マーク金井blog

2023年10月29日超私的な提案  ラフが深いコースでプレーするとドライバーの選び方が分かる!?

 

先々週は五島列島(九州)、先週は水曜日から金曜日にかけて関西(兵庫県)で過ごしてきました。今回も空路で羽田から神戸へに向かい、木曜日は日本のゴルフ発祥地である神戸ゴルフ倶楽部にてラウンド。

 

 

 

 

 

翌、金曜日はYouTube「しだるTV」のコンペでABCゴルフ倶楽部にてラウンド。

 

 

 

 

これでもかってぐらい趣が異なるコースでのプレーでしたが、両者に共通していることがありました。

 

 

 

 

それはラフがとてつもなく深く、脱出が困難だったのです。

 

 

とくにABCは今週から男子ツアーが開催されることもあって意図的にラフが深く、ラフに打ち込むとボールを探すのに一苦労。特に、フェアウェイからほんの少し曲がった所は芝が密集しており真上から見ないとボールを確認できませんでした。

 

 

 

 

男子ツアーの厳しいセッティングを経験できて良かったですが、ラフに打ち込むとまずグリーンを狙えません。フェアウェイを30センチ外しただけでとんでもないトラブルになるのです。

 

 

 

 

 

SWでフェアウェイに戻すことを余儀なくされますし、無理にグリーンを狙うようなクラブを選択すると手痛いしっぺ返しをくらいます。

 

 

 

 

今更ながらですが、この2つのコースをプレーして痛感したのがフェアウェイキープの重要性。フェアウェイから打つのとラフから打つのとでは確実にゲームプランが変わり、ティショットはフェアウェイキープすることが求められます。250ヤード飛んでラフに打ち込むよりも200ヤードでもいいからフェアウェイキープしておいた方が、スコアメイクしやすいし、打たなくていいミスも減らせるのです。

 

 

 

 

超私的なことを言わせていただくならば、アマチュアゴルファーはこういうラフが手強いゴルフ場でプレーする機会が増えれば、、、、、

 

 

 

 

ドライバーは飛距離よりも方向性だと思うようになり、飛距離よりも確実にフェアウェイキープできるドライバーを選ぶようになってくるでしょう。

 

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

 

それを痛感するためにはラフは深い方がいいのかも知れません。超私的には、バンカーや池より深いラフがあった方が、フェアウェイキープの重要性を嫌と言うほど思い知らされますし、ドライバー(ティショット)は飛距離よりも方向性(フェアウェイキープ)が良いことがスコアメイクにつながることを思い知ることができます。

 

 

 

 

五島列島の小値賀島に作られた手作りのゴルフ場、浜崎鼻ゴルフのラウンド動画はこちらからご覧いただけます。

 

 

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2023年10月24日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第29回「フェアウェイの吹き流し」

 

 

先日、とあるゴルフ場をプレーしている時にふと気がついたことがあるので、今日はそれについて書いてみたい。テーマはフェアウェイの「吹き流し」あり・なしである。

 

 

 

結論から言うと、普段よくプレーしているゴルフ場には、フェアウェイに「吹き流し」が設置されており、先日初めて行ったゴルフ場には「吹き流し」が無かったので戸惑ってしまった、という話だ。

 

 

 

「吹き流し」というのは主にセルフプレー主体のコースに導入されているもので、ティショットをこの近辺に打てばセカンドショットが打ちやすいですよ!という目印となる。

 

 

 

 

最近、ティショットのイメージを飛ばす!ではなく、狙う!に切り替えてゴルフをしている身にとっては、そのターゲットとなる「吹き流し」の存在は極めて重要。普段、あそこに打てばいいのね、と自然に狙いをつけられていたのに、「吹き流し」がないだけで急に狙って打つ意識が散漫になってしまった。それどころか、以前のようにできるだけ遠くに飛ばしてやろう!というティショットになってしまったのだ。

 

 

 

実際、途中まで「吹き流し」がないことに気づいていなかった。

 

