ブログ更新をメールでお知らせ
ブログ更新のたびにメールでお知らせします。確認メールが飛ぶので、そこに書いてあるリンクを必ずクリックしてください。「MMT9」に協賛いただいています
ブログ内検索
カテゴリー
- GDOブログ アーカイブ
- MMT9
- YouTube
- アナライズからお知らせ
- イベント
- クラブセッティング
- コースマネジメント、ラウンドにて思う
- ゴルフが上手い人と下手な人は何が違うのか?
- ゴルフクラブ分析
- ゴルフの不都合な現実
- ゴルフの竪琴
- ゴルフは物理
- ゴルフボール
- ゴルフ業界情報
- ゴルフ雑誌から
- シャフト情報
- スイング、ゴルフ練習法
- スコア、ショット分析
- セイバーメトリクス
- チッパー(アプローチ専用ウエッジ)
- トーナメントから
- パター、パター練習法
- メディア(電子書籍)
- ライ角
- ルール、マナー
- レディースゴルファー
- 新製品情報
- 未分類
- 自転車シリーズ
- 計測器、分析法
- 諦めのゴルフ
- 買い物、デジモノ大好きマーク金井
- 超私的な〇〇
- 超私的なお作法
- 超私的なクラブオブ・ザ・イヤー
- 超私的なクラブ選び
- 超私的なゴルフクラブの謎
- 超私的なゴルフ場調査
- 超私的なご案内
- 超私的なヤングタイマー試打
- 超私的なランキング
- 超私的なロジゴル
- 超私的な上達論
- 超私的な予想
- 超私的な報告
- 超私的な提案
- 超私的な検証
- 超私的な理系のススメ
- 超私的な競技体験インプレ
- 超私的な総括
- 超私的な考察
- 超私的な衝動買い
- 超私的な観戦記
- 超私的な試打インプレッション
-
人気の記事
-
最近の投稿
-

日別アーカイブ: 2013年8月27日
2013年08月27日アイアンの打感(手応え)を決める正体とは‥‥
大阪生まれ大阪育ちのマーク金井は小学生の頃から生粋の阪神ファン。一昨日はナゴヤドームで中日に勝利して4連勝。首位、ジャイアンツも勝ったためにゲーム差は5のままですが、明日からの東京ドーム3連戦が大いに楽しみになってきました。アナライズの神田スタジオとドームとは目と鼻の先。電車で10分かかりません。チケットさえ取れれば全戦観戦に行くつもりです。
さて、今日もアイアンがテーマです。やさしいアイアンについてかなり詳しく書きましたが、打感(手応え)や顔については一切触れてませんでした。感覚的な要素をあえて入れなかったのは、打感や顔はクラブの性能に影響を及ぼさないからです。見た目や打感に違和感があるからそれを受け付けないというのでは、もったいないとマーク金井は思っています。 もちろん、アイアンは飛ばすだけのクラブではありません。打感(手応え)が良い方がボールをコントロールしやすいし、距離感も合せやすくなります。
では、アイアンの打感(手応え)は何で決まるのか?
一般的には‥‥ 軟鉄鍛造(フォージド)=======打感が良い ステンレス鋳造(ロストワックス)==打感が悪い というのが常識になっています。クラブメーカーのカタログ、ゴルフ雑誌の試打企画でのコメントを読んでみても「これは軟鉄鍛造だから打感が良い」という風に書かれています。打感というのは素材や製法で決まると言われています。 確かに、マーク金井が試打してみてもマッスルバックとキャビティを打ち分けてみると、マッスルバックの方が打感がソフトで手応えが良いと感じます。
では、軟鉄鍛造ならば何でも打感が良いのか? これは必ずしもイエスとは限りません。打感というのは素材、製法よりも実はフェース面の厚みが強く影響するからです。そして、重心位置も少なからず打感に影響を与えています。具体的に言うと‥‥ フェース面(打球面)が分厚いほど==打感がソフトになりやすい フェース面(打球面)が薄くなるほど=打感が硬くなりやすい マッスルバックは打感が良いので定評がありますが、その理由はフェース面(打球面)が、キャビティよりも分厚いからです。最近のキャビティはフェース面の厚みは2ミリ前後なのに対して、マッスルバックは5ミリ以上。軟鉄鍛造のマッスルバックは素材もさることながら、フェースが2倍以上厚くなっているからソフトな打感、吸い付くような手応えがあるのです。言い換えると、ステンレス鋳造アイアンでもフェース面を分厚く作れば打感は良くなってきます。かつてタイトリストではDCI990というプロキャビのアイアンを作ってましたが、このヘッドはステンレスにも関わらず打感の良さに定評がありました。990はキャビティながらもフェース面(打球面)が分厚い。フェースの厚みが打感の良さにつながっていたのです。
対して、マーク金井も使っているタイトリストのVG3(2代目)は軟鉄鍛造ですが990ほど打感はソフトではありません。これは軟鉄鍛造ですが2ピース構造(ボディとフェースを溶接している)ため、フェース面が非常に薄く作られているからです。VG3に限りませんが、ヘッドが大きなキャビティ構造の軟鉄鍛造アイアンの大半はフェース面が2ミリ前後と薄い。このため球離れが早く、マッスルバックのようなソフトな打感、吸い付くような手応えを得ることはできません。
タイトの712とVG3を打ち比べると、大抵の人は打感の違いを肌で感じ取れるでしょう。 そして、打感については重心位置が影響します。一般的には重心が低いよりは高い方が‥‥多くのゴルファーは打感が良い、手応えが良いと感じます。その理由については、明日じっくり説明しましょう~。
(▼▼)b
PS.マーク金井が設計したリンクスのSSアイアン。ゴルフクラシック10月号(只今発売中)、ではアマチュアのお助けクラブと高い評価をいただきました。見た目は独特ですが、打てばやさしさが実感できます。ナイスショットが3発続けば、見た目の違和感は吹っ飛びます~。4番、5番は1本売りもしてます~。