マーク金井blog

カテゴリー: シャフト情報

2017年06月08日超私的な試打インプレ、フジクラ ダイヤモンドスピーダー

毎週第2木曜日はゴルフ雑誌「アルバ」の発売日。最新号(6月22日号)の表紙は上田桃子プロです。この号では「ウォーリーを探せ」という感じで、マーク金井もほんの少しだけ誌面に出させてもらってます。自分で言うのも何ですが、小さな記事なので見つけるのに少々時間がかかりました(笑)。

そして見つけるのに少々時間がかったのがカメラ。ゴルフクラブもそうですが、カメラも新品よりも中古品に目がいきます。前から欲しかったCanonのフルサイズ「5D MarkⅣ」ですが、ようやく程度が良い中古品を見つけることができて手に入れました。これでデジタル一眼はCanonがメイン機種になりそうです。

 

さて、今回のエントリーは超私的なシャフト試打です。先週、赤羽ゴルフ倶楽部の薄暮ラウンドで試打し、昨日は神田のスタジオでガッツリと打ちました。試打したのは、、、

フジクラ ダイヤモンドスピーダー 5S
45.5インチ 307.8g D3 振動数248cpm センターフレックス4.20

 

装着ヘッドはテーラーメイドの初代M2なので、ヘッドの特性的は左に行きづらく、重心が浅めのです。

 

ダイヤモンドスピーダージュエルラインの3つめのモデルで、リシャフト専用シャフトです。特徴としては、、

 

・東レの素材と三菱レイヨンの素材を同時使用
・高弾性素材をふんだんに使用
・フジクラシャフト史上もっともトルクが少ない(5Sはトルク2.7)

 

かつてない強靭さとしなやかさを併せ持つ、超高速しなりを体感できるシャフトを完成させたとメーカーは謳っています。スピーダーシリーズはしなり戻りが速いことで定評がありますが、このダイヤモンドスピーダーはさらにしなり戻りが速いということをアピールしています。

 

では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

赤羽の10番ホールは右がOBで左がワンペナ。フェアウェイの左サイドを狙って打ったら、狙いよりもほんの少しだけ左に飛んでわずかにラフ。こう書くと捕まるシャフトと思うかも知れませんが、そうではありません。右を嫌がって少しだけ捕まえに行こうとしたら、そのままの球が出て左のラフに飛びました。

ダイヤモンドスピーダーの第一印象は、、、、

 

自分の意思が伝わり過ぎるぐらい伝わるシャフト!!!!!

 

まず感じたのが追従性が非常にシャープなことです。高弾性なシャフトでかつトルクが非常に少ないわけですから「当たり前と言えば当たり前」なんですが、自分の意思がダイレクトに伝わります。1を聞いて10を知るようなシャフトです。左サイドがOBの14番ではイメージ通りのフェードでフェアウェイキープ、18番ではイメージ通りのドローで距離を稼げました。

 

高弾性、低トルクのシャフトはクルマに例えるならばレーシングカーに限りなく近いスポーツカー。ハンドルの切れ味は鋭いわけですから、雑なスイングをすると追従性の高さが裏目に出て、弾道をコントロールするのが難しくなります。

ただし、Sシャフトにしてはそれほど硬くないので、切り返し時にはシャフトが適度にしなるのでタイミングの取りづらさはありません。また、スピーダーエボⅢとかに比べると、手元側のしなりも感じ取りやすくなっています。このおかげで、切り返し時にはシャフトのしなりが手に伝わるのでタイミングは取りやすく仕上がってます。

 

そして印象に残ったのが、インパクトの力強さ。メーカーの意図通りシャフトのバネ性が非常に高く、インパクトではヘッドが重くなったような感触が手に伝わります。M2のヘッド重量は約200gですが、それが250gのヘッドでボールを捕らえているような感触があるのです。

 

飛距離性能も申し分ありません。特に、アゲンスト風で強い球が打てます。赤羽の17番、そして18番は慢性的にアゲンスト風が吹いてますが、どちらのホールでも今までよりも5ヤード以上飛距離が伸びてました。飛距離性能はスピーダーの中でもっとも高いでしょう。

 

ダイヤモンドスピーダーは、シャフトのバネ性(加速性)と追従性の高さに並々ならぬこだわりを感じました。スイングが不安定なゴルファーには「挙動がシビアに感じ」て弾道が安定しづらいと思います。スイングが安定しているゴルファーの方がこのシャフトの性能を引き出しやすいし、高い満足度も得られるでしょう~。

 

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2017年04月21日超私的な考察 軽いシャフトと重いシャフト、リシャフトするならどちらがいいの!?

