マーク金井blog

カテゴリー: メディア(電子書籍)

2023年01月27日超私的な考察  ゴルフはYouTubeを観ただけで本当に上手くなれるのか!?

打ってないのにここまで喋る?


大寒波が日本列島を覆っている最中、昨日(1月26)も朝イチの新幹線に乗り込んで早朝スノボに勤しんで来ました。快晴の中、2時間ほど滑ってきましたが、プライベートレッスンのおかげで課題のバックサイドがかなり改善。おかげで滑りが良くなっただけでなく、無駄な力が抜けた分だけ身体への負担も減りました。

 

 

この3年ほどずっとバックサイドが上手く滑ることが出来ませんでしたが、3年間ずっと教わったきたことの成果が出ました。出来てしまえばなんてことはない動きですが、出来ない時はターンの度にモヤモヤしてたのです。

 

 

 

 

行き帰りの新幹線ではスノボのYouTubeを観たり、ゴルフのYouTubeを観たりしてますが、改めて感じたのがYouTubeにはいろんなコンテンツがこれでもかってぐらいアップされていることです。スノボにしても、ゴルフにしても、検索すれば数多くのレッスン動画を観ることができます。

 

 

 

 

さて、このYouTubeでのレッスン動画。

 

 

 

 

スマホがあればどこでも手軽に観ることができます。非常に便利なツールなのでマーク金井も度々チェックしていますが、スノボをやっていて改めて感じたのが、分ることと出来ることの違いです。

 

 

 

 

YouTube動画を観れば、動きのメカニズムを非常に分かりやすく解説してくれてます(分かりづらいのもあったりしますが)。分かりやすさという意味では、ゴルフ雑誌のレッスン記事やレッスン書よりも上回っていると思いますが、この分かりやすさというのがちょっと曲者です。

 

 

 

 

 分りやすいと感じてしまうほどに、「分かる=出来る」と勘違いしやすくなります。

 

 

 

 

 

そして、この勘違いが生じてしまうと、、、、やりたい動きと実際の動きにズレが大きく生じてしまいやすいからです。

 

 

 

 

 スノボやゴルフに限りませんが、分かることと出来ることというのはこれでもかってぐらい大きな隔たりがあります。

 

 

 

 

加えて、分かってから出来るようになるまでというのは、「知らない→分かる」の段階をクリアするよりも「分かる→出来る」の段階をクリアする方がはるかにハードルが高いからです。

 

 

 

 

マーク金井の場合で言うと、スノボのバックスサイドの滑り方については、分かるから出来るようになるまで丸3年以上掛かりました。ゴルフのスイングに関しても、分かるから出来るようになるまでは、数日というのはまず難しいでしょう。

 

 

 

 

個人差があるとは思いますが、自分のスイングを再構築するのは少なくも数年はかかってもおかしくないと思っています。

 

 

 

 

 

YouTube動画をいくつも観ると、分かる数を増やすことはできますが、出来る数を増やすにはYouTubeを観ている時間の100倍以上は必要ではないかと超私的に思っています。加えて、分かるから出来るになるためには指導者により適切なアドバイスも必要でしょう。

 

 

 

YouTubeが普及したことでスイングのメカニズムを手軽に学べるようになりました。スイングのことが分かるアマチュアゴルファーは確実に増えているのは間違いないと思いますが、分かるだけでは正しい技術は身に付きません。技術(合理的な動き)を身に付けるためには、「分かる→出来る」というハードルを乗り越えるための正しい地味な反復練習と時間が必要不可欠なのです。

 

 

 

 

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2018年11月22日超私的な考察 ゴルフが上手くなるのに「才能」は必要なのか!?

