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キャロウェイ ビッグバーサアイアン(1995)

今僕のトレンドは断捨離。不要なモノを断ち、捨てることで、モノへの執着から離れ、身軽で快適な生活を手に入れようというもの。資料用のクラブは捨てるわけにはいかない、やはり好きなクラブはなかなか処分できない。好みで判断するとクラブはどんどん増えていく。なので僕にはクラブ断捨離ポイントが明確にある。半年間一度も使っていないクラブは、どんなに好きでも処分する。

今回1wは4~5本、処分しなければならないものが溜まったので、ゴルフパラダイス新橋店へ。査定街していると、アイアンの十羽一絡げコーナーに、8900円で初代ビッグバーサアイアンがあった。実はこれは資料用としてもちろんほしかったのだけど、現代でも通用するのではないか?!と思っている名作アイアンの一つだから。

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開発コードはX10。キャロウェイがまだダンロップから販売されていた頃に販売されていたから、すでに販売開始して15年経つ。このクラブはとにかく機能だけを追求して設計されている。フェイスが長く、トップブレードは14mmと分厚い。(MSウエッジは、トップブレードが厚いとよく、ダメだしされるけど、それでも6mm)

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従来のアイアンのデザインとしては非常に特異なデザイン。その特異なデザインだけど、このアイアンは大ヒットした。フェース高が低く、ホーゼルがないS2H2理論の基づきデザインされているので、トップブレードが厚くても高重心にはなっていない。重心高は21.5mmで、このトップブレードからすると驚異的だ。重心距離は発売以来15年以上たつけど、アイアン史上最長で39.6mm。当時のクラブは平均でも34mm前後。同じ打ち方をすれば、右にしか行かない。しかし重心距離の長さの恩恵を得て、上手く打てる人に、ボールが上がって飛ぶアマチュアに非常にやさしいクラブと話題になる。

プロも、当時キャロウェイと契約していたジム ・フューリックが使って活躍。日本では、片山晋呉が、このアイアンを使い始めてどんどん成績を上げていった。顔にこだわるプロは、やはり機能を認めざるを得なかったのだ。PINGのEYE2はトップブレードがあつかったが、ビッグバーサアイアンほどではない。慣性モーメントをあげるには厚くないとダメ。僕はこのアイアンを使いこなそうとして、自然とシャットフェイスになっていった。今打ってみても非常にやさしい。そして5番で62.5度とライ角がアップライト。並行輸入のRシャフトを選んだけど、振動数は298cpmとハード。クラブとして、機能を最優先に考えて作ったアイアン。今見ても特殊な形状だ。この現代版をいかにつくろうか?!と考えている。

しかし、断捨離をすれどもすれども、”ビバ衝動買い”な性格は治らないので、一向に断捨離できないのであった。
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キャロウェイ ビッグバーサアイアン 5番 +RCH96(R)
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長さ37.5inch/重さ376.1g/バランスD1/振動数298cpm/センター
フレックス値5.41/表示ロフト度、リアルロフト27度/ライ角62.5度
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