マーク金井blog

カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法

2013年07月21日岡本綾子プロは現役時代、シャットフェースの達人だった!!!!

1987年米ツアー賞金女王で「世界ゴルフ殿堂入り」を果たした岡本綾子プロ。現在はTV解説者、そしてツアープロの師匠(プロコーチ)として多くの門下生をレッスンしてます。マーク金井は今から35年前、兵庫県のとある旧三和銀行系のゴルフ場でプレーしていた時、初めて岡本プロを間近に見ました。前の組を回っていたのです。ドライバーが木製のパーシモンの頃にも関わらず、ティショットでは軽く250ヤードぐらい飛ばしてました。

4月2日で61歳となった岡本綾子プロ。現在、表純子青山加織森田理香子服部真夕若林舞衣子一ノ瀬優希らを指導していますが、どの選手も指導を仰ぐや試合で好結果を出しています。今週の「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」でも2日目を終えて、表純子プロがトーナメントリーダーを快走中です。

現役時代の岡本プロといえば「スイングリズムの良さ」、「コンパクトなトップ」、「右ひざのニーアクション」。軽く振っているのに(軽く振って見えるのに)、なんであんなに飛距離が出るのとも言われてました。マーク金井も出版社勤務時代に岡本プロのスイングを間近で何度も観ましたが、本当に滑らかで美しいスイングをしていました。

さて、この岡本プロのスイング。昨日発売された月刊ゴルフダイジェスト9月号にドライバーの連続写真が出てました。

7月20日発売~

7月20日発売~

江連忠プロが彼女のスイングを解説してましたが、マーク金井が注目したのがトップスイング。トップでシャフトは地面と水平まで達してません。いわゆるコンパクトなトップです。

そしてフェースの向きを見てみると‥‥
かなり真上を向いているじゃないですか~!!!!

宮里藍ちゃんほどではありませんが、藤田寛之プロぐらいシャットフェースになっているんですよ、これが。パーシモンヘッドは体積が170CC前後で、重心距離は30~32ミリ。対して、今どきの460CCドライバーの重心距離は40~44ミリ。今どきのドライバーに比べると、パーシモンはかなり重心距離が短く、このためシャットに上げると「捕まり過ぎて引っかかる」リスクがありました。マーク金井は子供の頃からシャットフェースだったのですが、当時のプロからは「シャットはあかん、引っかかる」とアドバイスを受けてました。20世紀の頃は「スクエアもしくはややオープン」がトップの理想形で、シャットは悪者扱いされてえました。その昔、日本を代表する女子プロを取材した時も、「○○さんはシャットだから、ここ一番で球が曲がるのよね~」なんて言われたりしました。

なのになのに、世界のアヤコさんは現役当時シャットフェースです。少し後になりますが福島晃子プロもシャットフェースのトップを作っていました。彼女も勝ち星を数多く重ねた女子ツアー選手です。

江連プロは岡本プロのシャットフェースについて、紙面ではまったく言及していません。岡本プロについては「ヘッドを走らせるのが上手い」と解説しています。確かにその通りで、岡本プロはヘッドを走らせる名人でした。

しかし、マーク金井にとって嬉しいのはシャットフェースです。今でも日本のゴルフ界ではシャットフェースは悪者扱いされていますが、よほどヘッドスピードが速い人を除けば(ヘッドスピード50m/s以上)、今どきの大型ヘッドドライバーはフェースをシャットに使った方が方向性が安定しますし、飛距離も出しやすくなるのです。

何故かと言うと、重心距離が長くなるほどシャフトを軸にしてヘッドが返りづらくなります。シャフト軸回りも慣性モーメントが大きくなるからです。シャフト軸回りも慣性モーメントを比較すると、
パーシモンドライバー(重心距離32ミリ前後)
シャフト軸回り慣性モーメント  5500gcm2以下
460CCドライバー(重心距離42ミリ前後)
シャフト軸回り慣性モーメント  7000gcm2以上

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大きさを見るとその差は歴然

数値を見てもピンとこないと思いますが、実際に打ち比べるとその差は歴然。ほとんどのゴルファーは後者の方がヘッドが返りづらく感じますし、実際、プッシュアウトのミス、振り遅れてスライスのミスが出やすくなるのです。40ミリを超える重心距離のドライバーは、藍ちゃん藤田プロ、そして岡本プロのようにシャットフェースのトップを作った方がインパクトでフェースをスクエアに戻しやすく、そして方向性が良いショットを打ちやすくなるのです。

岡本プロが門下生にシャットフェースを教えているかどうかは分かりませんが、

今どきの道具(クラブ)を上手く使うには、シャットフェースにした方が絶対有利なんです。シャットなトップを作る方法については、次回、じっくりと説明しましょう~。

(▼▼)b

PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。

ゴルフの竪琴の興味が湧いた方は↑写真をクリック

 


2013年06月28日ハンドファーストのインパクトを迎える極意とは!?