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毎月21日は月刊ゴルフ雑誌の発売日で、月刊ゴルフダイジェスト月刊ワッグル、そして月刊ゴルフクラシックが発売。加えて、今週は隔週誌のアルバも発売されています。マーク金井アルバで「ぶっ飛びアイアン」の特集記事と練習器具の連載をお手伝いさせていただきました。

 

ゴルフ雑誌は月に10冊以上読んでますが、一般書籍も月に10冊以上は読んでます。例えばこの一週間だと、、

 

 

 

本を読むために超私的にやっていることは、、「本を真面目に読まない」こと。面白くない(興味が湧かない)と感じたら、途中でも読むのを止めます。加えて、最初から読むこともやりません。目次はじっくり読み込み、面白そうな所から読み始めることが多いです。1冊の本を全部読まないことの方が多く、ヒントになることが1つでも2つでも得られたらラッキーだと思ってます。半面、何度も読み返す本も少なからずあります。

 

さて、上記の本の中で45分ほどで読了したのが「才能の正体」。目次がほぼ内容を言い表しているので、目次は3度読み返しました。そしてトピックのまとめが秀逸だったので読んだ時間は短かったですが、読み応えは大いにありました。主たるまとめはスマホで撮影したので、いつでも読み返せるようにしてます。刺さったまとめをざっと挙げると、

 

 

 人とつながるにはちゃんと”伝えること” コツは「前提の共有」と「いいタイトルをつけること」。

 人の才能を伸すが上手な人ほど、主観的な意見を言わず、ただ事実のみを根気強く言う。

 「客観視」できるようになれると、ポジティブになれる。

 コミュニケーションとは、「自分が何を言ったか」ではなく、「相手にどう伝わったか」だ。

(以上、才能の正体から引用)

 

 

才能と言う言葉は非常に便利な言葉です。努力というのは自発的な行為が求められるのに対して、才能というのは先天的な意味合いを含んで使われることが多いからです。加えて、「自分には○○○の才能がない」と言ってしまえば、できない理由を合理化できてしまうからです。

 

 

ゴルフもしかりで、「何年やってもスコアが良くならない」「何年やっても100が切れない」「真面目に練習してもベストスコアを更新できない」と悩んでいる人の中には、すくなからず「自分にはゴルフの才能がない」と思っている人が少なからずいます。

 

 

「才能の正体」の本はゴルフのことを一切取り上げてませんが、この本の著者である坪田信貴氏は、、、、

 

「才能がある」と言われる人に共通しているのは、”正しいやり方を”選んでちゃんと努力していること。

 

 

そして、こうも付け加えています。

 

 

「頭のいい人や出来のいい人の言葉は、聞く意味がない」と僕は思っています。
(以上、才能の正体から引用)

 

 

実は、この言葉は片山晋呉プロも「シンゴイズム」で「上手い人じゃなくて苦手な人に聞いてみる。上手い人は天才的にできるけれど、苦手な人の方がよく考えているから」と。

 

 

ゴルフは物理です。

 

 

物理的に理に叶った方法に則って練習し、工夫しながら継続練習する。そして、スコアを良くするために本当に必要なことを「自己客観視」しながらプレーしていけば、才能の有無に関係なく、経験を重ねるほどにスコアは確実に良くなるのです~。

 

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YouTubeのアナライズチャンネル

新しいセミナー動画公開開始


2018年05月24日超私的な考察 テーラーメイドのツイストフェースはどんな人にメリットがあるのか!?

YOUTUBEアナライズチャンネル 新しい動画を配信開始

マーク金井が、アナライズの有料会員であるプライム会員様限定で行っているマーク塾という、セミナーの動画です。かなりゴルフから脱線しますが、お暇なら


ゴルフクラブを試打する仕事を始めて20年近く経ちます。2005年、神田に室内の試打スタジオを構えるようになってからは、同じ場所、同じ条件、同じ計測器を使ってクラブの試打をしています。試打クラブはメーカーからお借りすることが多いですが、自腹で購入しているクラブも少なからずあり、スタジオにはドライバーだけで常時50本前後、ドライバー用のシャフトに至っては100本近くあります。定期的に断捨離してますが、それでもクラブ(シャフト)の数はあんまり減りません。

