マーク金井blog

2017年06月09日超私的な考察、安楽プロも推奨「軟らかシャフト」にはどんなメリットがあるのか!?

関東地方も梅雨入りしましたが、今のところ天気は大きく崩れてません。昨日も雨予報でしたが、日中は傘を差すような雨はほとんど降りませんでした。今日も雨が降る気配が全然ないので、神田から電車に乗って赤羽ゴルフ倶楽部へ薄暮ゴルフに行くつもりです。

 

神田から赤羽駅までの所要時間は約30分。ちなみに電車通勤している時は、約50分間電車に乗ってます。平均すると1日2時間前後は電車に乗ってますが、長いと思ったことは一度もありません。クルマと違って電車ならばスマホもあるし、本や雑誌も読めるからです。今週は週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフアルバ、そしてチョイスを電車に乗っている時に読みましたが、注目したのはこの記事です。

 

谷原秀人も惚れ込んだ
安楽拓也の飛ばしのメソッド連載21
ボールはぼんやり見て打とう。
「軟らかいものを振るメリットをお教えします!」
週刊ゴルフダイジェスト 6月20日号より引用)

 

この連載の中で、ドラコンに出ていた安楽プロは、自分が使うドライバー用のシャフトを「5XからR」まで軟らかくし、軟らかいシャフトでも300ヤード以上、楽に飛ばせると述懐されています。

加えて、硬いシャフトよりも軟らかいシャフトの方が球がバラつかないことを「クルマのハンドル操作」に例えて、説明されています。

 

マーク金井シャフトセミナーで超軟らかシャフトを使ってますが、これで打つと、セミナー受講生のほとんどは普段よりも球が左右にバラつきません。加えて、力まかせに力んでスイングする人もいません。超軟らかいシャフトだと、力んだらスイング中にクラブが暴れてしまうのを察知するからです。

ゴルフクラブはシャフトの先端にヘッドが付いてますが、シャフトは棒と考えるよりもムチだと思ってスイングした方が、確実にスイングが良くなりますし、シャフトのしなり戻りを使う感覚を養えます。そして何より、アマチュアゴルファーの慢性病とも言われているスライスを矯正するのにも役立つのです。

 

 では、なぜ軟らかいシャフトはスイングが良くなり、スライス矯正に役立つのか?

 

スライスしている人の多くはボールが右に飛ぶのを嫌がって(ボールが捕まえようとして)、インパクトゾーンで手元が加速しています。ところが軟らかいシャフトを手にすると、インパクトゾーンで手元が加速したらちゃんと打てないのが分ります。結果、インパクトゾーンで手元を減速させる動きになり、そしてシャフトのしなり戻りを使えるようになるのです。

 

インパクトゾーンで手元を減速させてシャフトのしなり戻りを発生させることができると、シャフトのしなり戻り(逆しなり)によってフェースが閉じる方向に動くようになるのです。シャフトのしなり戻り(逆しなり)がタイミングが良く発生すれば、ボールを捕まえようとしなくても捕まる。シャフトのしなり戻りを発生させることによって、スライスの最大原因である「インパクトでフェースが開く」という動きが出なくなるのです。

インパクトでフェースが開くから、ボールは右に飛び出す

 

軟らかいシャフトを使うと「タイミングが合わない」と感じるゴルファーが少なからずいますが、実は、「タイミングが合わない」方がいいんです。誤解を恐れずに言えば、スライサーや弾道が不安定なゴルファーの場合、自分のタイミングでスイングするよりも、シャフトが求めるタイミングでスイングした方が、クラブの軌道が良くなりますし、インパクトのタイミングも合ってくるのです。

 

 軟らかいシャフトを使うと、インパクトゾーンでは「手元を減速させる感覚」を肌で感じ取れるようになります。

 

手元を減速させることでヘッドを加速させる感覚というのは、こんな練習器具を使うことでも体感できます。手元側のハンドルを持って、シャフトやパイプをグルグル回転させる。簡単そうに見えますが、やると見るとは大違いで、インパクトゾーンで手元を加速させる癖がついている人や、作用と反作用をタイミング良く発生させる感覚が鈍っている人は、回そうと思っても回りません。

