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2020年10月28日超私的な考察  シャフトの性能を見極めるのが難しいのには理由がある!?

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月曜日はフジクラシャフトが主催する「スピーダーチャレンジ」の関東予選に出場しました。会場は高速グリーンで定評があるカレドニアンGC(千葉県)。シングルスとダブルスのカテゴリーがありますが、マーク金井はダブルスで出場。

 

パートナーの好調なショットとパッティングに助けられて前半はノーボギー、1バーディーの1アンダー。後半は出だしで2人ともボギーを叩いてしまったのですが、続く11番でバーディーを奪うことができ、上がってみれば4バーディー(2ボギー)でホールアウト。トータル3アンダーは3チームいたのですが、カウントバックで予選トップ通過を果たすことができました。

 

ーーーーーーー○ー  35
△○△ーー○ー○○  34

 

 

スピーダーチャレンジに出場するわけですから、当然、ドライバーのシャフトがスチールというわけにはいきません。キャディバッグに入れたのは、エピックフォージドにスピーダーSLK-TypeDを装着したドライバーです。

 

 

スピーダーSLK-TypeDは短尺用に設計されたシャフトですので、長さは普段よりも1インチ短くして44.5インチ。普通は1インチも短くするとバランスがかなり軽くなってしまいますが、スピーダーSLK-TypeDにはこの常識は当てはまりません。シャフトの先端側が重くなるような重量配分で設計されているので、44.5インチでも45.5インチと同じか、それよりも少しバランスが出ます。

 

スピーダーSLK-TypeD赤羽の薄暮で9ホール使っていたので、今回が2度目。普段43.5インチのドライバーを使っているので44.5インチでも短く感じません。いつもとルーティーンを変えたくないのでスタート前は練習してません。いきなりスタートホールで使いましたが、1発目からイメージ通りのストレート弾道。パー3を除くすべてのホールで使いましたが、ミスして曲げたのは1回だけ。それ以外は、狙った方向に打ち出せ、かつサイドが非常に少ない弾道。

 

 

唯一の誤算は距離を落とそうとしてヘッドスピードを落とした時に、イメージよりも10ヤードぐらい余計に飛んでしまったこと。ドライバーでバントした時にボールが飛び過ぎてラフまで行ってしまったことぐらいです。

 

 

さて、このSLK-D。

 

フレックスを軟らかめに設定し、トルクを絞った設計がなされてます。これまでのフジクラにはなかった発想のシャフトで、振ってみるとしなりを感じながらもヘッドの挙動が安定してます。先端剛性が高いので捕まりはニュートラルで左へのミスが出づらいシャフトです。

 

 

ただし、振り方によっては捕まり過ぎて左のミスが出たり、プッシュアウトしてまったく捕まらない弾道も出ます。

 

 

 

シャフトというのはゴルファーがどんな負荷をかけるかで挙動がガラッと変わってしまうからです。

 

 

 

 

改めるまでもありませんが、シャフトはゴルファーが負荷をかけなければ棒のままです。勝手にしなったりしなり戻ることはありません。硬いシャフトも軟らかいシャフトもゴルファーが何らしかの負荷をかけなければ棒のままです。

 

 

 

では、ゴルファーはスイング中、シャフトにどのタイミングで負荷をかけているのかというと、ざっと上げるとこんな感じです。

 

 

 

  • 切り返し時の速度
  • トップのシャフトの向き(シャフトクロスなのかレイドオフなのか)
  • トップやダウンスイングでのシャフトの角度(スティープなのかシャローなのか)
  • ヘッドの軌道(アウトサイドインなのかインサイドアウトなのか)
  • ヘッドの入射角(ダウンブローなのか、レベルなのか、アッパーなのか)
  • グリップスピード(手元が減速する度合いが大きいのか、小さいのか)

 

 

スイングロボットがシャフトをテストするのと違って、人間(ゴルファー)が試打する場合、スイングの仕方(シャフトの負荷の掛け方)が変われば、捕まるシャフトは捕まらなくなったり、左に行きづらいシャフトは捕まり過ぎたりするのです。スピン量にしても、低スピン弾道が出やすいシャフトでも、打ち方(シャフトの負荷の掛け方)によっては吹き上がるような弾道になったりもするのです。

 

 

ちなみに、トップでシャフトクロスしたり、ダウンスイングでアンダー星人になっている人の場合、シャフトには不必要な負荷がかかります。このため、シャフト本来の性能とは逆の弾道が出る傾向が少なからずあります。

 

 

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カテゴリー クラブセッティング, シャフト情報, 超私的な考察

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