マーク金井blog

2020年01月29日超私的な考察 ゴルフスイングをモーションキャプチャーすることの功罪とは!?

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月曜日の夜から雪予報が出ていた関東エリア。アナライズが位置する神田では雪ではなく冷たい雨が降り、その雨は火曜日の日中も降り続いてました。

そんな雨の最中、マーク金井は午前中は神田のスタジオでピンの新製品、G710アイアンの試打&撮影。お昼にとんかつ定食をいただいた後、午後からはPRGR銀座EXにて、モーションキャプチャーを用いてスイング診断をじっくりとしてもらってきました。担当は、いつもお世話になっている宮川まもるプロ。ここでのモーションキャプチャーは今回で3回目ですが、計測器、データ分析は順次アップデートされており、今回も最新のテクノロジー、最新のティーチングについて話をじっくりと聞いてきました。

 

モーションキャプチャーとは、体のいろんな部分にセンサーを取り付け。センサーを取り付けた状態でスイング。スイング中、センサーがどのように動いたのか(移動量)を3次元でキャプチャーし、それをもとにスイングを数値化します。キャプチャーと動画分析の決定的な違いは、キャプチャーの方が体の各部の動き、位置、角度を具体的な数値として知ることができます。

 

さて、このモーションキャプチャー

 

例えば、骨盤の回旋については、アドレス、ハーフバック、トップ、ダウンスイング前半、ハーフダウン、インパクトと6つの位置での角度を知ることができます。この半年、マーク金井は骨盤の回旋を大きくすることに取り組んできてましたが、昨日まで一度もモーションキャプチャーをしてません。あくまで、自分の感覚と自撮りでチェックしてたのですが、、、、数値もほぼ予想通りでした。

 

 

 2019年6月の骨盤の角度
トップ44度 ダウン前半24度 ハーフダウン22度オープン インパクト31度オープン

 2020年1月の骨盤の角度
トップ25度 ダウン前半18度 ハーフダウン26度オープン インパクト38度オープン

 

この半年間、ダウンスイングで骨盤を早く開くこと、インパクトではおへそを飛球線に向けるくらい開くことを意識したおかげで、ハーフダウンでは以前よりも4度オープン、インパクトでは7度もオープンの度合いが強くなっています。自分の中ではインパクトでは45度ぐらいオープンにしているつもりですが、、、実際は38度オープン。まだ最終目標には達してませんが、以前よりも明らかに骨盤が開く度合いが大きくなっています。

 

 

そして、それに伴って数値が劇的に変わったのがインパクト時の手のポジション。本人はまったく意識していないにも関わらず、インパクトで手の位置がかなり低くなりました。骨盤を開くことが手の位置に影響しているのは知ってましたが、数値にそれが表れたので、「自分がやっていることが的外れではない」ということが確認できました。

 

 

そして、そして、もうひとつ大事なことがつかまり指数が劇的に良くなったこと。このつかまり指数というのはPRGRならではのパラメーターですが、この数値が

 

26

 

つかまり指数は数字が大きいほどつかまりが良くなり、目安としてはプラスになっていること。プロレベルになるとこの数字が26以上になっているそうです。ちなみに、アマチュアの多くは、このつかまり指数がプラスではなくマイナスになっているそうです。

 

今回プロギアの宮川プロからアドバイスを受けたのですが、このモーションキャプチャーはスイングを丸裸にしてくれる反面、使い方を間違えると、スイングがあらぬ方向にいってしまうリスクもあります。例えば、ある体の部位の数値が悪いことが分った時、その数値を改善しようとすることは、、、、、かなり危険なのです。悪い数値を良い数値に変えると言うと「ロジカル」な感じがしますが、実際は「ロジカル」ではありません。数値はあくまで数値で、部分的な数値を整えた所で、スイングの本質が変わるとは限らないからです。数値合わせをしたレッスンというのでは、スイングは良くなるどころか悪くなる可能性が高くなるのです。

 

今回、マーク金井が骨盤を開けるようになった理由、、、、

 

 

 それはつかまり指数が良くなったからです。

 

 

ボールを捕まえられる状態、いわゆるフェースをシャットにしている度合いが大きくなったことで、その結果として骨盤を以前よりも開けるようになっていると宮川プロは分析して下さいました。ちなみに、シャットの度合いを強めるようになったのは、昨年から何度かコラボさせてもらっているゴルフスイング物理学の小澤康祐さんのアドバイスのおかげです。

 

ゴルフは物理です。

 

 

物理ですが、モーションキャプチャーしてスイングを数値化すれば物理的に理に叶ったスイングができるわけではありません。どんなに精巧で精密な計測機器であっても数値だけに囚われてしまうと、数値ありきでスイングづくりをすることになり、本当にやらなくてはならないスイングからかけ離れてしまう可能性が高くなるのです、、、、。

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メーカーさんいらっしゃ〜い 今回はコブラプーマゴルフさんがいらっしゃいました。ぶっちゃけトーク満載すぎて、編集のお願いが沢山・・・(いきなり動画撮影しました)ということで是非ご覧ください

 

 

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カテゴリー スイング、ゴルフ練習法, 超私的な考察

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