 

 

パー4とパー5を何ホールかやってみて、ようやく「吹き流し」がない…と気づいたのである。ここ最近は調子がよかったドライバーショットも、この日のそこまではお久しぶりの大乱調。縦距離も方向性も、結果はボールに聞いてくれ状態であった。

 

 

 

振り過ぎていることに気づき、チカラをセーブしてフェアウェイセンターを捉えようとしてもダメだった。結局、復調したのは「吹き流し」がない!と気づいてから。自分でフェアウェイ上に仮想の「吹き流し」をイメージし、それに向かって(狙って)ボールを打つようにしてからだったのだ。

 

 

 

「吹き流し」はだいたいレギュラーティから230ヤード付近に置かれることが多いらしいが、その付近にボールを集めるならばティショットは200ヤード〜210ヤードでよいとうことになる。ドライバーショットはランが結構出るからだ。ドライバーがキャリー200ヤードでいいならば、誰しも精神的にはかなりラクになるのではないだろうか?

 

 

 

ここからは個人的な感覚の話になるが、「吹き流し」があるとキャリー200ヤードの出力でスイングできる気がする。軽く打つのではなく、しっかり振って200ヤードを打つイメージが持てるのだ。一方、「吹き流し」がない、あるいは狙いが散漫だと振りを抑えて200ヤードを打とうとしてしまう。飛ばさないようにしようとしてしまうのだ。

 

 

 

感覚的に、前者は攻めていくイメージの200ヤードだが、後者は「置きに行く」イメージであり、消極的な200ヤードといえる。どちらが狙い通りフェアウェイの幅に200ヤー+
ランさせることができるのかといえば、当然、狙っていった方である。

 

 

 

「吹き流し」がなければ、ティショットが定まらないようではダメだろう、というご意見
もあろうが、最初はなんでも訓練・経験である。ティショットからターゲットを狙う意識
、ニアピンを獲るつもりで、横幅だけでなく縦の距離もコントロールして打っていく。し
かも、チカラを抜いて短く打つのではなく、飛ぶクラブで200ヤードをチカラを入れて打
つ感覚を磨くのである。そのために「吹き流し」という目標があると非常に都合がいいの
だ。

 

 

 

マーク金井がパー3でドライバーを使って打ってみたりしているが、これもおそらく15ヤードぶんのチカラでボールを飛ばすための訓練・経験なのだと思う。遊び感覚でそういう
ことをやっていれば、チカラを抜くのではなく、チカラを加えて狙った距離を打てるよう
になる。まずは練習場で、「チカラを入れて」200ヤード打ってみていただきたい。

(書き手/高梨祥明)

 

 

 

今回の内容を踏まえ、マーク金井のYoutubeチャンネル「オルタナゴルフ」素人のゴルフ安全策を勘違いしていませんか? もぜひご覧ください。

 

 


2023年10月23日極めて超私的なゴルフ場探索・小値賀島 浜崎鼻ゴルフ場(HAMAYU CLUB)

 

 

先週は月曜日から金曜日にかけて九州北端に位置する五島列島で過ごしてました。
月曜日の午後、空路で羽田から福岡へ。博多の新三浦で水炊きをいただいた後、夜行フェリーで向かった先は五島列島の小値賀島に向かいました。

 

 

 

 

博多港から小値賀までフェリーでて約5時間。九州本土から西へ約50キロメートル離れた五島列島の北部に位置してますが、佐世保からでもフェリーで約3時間かかります。正直、アクセスは良くありません。高速船も運航されてますが、こちらにはキャディバッグを持ち込めないので、ゴルフをする場合はフェリー利用となります。

 

 

 

島の面積は約12km2で人口は約2000人。非常に小さな島ですが、ここになんと島民の方々が手作りしたゴルフ場、浜崎鼻ゴルフ場(HAMAYU CLUB)があるのです。

 

 

 

 

