マーク金井blog

2019年07月23日超私的な考察 全英オープンで日本選手が優勝争いするために絶対必要なこととは!?

マーク金井の全英オープン珍道中を動画にしました

マーク金井のソロゴルフぜひご視聴下さい


今年のメジャー最終戦、全英オープンは3日目にトップに立ったアイルランドのシェーン・ロウリーが最終日も安定したプレーで初のクラレットジャグを手に入れました。アイルランド勢の全英オープンの優勝は2007、08年に大会連覇したパドレイグ・ハリントンに以来の2人目です。

マーク金井は大会が始まる前週の土曜日からロイヤルポートラッシュに滞在。練習ラウンドのチケットが販売される日曜日から水曜日の4日間、現地で観戦してきました。そして、観戦の合間をぬってリンクスを4コースプレー。プレーしたのはポートスチュアートのOLDコースとSTRANDコース、ロイヤルカウンティダウンと、9ホール仕立てのブッシュフットです。

 

 

ポートスチュアートのOLDとブッシュフットはいわゆる癒やし系で、ポートスチュアートのSTRANDとロイヤルカウンティダウンはチャンピオンシップコース。この2つは欧州ツアーも開催された世界を代表するリンクスでした。

 

 

全英オープンの観戦は4度目となりましたが、過去に観戦したのは1992、1993、そして1994年。今から25年以上前のことですが、その当時も現在も変わらないのはコースセッティング。今回は68年ぶりに北アイルランド開催となりましたが、スコットランドのリンクスと共通しているのが荒涼とした地形を活かしたレイアウトと、雨、風。15分ごとに四季があるかのごとく天気がめまぐるしく変わり、いったん天気が崩れると、雨、風が容赦なくゴルファーに襲いかかります。

 

 

フェアウェイはこれでもかってぐらい起伏に富んで凸凹で、ボールの落下地点が2ヤード変わっただけでもボールがキックする方向がガラッと変わり、落下のランもこれでもかってぐらい変わります。加えて、今回のポートラッシュはリンクスの中ではティグラウンドとグリーンの間の高低差があり、グリーンの多くは砲台。プレーヤーはありとあらゆるテクニックが求められるレイアウトです。

 

 

そんなタフなコンディション、タフなコースにも関わらず優勝したロウリーの優勝スコアは72ホールで15アンダー。対して、日本人選手は8名出場して予選通過が2名。予選通過した浅地洋佑選手は通算+6で67位、稲森佑貴選手は通算+9で72位でした。スコアだけを単純比較すれば、ロウリーとの差は4日間で20打以上。18ホールあたりで5打差以上ありました。

 では、18ホールで5打以上も劣るほど日本選手のレベルは低いのか?

 

 

そんなことはありません。もしも日本で開催する試合ならば、浅地選手稲森選手ももっと上位に食い込んでくるでしょう。例えば、昨年開催した日本オープンのセッティングで試合をすれば、ここまで差は開きません。なぜなら、日本でやる試合、日本のコースセッティングならば日本選手の方がコースに慣れている分だけ有利だからです。

 

全英オープンのコース(コースセッティング)は日本のトーナメントコースとはまったく違います。テニスに例えるならば芝のコートのウインブルドンと、赤土のコートの全仏オープンよりもはるかに異なるフィールドになるのです。

 

 

日本選手が全英で活躍するために真っ先になすべきこと、それはリンクスでプレーする回数をもっともっと増やし、リンクスに対して慣れることです。超私的なことを言わせてもらえば、最低でも10ラウンドはしないとリンクスに対して慣れてこないと思います。

 

 

幸いなことに全英オープンの前には、例年、欧州ツアーのスコティッシュオープン、その前にはアイリッシュオープンが開催されています。今年のアイリッシュオープンに関しては、世界を代表するリンクス、ラフィンチで開催されてました。全英オープンの切符を手にしているのであれば、主催者推薦とかでスコティッシュとアイリッシュオープンに出場し、リンクスでのプレーに慣れてから、全英オープンに乗り込む。日本選手が全英で活躍するためには、最低でもこれぐらいの下準備が必要だと超私的に思います~。

 

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