ゴルフは物理です。

 

 インパクトゾーンでは「減速が加速につながる」こと、そして「作用と反作用」を発生させることが求められるのです。

 

アナライズでは超軟らかシャフトが装着された練習器具「EF009」がありますが、これはシャフトのしなりを覚えるのに役立つだけでなく、スライス矯正、引っかけやフック矯正にも役立ちます~。

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イージーフレックスEF009を使った寸止めドリル!

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2017年06月08日超私的な試打インプレ、フジクラ ダイヤモンドスピーダー

毎週第2木曜日はゴルフ雑誌「アルバ」の発売日。最新号(6月22日号)の表紙は上田桃子プロです。この号では「ウォーリーを探せ」という感じで、マーク金井もほんの少しだけ誌面に出させてもらってます。自分で言うのも何ですが、小さな記事なので見つけるのに少々時間がかかりました(笑)。

そして見つけるのに少々時間がかったのがカメラ。ゴルフクラブもそうですが、カメラも新品よりも中古品に目がいきます。前から欲しかったCanonのフルサイズ「5D MarkⅣ」ですが、ようやく程度が良い中古品を見つけることができて手に入れました。これでデジタル一眼はCanonがメイン機種になりそうです。

 

さて、今回のエントリーは超私的なシャフト試打です。先週、赤羽ゴルフ倶楽部の薄暮ラウンドで試打し、昨日は神田のスタジオでガッツリと打ちました。試打したのは、、、

フジクラ ダイヤモンドスピーダー 5S
45.5インチ 307.8g D3 振動数248cpm センターフレックス4.20

 

装着ヘッドはテーラーメイドの初代M2なので、ヘッドの特性的は左に行きづらく、重心が浅めのです。

 

ダイヤモンドスピーダージュエルラインの3つめのモデルで、リシャフト専用シャフトです。特徴としては、、

 

・東レの素材と三菱レイヨンの素材を同時使用
・高弾性素材をふんだんに使用
・フジクラシャフト史上もっともトルクが少ない(5Sはトルク2.7)

 

かつてない強靭さとしなやかさを併せ持つ、超高速しなりを体感できるシャフトを完成させたとメーカーは謳っています。スピーダーシリーズはしなり戻りが速いことで定評がありますが、このダイヤモンドスピーダーはさらにしなり戻りが速いということをアピールしています。

 

では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

赤羽の10番ホールは右がOBで左がワンペナ。フェアウェイの左サイドを狙って打ったら、狙いよりもほんの少しだけ左に飛んでわずかにラフ。こう書くと捕まるシャフトと思うかも知れませんが、そうではありません。右を嫌がって少しだけ捕まえに行こうとしたら、そのままの球が出て左のラフに飛びました。

ダイヤモンドスピーダーの第一印象は、、、、

 

自分の意思が伝わり過ぎるぐらい伝わるシャフト!!!!!

 

まず感じたのが追従性が非常にシャープなことです。高弾性なシャフトでかつトルクが非常に少ないわけですから「当たり前と言えば当たり前」なんですが、自分の意思がダイレクトに伝わります。1を聞いて10を知るようなシャフトです。左サイドがOBの14番ではイメージ通りのフェードでフェアウェイキープ、18番ではイメージ通りのドローで距離を稼げました。

 

高弾性、低トルクのシャフトはクルマに例えるならばレーシングカーに限りなく近いスポーツカー。ハンドルの切れ味は鋭いわけですから、雑なスイングをすると追従性の高さが裏目に出て、弾道をコントロールするのが難しくなります。

ただし、Sシャフトにしてはそれほど硬くないので、切り返し時にはシャフトが適度にしなるのでタイミングの取りづらさはありません。また、スピーダーエボⅢとかに比べると、手元側のしなりも感じ取りやすくなっています。このおかげで、切り返し時にはシャフトのしなりが手に伝わるのでタイミングは取りやすく仕上がってます。

