マーク金井blog

2024年07月01日超私的な考察  ドライバーの長さって45.5インチで本当に良いのか!?

 

6月が終わり、今日から7月です。天気予報が小雨ということもあり、今日も朝4時前に起きてサクッと赤羽ゴルフ倶楽部へ。雨が降る平日ということもあって来場者が少なく、ほぼ貸し切り状態でサクッと9ホールプレー。

 

 

 

荒天が当たり前のスコットランドのリンクスでのプレーで雨に慣れたということもあって、そして高機能のレインウエア「水神」(ブリヂストンゴルフ)のおかげで雨でも1時間10分ほどでホールアウトできました。

 

 

 

今日もドライバーはヤングタイマー、テーラーメイドのR300Tiツアー(2002年)。22年前に発売されたモデルです。

 

 

 

体積は365CCなので、今どきのミニドライバーとほぼ同じぐらいの大きさです。

 

 

 

シャフトは今、一番出番が多いフジクラの24ベンタスブルー(5R)。

 

 

 

長さは、一度試してみたかった44インチ。

 

 

 

市販のドライバーに比べると1インチ短いですが、普段使っている短尺スチールを装着したドライバーに比べると、0.75インチ長いです。

 

 

 

手持ちのカーボンシャフトが装着されたドライバーの長さは45インチ前後なので、それを考えると44インチは明らかに短さを感じます。1インチはアイアンならば2番手分長さが異なるわけですから、当たり前と言えば当たり前です。

 

 

 

1番、2番、4番、6番、7番、8番と44インチのドライバーで打ちましたが、試してみて感じたのは短くしたからと言って飛距離がガクンと落ちることはありませんでした。そして、改めて感じたのは、短くすると弾道が少し低くなり、風に強い球が打ちやすくなったことです。

 

 

 

アイアンがそうであるように、ドライバー(FW)もクラブが長いほど球が高くなりやすく、クラブが短いほど球が低くなってきます。

 

 

 

44インチは市販ドライバーに比べると短いですが、マーク金井がゴルフを始めた50年前のドライバーに比べると、1インチほど長いです。現在だと短尺ですが、50年前なら長尺という扱いになるでしょう。

 

 

 

ドライバー選びというとヘッドやシャフトの性能に目が奪われがちですが、長さにも目を向ける必要があると超私的に思います。1ヤードでも遠くに飛ばすのが目的ならば振り切れる範囲で長い方が有利ですが、確実にフェアウェイキープすること、クラブをしっかり振り切れることを求めるならば45インチ以上よりも44インチぐらいの方が扱いやすいかも知れません。

 

 

 

43.25インチの短尺スチールドライバーはオルタナティブなセッティングですが、このセッティングのおかげで、ドライバーの長さについてじっくり検証するようになっている今日この頃です。

 

 

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2024年06月28日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話50 「2つの試す」

今日はゴルフクラブを「試す」ことについて考えてみたいと思います。昭和の時代にゴルフを始めた人にとっては、今のゴルフ市場は非常に恵まれていると感じるのではないでしょうか? なぜなら、新しいゴルフクラブをショップに行って存分に「試す」ことができるからです。ローンチモニターでインドアでも飛距離や方向性、初速やスピン量もわかってしまう。30年前には想像もしなかった試打天国です。

 

 

 

その抜群の環境を活かして、しっかり「試して」買ったのに、いつまで経ってもコレだ!という一本に巡り会えていない。実際はそんな人も多いでしょう。うまくいったのは最初の数ラウンドだけ。あるいはお店では良かったのにラウンドでは全然ダメだった。そんな失敗経験もあるかもしれません。どうしてそんな残念なことが起こるのでしょうか。

 

 

 

問題点の一つは「試しているようで試していない」ことが挙げられます。簡単にいえば“いつものスペック”から逸脱したものを打ってみることをしていない。そういう人がほとんどなのです。

 

 

 

例えば、いつもロフト10.5度でシャフトは50g台のSフレックス、長さは45・5インチのドライバーを使っているから、今回もそれと近いスペックで。某社の新製品も、話題のニュードライバーもとりあえずスペックは似たようなものを選んで比較する。その結果、得られる違いは……、正直言って“微差”なのです。そしてわずか数球の試打では結局、たまたまうまく当たったモノが「良いモノ」となってしまう。似たようなモノを試し、たまたまの結果に一喜一憂する。その繰り返しになってしまうことが多いのです。

 

 

 

しかしもう一つ、抜群の環境を活かした「試し方」があります。

 

 

 

それがモデル比較ではなく、同モデルでスペックを変えて打ってみること。同じスペックで数社のドライバーを打つのではなく、このドライバーが気になると思ったら、まずそのモデルの「シャフト長さ」を変えて比較してみるのです。いろいろなシャフトの銘柄を試すのではなく、同じ銘柄で「長さ」を変えて試すのです。

 

 

