マーク金井blog

2023年09月11日超私的な考察  ドライバーの飛距離増とスコアには因果関係はあると思ってませんか!?

 

 

 

 

土曜日、日曜日と姫路出張。昨年に続き「姫路オープンフェスティバル2023」のラウンドレポーターを仰せつかり、大会を盛り上げるお手伝いをしてきました。この大会は男子プロ、男子シニア、女子プロ、そしてアマチュアが同じ組でプレーというフォーマットで、それぞれのカテゴリーでパーの設定を変えてます。パーの設定を変えることで、ことなったカテゴリーのプレーヤーが同じティから打っても不公平が出づらい設定になっています。

 

 

 

 

 

 

すべての選手が同じティから打ちます。ドライバーの飛距離を考えると男子プロが圧倒的に有利なんですが、男子プロはパーの設定が68。対してアマチュアはパー72なので、アマチュアはハンデを4つもらっているのと同じです。例えば、男子プロは68でプレーしてもパープレー。対して、アマチュアは72で回ってパープレーとなるからです。

 

 

 

 

 

今大会はアマチュア枠で出場の播戸選手がプレーオフでバーディを奪って優勝。6アンダー66のスコアはお見事でしたし、プレーオフでバーディーで決着を付けたのは素晴らしかったです。プレーオフのティショットはフェアウェイをきっちり捕らえ、セカンドではピンにピタリと付けるショット。バーティパットをきっちり決めての優勝です。

 

 

 

 

 

 

昨年に続き、選手ではなくレポーターとしてコースを歩きましたが、あらためて感じたのはティショットの精度の重要性。ピン位置が非常に厳しいこともあって、ティショットをラフに打ち込むとグリーンを狙うショットの難易度が上がります。フェアウェイから打たないことには、バーティーを取れないセッティングになっているのです。

 

 

 

 

 

 

 

姫路オープンでは普段、プレーする時に比べると難易度が高いセッティングになっていますが、難易度が低いセッティングでもスコアメイクに大事なのはティショットの精度ではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

フェアウェイにあれば芝抵抗が少ないですし、距離感のミスも出づらいからです。対して、ラフから打てば芝の抵抗が大きいですし、距離感のミスも出づらいからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

スコットランドのリンクスに比べたら、日本のゴルフ場のラフはなんとか打てそうな感じの所が多いです。しかしながら、フェアウェイに比べれば難易度が上がり、ミスが出る確率は確実に上がります。超私的には、ドライバーは飛距離が出なくてもフェアウェイにちゃんとキープできた方が、2打目でミスする確率が確実に下がり、その分だけスコアの浪費を減らせます。

 

 

 

 

 

 

 

ドライバーは飛んだ方が有利と考えているゴルファーが少なからずいますが、ドライバーの飛距離増はスコアに直結するとは限らないと思います。むしろ飛距離が多少落ちてもフェアウェイキープする確率を上げた方が、スコアアップにつながるのではないかと思ってます。

 

 

 

 

 

 

実際、超私的にはドライバーに短尺スチールシャフトを装着してから飛距離は10ヤードほど落ちましたが、フェアウェイキープの確率が上がった分だけ2打目以降のショットでのミスが減りました。ティショットはまさにテニスやバレーボールのサーブと同じと思うようになってから、打たなくていいミスが減ったのです。

 

 

 

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

 

 

 

 

 

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2023年09月06日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第23回「加減を覚えるには?」

 

マーク金井とラウンドする機会がある人は経験済みだと思うが、アトラクション的にパー3ホールのティショットで“ドライバー縛り”をやらされることがある。120ヤードだろうが155ヤードであろうがドライバーで距離感を調節し、しかも次打で寄せやすいルートを
明確にしてその方向に打っていけ、というものである。

 

 

 

決して、ドライバーでパーオンさせてみよう!という余興ではない。

 

 

 

やってみるとわかることだが、ドライバーで120ヤードを打つのは簡単なようでいて結構難しい。だいたいの場合、予想以上に飛ばしてしまいグリーンをこぼしてしまうのだ。これは150ヤードでも170ヤードでも同じ。キャリーを抑えたつもりでも予想外にランが出てオーバーしてしまったりする。パー3でドライバーを使うと“ドライバーってすごく飛ばせるクラブなんだな”ってことを実感するのである。