 

そして印象に残ったのが、インパクトの力強さ。メーカーの意図通りシャフトのバネ性が非常に高く、インパクトではヘッドが重くなったような感触が手に伝わります。M2のヘッド重量は約200gですが、それが250gのヘッドでボールを捕らえているような感触があるのです。

 

飛距離性能も申し分ありません。特に、アゲンスト風で強い球が打てます。赤羽の17番、そして18番は慢性的にアゲンスト風が吹いてますが、どちらのホールでも今までよりも5ヤード以上飛距離が伸びてました。飛距離性能はスピーダーの中でもっとも高いでしょう。

 

ダイヤモンドスピーダーは、シャフトのバネ性(加速性)と追従性の高さに並々ならぬこだわりを感じました。スイングが不安定なゴルファーには「挙動がシビアに感じ」て弾道が安定しづらいと思います。スイングが安定しているゴルファーの方がこのシャフトの性能を引き出しやすいし、高い満足度も得られるでしょう~。

 

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2017年06月07日超私的な提案、スコアを10打縮めるアイアンの選び方とは!?

 

日曜日は神戸で早朝9ホール、そして昨日(火曜日)は荒川河川敷の赤羽で薄暮9ホールプレー。18ホールよりも9ホールにこだわるのは、時間を有効に使えることです。1日でマーク金井がゴルフに費やす時間は2時間前後。1日に多くの時間をゴルフで費やすよりも、1日に費やす時間を短くして回数を増やした方がゴルフの腕を磨けるからです。そして何よりプレー代が安上がり。月に8回前後ほどコースに出ていますが、そのほとんどが9ホールのみ。プレー代は月3万円を越えることはめったにありません。

 

 

昨日はPXGのパターを試打しましたが、クラブセッティングはこんな感じでした。クラブの本数はいつも通りの7本のみです。

 

ドライバー テーラーメイドM2(初代)
フジクラ ダイヤモンドスピーダー5S

UT(21度) アナライズ マジックマリガンUT
アナライズオリジナルUT70(カーボン)

アイアン  ピン G30  7番、9番、PW、SW
フジクラ MCI80S

パター   PXG  GUNBOAT 34インチ
スーパーストローク3.0

 

 

現在アイアンは3セット使ってますが、いずれも共通していることがあります。それは、

ダフりのミスに強く、スイートエリアが広いアイアン!!!!

 

具体的に言うと、
・ヘッドが大きめ
・グースネック
・ソール幅も広め
・バンス角が強め

打感とか顔の良さは二の次で、とにかくナイスショットが出やすいことよりもミスがミスにならない性能を兼ね備えているアイアンを使っています。ちなみに3種類のアイアンはモデルが異なりますが、シャフトはすべて同じ。フジクラの80g台のカーボン、MCI80です。やさしいアイアンを好んで使う理由は単純で、、、、、

 

ゴルフというゲームは、ナイスショットを増やすことよりも、そこそこのショットが増えてくれた方がスコアメイクしやすいゲームだからです。

 

 

例えば、9ホールプレーの場合、すべてパーオンした場合ならば18ショット打ちます。この18ショットで17ショットがナイスショットでも、ひとつのショットが致命的なミスをしでかすと、1ホールで大叩きすることになってスコアを浪費します。対して、18ショットのすべてがナイスショットでなくても、18ショットのすべてがそこそこのショットならば、パープレーやアンダーパーで回ることも可能なのです。

 

アマチュアゴルファーの中にはミスショットを減らして、ナイスショットを増やすことがスコアアップにつながると思っている人が少なからずいます。確かに、この考え方も間違いではありませんが、ナイスショットを増やしても致命的なミスショットを撲滅できるとは限りません。

 

 スコアメイクという観点から考えると、ナイスショットを増やすことよりも、致命的なミスショットを減らすことの方が有利です。そして、ミスショットした時に「結果オーライが出やすいクラブ」を使うと、よりいっそうスコアメイクしやすくなるのです。