残念ながら、抜群の試打環境であってもシャフトの「長さ違い」をストックしているショップは少ないのが現状。数千本の中から一本を選べるようなお店でも、クラブメーカーのフィッティングでも「長さ違いは打てません」ということが多いのです。

 

 

 

結果をはっきりと変える「スペック」は、似たモノ同士の打ち比べでは見えて来ないもの。長さ違いの試打シャフトがなくても、「短く握って打ってみる」。その時に弾道がどう変わるのか? そういう「お試し」をしているうちに、自分に合ったスペック(長さ・重さ・ロフト)のドライバーが見つかってくるのだと思います。

 

 

長さが変われば、シャフトの重さもロフトも変わってきます。自然といつもと違うスペックになるのです。

 

 

 

マーク金井流に言えば、オルタナティブ(別)と思うくらい離れたモノの中に、ゴルフコースでの結果を変える一本が隠れているかもしれません。とにかく、握る長さを変えながらいろいろと試してみてください。
(書き手/高梨祥明)

 

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2024年06月27日超私的な考察  月いちゴルファーがシングルになれる方法って本当にあるのか!?

 

月曜日と火曜日は赤羽早朝、水曜日はゴルフ番組の収録でサンヒルズで12ホールプレーしてきました。「毎日ゴルフしてますね」としょっちゅう言われますが、実際は週3~4回ぐらいのペースでのプレー。そのほとんどは担ぎセルフの9ホールです。

 

 

これだけ頻繁にプレーしていてもボギーは簡単に出ますが、バーディーは簡単に出ません。テレビ収録の時も3メートル以内のバーディチャンスは3度ほどありましたが、入ったの一回だけ。後はパーとボギーが半々ぐらいでした。

 

 

 

今年でゴルフ歴は51年目を迎えますが、最近心がけているのは「やさしいボギー」をたくさん取ることです。プロと違って素人(アマチュア)はこれぐらいの気持ちでプレーした方が、背負わなくていいプレッシャーから解放されますし、何よりもダボを叩くリスクを一気に減らせます。

 

 

加えて、「やさしいボギー」をたくさん取れるほどにパーの回数が増え、ハーフ40前後でプレーできるようにもなります。ちなみに、安定してハーフ40前後でプレーできれば、半でキャップは一桁、いわゆるシングル入りも可能です。

 

 

この考え方は、月いちゴルファーにも当てはまるかと思います。巷には「月いちでシングルになる」という書籍、ネットの記事、そしてYouTube動画がアップされています。

 

 

これらには様々な情報が網羅されており、役に立つモノも数多くあります。そんな中、超私的なことを言わせていただくと、プレー頻度が少ない人がシングルになるのは並大抵のことではありません。競馬で万馬券を的中させるぐらい確率は低いです。

 

 

 

プレー頻度が月に一度だとゴルフ場に慣れるのが難しいからです。スノボやスキーを月に一回だけで上手くなれますかと聞かれたら、まず無理。ゴルフも月に一回だけのプレーで上達するのは非常に難しいからです

 

 

 

ただし、スキーやスノボと違って、ゴルフは家で練習できますし、練習場に行くこともできます。コースに出る頻度は少なくても、ゴルフの練習の頻度を上げることは可能。練習の頻度を上げていただれば、並大抵なのは代わりありませんが、不可能ではないかと思います。

 

 

では、どんな練習をすれば月いちでもシングルに近づけるか?

 

 

ショットに関してはボールを打つよりも素振りです。正しい素振りを毎日することでクラブの振り方が安定してきます。

 

 

そして、アプローチとパットを毎日練習することです。マーク金井はスポンジボールでアプローチの練習をしてますが、スポンジボールならば家の中でも手軽にできます。パットに関してはパターマットを使ってもいいし、床の上でボールを転がすのもいい。ボールを打ち出す方向の安定、そして距離感を磨く練習をお勧めします。

 

 

ちなみに、月いちゴルファーでぜったいにやってほしくないのは、練習場にまめに通ってボールをたくさん打つことと、ドライバーやアイアンの飛距離を求めてボールを打つことです。これをやってしまうと飛距離アップは実現するかもですが、スコアアップを実現させることはきわめて困難になってしまうでしょう、、、。

 

 

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2024年06月24日超私的な考察  ゴルフ場でのラウンド中の素振りって、、、本当に効果があるのだろうか!?

