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2024年03月06日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 「ヘッドの性格を見極める」

 

 

久しぶりにテーラーメイドの「320Ti」を倉庫からピックアップしてきました。私はもう使うことはなさそうなので、マーク金井にプレゼントしたいと思います(笑) ちなみにRが付いていない300 シリーズはUSモデルで、現在のSLE(高反発)ルールでも適合となるモデルです。

 

 

 

「320Ti」は個人的にも思い出深いクラブです。このドライバーが発売されたのは2001年。テーラーメイドのロゴが現在のものに変わり、カッパーカラーだったブランドイメージが精悍な黒基調に変わったのも、この「320Ti」を含む「300シリーズ」からでした。

 

 

 

 

ヘッド体積別に「300Ti」、「320Ti」、「360Ti」があり、この頃はヘッドの形状もモデル毎に変わっていたので、構えてみればこのヘッドはこういう性格だろうなという判断が打たずとも出来たような気がします。

 

 

 

「300Ti」はディープフェースの丸型で短重心&浅重心で強弾道。スピンも少なめでボールを上げられない人には厳しいヘッドでした。逆に「320Ti」はシャローフェースでいかにもボールが上がりやすそうな形状。「360Ti」は当時としては大型で、いかにもミスヒットに寛容な性能が外見からも滲み出ているヘッドでした。

 

 

 

ヘッド体積が異なるということは、今のゴルフクラブ用語ではお馴染みの慣性モーメント(MOI)の大きさに違いがあるということ。

 

 

 

ヘッドが小さければMOIが小さく、ヘッドが大きいほどMOIも大きい。ヘッドの形状で重心の深さと距離がだいたい決まり、大きさ(体積)で許容性の指標であるMOIの大きさも決まっていた。非常にわかりやすかった時代であると言えます

 

 

 

 

現在も多くのクラブメーカーでは、基本的には3ヘッド以上の選択肢から最適なヘッドを選択できるラインナップになっていますが、体積は小さくても440cc、場合によってはすべて460ccでインナーウェイトやアジャスタブルウェイトの位置によって性格が変えられていることも珍しくありません。カタチも似たような感じなので、構えてみただけでは性格を類推できない。そんな見極めが難しい時代になっているかもしれません。

 

 

 

それでも15年くらい前のようにヘッド自体の選択肢があまりなく、ウェイト可変やシャフトスリーブの設定でロフトやつかまりを変えましょう! みたいな感じだった頃よりは、ユーザー本位の市場環境にあるといえます。ウェイトやスリーブで行えるのは微調整であり、アジャスタブル機能自体に「合わないクラブを最適に持っていけるほどの劇的なチカラはない」のです。

 

 

 

ゴルフクラブの性格は、本来はヘッド形状や大きさによって決まっていくのが自然だと思いますが、今は複数の素材でヘッドを構成しているぶん、見た目だけでは判断しにくい状況になっています。

 

 

 

形状だけでなく、どこが軽くてどこが重たいか。

 

 

 

つまり、ヘッドのどこが分厚く(重い)・薄い(軽い)のか? どこに重たい素材(タングステン)が使われ、どこにチタンやカーボンなど軽い素材が使われているのかを知り、ウェイト配分のイメージで性格を類推するスキルが必要になってくるのです。

 

 

 

そうは言っても、そんなスキルが必要なのはゴルフ関係者だけです(笑) 一般的にはまずは見た目でつかまりそう、上がりやすそうなどと性格を予想し、実際に打ってみてそのイメージとあまり差がないモデルを選んでいただければよいと思います。

 

 

 

つかまりそうもないのにつかまった! 上がりやすそうなのにローボールしか出ない。そういうクラブはウェイトを動かしても、スリーブを回しても大して良くはなりません。構えやすくて、何の調整もしないで、イメージ通りの高さと方向性でボールを打ち出せる。そんなクラブを選んでいただきたいと思います。

(書き手/高梨祥明)

 

Youtubeチャンネル マーク金井のオルタナゴルフ ヤングタイマー編「300シリーズ」のアーカイブ動画もぜひご覧ください。

 


2024年03月04日超私的な考察  薄い芝からSWでのアプローチを上手く打つ極意とは!?