 

 

 

普段、ドライバーでフルショットばかりをし、最大飛距離の更新ばかり考えていると“このクラブはいまいち飛ばない”、“俺って飛ばないゴルファーだな”などと、飛ばない思考に陥りがちになる。しかし実際のドライバーとは、飛ばさないようにするのが難しいくらいボールを遠くへ飛ばしてしまうクラブなのだ。

 

 

 

ラウンドではやりにくいだろうから、ドライビングレンジに行って、とりあえずドライバーで50ヤードを打ってみていただきたい。

 

 

 

 

感覚的にはほんのわずかな振り感、当てるだけくらいに思って打っても、予想よりも飛んでしまうことに気がつくだろう。50ヤードができたら100ヤード、100ヤードができたら150ヤード、その次は200ヤードと距離を伸ばしていく。ポイントは常にパー3だと思って距離だけでなく方向性、ボールを止めたいエリアをはっきりと決めて打つことだ。加減して打っていると、自然に方向性が揃っていることにも気づくはずである。

 

 

 

慣れてくれば、200ヤードというのはそれほど強振しなくても十分届く距離であることがわかってくる。それは最大飛距離狙いでブン回し、結果コスリ球になって200ヤードしか飛ばなかった時とはまるで違う。きれいで素直で手応えのある「狙って打った200ヤード」なのだ。

 

 

 

50ヤードから始めれば、どのように振ればどこまでボールを飛ばせるのかがわかるようになってくる。これはもうパッティンググリーンでパット練習をしているのと同じ感覚である。

 

 

 

マーク金井は「ドライバーショットは170ヤードでいい」と言っているが、確かに170ヤードキャリーさせることができれば、ランも入れたら200ヤードを超える。200ヤード以上飛ばして不足と感じるホールロケーションは、白ティからプレーしているぶんにはそう多くはないだろう。もし、それ以上飛ばしたければ、そのぶんだけ振ればいいだけだ。

 

 

 

もちろん、振るほどにブレやすくなるが、振り感と飛距離の加減を知っていればミスの傾向もまた折り込み済みである。曲がりの可能性を計算に入れてルートを決めて打つことができる。ゴルフとは飛ばせるクラブを手にして、それを“加減”しながら距離を合わせていくスポーツである。パー3でドライバーを持たせる理由は、それに気づかせるためなのかな?

 

 

 

自分でも飛ばさないドライバーショットを実践し、時間が経つごとにそんなようなことを考えるようになった。

(書き手/高梨祥明)

 

 

欠品しておりました短尺スチールシャフトが再入荷しました。近日中に再販致します。


2023年09月04日超私的な考察  ナイスショットの数が増えれば本当にスコアが良くなるのか!?

9月に入っても暑さが続く日本列島。おかげでマーク金井はすっかり朝4前に起きる習慣がつき、かなりのペースで赤羽ゴルフ倶楽部にて早朝ゴルフに勤しんでます。ちなみに先週は、月曜日、火曜日、木曜日、そして土日と5回も行きました。

 

 

 

 

赤羽でのプレーぶりについてはYouTubeにもアップしてますが、、、、

 

 

 

カメラが回っても回らなくても意識しているのは、凡児徹底です。

 

 

 

 

横浜ベイスターズの監督時代、ラミレスさんがずっと掲げたスローガンが「凡事徹底」ですが、これぞアマチュアのゴルフにおいても一番大事ではないかと超私的に思っています。ナイスショットを打つことがゴルフの醍醐味だと思っている人には響かないことばだと思いますが、、、、

 

 

 

 

さて、毎週月曜日はYouTube「オルタナゴルフ」の更新日ですが、今回のお題はチャンスは○○○。

 

 

 

 

○○○については動画でじっくりと説明してますが、マーク金井が常日頃意識しているのはナイスショットを打とうとしないこと。もちろんミスショットを打とうとはしてませんが、「ナイスショットを打つ」とか「飛ばしてやろう」とか「グリーンに乗せてやろう」とかはまったく考えてません。