関東エリアは先週金曜日(6月21日)に梅雨入り宣言がなされ、午前中から結構な雨が降りました。日曜日も雨が降ったり止んだりでしたが、今日(月曜日)は朝からカラッと晴れてくれたので、サクッと赤羽ゴルフ倶楽部にして早朝9ホールプレーしてきました。

 

 

 

毎週月曜日と木曜日はYouTubeの更新日で、今日(6月24日)に更新したのは、、、、

 

 

 脱素振りシングル。

 

 

 

50年前にすでに「素振りシングル」という言葉が既にあったことを考えると、昔も今も、「素振りは良いのに、実際のスイングは良くない」というアマチュアゴルファーが少なからずいるのだと思います。

 

 

 

さて、この素振り。

 

 

 

 アマチュアゴルファーの多くは、練習場よりもコースに出た時の方が素振りの回数が多いです。

 

 

 

厳密に調べたわけではありませんが、練習場でボールを打つ回数よりも素振りの回数の方が多いという人は滅多にいません。対して、ゴルフ場でプレーしている時はボールを打つ回数よりも素振りの回数の方が多い人の方が圧倒的に多いです。

 

 

 

ちなみにマーク金井はスタジオでの練習ではスポンジボールを打つ回数の2倍以上素振りをし、コースに出るとほとんど素振りしてません。YouTubeでラウンド動画をアップしている時も、素振りの回数は実打よりも少ないです。

 

 

 

 では、なぜアマチュアゴルファーの多くは練習場では素振りの回数が少なく、コースに出ると素振りの回数が多くなるのか?

 

 

 

一番の理由は、練習場では続けてボールを打てるから、素振りよりもボールを打つことの方が有意義だと思っているからでしょう。そして、ゴルフ場でプレーしている時は同じ所から何発も打てません。1発勝負なので、打つ前に素振りをすることがリハーサルになったり、打つ前の不安を解消したいからではないかと超私的に分析しています。

 

 

 

 

では、そのショットの前の素振りには本当に効果があるのか?

 

 

 

 

効果がある人もいれば、効果がない人もいます。

 

 

構えた位置にヘッドが戻る素振りをしている人は素振りの効果があると思いますが、そうではない人の場合、ショット直前の素振りというのはあまり効果ないと超私的に思います。何故かと言うと、構えた位置にヘッドが戻らない素振りをしてしまうと、実際にボールを打つ時は素振りとは異なるスイングをすることになるからです(素振りと同じスイングをしたらボールをちゃんと打てません)。

 

 

 

たかが素振り、されど素振り。

 

 

野球の世界がそうであるように、ゴルフにおいても素振りはきわめて重要な練習ですし、重要なリハーサルでもあります。ただし、素振りの仕方を間違うと、その素振りは役に立ちません。素振りを役に立てるには構えた位置にヘッドがちゃんと戻る素振りをすることが求められるのです。

 

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2024年06月19日超私的な考察  ドライバーの飛距離が伸びれば本当にスコアが良くなるのか!?

 

2024年の全米オープンは3日目に首位に立ったB・デシャンボーが最終18番でピンチに陥りながらもパーセーブし、自身2度目のタイトルを手に入れました。1打差の2位はR・マキロイ。一時は2打リードの単独首位に立ちましたが、15番(パー3)と18番で、1mのパーパットを外して痛恨のボギー。4ホールで3つスコアを落としたことで、デシャンボーに競り勝つことができませんでした。

 

 

 

全米オープンを観ていると並外れた飛距離に驚くばかりですが、それ以上に凄さを感じたのがグリーン周りのアプローチとバンカーショット。見るからに難易度が高そうな状況から、苦もなくピンにピタッと寄せてパーセーブ。スコアを最終的に決めるのはアプローチとパットであることを思い知らされました。

 

 

 

ドライバーの飛距離に注目するのか、それともグリーン周りのショットに注目するのか。

 

 

 

ゴルファーによって見方は変わるかと思いますが、超私的に思ったことはドライバーの飛距離を生かせるかどうかは、グリーン周りのショットとパッティングではないかと思っています。別言すれば、いくらドライバーの飛距離が伸びても2打目以降が上手くなければ、そのアドバンテージは生かせません。

 

 

 

ドライバーの飛距離に関係なく、スコアメイクの鍵を握っているのはショートゲームとパッティングです。

 

 

 

このロジック(考え方)が正しいかどうかをチェックする方法があります。例えば、普段白ティからプレーしているのであれば、一度、赤ティからプレーしてみる。もしくは、ドライバーを打ってボールが止まった所から10~20ヤード先まで前に進み、そこからセカンドショットに臨む。どちらも、普段のドライバーショットよりも前に出た地点でセカンドが打てるようになります。

 

 

 

9ホールでもいいから試してみてください。普段よりもセカンドの距離が短くなってスコアがどう変化するのか体験すれば、ドライバーの飛距離増がどれくらいスコアメイクに影響するのかが分かります。

 

 

セカンドの距離が短くなったことでスコアが劇的に良くなるのであれば、取り組むべき課題はドライバーの飛距離増です。対して、セカンドの距離が短くなってもスコアが変わらないのであれば、取り組むべき課題はセカンドショット、グリーン周りのアプローチ、パッティングです。

 

 

全米オープンでのマキロイの敗因を引き合いに出すまでもありませんが、スコアを最終的に決めるのはパッティング、そしてグリーン周りのアプローチやグリーンを狙うショットの精度の高さです。スコアアップを本気で目指すならば、スコアに直結するショットの精度を上げる練習をした方が、望む結果が得られると思います。

 

 

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