時間も3時間以上は当たり前です。先日、千葉でプレーした時はハーフ2時間30分越え。18ホールプレーするのに6時間近くかかりました。ゴルフはとてつもなく競技時間が長いですが、ボールを打つ時間はほんの数分。競技時間のほとんどはボールを打たない時間、いわゆるインターバルの時間です。

 

 では、インターバルの時間、ゴルファーは何をやっているのか?

 

ざっと上げると、、、

・歩く(ボールを打った地点までの移動)
・クラブを選択する
・打つ前の準備をする(ティアップや方向確認)
・構えてから打つまでの準備
・素振りをする
・打った後、ディボット跡を埋める
・使ったクラブをキャディバッグに戻す
・グリーン上でパットのラインを読む
・グリーン上でボールをマークする
・グリーン上で拾い上げたボールを拭く
・グリーン上で拾い上げたボールを元の位置に戻す
・スコアを付ける

 

ゴルフは歩くスポーツとも言われてますが、実は、ショットを打つこと、歩くこと以外にもやっていることがたくさんあるのです。そして、これらの行為の時間はショットを打つ時間よりも長いのです。言い換えると、プレー時間が長くなるも短くなるも、ショットを打つ時間、歩く時間以外に費やす時間次第なのです。

 

 

それぞれの行為には理由がありますが、昔(40年前)と比べると、時間を費やしているなと感じるのが、打つ前の時間が長くなったここと、グリーン上のプレー時間です。マーク金井がゴルフを始めた頃、プロもアマチュアも打つまでの時間はそれほど長くなかったと記憶しています。ショットの前にボールの後ろに回り込んで方向を確認する人はそれほど多くなかったです。グリーン上でもラインを読む時、反対側からラインを読む人もそれほどいなかったと思います(昔はキャディ付プレーが多かったので、キャディさんにラインを聞く人は多かったです)。

 

また、グリーン上でマークする回数もそれほど多くありませんでした。今はグリーンにオンしたら、まずはマークしてボールを拾い上げ。ファーストパットを打ったら、再びマークしてボールを拾い上げ。パットを打つ時間よりも、ボールを拾ってマークしたり、マークした場所にボールを戻す時間の方が長いかも知れません。

 

 

ショットの時はボールを触わりません。泥がついてたりしても、そのまま打ちます。グリーン回りのアプローチでボールを転がす時もあるがままの状態でショットします。ならば、パッティングでも打つたびにマークする必要はないかと思います。グリーンに乗った時にボールに泥がついている時を除けば、マークしないでプレーするのも大いにアリだと思います。今、グリーン上でマークしないでプレーしていますが、マークをしないだけでもプレー時間が大幅に短縮できます。加えて、進行が早まるだけでなくプレーのリズムも良くなるメリットがあるのです。

 

今度のルール改正で、パッティングがピンに当たっても無罰になるという案が出ています。もしもこれがルール適合になるならば、パッティングの時、グリーン上で同伴者のボールに当てても無罰でもいいと思います。そうすれば、よりいっそうノーマークでプレーしやすくなります。

 

 グリーン以外の場所では、自分が打ったボールが同伴者のボールに当たっても無罰です。それを考えれば、グリーン上でも無罰で問題ないかと思います。

 

R&AとUSGAは大幅なルール改正を考えてますが、その本質には「ゴルフルールを簡素化」することと「プレーのしやすさ(時間短縮)」があります。

 

ゴルフは他の競技よりも時間が掛かりますが、あわてたり、走らなくてもプレー時間を短縮することは可能です。もしもプレー時間を短くしたいと考えているならば、一度、グリーン上でできるだけマークをしない、ノーマークプレーを試してみることをオススメします~。

 

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