 

アイアンに関しては、ダフりのミスに強い方が「結果オーライ」が出やすくなります。加えて、結果オーライが出やすいクラブを手にしていれば、プレッシャーがかかった場面でも心理的に楽になる分だけ、致命的なミスを減らせるのです。

 

ゴルフはミスのゲームです。

 

アイアンを選ぶ時にこだわってほしいのは「ナイスショットした時」ではなく、「ミスショットが出た時」にどんなショットが出やすいのかを基準にして下さい。打ち損じた時に飛距離ロスが少ないクラブ、方向性が安定するクラブこそが、スコアアップにつながるアイアンです。

 

コースに出た時、ピンに絡むショットを増やすことも大事ですが、それよりもっと大事なことはミスしてもグリーンを外さないショットを増やすこと。会心の当たりを増やすことよりも、グリーンを外す回数が減らせるアイアンを手にすれば、10打スコアを良くすることも可能になってきます。

 

 

誤解を恐れずに言えば、どんなアイアンもナイスショットをすればイメージ通りの球が打てます。対して、ミスショットした時の球はクラブによって大きく異なります。ミスした時に致命的なミスが出づらいクラブこそが、コースに出た時に頼りになりますし、スコアアップしやすくなるのです。

 

アイアンの選び方については、今月5日に発売されたゴルフ雑誌「EVEN7月号 アイアンの基礎知識」で詳しく紹介しています。こちらもご一読いただけますと幸いです~。

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2017年06月05日超私的な考察、ゴルフで一番やってはいけないミスとは何なのか!?

土曜日、日曜日と神戸に出張してきました。土曜日は神戸港開港150周年記念コンペのお手伝いで「ゴルフは物理だ」の番外でインパクトセミナーを実施。日曜日はいつもお世話になっている六甲国際パブリックで早朝9ホールプレー。ベントグリーンの仕上がりが素晴らしく、そのおかげで入れ頃外し頃のパットが気持ち良く決まり、久しぶりにアンダーが出ました。

 

ー○ー○ー△ーーー 35
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早朝プレー後、お昼の新幹線で戻り、神田でクラブ診断を実施。夕方は阪神vs日本ハム戦をテレビ観戦したのですが、改めて思ったのが野球もゴルフもやっていいミスとやっていけないミスがあるということです。

 

昨日のプロ野球では、8回表、阪神がパスボールで1点を失って万事休すとなったのですが、9回裏に日本ハムの増井投手がノーアウトから3連続ファーボール。阪神は相手からもらったチャンスを生かして2点を奪って同点に持ち込み、延長11回にサヨナラ勝ちしました。ヒットの数は日本ハムが7本に対して、阪神は5本。ヒット5本で4点というのは効率が良いとも言えますが、日本ハムの敗因は打たれたことよりも、無死から3連続でファーボールを相手に与えてしまったことにあります。

 

野球と違ってゴルフは対戦相手がいるわけではありませんが、それでも野球と同じくゲームの流れを良くしたり、悪くししたりするショットが必ずあります。昨日のプレーに関していえば、ミスショットは何発かあったものの、ゲームの流れが悪くなるようなミスは1発もありませんでした。逆に、今週月曜日のPRGR主催RSカップでは、昨日の日本ハムの敗戦と同じく、ゲームの流れが悪くなるようなミスを何発も打ってしまい、自滅すべくして自滅しました。

 

では、ゲームの流れを悪くするミスとはどんなミスなのか?