今日も朝4時に起きて、赤羽ゴルフ倶楽部にて早朝9ホールプレーしてきました。普段はお一人様でサクッと回っていますが、今朝は3サム。ひとりは赤羽でちょくちょくご一緒しているアマチュアで、もうひとりはショートゲームの指導に定評があるプロとです。

 

 

 

ご一緒したプロの名前は近々YouTube「マーク金井のオルタナゴルフ」で紹介させていただきますが、プレーぶりはマーク金井とは正反対。ドライバーの飛距離は300ヤードでアイアンはピンに絡むショットが当たり前。まさにアンダーパーを出すには、「こんな風にプレーするんですよ」というお手本を間近でつぶさに観ることができました。

 

 

 

ドライバーからアイアン、アプローチ、そしてパッティングまでじっくりと観させていただきましたが、特筆すべきなのはアプローチです。

 

 

 

 

この時期の薄い芝のことなんてお構いなしに60度のSW(LW)にて、高く上げてスピンを効かせるだけでなく、低く打ち出してランが出るショットも。とにもかくにも、ボールのライに関係なくヘッドの入りが正確で、フェースにきっちりボールが乗ったショットを放つのです。

 

 

 

 薄い芝からでもざっくりやトップが出そうな雰囲気はまったくありませんでした。

 

 

 

いったいどんな風な練習をすれば、ヘッドの入り方が安定するのか?

 

 

 

薄い芝からでもヘッドの入り方が安定するコツ、ヘッドの入りが安定する練習法を尋ねたところ、、、、

 

 

「嘘でしょ」と声を上げたくなる答えが、、、

 

 

その練習法とは、ドライバーの高さにティアップしたボールをSWでクリーンに打つ。それもドライバーを手にした時のようにアッパー軌道で打つというものです。

 

 

 

ゴルフ歴51年目ですが、SWのアプローチでアッパー軌道で打つなんてことはまったくもって想定外ですが、確かにアプローチを打っているシーンを思い出すとダウンブローに打っている感じはまったくありませんでした。言われてみればややアッパー軌道です。

 

 

 

では、なぜSWのアプローチ打つ時、ダウンブローではなくアッパーブローに打った方が良いのか?

 

 

このその理由については近々、YouTube「マーク金井のオルタナゴルフ」にてじっくりと説明いたします。

 

 

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2024年02月27日超私的な提案  なぜパターを使った時はざっくりやダフりのミスが出にくいのか!?

 

今日で2月も残すところ3日です。年が明けたと思っていたら、あっという間に2ヶ月が過ぎようとしています。今シーズンは雪が少ないこともあってスノボにいく回数が減り、今のところ8回しか行けてません、、、。

 

 

スノボに行く回数が減りましたが、ゴルフに行く回数は逆に増えてます。冬場のこの時期も週に3回以上のペースで早朝ゴルフ、もしくは千葉市民でラウンド。スノボをやるようになってから寒さが気にならないというのもありますが、それ以上にゴルフ場に行けばサクサクと歩くことができるからです。

 

 

 

さて、この冬場でのゴルフ。プレー中に心がけていることがいくつかあります。ざっと上げるとこんな感じ。

 

 

 

ティショット(ドライバー)では200ヤード以上の飛距離を求めない
アイアンも普段の1~2割減の飛距離を心がける
100ヤード以内ではできるだけ転がす(SWをできるだけ使わない)
グリーン周りではパター、もしくはチッパーを多用する
積極的にボギーオンを心がけ、積極的にボギーを取りにいく
ボギーパットの距離を20センチ以内に付ける

 

 

 