桜が咲き始めてからというもの、スマホを見る時間がめっきり増えてきました。18時を過ぎると、プロ野球速報をこれでもかってぐらいがアクセスしてしまうからです。阪神タイガースは開幕直後こそ借金生活でしたが、今は少ないながらも貯金生活。今日からは宿敵、巨人との3連戦があります。

 

 

今シーズンも東京ドーム、神宮球場、横浜、そして阪神甲子園球場で野球観戦を予定していますが、このブログがアップされる頃には千葉カントリー川間コースでプレー、そしてプレー後は国内男子ツアー、「パナソニックオープン選手権」を現地観戦してきます。選手のプレーを観るのはもちろんのこと、選手がどんなクラブを使っているのか、どんなシャフトを使っているのかをじっくりと調べてきます。

さて、今日はドライバーを2本持っていってプレーします。1本は45.5インチ、もう1本は46インチ。シャフトはどちらもUSTマミヤのアッタスパンチ5S。50g台のSシャフトです。3年ぐらい前から、ドライバーのシャフト重量は60g台から50gにチェンジしました。体力低下に合わせたという意味合いもありますが、50g台の方がシャープに振り切ることができるからです。

 

 

さて、このドライバーのシャフト重量。

 

アマチュア向けドライバーの純正シャフトは50g前後が主流です。そして、カスタム対応で装着できるシャフトメーカーのシャフトの場合、60g台と50g台がラインアップされていることが多いです。だからでしょうか? アナライズにも、「ドライバーのシャフトは50gと60g台のどちらを装着した方がいいのか?」という問い合わせが少なからずあります。

 

 50g台と60g台。

 

物理的な側面から言うと、軽い方がヘッドスピードが上がりやすくなります。ただし、ゴルフルールではシャフトの重量制限はありません。シャフトの重さは軽くても重くてもルール適合です。ちなみに野球のバットというのは重さ制限があって、高校野球の場合は900g以下の金属バットは使用が禁止されています。ルールで禁止されているということは、野球の金属バットに関しては軽い方がボールを遠くに飛ばせるのでしょう。

 

では、アマチュアの場合、ドライバーに装着するならば50g台と60g台のどちらの方が適しているのでしょうか?

 

飛距離を求めるならば50g台、スイングの安定性を求めるならば60g台をお薦めします。ゴルファーのスイングの仕方によっても変わってきますが、軽いシャフトの方が負荷が減る分だけヘッドスピードを上げやすくなるからです。加えて、同じヘッド重量ならば軽いシャフトを装着した方がバランスが少し軽くなり、その分だけ振り切るスピードも上げやすくなるからです。

 

対して、60g台のシャフトのメリットは安定感です。シャフトが重くなるとヘッドスピードを上げづらくなりますが(加えて、バランスも少し重くなる)、反面、スイング中のシャフトの挙動が安定しやすいメリットがあります。また、手打ちになりやすい人の場合は、軽いシャフトよりも重いシャフトを手にした方が、スイング中に体をしっかり使えるようになってきます。

 

そして、同じシャフトであっても50g台と60g台とでは重さが違うだけでなく、硬さ、しなるポイント(キックポイント、調子)も若干異なります。シャフトメーカーのオリジナルシャフトの多くは、同じSでも60g台に比べると50g台の方が少し軟らかくなっていますし、50g台の方が手元側がしなりやすくなっている場合が多いです。トルクも60g台に比べると50g台の方が少し多くなっている場合が多いです。ツアーADであれ、スピーダーであれ、アッタスであれ、FUBUKIであれ、同じ銘柄でも重さが変わると、シャフトの振り心地は少し異なることは覚えておいた方がいいでしょう。その差をまったく感じないゴルファーもいると思いますが、その差を感じるゴルファーもいます。