元々は牧場で実際に牛が放牧されていたそうです。コースは海岸沿いに5ホールが配されています。砂丘ではありませんが。スコットランドのリンクスと同じく牧草地がゴルフ場になっているのです。

 

 

 

観光協会にお願いしてメンバーさんとツーサムでラウンドしました。5ホールのコースを3度回りましたが、浜崎鼻はまさにスコットランドのリンクスさながらでした。

 

 

 

メンバーさんは凸凹したグリーンの状態を気にされてましたが、ゴルフの起源を遡ればグリーンがフラットで綺麗ことは必須の条件ではありません。芝が短く刈られていて、ホール(穴)があれば、それで十分。ゴルフの起源は羊飼いが棒で石ころを穴に入れていたことを考えれば、まさにゴルフの原点を忠実にトレースしているのです。

 

 

2番ホールのグリーン周り、そして5番ホールのティグラウンドからの景観はまさにスコットランドのリンクスそのものです。島民の方々が設計されたとのことですが、地形を生かしたレイアウトはお見事としか言いようがありません。スコットランドのゴルファーがここに来たら、きっと驚くこと間違いなしです。

 

 

 

手入れが行き届いたゴルフ場でプレーすることを否定するつもりは毛頭ありませんが、超私的には浜崎鼻ゴルフ場は数百年前にタイムスリップしたかのように、ゴルフの起源に遡れます。

 

 

 

今週木曜日にYouTubeにてラウンド動画を上げますので、ご視聴いただけますと幸いです。

 

 

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今日は今なお革新的なユーティリティー、PRGRのZOOMiをアップしてます。

 


2023年10月16日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第28回「こだわるべき数字とは!?」

 

かつてドライバーは「1番ウッド」と呼ばれた。諸先輩方には何を今さらと怒られそうだが、最近ゴルフを始めた人たちにとって「1番ウッド」は、完全に昔話である。

 

 

 

 

なぜなら、今のドライバーには「1」なんて刻印は打たれていないからだ。

 

 

 

 

あえて「1」と書かなくても、問題なくゴルフができている。これが今日のポイントである。過日、お気に入りのUT(21°)よりも飛んで、ドライバーよりも飛ばないフェアウェイウッドを、「色々持っているコレクション」の中から改めて探してみていたのだが、「そういえば」と思い出して、ブリヂストンのJ’sメタル(初代)の4番ウッドを引っ張り出してきた。

 

 

 

化石のような古いメタルヘッドだが、シャフトは日本シャフトのレジオフォーミュラに替えてある。最近、思うところあってわざわざ組んだ実験クラブだ。「そういえば」、このクラブが一番思った方向と高さに飛んでくれていたな、と思い出したのである。

 

 

 

改めて打ってみたが、やはり出球の感じは以前感じた通り。イメージした感じでボールが出ていってくれる。インパクトでボールに当たるタイミング、球離れのタイミングも心地よい。ステンレスメタルだがキン!と弾く感じがなくて、今使っているティショットクラブにも似ているような気がした。

 

 

 

ソールには「4」「17°」と刻まれている。ロフト17°の4番ウッド(バフィ)である。

 

 

 

1990年代初めのメタルウッドの4wと、今現在の最新4wを比べたらどうなるか? なんてことからはもうとっくに卒業している。それをすれば、ほら、やっぱり昔のクラブは全然飛ばない!というレッテルを貼るだけになることがわかりきっているからだ。

 

 

4番ウッドとして考えると、○○○ヤード飛んでいなければならない、今の4番と同レベルに飛んでいないとならないとなってしまうが、そういうコトからはもう卒業しているのである。

 

 

 

 

「4」と書いてあろうが、「17°」とあろうが、そのクラブで出る距離をきちんと把握する。そして、その「距離」という数字を持って、愛用セットのどこに差し込むのかを考える。そういう感覚になっているのである。距離的には、最新のクラブからすればキャリーは7wくらいだろう。弾道が低めなぶんランが出るので、それよりは飛ぶ感じになるはずである。