 

アナライズではディテクトの高速度カメラを使って弾道計測しています。試打するのはロボットではなく、マーク金井です。かつては人間試打マシーンとかと呼ばれたりしてましたが、昔も今もヒューマンテストにこだわっています。ロボットの試打ではなく、人間の試打にこだわるのは、スイングのロボットのスイングと人間(ゴルファー)のスイングの間には決定的な乖離(かいり)があるからです。

その乖離については、ゴルフメディアでも取り上げられることがたまにありますが、この記事については、超私的に突っ込みをいれたくなりました。

 

M3M4の打点外し実験、正直どごか違う

 

 ゴルフダイジェストオンラインにアップされていた記事ですが、
要約すると、ロボットでテストすると、メーカー(テーラーメイド)がコメントしているような結果にならなかったと書かれています。

 

テーラーメイドのM3、M4にはツイストフェースが採用されています。ツイストとはねじれの意味で、ツイストフェースはトウ上側はフェースが右を向く度合いが増して、かつロフトが増える方向にねじれてます。対して、ヒール下側はフェースが左を向く度合いが増して、かつロフトが減る方向にねじれています。メーカー側はこのねじれによって、左右の曲がりを軽減できるようになったとアピールしているのです。

 

ところがロボットで打つと、メーカーがアピールした結果にならなかったと。

 

 フェースのトウの上側で打つと右に打ち出して、ボールにスライス回転
 フェースのヒール側で打つと左に打ち出して、ボールにフック回転

 

ロボットが打った場合、フェースがねじれていると、ねじれた方向にボールが飛び出しているという結果になってます。加えて、トウ側に当たってスライス、ヒール側に当たってフックになっています。ちなみに、ロボットだけでなく、マーク金井もこのような弾道を打とうと思えば、比較的簡単に打つことができます。何故かと言うと、ロボットがどんな方法で試打しているかを知っているからです。

 

 

では、ロボットはどんな方法で試打しているのか?

 

ロボットのヘッド軌道はインサイド・インです。人間のようにインサイド・アウトに振ったり、アウトサイド・インに振るロボットは見たことはありません。ただし、ボールの位置を変えると、ヘッド軌道はインサイド・アウトになったり、アウトサイド・インになったりしますが、通常のテストではインサイド・インの状態でテストしています。この記事でも、ヘッド軌道を意図的に変えていないことが書かれていないことを考えると、インサイド・インで打っていると思われます。

 

人間で打った軌道

 

 そして、もうひとつのポイントがインパクト時のフェース向き!!!!!!

 

実は、今回の実験が非常に残念だと思うのはこの点なんです。ロボットで試打する時、基本的にはフェースがスクエアな状態でインパクトを迎えています。なので、この記事でも、フェースのトウ側にわざと打点をズラせても、

 

 インパクトではフェースがスクエア!!!!

 

この記事にはフェースがどの向きでインパクトを迎えているのかの記述がありませんが、弾道から推察すれば、フェースのトウ上側でヒットした時も、フェースのヒール下側でヒットした時もフェースがスクエアな状態でインパクトを迎えていると思われます。フェースがスクエアな状態でインパクトを迎えたために、ツイストフェースの効果が裏目に出てしまい、トウ上側で打った時もヒール下側で打った時も、大きく曲がってしまったのです。

 

 

では、芯を外して打った場合はどうなるのか?