 

 

ドライバーのシャフトの適正重量は個人差がありますが、昔に比べるとアマチュアだけだけでなくプロが使うシャフトも軽くなっています。プロの場合は軽いシャフトを装着しても手打ちにならないし、軽さのメリットを生かしてヘッドスピードを上げていけるからだと思います。超私的なことを言わせてもらえれば、アマチュアの場合、スイングがしっかりしている人(いわゆる上級者)は、軽いシャフトを使った方がメリットが大きいですし、ドライバーのスイングが不安定な人は、少し重めのシャフトを装着した方が道具(クラブ)が、ショットが良くなってくるし、スイングも良くなってくるでしょう。

 

アナライズではFW用シャフトとしてW60(60g台)W65(65g台)と重めのシャフト(純正シャフトに比べると)をラインアップしていますが、FWの長さはドライバーよりも2インチ以上短くなっています。これぐらいの重さの方がスイングが安定してミート率が良くなるからです~。

 

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2017年02月13日超私的な考察、 軟らかいシャフトと硬いシャフト、どちらが真っ直ぐ飛ばせるのか!?

土曜日から日曜日にかけて関西出張、日曜日の朝に新幹線で東京に戻ってセミナーを実施させていただきました。前半は1秒1000コマ撮影できる高速度カメラを使っての「インパクトセミナー」、後半は超軟らかシャフト、イージーフレックスを使っての「シャフトセミナー」。どちらも満員御礼をいただき、身振り手振り、そして3時間喋くりまくりました。

「インパクトセミナ-」はレクチャー中心で、ボールが飛ぶ(曲がる)理屈をかなり細かく説明します。曲げたくない時ほどボールが曲がる人が少なくありませんが、これにもちゃんと物理的な理由があります。そして、物理的な理由が分れば、ここ一番で大きく曲がるのを防げることも説明しています。

 

 

ゴルフはメンタルの要素が大きいですが、メンタルが強くなくても、ボールが飛ぶ(曲がる)理屈さえ理解していれば、ここ一番で大きく曲がるミスは確実に防止できます。ゴルフはヘッドとボールが衝突(インパクト)することで、飛ぶ(曲がる)のです。インパクトは1万分5秒と短いですが、インパクトをコントロールすることは可能です。

 

シャフトセミナーでは、シャフトの役割について詳しくレクチャーします。先日、Twitterでこんな質問をいただきました。「教えてマークさん、ドライバーのシャフトとヘッド、、、飛距離への役割分担は何対何ぐらいなんだろう」

 

 

この質問に対しては、こんな風に答えました。「ヘッドのポテンシャルを生かすも殺すもシャフト次第です」と。

 

クルマに例えるならば、ヘッドはエンジンですが、シャフトはエンジンではありません。ヘッドがエンジンで、シャフトはトランスミッション(変速機)の役割、シャフトは伝達手段の役割を果たしています。なので、シャフトがちゃんと働いてくれないと(シャフトをちゃんと使えないと)、ヘッドの性能を引出せません。ボールを遠くに飛ばすことが難しくなるだけでなく、方向性を安定させるのも難しくなります。昨日のセミナーでもそうでしたが、球筋が乱れやすい人ほど、シャフトをちゃんと使えていません。

 

そして、スイングにシャフトが上手く使えていない人(正確にはシャフトのしなりを上手く使えていない人)にはもうひとつ共通点があります。それは、、、、

 

軟らかいシャフトよりも、硬いシャフトの方が球が曲がらない!!!!