気温が下がると必然的に飛距離は落ちます。加えて防寒のために厚着しているので夏場のように体を動かせません。それを考慮して、飛距離を求めないように心がけています。

 

 

そして、もうひとつ心がけているのが冬場の薄い芝への対応。こちらも説明するまでもなく、パターならば薄い芝は気になりません。ウエッジに比べるとパター(パター形状のチッパー)の方が、圧倒的にダフりのミスも出づらいですが、これには理由があります。

 

 

パター(パター形状のチッパー)はアドレスした時に、すでにボールを上げようと考えません。無意識の内に、ヘッドを低く長く動かします。そして、ウエッジのショットと比べると、パター(パター形状のチッパー)を打つ時はある部分がずっと同じ方向を向いています。

 

 

そのある部分とは、、、グリップエンドです。

 

 

パター(パター形状のチッパー)を打つ時、アドレスではグリップエンドはずっと自分の向いてます。その位置関係はストローク中もずっと維持されています。対して、ウエッジでショットを打つ時というのは、極端に短い距離を除くと、グリップエンドは下(地面)を向きます。

 

 

 

 実はこのグリップエンドの向きがスイング中に変わることが、ざっくりやダフりのミスを引き起こす要因になっているのです。

 

 

パター(パター形状のチッパー)が打つのがやさしいのはボールを上げようとしないからですが、実は、ストローク中、グリップエンドの向きがずっと同じこともやさやさしにつながっているのです。

 

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

冬場のアプローチを苦手にしているのならば、グリップエンドの向きを変えなくて打てるパター、もしくはパター形状のチッパー、アナライズオリジナルのR25ランニングウエッジを使ってみることをおすすめ致します。

 

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2024年02月24日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 「冬の寄せ方と寄せ道具」

ゴルフクラブに「夏用」や「冬用」があるのか? と話題になることがあります。冬は夏よりも着込み、体も回りにくいため「シャフトを軽く」して操作性を上げるという人もいれば、逆に「短く・重たく」してコンパクトに振った方がいい、という人もいます。

 

 

マーク金井はドライバーのヘッドの5〜10gの鉛を貼って、シャフトのしなり量をアップさせる冬用チューンや、冬こそ「短尺スチール仕様のドライバーがいい!」と動画でも紹介していますね。

 

 

たしかに体が動く夏と動かしにくい冬では、同じドライバーでは難しいような気がします。

 

 

そもそも冬でも夏みたいに飛ばそうとすることこそが間違いというか、無謀。どうやったって冬は夏よりも確実にキャリーが落ちるのです。その代わり地面も硬いし、芝の勢いも弱いのでランで飛距離を稼げる可能性があります。

 

 

とにかくフェアウェイキープで!くらいに思っていた方が精神的にラクですし、セカンド地点に行ってみたら意外に飛んでいた!ということになるかもしれません(笑)

 

 

冬用として持っていると便利なのは、飛ばしをサポートするクラブではなく、アプローチ専用クラブではないでしょうか?

 

 

朝は凍ってカチカチ、午後は霜が溶けてウェットになる冬から早春のグリーン周りでは、ちゃっくり&トップが出やすいからです。

 

 

そこで用意したいのが「チッパー」です。

 

 

 

ポイントはソールがパターのように幅広で、ロフトが少なめなものを選ぶこと。幅広ソールで地面の状態を気にせずに打つことができ、キャリーではなくランで寄せられるものが最適です。ロフトは35度以下のものがいいでしょう。マーク金井が推奨するのはアナライズオリジナルのR25ランニングウエッジです。

 

 

 

通常のウェッジを使い、ボールを高く上げようとするとスイング軌道が鋭角になり、ライの状態とソールのリアクションにヘッドの動きが大きく影響されてしまいます。ワイドソールで転がし専用のチッパーならば、パターのようにシャローにヘッドを動かすため、ライがカチカチでもウェットでもあまりに気にならず、一貫してボールだけを打つことができるのです。