 

これはテーラーメイドもアナウンスしていますが、多くのアマチュアゴルファーは芯を外して打った時、フェースの向きはスクエアになってません。テーラーメイドの分析によると、、、

トウ上側でヒットしている時、多くのアマチュアはフェースが閉じている
 ヒール下側でヒットしている時、多くのアマチュアはフェースを開いている

 

先っぽ上側で打った時、多くのアマチュアはフェースが閉じているために曲がりが大きい。その曲がりを習性するにはフェースを開いてロフトを増やすのが効果的であると考えたのです。逆もしかりで、ヒール下側打点になっている時、多くのアマチュアはフェースが開いているために曲がりが大きい。その曲がりを習性するにはフェースを閉じてロフトを減らすのが効果的であると考えて作られたのが、ツイストフェースの正体です。

 

言い換えると、、、、

 

トウ上側でヒットしている時、フェースが閉じている
ヒール下側でヒットしている時、フェースを開いている

 

と言うゴルファーにはツイストフェースは効果があって、左右の曲がりを軽減できます。

 

テーラーメイドを擁護するわけではありませんが、ロボットでの実験は人間が打った時と同じ結果にならないことが多いのが当たり前。ロボットは人間のようなミスショットが打ちづらく設計されているからです。あえて補足するらば、ロボットでツイストフェースの効果を実験するならば、トウ上側でヒットする時はインパクトでフェースが被った状態にすること、ヒール下側でヒットする時はインパクトでフェースが開いた状態にすることが求められます。

 

ちなみに、人間が打った場合でもツイストフェースの効果が裏目に出る場合があります。どこに当たってもインパクトでフェースが開きやすい人の場合、ツイストフェースでトウ上側で打ってしまうと、通常のクラブよりもボールが大きく右に曲がるでしょう。ヒール打点になりやすい人の場合でも、インパクトでフェースが被って当たりやすい人の場合、ツイストフェースだと、通常のクラブよりもボールが大きく左に曲がります。ツイストフェースに限りません。ミスを補正するように設計したクラブは、その補正が裏目に出る状態でインパクトを迎えると、ミスの度合いが増幅します。

 

 

ゴルフは物理ですが、ゴルフは人間がクラブを振り回してボールを打つ競技です。

 

スイングロボットは人間のように器用ではないのです~。

 

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三枝こころさん、先日アナライズにおこしいただいて、フレループを体験していた貰った動画です!

はい 欲しくなったでしょ?


2016年12月23日超私的な書評、「あなたのゴルフを上達に導く45(シンゴ)の言葉 SHINGO IZM」

昨日(12月22日)、片山晋呉プロとの共著、「あなたのゴルフを上達に導く45(シンゴ)の言葉 SHINGO IZM」(マイナビ出版)が発刊しました。アナライズが一番近い大型書店、書泉ブックタワーのゴルフコーナーにもちゃんと陳列されてましたし、もちろんAmazonでも購入できます。ツアー通算30勝、5度の賞金王に輝いた片山晋呉プロを2年かけてみっちり取材し、上達に役立つ45の言葉をまとめて本にしました。

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片山プロと言えば、クラブセッティングが独特ですし、練習の仕方もオリジナリティに溢れています。クラブに対する造詣が深いことでも知られてますが、実は、プロ入り当初からそうだったわけではありません。「SHINGO IZM」の取材で教えてもらったのですが、プロ入り直後の予選会(現在のQT)に失敗し、最初の1年間はまったく試合に出ることができませんでした。その結果、大胆なスイング改造に踏み切り、道具に対しても新たな知識を積極的に得るようになったのです。

 

練習法もしかり。ゴルフが難しい理由はいくつかありますが、その最たるものは自分のスイングを自分で見ることができないこと。自己客観視ができないことが上達の妨げになっているのですが、片山プロは、そのことを誰よりも知っています。練習道具をたくさん使う理由について聞いたところ、、、

「僕はあまり練習したくない。だから工夫しているんです」(晋呉録14)と言い、

 

「気持ち良くやっていうちは何も変わらない。変えざるを得ない環境で練習する」
(晋呉録15)

 

とも。そして、ゴルフの難しさについては、

 

「ゴルフは思っていることと真逆が起こる」(晋呉録23)。

 

後書きでも書きましたが、マーク金井が片山プロと直接会って話をしたのは、2014年の9月。「ゴルフの竪琴」を使っていただくことがきっかけです。どうして「ゴルフの竪琴」に興味を持ったのかと聞いてみたら、「初心者の女性が竪琴で理に叶ったスイングをしていたから」と答えて下さりました。