 

 

と思っていることです。また、硬いシャフトの方が曲がらないその理由として、「硬い方が自分の意思が伝わる」「操作性が高い」と言われます。確かにその通りで、軟らかいシャフトよりも硬いシャフトの方が、「自分の意思が伝わりやすく」かつ「操作性が高く」なります。しかしながら、スイングが不安定な初中級者に関しては、「自分の意思が伝わりやすく」「操作性が高い」ことは、ボールを真っ直ぐ飛ばすのに有利に働くとは限りません。誤解を恐れずに言えば、この2つの要素は球が曲がる原因にもなるのです。

 

対して、軟らかいシャフト、セミナーでは超軟らかシャフトでボールを打ってもらいますが、受講者の皆さんは「軟らか過ぎて気持ち悪い」「当たる気がしな」「ボールがどこに飛ぶか分らない」と言います。しかし実際にボールを打ってもらうと、9割以上の受講者が普段よりもボールが真っ直ぐ飛び、スライサーに関して言えば、明らかにボールの捕まりが良くなるのです。そして、9割以上の受講者は自分の意思とは裏腹に「ボールが真っ直ぐ飛ぶ」ことに驚き、そして、狐につままれたような感じになっています。

 

 

 

では、なぜ超軟らかシャフトを打つと、ボールが真っ直ぐ飛びやすくなるのか、スライサーでも捕まったボールが打てるようになるのか?

 

 

それは軟らかいシャフトの方が、自分のタイミングでスイングできないからです。シャフトが軟らかいと、その分だけスイング中にシャフトが大きくしなります。加えて、しなってしなり戻るスピードが遅くなります。このため、スイングに中にシャフトがどんな風に動いているのかゴルファーは察知し、シャフトの挙動が落ち着くように気を使いながらスイングします。その結果、ダウンスイングからインパクトにかけてシャフトがタイミング良くしなり戻り、タイミング良くしなり戻る分だけインパクトでフェースがスクエアに戻る。フェースがスクエアに戻るから、ボールが真っ直ぐ飛びやすく、スライサーの場合は捕まった球が打ちやすくなるのです。

 

シャフトセミナーでは超軟らかシャフト、イージーフレックスを販売していますが、これはシャフトの挙動を理解してもらう目的と、シャフトがしなり戻るタイミングに合わせてスイングすることで、正しいインパクトを迎える感覚を養えるのです。スイングがしっかりしてくれば硬いシャフトでもシャフトの挙動(しなり)をコントロールできますが、スイングがしっかりしていない人や、上級者でもダウンスイングのタイミングがズレやすい時は、軟らかいシャフトを使い、シャフトがしなり戻るタイミングに合わせてスイングした方が、スイングが良くなりますし、シャフトのしなりを上手く使えるようにもなるのです。

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 ゴルフは物理です。そしてスイングには理屈があります。

 

シャフトが上手使えない、シャフトのしなりを感じを取れない人は、いくら高性能なドライバーを手に入れても、そのポテンシャルを最大限引出せません。対して、シャフトを上手く使える、シャフトのしなりを上手く利用してインパクトを迎えることができると、ヘッドスピードが効率良く上がって飛距離が伸びるだけでなく、方向性も良くなってくるのです~。

 

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インパクトでグリップが浮いて、ヘッドが垂れる人、チーピン、フックに悩む人、ミート率が悪い人に効果があります!! 是非お試しください

 


2016年11月27日超私的な考察、シャフトの「しなり」を上手く使えるとどんなメリットがあるのか!?

昨日、土曜日は恒例のアナライズセミナーデー。前半は1秒1000コマ撮影できる高速度カメラを使っての「インパクトセミナー」。30分の休憩を挟んでの後半は超軟らかシャフトEF009(イージーフレックス)を使っての「シャフトセミナー」を実施しました。

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インパクトセミナーでは、ボールを真っ直ぐ遠くに飛ばすメカニズム、そしてボールが飛ばない理由、ボールが左右に曲がる理由についてレクチャーします。そして、最後には実際にボールを打ってもらい、自分のインパクトがどうなっているのかを、自分の目で確かめてもらいます。昨日はスライスに悩んでいる受講者が多かったのですが、スライスに悩んでいる人は、例外なく、、、、、

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インパクトでフェースが開いています!!!!

