マーク金井blog

2015年06月01日グリーン上の芝目はパッティングにどんな影響を与えるのか!?

昨日は久しぶりに山梨県のゴルフ場、鳴沢ゴルフ倶楽部。に行ってきました。鳴沢を訪れたのは2度目となりますが、今回はプレーしてません。吉岡徹治さんが主催されるジュニアキャンプに合流し、参加者(ジュニアゴルファーとご父兄)に1時間ほどクラブに関するレクチャーをしてきました。プレーはまったくしてませんが、せっかく鳴沢まで来たわけですから、時間の許す限りコースを見て、そして今どきのジュニアゴルファー達のスイングもじっくりと見てきました。

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この鳴沢ゴルフ倶楽部。典型的な林間コースですが極めて洋風です。赤松と白樺にセパレートされているからでしょう。海外のゴルフ場のような雰囲気があります。加えて、ワングリーンのベントは典型的なアメリカンスタイル。ポテトチップのような起伏があって、スリリングなパットを楽しめます。間近に富士山が見渡せるのも魅力的なコースですが、ことプレーする時にやっかいなのがグリーン上での芝目。富士山の影響もあって、富士山を瀬にして打つ時は順目で転がりが早く、上りのラインでも下りのラインかと思えるぐらい転がります。対して、富士山に向かって打つ時は下りでもブレーキがかかるような感じで転がりがスローになります。なので、パットを打つ時は富士山の位置を確認しておかないと、距離感、方向性が「なんだこりゃ~」ってぐらい狂ったりします。

 

そこで今回はグリーンの芝目の有る無しについて超私的に検証してみたいと思います。まずは、ざっと芝目の関する定説を上げてみると、

 

・ベントグリーンよりも高麗グリーンの方が芝目の影響が大きい
・富士山とか高い山があると、その山の影響を受けて芝目が発生する
・シーサイドコースだと、その海の影響を受けて芝目が発生する
・いいグリーンは芝目がほとんどない
・芝目が強いグリーンは傾斜があっても切れない
・順目は転がりが早く、下りは転がりが遅くなる

 

マーク金井がしょっちゅうお世話になっている河川敷の赤羽ゴルフ倶楽部は高麗です。高麗は芝先が太くて硬いので、これから夏場にかけて転がりが遅くなります。そして、もちろん芝目もベントに比べるとあります。しかしながら、以前に比べると、最近は芝目をほとんど気にしていません。今、グリーンに上がって一番注意深くチェックしているのは、芝目よりも傾斜です。グリーンリーディーン(グリーンの傾斜を読む)のエイムポイントのレクチャーを受けてから、傾斜を読むことの重要性を理解し、

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正しく傾斜が読めれば、芝目の強い高麗でもほぼ傾斜なりに転がる。

 

 

言い換えると、グリーンを読む上で重要なのは

 

傾斜>芝目

 

 

傾斜を正しく読めてくると、逆目で遅いと思っているラインが実は上り傾斜だったり、順目で早いと思っているラインが実は下り傾斜だったりすることがあるのです。そして、
ここからが重要なポイントですが、

 

傾斜は目では正しく確認するのが非常に難しい。
目で傾斜を読もうとすると間違うことが多々あるのです。

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傾斜を正しく読む方法は、ズバリ、傾斜計を使って計測することです。傾斜計をグリーンに乗せて測るのがベストですが、スマホのアプリを使っても傾斜の度合を調べることができます。自分の打つラインが上っているのか下っているのか、自分の打つラインがフックなのかスライスなのか。計測器を使って傾斜の度合を測れば、フックラインとスライスラインを読み違えることはありません。フックすると思ったのに真っ直ぐ抜けるなんてこともなくなります。

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傾斜計のアプリ

 

そして、ここからは推察ですが、芝目の影響でフックラインなのにスライスするなんていうラインも、実はスライス傾斜だったりする可能性もあるかもです。芝目の影響でスライスラインが見た目よりもスライスする度合が大きい場合も、実は、目で観ているよりも実際のグリーン面は「スライス傾斜が強い」という可能性もあるかもです。

 

昨年、軽井沢で開催された世界アマチュア選手権では、米国チームはかなり精度の高い傾斜計を使って、すべてのホールのグリーンの傾斜をこれでもかってぐらい、事細かに計測していました。そして、そのメモを元にパットを打ち、どの国の選手よりも正確にグリーンを読み切っていました。対して、ホームである日本チームは米国チームようなことはやっていません。傾斜計を使ってグリーンを計測していないので、ゴルファーの五感を使ってグリーンを読んでました。そして、代表選手は「グリーンが読み切れなかった」というコメントをホールアウト後に残しています。

 

 芝目と傾斜。

 

グリーンを読み切るためには、この両方が必要だとされていますが、目で傾斜を読むのは簡単ではありません。目は錯覚に惑わされやすいからです。米国チームは完全アウェイの軽井沢でホームの日本チームよりも、グリーンの傾斜を読み切っています。この結果だけでも、プロ、上級者であっても目だけでグリーンの傾斜を正確に読むことは極めて難しいと言えるでしょう~。

 

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マーク金井ブログ更新しています芝目より傾斜です。http://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=12602

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年5月31日


カテゴリー パター、パター練習法

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