 

野球の場合ならば、、、、
・ノーアウトからの連続ファーボール
・エラー
・犠牲バント失敗
・悪送球
・パスボール(暴騰)
・フィルダースチョイス

 

ゴルフの場合ならば、、、、
・ティショットが飛びすぎてラフやバンカーや池
・セカンドが飛びすぎてグリーンオーバー
・ミスが出やすいクラブを選択してチョロや引っかけてトラブル
・傾斜地から飛距離を欲張ってザックリ、トップ、チョロ、シャンク
・ミスショットした直後に飛距離を欲張ったクラブを選択してトップ、チョロ
・バーディパットを打ちすぎてからの3パット
・グリーン回りアプローチでのザックリ、トップ、シャンク
・平坦なフェアウェイから、ザックリ、トップ、チョロ、シャンク

 

 野球もゴルフも自分で自分が苦しくなるようなミスをしでかすと、ゲームの流れが悪くなるのを避けられません。そして、ゴルフの場合に関して言うと、

 

 やさしい状況下でミスをすること
 ミスショットした直後にリスクの高いショットを選択してミスをすること
 ナイスショットが計算違いでグリーンオーバー

 

この3つのミスをしてしまうとゲームの流れが途端に悪くなります。ゴルフはナイスショットしないといいスコアが出ないと思われがちですが、そんなことはありません。野球ではヒットを打たれながらも得点を取られない場合がありますが、ゴルフの場合もナイスショットが打てなくてもパーやバーディーで上がれる場合も多々あるのです。

 

ゴルフはミスのゲームですが、やっていいミスをしている場合は、パーやボギーで上がれる確率が非常に高く、やってはいけないミスをした場合は、ダボや大叩きにつながることが多々あるのです。

 

ゴルフは1打1打が大事ですが、それと同じぐらいゲーム運び(ゲームの流れ)も大事です。1打1打でナイスショットを目指すだけでなくく、ゲーム運び(ゲームの流れ)が良くなるように心がけてクラブを選択し、狙い所を選択する。どのホールもナイスショットをつなげてパーやバーディーを狙うだけがゴルフではありません。ボギーにもいいボギーと悪いボギーがあることとが分ってくると、ゲーム運び(ゲームの流れ)の作り方が分ってきますし、それは確実にスコアアップにつながるのです~。

 

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2017年06月04日超私的な理系のススメ、ゴルフを物理的に考えることのメリットとは!?

只今、神戸のダンロップゴルフコースにいます。神戸開港150年記念ゴルフコンペのお手伝いで、BUZZGOLF連載「ゴルフは物理だ」の番外編でトークショー。45分間、ノンストップで喋ってきました。噺家さんは小道具で扇子を使いますが、マーク金井の小道具は「スピンアクシス」という器具。この器具は、ボールが曲がるメカニズム(原理)が一目でわかるスグレモノです。昨日のセミナーでも話しましたが、

 

ボールがまっすぐ飛ぶのも曲がるのも、すべてスピン軸で決まります。

 

スピン軸とはボールが回転する時の軸のことで、このスピン軸がまっすぐならばボールは左右に曲がりません。まっすぐ飛びます。対して、スピン軸が左右に傾くとボールは左右に曲がります。野球のピッチャーが投げる変化球も、ゴルファーが放ったボールも、球が左右に曲がった時はスピン軸も左右に傾いているのです。

 

では、ゴルフの場合、どんな風にスイングするとスピン軸が傾くのか?

 

BUZZGOLFの連載「ゴルフは物理だ!!」でも書いてますが、ボールがどんな風に飛ぶかはインパクトの瞬間で決まります。インパクトは1万分の5秒(2000分の1秒)で、ドライバーで打った時は約1トンのエネルギーが発生していると言われてます。

 

 

ボールの飛び方はインパクトで決まりますが、インパクトはヘッドとボールが衝突した瞬間です。ですので、チェックすべきポイントは大まかに3つあります。

 

・フェース向き
・ヘッド軌道
・打点位置

 

インパクトの時のフェース向き、ヘッド軌道、そして打点位置がどんな組み合わせになっているからで、ボールはまっすぐ飛びもすれば、スライスやフックもするのです。ゴルフはまぐれ(偶然)でもナイスショットが打てたりしますが、ボールの飛び方にまぐれ(偶然)はありません。まっすぐ飛ぶ時はまっすぐ飛ぶようなインパクトになっていて、スライスやフックしている時はスライスやフックが出るようなインパクトになっているのです。

 

では、どんなインパクトを迎えれば、スピン軸は水平(まっすぐ)になり、
 では、どんなインパクトを迎えれば、スピン軸は左右に傾くのか?