 

 

 

意識しているのは飛ばさない、乗せない、寄せない、入れない、、、です。

 

 

 

野球に例えるならば、ホームランを打とうとしたり、クリーンヒットを打とうとするのではなく、四球(ファーボール)や内野安打を打つことを意識してます。なんとも平凡で面白みがないと思うかも知れませんが、平凡なことを徹底してやることが「凡事徹底」だと思っているからです。

 

 

 

 

ちなみに現在セリーグ首位の阪神はホームラン数はリーグ5位と少なく巨人の半分以下。ファーボールの数はセリーグの中でダントツに多く、ファーボールが多いことで得点もセリーグ1位。投手成績に関しては阪神が与えたファーボールの数はリーグで一番少なく、これにより自責点、防御率も1位です。

 

 

 

超私的にはナイスショットというのは○○だと思っています。ナイスショットを打つと、もっとナイスショットを打ちたくなるし、ナイスショットを打ちたいのにミスが出るとフラストレーションが溜まります。

 

 

 

 

加えて、ナイスショットを打ったからと言ってスコアが良くなる保証はありません。いつもよりドライバーが20ヤード飛べば気持は良くなりますが、ドライバーが飛んでも次のショットがまずければスコアは良くなりません。アイアンがピンに絡んでも、バーディーパットがちゃんと決まらないとスコアは良くなりません。

 

 

 

 

ナイスショットを打っても、それがスコアに反映されないと、、、フラストレーションが溜まりますしゲームの流れも悪くなります。実はこれが厄介なんです。

 

 

 

ナイスショットは打てないよりも打てた方が気持良いですが、この気持良さというのがスコアメイクする上では役に立つとは限りません。対して、ナイスショットを打たなくても狙った所にちゃんとボールを運ぶことができてくると、ゲームの流れが良くなってスコアは安定してきます。

 

 

 

ゴルフはナイスショットを競うゲームではありません。ゴルフを50年やってきてようやくその意味が少し分かってきました。

 

 

 

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2023年08月31日超私的な提案  アマチュアのスコアメイクの極意とは○○○○です

 

今週は月曜日、火曜日、そして今日(木曜日)、赤羽ゴルフ倶楽部にて早朝9ホールプレー。今日は久しぶりに一緒にプレーするメンバーを含めて3サム。まだお披露目できなくて恐縮ですが、ムフフな練習器具を実際にコースで試していただきました。

 

 

 

さて、マーク金井はというと1人でプレーする時も、複数人でプレーする時もやる事は変わりません。少し前にスコアメイクに役立つ四文字熟語を募りましたが、、、超私的に肝に銘じている四文字熟語は、、、、

 

 

凡事徹底です!!!!

 

 

 

この言葉を知ったのはほんの10日前ぐらいのことですが、まさにアマチュアのスコアメイクの極意な四文字塾後。かつて横浜ベイスターズで指揮を執ったラミレス監督が、この言葉をチームのスローガンとして4年間掲げていますが、野球だけでなくゴルフでも、一番大事なことは「当たり前なことを、徹底してやること」。

 

 

 

ゴルフにおける凡事とは、ナイスショットやベタピンに寄せることではありません。ボールを遠くに飛ばすことでもないし、バンカー越えでスピンを利かせて寄せることでもありません。目を見張るようなナイスショットは凡事ではないのです。

 

 

 

ゴルフにおける凡事とは、、

 

 

 

 ティショットは飛距離よりもフェアウェイキープ
 セカンドはベタピンに乗せるよりも花道に運ぶ
 アプローチはスピンを利かせて止める寄りも手前から転がす
 パットは1パットを狙うのではなく、確実に2パット(3パットしない)

 

 

 

なんとも地味でドラマがないゴルフですが、地味(凡事)を確実に重ねていけば1ホールで大叩きしません。加えて、難易度の高いショットではなく、難易度が低いショットを打ち続けることが凡事で、凡事を徹底すればスコアメイクに欠かせない、○○が悪くならない。○○を悪くしないことが、実はスコアメイクの極意なんです。