ゴルフの竪琴がきっかけで片山プロと交流を持つようになったわけですが、取材をすればするほど片山プロのすごさが見えてきました。練習は実に泥臭くて、地味な練習をこれでもかっていうほど続けます。今シーズンの終盤戦に入ると、「大リーグ養成ギプス」をはめたような感じでボールを打っている姿は、「巨人の星」の星飛雄馬さながら。気持ちよくスイングするというのとはまったく別のベクトルで、とにかく理に叶ったスイングをを追求しています。

今だから言えますが、実は、「あなたのゴルフを上達に導く45(シンゴ)の言葉 SHINGO IZM」はオリンピックに合わせるか、ツアー30勝を記念して発売することを想定していました。予定通りツアー30勝に合わせて発刊できましたが、30勝目がなんと出版元であるマイナビの大会。まったくもって偶然ですが、これも片山プロならではだと思っています。

 

45の言葉は、ひとつひとつに上達のエッセンスが盛り込まれていますが、マーク金井が一番読み返すのは、、、

 

「ゴルフはボールを止めるゲーム」(晋呉録31)と
「パターは素人が作ったものがいい」(晋呉録05)です。

 

片山晋呉プロのスイングを真似ることは簡単ではありませんが、ゴルフに対する取り組み方を真似ることは、本人がその気になればすぐに真似ることができません。性別年齢関係ありませんし、ゴルフの腕前も関係ありません。

 

真似るは学ぶに通じます。

 

進化したクラブを使い、スイングを変化させる練習に取り組めば、ゴルフは必ず上手くなれますし、スコアも良くなります。練習しても上手くなれない、何年やってもスコアが良くならないと感じているならば、騙されたと思って手にとって読んでみて下さい。ゴルフ上達に本当に必要なことは「何なのか」がはっきり分ると思います~。

 

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ゴルフの竪琴!

販売再開!!!

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注文殺到しており、お届けに若干お時間いただいております


2016年12月14日超私的な考察、なぜ片山晋呉プロはツアー30勝を成し遂げたのか!?

昨日、今年3冊目のゴルフ単行本が完成しました。タイトルは、、、

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あなたのゴルフを上達に導く45(シンゴ)の言葉
SHINGO IZM(シンゴイズム)
マイナビ出版 定価 1490円(税込み)

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片山晋呉プロとの共著です。前書きにも書きましたが、片山プロとの出会いは2014年の9月下旬。日本オープンの少し前に「ゴルフの竪琴」に興味があると連絡をいただき、竪琴購入がご縁で、それから親交が始まりました。その年の日本オープンは1打差で2位でしたが、カシオワールドで優勝。2015年は住友VISA太平洋マスターズで優勝。2016年はリオデジャネイロオリンピックに出場し、10月のマイナビABCチャンピオンシップで優勝。この優勝で男子ツアー30勝を達成。勝利数で歴代5位タイ。もちろん現役シード選手としてはただ1人です。

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最初のミーティングは都内のホテルで2時間に及びました。ゴルフ業界で30年以上仕事してますが、片山プロと直接話をするのはこの時が初めてでした。クラブに造詣が深いことは存知でましたが、それは予想をはるか上回るものでした。クラブや練習器具について話させていただきましたが、その中でも、さすがだと感じたのは、、、

 

「どれが一番スコアが良くなり、どれが一番自分に足りないものを埋めてくれるか」

 

という視点でクラブを選び、クラブをセッティングしていることです。ツアープロの多くは、繊細な感覚でクラブを選んでいます。ところが片山プロの場合は、感覚やフィーリングだけに頼るのではなく、物理的な側面も大いに考慮してクラブを選んでいるのです。

 

このブログでも何度も書いてますが、、、

 

ゴルフは物理です!!!!

