マーク金井blog

2016年02月14日超私的な検証!! 両手のスイングが片手のスイングよりも複雑になる理由とは!?

40年振りにスキー(アルペン競技)のワールドカップが苗場で開催されています。昨日、土曜日は大回転、そして今日は日曜日は回転競技が行われます。このブログがアップされる頃には、予選の結果が出ているかと思います。国内選手も数名出ていますが、残念ながら大回転では予選をクリアした選手はゼロでした。

logo (6)

このブログもワールドカップ観戦中に書いていますが、スキーは板が2本。右足と左足にそれぞれ板を履きます。対して、マーク金井がはまっているスノボは板が1本。初心者が手軽に楽しめるのはスキーです。左右の足が自由に動かせますし、手にはストックもあります。滑るだけでなく、リフトの乗り降りもスキーの方が簡単です。対して、スノボは1本の板に両足が固定されます。スキーに比べるとターンを覚えるのは難しいですし、リフトの乗り降りも簡単ではありません。スキーとスノボを比べると、スキーの方が断然簡単です。

21619_10204313824005625_7309453729026716283_n

さて、今日のテーマは昨日の続きです。

 

両手でスイングと片手でのスイング。ゴルフの常識から考えれば両手の方が簡単ということになります。ゴルフ雑誌でも片手打ちは、スイング作りのドリルとして紹介されることが多々あります。片手でのスイングは両手でスイングするよりも簡単なんて書いてある記事は今のところ見たことがありません。

 

 では、本当に片手のスイングは両手のスイングよりも複雑(難易度が高い)のか?

 

誤解を恐れずに言えば、片手の方がスイングは簡単です。片手スイングは飛距離は出ません。ミート率も高くはありません。ですが、スイングという行為、もう少し具体的に言うと、ヘッドの軌道(スイング軌道)は片手の方が正しい軌道を描きやすくなるからです。今作られているゴルフクラブは両手でスイングした時にちょうどいい重さになっていますが、例えば、テニスのラケットや卓球のラケットのように、片手で扱うのにちょうどいい重さになれば、ゴルフも片手の方がスイングしやすいという可能性もあります。

 

その理由はグリップの握り方にあります。右打ちの場合、左手はグリップエンドに近い部分を握り、右手はヘッドに近い部分を握ります。

クラブを握った時、左右の手の位置は握りコブシ一つ分は離れています。

 

実はこれが、両手のスイングを難しく(複雑に)している要因です。パットやショートアプローチは両手を同じ方向に動かすことでクラブを正しい方向に動かせます。なので、ゴルフの経験がなくても、少し練習すればボールを打つことができますし、狙った方向にも打ち出せます。距離感はともかく、パットで何回も空振りする人はほとんどいません。
パットは強く打つことがない(大きく振り上げない)から簡単だと思っている人が多いですが、実は、両手を同じ方向に動かして打つことができるから簡単なのです。なので、パットに関しては、両手の方がクラブをホールドしやすい分だけ打ちやすいとも言えます。

対して、ドライバーショットをはじめ、フルショットの場合はスイング中、両腕が描く軌道というのは同じではありません。テークバックでもダウンスイングでも、左右の手を同じ方向に動かすとスイングは成立しませんし、クラブを正しい軌道に導くのも困難を極めます。テークバックでもダウンスイングでも、左右の手は、違う方向に動くことでクラブは正しい軌道を描くのです。

 

なので、両手でクラブを持った時は片手でクラブを持った時よりもスイングが複雑(難易度が高く)になるのです。そして困ったことに、ほとんどのアマチュアゴルファーはスイング中に左右の手が同じ方向に動きたがる習性があります。特に、初心者ほどスイング中、両手が同じ方向に動き、それがクラブの軌道が乱れる原因になっています。初心者の多くは、トップで両肘がぐにゃりと曲がりますが、これもまた両手が同じ方向に動くのが原因となっています。

tategoto_fb_girl

フルショットのスイングを成立させるために、左右の手の使い方を変えることが求められます。アナライズでは6年ほど前から「ゴルフの竪琴」を販売していますが、この練習器具は両手を離して持ちます。その結果、ゴルフクラブを持った時よりも、左右の手の使い方を変えないと、正しくスイングできません。結果、知らず知らずの内に、左右の手の使い方を変えるようになり、知らず知らずの内にスイングが良くなってくるのです。

tategoto_pose01

 

左右の手の使い方については、「右手が上、左手が下」ということが言われています。ゴルフの竪琴を使うと、いやおうなしに「右手が上、左手が下」の状態が作られます。これは非常に大事なことですが、実は、上下の関係だけではクラブを正しくコントロールできないのです。両手、両腕を正しく使うには、上下の位置関係に加え、左右の位置関係も大事です。スイング中、左手と右手は左右の位置関係が変わります。ゴルフの竪琴を使うと、これもまた知らず知らずの内に会得できます。ただし、知らず知らずの内に会得するので、普通のクラブに戻すと、正しい位置関係を保てなくなるのです。

 

では、スイング中、どんな風に左右の手の位置関係が変わるのか?

 

それについては、次回、じっくり説明しましょう~。

(▼▼)b

各種セミナー↓こちらに詳細が

bnr_store_seminar (3)

アナライズマジックマリガンUT

27度 販売開始!!!

24度も販売再開!!

ut00012-300x300

ut00013-300x300

ut00016

よろしくお願いします

こちらもほぼ毎日更新しております。アナライズのストアブログ(T島ブログ)よろしくお願いします↓クリック

store_blog_header

カテゴリー ゴルフの竪琴, スイング、ゴルフ練習法

コメントは受け付けていません。