 

 

YouTubeで赤羽でのプレーぶりを1ホールづつ紹介しています。今日は12番ホールでアップしてますが、まさに凡児徹底。ゴルフが簡単に見えると言うコメントをいくつもいただいてますが、簡単に見えるのは凡事徹底しているからに他ならないからです。

 

 

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2023年08月30日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第22回「最適シャフトを考える」

この夏は、アナライズの『バンパードライバー』を興味深く試している。トゥダウンしにくいセンターシャフト的なネック位置のヘッドに、重ためのスチールシャフトを装着。振りやすさと安定を「適正な長さ」で調整すれば、きっとフェアウェイにある吹き流し(ティショットの狙い目)にだいたい打っていける「魔法の杖」になってくれるのではないか、と踏んだのである。

 

 

 

当初、試していたのは日本シャフトの『950DR』スチール(硬度X)を43インチで組んだもの。これは現在気に入って使っている軽量ヘッドのメタルウッドに挿れているもので、どんなヘッドでもだいたいこのシャフトをこの長さで組んでおけばいい感じになるだろうとタカを括っていたものである。

 

 

 

しかし、結果は微妙だった。『バンパードライバー』では安定して左方向への球が出て、狙った方向へ気持ちよく打ち出すイメージが残念ながら持てなかったのだ。

 

 

おそらく、普段、重心距離の長いヘッドのトゥダウンを抑えるためにシャフトの硬度を上げている(硬度X/半インチチップカット)ことが、重心距離がほとんどない『バンパードライバー』ではアダとなったのだと思う。トゥ・マッチというやつである。

 

 

 

“これも試してみてぇ!”とマーク金井が貸してくれた『バンパードライバー』には、アナライズが強力プッシュしている島田の『K’sシャフト』が入っていた。

 

 

 

長さは43.5インチだ。結果は打球をやや右に出せるようになり、軽い左曲がりでターゲットに向けてランディングさせるイメージが持てる。切り返しでほんの少し間(ま)がとれるようになり、ダウンスイングからインパクトでのしなり戻りがゆったり大きめに感じられるようになったのがボールを右に出せるようになった要因だと感じた。

 

 

 

聞けば、アナライズでは基本的に『K’sシャフト』の硬度Rを選択しているという。

 

 

 

これもマーク金井が多くのスチールシャフト打ち、選び抜いたものである。一般的なドライバーの「ヘッド重量(200g)」に装着することを前提に、振りやすいと感じられる「長さ(43.5インチ)」を求め、出球をコントロールしやすい「硬さ」、そして組む際のトリミング(シャフトカット方法)を割り出した。“ビバ、短尺スチール〜“と軽妙なトーンで発信されているが、実は確信を持って、現代ヘッドに合う適正仕様のスチールシャフトを提供しているわけだ。

 

 

 

短いスチールシャフトならば、なんでもビバ!であるわけではないのだ。

 

 

 

シャフトの役割とは、ヘッドの特性を活かすことにあるだろう。ヘッドの重心設計や慣性モーメント、重さが違えば、適合するシャフトが違って当然だ。逆にいえば、アナライズ推奨の「短尺スチール仕様」でパフォーマンスを発揮するヘッドは何?という導き方もできるということ。

 

 

 

それがマーク金井の『オルタナゴルフ』動画でシリーズ化している「ヤングタイマー」モデルということになる。ヘッドの仕様をフィックスすれば適正シャフトが決まり、シャフト仕様を固定化すれば、今度は適正ヘッドが見えてくる。適正とは合わせるモノによって、常に変わるもの。そのことに改めて気がつくことができた夏でもあった。

(書き手/高梨祥明)

 

 

マーク金井推奨『スリーブ付きスチールシャフト』は、数量限定にて販売しています。一時的に売り切れとなっていても、随時再入荷し販売を行なっていますので定期的にオンラインストアをチェックしてください! アナライズのSNSでも再入荷の情報を発信していますので、ぜひフォローをお願いいたします。