 

野球やテニス、卓球、バトミントンと比べると、ゴルフは道具の依存度が非常に高い競技です。マーク金井は来年59歳になるというにも関わらず、今でもドライバーの飛距離は30年前と同じかそれ以上。30年前の道具(クラブ)を使い続けていたら、そんなことは絶対にありえません。パーシモンドライバーならば、マン振りしても210ヤードぐらいが関の山でしょう。

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片山プロもしかり。恐らく、30年前の木製ドライバー、シャフトがスチールに限定されてしまっているならば、ツアー通算30勝はなしえなかったでしょう。ツアープロの中では身長、体重、パワー、いずれの点でも傑出しているわけではありません。にも関わらず、賞金王に5回輝き、40歳を過ぎても毎年優勝しています。これがなしえられるのは、たゆまぬ努力(練習)もさることながら、どのツアープロよりも道具(クラブ)を味方につけているからです。

 

1998年にツアー初優勝してますが、その時に使っていたのはキャロウェイのビッグバーサ。ドライバーもアイアンもプロ向けではなく、アマチュア向けのモノです。今どきのクラブに例えるならば、松山英樹プロが使っている「グレートビッグバーサ」と同じジャンルのやさしいクラブです。当時のツアープロで、ここまでやさしいクラブを使っている選手はまずいません。ドライバーに関しては長尺シャフトが装着されてましたが、これまてレアケース。僕の記憶では、当時長尺ドライバーを使っていたのは片山プロの他では、杉原輝雄プロぐらいだけでした。

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では、なぜ片山プロは、誰よりも先にやさしいクラブを使うようになったのか?

 

その答えは「SHINGO IZM」に書いてあります。そして、今回の取材で分ったことですが、片山プロはアマチュアからプロに転向した時に大きな挫折を味わってます。その挫折を味わったおかげで、現役最多のツアー30勝をなしえているのです。

 

プロと違って、アマチュアの場合、「ゴルフはスコアがすべて」ではありません。ゴルフにはいろんな楽しみ方があります。スコアに一喜一憂しなくても楽しめるのがアマチュアゴルフの良い所ですが、その一方でなんとか上達したい人、ベストスコアを更新した人、なによりもゴルフが上手くなりと切に願っている人も少なくありません。

 

片山プロはことある毎に「ゴルフは簡単ではありません」「ゴルフは難し過ぎる」と口にします。そして、難しいゴルフをいかに簡単にするかを誰よりも考え、そして実践しながら競技生活を続けています。この単行本の執筆のため2年間ツアーに同行しましたが、毎週、毎日のように試行錯誤を続けています。

 

この「SHINGO IZM」はいわゆるマニュアル本ではありません。スライスの直し方とか飛距離を伸ばすためのレッスンはひとつもありません。しかしながら、本気でゴルフが上手くなりたい人が本気で読めば、1年後、いや半年後には飛躍的にスコアアップできる具体的な方法が書かれています。

 

取材者の特権で、まる2年間、片山プロを密着取材できたことは何よりの財産になりました。そしてなにより、これからの自分のゴルフがさらにレベルアップできる方法を手に入れることができました。

 

本気でゴルフが上手くなりたい人に読んでもらいたくて書きました。本気でゴルフが上手くなりたい人に手に取ってもらえると嬉しいです~。

 

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12月のセミナースケジュール確定しました

12月23日(金)マーク金井のインパクト解析セミナー13時開始 時間は一時間半/ 料金:3,000円 / 人数:6名限定
マーク金井が、貴方のインパクトを丸裸にします。参加資格はドタキャンしない方(汗)

12月25日(日)シャフトセミナー 13時開始時間は一時間半/ 料金:3,000円 / 人数:6名限定
マーク金井がシャフトの使い方を伝授します

12月23日(金)12月25日(日)オンプレーンセミナー11時開始〜時間は一時間半/ 料金:3,000円 / 人数:6名限定
スイングプレーンをどうやってオンプレーンにするか?マーク金井があなたの疑問に答えます。
セミナーのお申し込みはyoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

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