マーク金井blog

2020年02月19日超私的な考察 シャフトの硬さが変わると飛距離は変わるのか!?

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先週の水曜日は富良野でスキー、そして今日(水曜日)はガーラ湯沢でサクッとスノボを滑っています。記録的な暖冬の影響もあり今シーズンはスノボが5回、スキーは2回しか行けてないのがなんとも残念ですが、3月いっぱいぐらいまでは冬のスポーツを存分に体験する日々を過ごしたいと思っています。

 

 

ゴルフは言うに及びませんが、スノボ、スキーも道具をしょっちゅう試しています。板やブーツが変わることで道具が滑りにどんな影響を及ぼすのかを体験したいし、道具の性能の違いを見極めることをやらずにいられないからです。スノボ、スキーは板の形状がターンの大きさに強い影響を及ぼし、そして板の硬さ(反発)がレスポンスに影響を及ぼすことを体感できるようになっています。

 

 

そして、スノボ、スキーをやってわかったのが、板(スキー、ボード)というのはゴルフのシャフトと非常に似ていることとです。板は平べったく、シャフトは丸いですが、両方とも「しなり」という点では共通している部分が多いのです。

 

さて、この「しなり」。

 

 

スノボ(スキー)の板もゴルフのシャフトも軟らかい方がしなりが大きく、そしてしなってしなる戻るスピードが遅くなります。対して硬くなるほどしなりが小さく、そしてしなってしなる戻るスピードが速くなってきます。そしてどちらとも、硬いものを使いこなすにはそれなりのパワーが求められると言われてます。

 

 

では、ここからはゴルフのシャフトに絞ってお話しますが、硬いシャフトと軟らかいシャフトとではなにがどう変わるのでしょうか?

 

 

月曜日にシャフトメーカーのTRPXから新しくラインアップに加わる60g台のシャフト、アフターバーナーAB601をテストする機会をいただきました。シャフトはノーカットの重量が60gちょうどなので、ドライバー用の長さにカットすると50g台後半。硬さはR、SR、S、SX、そしてXが用意されており、すべての硬さを同じヘッド(M5)で試打しました。

 

 

軟らかいRが順番にテストしましたが、各フレックスの振動数の差は10cpm。一番軟らかいRの振動数は240cpmで、一番硬いXの振動数は280cpmです。マーク金井の場合、普段使っているドライバーの振動数は250~255cpmなので、SRかSがストライクゾーンになりそうです。

 

 

 では、実際にすべての硬さを打ってみたらどうだったのか?

 

 

 飛距離に関しては、ほとんど差がありませんでした。Rで打ってもXで打ってもナイスショットした時の飛距離はほぼ同じ。その差は1~2ヤードで、これは誤差の範囲ないです。硬い方が飛ぶとか、軟らかい方が飛ぶとか諸説言われてますが、硬さそのものよりもインパクトのタイミングが合う硬さを使うことが、飛距離ロスを減らせる、いわゆる飛ぶ硬さになると思います。

 

 

ちなみに、このAB601に関して言えば手元側のトルクがやや多めになるように設計されているため、Xでも硬くて手に負えないという感じになりませんでした。タイミングのとりやすさはSが一番でしたが、その次にタイミングがとりやすかったのは意外にもXだったのです。Rに関しては手元側のトルクが大きいためにヘッドスピードを少し落とすとタイミングがとりやすく、ヘッドスピードを44m/s以上上げていくと、やや振り遅れた感じになってインパクトでフェースが開き、捕まらない感じの弾道になりました。

 

 

そして、今回、同じシャフトで異なる硬さをテストして感じたことは、硬さが変わると、弾道の高さが変わることです。

 

 

 軟らかいシャフトほど打ち出しが高く、弾道が高くなる
 硬いシャフトほどうち打ち出しが低く、弾道も低くなる

 

 

ことです。RとXを比較した場合、打ち出し角は1.5度前後変わり、明らかにRの方が弾道が高く、Xの方が低く抑えた弾道になります。逆に言うと、タイミングが取れるという前提があれば、球の高さを変えたい場合はシャフトの硬さを変えることで、求める弾道が打ちやすくなるのです。よほど特殊なスイングをしている人を除けば、球の高さに例外はありません。

 

 

つかまりに関しては、ゴルファーによって真逆になる場合があります。軟らかいシャフトを使った方が捕まる人もいれば、逆に、硬いシャフトを使った方が球の捕まりが良くなる人もいるでしょう。一般的にはインパクトゾーンで手元の減速が強く発生するようにスイングするとシャフトのしなり戻りが強く発生し、軟らかい方が捕まります。逆に、インパクトゾーンで手元の減速が弱い場合は、軟らかいシャフトだとヘッドが遅れる度合いが強くなり、その影響でフェースが開いて捕まりづらくなってきます。

 

 

ヘッドスピードに関しては、硬い方が上がりやすい傾向があります。硬いとシャフトをしならせたくなって力が入るからです。ただし、力んでヘッドスピードを上げた場合は芯で捕らえる確率が下がります。

 

 

超私的には低いフェードを打ちたい時や、ボールが上がり過ぎるヘッドを使う場合は普段よりも硬めのシャフトをチョイスしたくなります。高いドローを打ちたい時や、ボールが上がりづらいヘッドを使う場合は、普段よりも軟らかめのシャフトをチョイスしたくなりますね。例外もありますが、一般的にはフレックスが軟らかいほどシャフト先端側が軟らかく設計されており、硬いほどシャフト先端が硬く設計されているからです~。

 

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スリーブですが大手メーカーのスリーブに限ります。また初代グローレのスリーブが、手に入らない(手に入るものは問題が多いものばかり)ので申し訳ありませんが対応できません。

 


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