 

 

「転がし」アプローチを成功させる鉄則は、必ずグリーンの手前から上り傾斜に向かって寄せることになります。とくに冬の硬く、速いグリーンでカップの上や横方向から転がしでタッチを合わせるのは至難の業。チッパーをキャディバッグに入れたら、グリーンの外し方も「手前限定」とイメージすることが大切です。
(書き手/高梨祥明)

 

Youtubeチャンネル マーク金井のオルタナゴルフでは「冬ゴルフ」のアーカイブ動画もご覧いただけます。

 


2024年02月19日超私的な考察  ショートパットの極意とはカップに入れることよりも○○○です。

先週末は、2日続けて千葉市民ゴルフ場でプレー。どちらも担ぎセルフでの18ホールだったので、ゴルフ場だけで毎日1万6000歩稼げ、両日ともサクッと2万歩を大きくクリアしました。継続は力なりではありませんが、この4年間、かかさず2万歩歩いたことでいつのまにか基礎体力が大幅にアップしました。

 

 

千葉市民では毎回テーマを決めてプレーしていますが、今回はボギーパットの距離の記録です。例えば、1番ホールでボギーパットの距離が50センチなら50センチ。2番でパーが取れたならば0センチ。ダボオンの時はファーストパットの距離を記録。そして、9ホールの合計の距離を9で割り、1ホールあたりのボギーパットの距離を算出します。

 

 

ちなみに、マーク金井の9ホールのボギーパットの総距離はというと、、、、

 

 

土曜日の前半は70センチ、後半は90センチ
日曜日の前半は50センチ、後半は0センチ(ノーボギー)

 

 

36ホールプレーしてのトータルのボギーパットの距離は210センチで、1ホールあたりのボギーパットの距離は5.83センチでした。ちなみに、スコアは35、36、35、34でした。

 

 

 

YouTuberの「素人のゴルフ」の中でボギーオン率を上げること、やさしいボギーを取ることを動画で上げてますが、改めて感じたのはやさしいボギーを取るコツ(極意)はボギーパットの距離をいかに短くするかです。説明するまでもありませんが、1メートルのボギーパットを決めるのとカップの縁に止まったボギーパットを決めるのとでは、比較にならないほど後者の方が簡単ですし、ストレスも溜まりません。

 

 

 

別言すれば、最後にカップインするパットの距離が短ければ短いほどゴルフは簡単になりますし、背負わなくていいストレスを背負うことなく次のホールに迎えるのです。

 

 

 

ちなみに1メートルのパーパットをしっかり打って1メートルオーバーして、返しを入れてボギー。1メートルのパーパットをジャストタッチで打ってカップの右フチにボールが止まったのをタップインしてボギー。

 

 

 

超私的には、前者のプレーというのはアグレッシブな反面、ボギーパットを入れるのにもかなり神経を使います。対して、後者のプレーというのは弱気なような気がするかも知れませんが、タップインしてボギー。ボギーパットを打つのに神経をまったく使わないですみません。

 

 

ショートパットをジャストタッチで打つというのは弱気と思うかもしれませんが、ショートパットこそ距離をジャストに合わせて打った方が、外した後は楽にプレーできますし、プレーのリズムが悪くなりづらいのです。

 

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

1メートルオーバーする強めの距離感で打つとカップインの確率が上がるというデータがあるのは承知してますが、ショートパットを1メートルオーバーした返しのパットを入れるのは簡単ではありません。パーではなくて簡単にボギーを取るということを考えると、1メートルのパーパットはジャストタッチの方がクレバーな戦略なんです。

 

 

 

 ロングパットはもとよりショートパットも距離感が大事です。

 

 

 

そして、試していただくと分かりますが、ボギーパットの距離を短くすることができてくると、不思議なことにボギーでいいつもりでプレーしているにもかかわらず、パーが取れる回数が増えてくるのです。

 

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