 

 

 

個人的には、「4」「17°」も書かれていなくてもいい数字。世の中にはもっと飛ぶ「4」もあれば、もっと高く上がる「17°」があると思うが、それを手にしたとて…である。書いてあるから比べたくもなる。ゴルフクラブ選びの楽しみ、基準は、○番で○○○ヤードだけではない。「よくわからないけど、構えやすいし、打感が気持ちいし、だいたい意図した方向に飛んでいってくれるんだよね」、そんなふうに感じられる自分だけのモノを手にする喜びだってあるのだ。

 

 

 

古くても、最新でも。安くても高くても。不人気でも人気でも。○番って書いてあっても、なくても。とりあえず関係ないではないか。コースに出た時に、残り○○○ヤードだからコレで打つ!ということがわかってさえいれば、気持ちよくゴルフができる。実際にあえて「1」と書かなくても、問題なくゴルフができているのだから。

 

(書き手/高梨祥明)

 

 

もっと遠くへ!ではなく、狙った距離にコントロールして打つゴルフの面白さ。マーク金井のYoutubeチャンネル「オルタナゴルフ」素人のゴルフ・スコットランド編もぜひご覧ください。

 

 


2023年10月15日超私的な提案  難易度が低いコースで腕を磨くとっておきの方法とは!?

 

 

9月の下旬から12日間ほどスコットランドに行ってきました。6月に続き2度目の再訪となりましたが、今回は東海岸はノースベリックのみで、西海岸のリンクスを巡礼。

 

 

 

第1回に全英オープンを開催したプレストウィック、2024年に全英が開催されるロイヤルトルーン、全英を何度も開催したターンベリー、そしてキンタイヤ半島の先端に位置するマクリファニッシュをプレーしてきました。

 

 

7日間で7つのコースをプレーしてきました。今回も目標はボールをできるだけ無くさないこと、バンカーにはできるだけ打ち込まないことを意識してのプレーを心がけ、その結果、無くしたボールは2個、バンカーに入れたのは5回。リンクスならではの雨と強風下でのプレーが続いたことを考えると上出来でした。

 

 

 

10月3日の夜に帰国し、翌日は朝4時に起きて赤羽ゴルフ倶楽部にて早朝プレー。リンクスと違って河川敷にはポットバンカーも無ければ、深いラフもありません。赤羽の方が難易度は高くありませんが、超私的にはプレーの難易度を上げています。

 

 

具体的に言うと、ラフに打ち込んだらペナルティを科してプレーします。リンクスに比べると河川敷のラフは脱出は難しくありませんが、ティショットでもセカンドでも左右に曲げたら(ラフに入れたら)、その時点で打損するようにしながらプレーするのです。

 

 

 

YouTube動画でも紹介してますが、

 

 

ティショットもセカンドもフェアウェイ(花道)にボールを運んだら+1点、ラフ(林、池、OB、ワンペナ)ならば-2点。パーオンすれば+1点、ボギーオンは±0、ダボオンしたら-1点、トリプルオンなら-2点、、、

 

 

 

 スコアだけでなく、ボールをどこに運んだかをジャッジしながらプレー。

 

 

 

 

これをやり始めてからは赤羽の難易度がグッと上がります。7月ぐらいからこのプレーを始めたおかげでティショット、セカンドの精度が上がり、その成果がリンクスのラウンドでも大いに役立ちました。説明するまでもありませんが、赤羽でのフェアウェイキープ率が上がれば、リンクスのフェアウェイキープ率も上がってくるのです。

 

 

 

 ゴルフは確率のゲームです。

 

 

 

フェアウェイにボールを運ぶことができれば、難易度が低いコースだけでなく難易度が高いコースでもスコアメイクに苦労しません。フェアウェイはフェアなウエイ(場所)だからです。

 

 

 

リンクスがどれぐらい風が強いかについてはYouTubeの動画にアップしてます。こちらもご覧いただけますと幸いです。

 

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