 

スライスはアウトサイド・イン軌道、いわゆるカット打ちになっているからボールに右回転が掛かると思っている人が少なくありませんが、そうではありません。カット打ちになっていても、真っ直ぐボールを飛ばせますし、ドローやフックも打てます。

 

大事なことなので繰り返しますが、「アウトサイド・イン=スライス」ではありません。
その証拠にアウトサイド・インに振っている人でも、フックが打てますし、引っかけのミスも出ます。スライスが出る本当の理由は、、、

 

自分の振っている軌道に対して、インパクトでフェースが開いている

 

からです。

 

スライサーの場合、インパクトでフェースが開いてしまう理由はいくつかありますが、
グリップが悪かったり、テークバックでフェースを開き過ぎていたり、ダウンスイングで振り遅れたり、、、、。これらをひとつひとつ修正していくことも大事です。また、振り遅れてフェースが開くならば、インパクトでフェースを返せばいいというのもアリと言えばアリですが、これでは再現性が低くなります。フェースを返すタイミングがズレてしまえば、スライスと引っかけの両方が出てしまうからです。

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シャフトクロスはトップでフェースが開く為、インパクトで戻しきれずフェースが開く原因の一つ

 

では、どうすればインパクトでフェースが開くのを修正できるのか?

 

いくつか方法がありますが、シャフトのしなりを上手く使えるとインパクトでフェースが開きづらくなります。上手く使うというのは、、、

 

トップからダウンの切り返しでヘッドが遅れるようにしなり(順しなり)、そしてダウンスイング後半からインパクトにかけてはヘッドが前に出るようにしなり戻り(逆しなり)を発生させることです。

 

インパクト時に、シャフトがタイミング良く逆しなりが発生していると、フェースが開くのをかなり改善できます。というか、シャフトの逆しなりが発生した状態でインパクトを迎えることができると、フェースの向きというはアドレス時よりも左を向いた感じになってくるのです。

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アマチュアゴルファーの多くは、「シャフトのしなりを上手く使えると、ヘッドスピードが上がって飛距離が伸びる」というイメージを持ってます。確かにその通りなんですが、実は、シャフトを上手く使えるとインパクトでフェースが閉じやすくなって、ボールの捕まりも劇的に良くなってくるのです。

 

では、なぜシャフトのしなりを上手く使えると、インパクトでフェースが閉じやすくなるのか?

 

シャフトやクラブによってもフェースが閉じる度合いは変わってきますが、例えば、ドライバーの場合、ヘッドの重心位置というのはフェース面ではなくて、ヘッドの内部にあります。重心位置はシャフトよりも後ろ側にあります。このため、シャフトのしなり戻りが発生すると、フェースではなく重心がシャフトの延長線と重なろうとするため、フェースが反時計回りに回転するような感じになるのです。重心が深いヘッド、いわゆる深重心なドライバーほど、シャフトの逆しなりがタイミング良く発生すると、インパクトでフェースは閉じた状態になります。シャフトが上手く使えると、手を変えそうとしなくても、フェースが閉じる方向にヘッドが回転するのです。

 

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シャフトセミナーでは、このヘッドの挙動を実際に体験してもらっています。受講生には寸止めドリルをやってもらいますが(インパクト直前で急ブレーキをかける)、寸止めすると、シャフトがグワっとしなり戻りますし、しなり戻るとフェースが少し閉じた状態になるのが自分の目で確認できます。

手先で強引にフェースを返すのと、シャフトのしなりを上手く使ってフェースを返すのとでは、どちらの方が再現性が高いのか? どちらの方がアマチュアにメリットが大きいのかと聞かれたら、マーク金井は後者だと即座に答えています。アナライズでは超軟らかシャフトの練習器具「イージーフレックスEF009」を販売していますが、この練習クラブは、スライス卒業するための特効薬にもなるのです~。

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イージーフレックスEF009を使った寸止めドリル!

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お待たせしました!先月から完売しております

ゴルフの竪琴

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11月末入荷予定です。しばらくお待ちください

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2016年10月23日超私的な提案、シャフトがしなり戻る感覚を養うとっておきの方法とは!?