 

まずは打点位置を除いて説明します(打点位置を入れると話が複雑になりますから)。ボールというのは、インパクト時のフェース向きにほぼ飛び出します。そしてヘッド軌道に対してフェースが開くとスピン軸は右に傾き、ボールにはスライス回転がかかります。アウトサイド・インに振るとスライスすると言われてますが、それはアウトサイド・イン軌道に振るほど、ヘッド軌道に対してフェースが開きやすくなるからです。例えば、5度アウトサイド・イン軌道の場合、フェースがスクエアに戻っていても、ヘッド軌道に対してフェースは5度開いたことと同じ。さらに、アウトサイド・イン軌道が8度になれば、フェースがスクエアに戻っていても、ヘッド軌道に対してフェースは8度も開いたことになり、スピン軸は右に大きく傾き、強いスライス回転がかかるのです。

ただし、アウトサイド・イン軌道であっても、ヘッド軌道よりもフェース向きがクローズ(左を向いた状態)になっていればスピン軸は右ではなくて左に傾き、ボールにはフック回転がかかります。例えば、アウトサイド・イン軌道が5度で、インパクト時のフェース向きが8度クローズならば、ヘッド軌道に対してフェース向きは3度クローズ。この場合は、スピン軸が左に傾き、ボールにはフック回転がかかります。また、誤解を恐れずに言えば、このようなインパクトを迎えると、ヘッド軌道はアウトサイド・インであっても、物理的に言えば、フェースに対してはヘッド軌道はインサイド・アウトに振ったことと同じになるのです。

 

では、打点位置はどんな影響を及ぼすのか?

 

フェースの芯で捉えれば、インパクトの衝撃でフェース向きは変わりません。しかし、打点位置が左右に外れると、左右に外れた分だけ、インパクトの衝撃でフェースの向きが変わります。例えば、フェースのトウ寄りでヒットすれば、インパクトの衝撃でフェースが右を向きます。トウで打つと、インパクトでフェースが開いたことと同じになるのです。逆もしかりで、ヒール寄りでヒットすると、インパクトの衝撃でフェースは閉じたことと同じになるのです。スライスの場合であれば、インパクトでフェースの先よりでヒットすると、フェースを開いて打ったことと同じになり、ボールが右に飛び出したり、スライス回転を助長することになります。

 かつては、トウ寄りで打つとフェースが開くものの、ギア効果でボールにはフック回転がかかると言われてました。今でもこのギア効果は発生しますが、ボールとクラブの進化によって、このギア効果の度合いは昔よりも減っています。

 

最後にスピン軸を傾けない方法は、ヘッドの軌道に対してフェースをスクエアにすることです。例えば、ストレートな軌道(インサイド・イン軌道)ならば、フェースの向きもスクエア。「0−0=0」ならばスピン軸は傾きません。ボールにはフック回転もスライス回転もかからず、フェースの向きに対してまっすぐ飛びます。

 

他にも、アウトサイド・イン軌道でも、ヘッド軌道と同じだけフェースが左を向けばスピン軸は傾きません。アウトサイド・イン軌道が5度で、インパクト時にフェース向きが5度クローズならば、ボールは左に5度打ち出されますが、スピン軸は傾かないのでボールにはスライス回転もフック回転もかからず、野球のストレートと同じく、打ち出された方向に素直にまっすぐな弾道になるのです。

 

 ゴルフは物理です。

 

まっすぐ飛ぶのも左右に曲がるのも、すべてスピン軸がどの状態になっているのかで決まります。ボールが飛ぶ原理をもっと詳しく知りたい方は、アナライズのインパクトセミナーの受講をオススメします。東京の神田に行きづらい方は、マーク金井が現地に出向いて「スピンアクシス」を使ってインパクトセミナーを実施します。お気軽に連絡下さると幸いです〜。

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