あっという間に10月も残すところ1週間あまり。今週発売のゴルフ雑誌の日付はすでに11月1日号になっていますし、ゴルフも長袖やセーターが必要な時期になってきました。

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11月1日号の週刊ゴルフダイジェストにもゴルフの情報がぎっしり入っていますが、マーク金井が注目したのがこの記事。

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正しく使えば、たちまち+20y
”しなり戻り”を使えていないぞ
飛ぶ人と飛ばない人のいちばん大きな差はここだっ!
週刊ゴルフダイジェスト11月1日号より引用)

 

プロや上級者が軽く振っているように見えるのに飛距離が出るのは、シャフトの「しなり戻り」の力を最大限につかっているからだ、と書かれています。確かにその通りで、アナライズのシャフトセミナーでも「シャフトのしなり戻り」の重要性についてじっくりレクチャーしています。

 

 

  • ヘッドスピードが出るわりに飛ばない人
  • 力んでスイングして見える人
  • ボールが捕まらない人
  • インサイドからあおり打ってしまう人
  • 引っかけのミスが出やすい人
  • ミート率が悪い人(打点がバラつく人)

 

ひとつでも当てはまる人は、インパクトゾーンでシャフトのしなり戻り(逆しなり)を上手く使えていないと思って間違いないでしょう。

 

では、どうすればインパクトゾーンでシャフトのしなり戻りをタイミング良く発生させられるのか?

 

ダウンスイング前半でシャフトは順しなり(ヘッドが遅れる方向にしなり)の状態になり、ダウンスイング後半からインパクトにかけてシャフトは逆しなり(ヘッドが前に出る方向にしなり)が発生します。この2つのしなりのタイミングを合わせることが大事ですが、そのためにはスイング中にシャフトがどんな状態になっているのかを知ること。

 

スイング中、シャフトの状態を知るのに役立つのは、、、

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硬いシャフトよりも軟らかいシャフトです!!!!!

 

 

アナライズのシャフトセミナーでは超軟らかシャフト、EF009(通称、イージーフレックス)を使ってボールを打ってもらいますが、硬いシャフトよりも軟らかいシャフトの方が「グニャグニャ」している分だけ、シャフトのしなり具合が手に伝わります。

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超軟らかいシャフトのメリットは、もうひとつあります。

 

シャフトの逆しなりを発生させるには、ダウンスイング後半(インパクト直前)に手元の動きが減速する必要があります。硬いシャフトよりも軟らかいシャフトの方が、この手元が減速するタイミングをつかみやすいのです。シャフトが軟らかいと手元を減速させないと、ヘッドが戻ってこないのが無意識の内に分るからです。対して、硬いシャフトはヘッドが遅れづらいので、手元側を減速させなくても打ててしまいます。

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シャフトがしなり戻るかどうかは、この手元(正確には左手)の減速が上手くできるかどうかで決まります。

 

ちなみに、シャフトの逆しなりが発生していない人の場合、インパクトゾーンでヘッドを走らせようとするとするのは好ましくありません。ヘッドを走らせようとするほど、インパクトゾーンで手元を速く動かしたり、手首のコックを早くほどいてしまうことになるからです。

 

手首のコックをほどいてヘッドを走らせることと、手元を減速させることはまったく違います。シャフトの逆しなりを発生させるには、手首のコックをキープすることが求められます。インパクトゾーンでは左手首はフラット(甲側に折れない)状態、右手首は少し甲側に折れた状態になっているのが好ましいのです。インパクトゾーンでは、これがちゃんとできていて、手元が減速すると、シャフトが鋭くしなり戻り、シャフトのしなり戻りでヘッドが効率良く走るようになるのです。

 

シャフトのしなり戻りが上手く使ってボールを打てると、本人も「軽く振っているのにヘッドが走る」感覚がありますし、周りの人からは「シャフトを上手く使ってスイングしている」ようにも見えてきます。

 

ゴルフは物理です。

 

やみくもボールをたくさん打つよりも、スイングが良くなる練習器具を使った方が、上達が早くなります。シャフトのしなり戻りが今ひとつ分らない人は、EF009のように超軟らかシャフトで練習するのがいちばんです~。

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マーク金井のシャフトセミナー次回は↓

10月30日(日)
シャフトセミナー 13時開始〜時間は1時間30分 / 料金:3,000円 / 人数:6名限定
マーク金井がシャフトの使い方を伝授します
お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

ブログで紹介した

イージーフレックスEF009↓こちらです。シャフトが上手く使えるようになる練習器具です

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↓売り切れていましたSWバージョンも販売再開クリック

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