毎週、毎週、欠かさず掲載されるレッスン記事。レッスン記事はゴルフ雑誌の定番、いや鉄板企画ですが、今週、マーク金井が注目したのがこれっ!!

週刊ゴルフゴルフダイジェストの人気コーナー「89ビジジョン」は意外と90切れない人よりも、80切りたい人に人気

写真 (31)

インパクトは何が何でもハンドファースト

インパクトはなにがなんでもハンドファースト!!
週刊GD 7月9日号)

この企画のメインタイトルは「誰でもできる1軸打法」タイガーH・メイハン、そして今年の全米オープンを制したJ・ローズのコーチであるS・フォーリ-の親友である中村龍明プロがレッスンしているのですが、その中でインパクトは何が何でもハンドファーストだと説いています。その証拠写真として、タイガーローズメイハンのインパクト写真が紹介されいるのですが、その言葉を裏付けるかのようにハンドファーストな状態でボールをヒットしています。そして、アマチュアがハンドファーストに打てない原因としてフォーリー

とにかくボールに当てようとする意識が強いと、インパクト前に手首がほどけて、すくうような打ち方になってしまう。これじゃ、せっかくのバックスイングが台無しだからね。

フォーリーはハンドファーストに打つための方法として、こんな風なアドバイスをしています。

グリップエンドに鉛筆を挿してチップショットしてみるといいよ。インパクトで鉛筆が体よりも前(左)を指していれば合格さ。フルスイングのときも、グリップエンドに鉛筆が挿さっているイメージで打つんだ。そうすれば、事前とクラブの最下点がボールの先に来て、きれないターフが取れるようになるよ。

限られたスペースでレッスンしているので言葉足らずになるのは避けられませんが、このフォーリーのアドバイスはかなり大ざっぱなような気がします。手首がほどけてしまう原因の説明が少ないし、なによりも手が前に出てさえすれば(ハンドファースト)、OKというのは乱暴です。アマチュアゴルファーが、手を前に出すことだけ意識すると大抵は振り遅れたり、フェースが開いてしまいます。結果、ハンドファーストにはなってもプッシュアウトやシャンクが出るリスクが非常に高くなります。

では、どこをどう意識すれば正しいハンドファーストのインパクトを迎えることができるのか?手首のコックをほどかないことは大事なことですが、実はもうひとつポイントがあります。

それは左前腕の使い方。ダウンからインパクトにかけて、左前腕を空手チョップのように使ってしまうと(左手甲が正面を向いた状態)、ハンドファーストを意識すればするほど、振り遅れてフェースが開き、プッシュアウトやシャンクが出やすくなります。

正しくハンドファーストで捕らえるためには‥‥

ダウンからインパクトにかけて左前腕を反時計回りにねじる。この動きが入っていると、ハンドファーストの状態でインパクトを迎えても振り遅れません。フェースがスクエアな状態でインパクトを迎えることができます。そして、左前腕を反時計回りにねじることでロフトが少し立った(少し減った)状態でインパクトを迎えることができ、アイアンならば強い球が打てます。ドライバーにおいてはシャフトのキック(しなり戻り)を使うことができると、シャフトのしなり戻りでややアッパー軌道で球を捕らえることができます。

では、どんなイメージを持てば左前腕を反時計回りにねじれるようになるのか?

これはもうスローモーションの素振りが一番良いです。トップまで上げたら、10秒ぐらいかけてダウンスイングしてみて下さい。使うクラブは9番かPWでいいでしょう。とにかくゆっくり、ゆっくりクラブを下ろしていく。手首のコックがほどけるのを我慢し、インパクトの所までクラブが降りたら動きを止めます。インパクトでフェースが目標を向き、ロフトが減っていればOK。対して、インパクトでフェースが開いていたり、ロフトが減っていなければNG。フェースが開いてしまう人、ロフトが減らない人は左前腕をもっと反時計回りにねじることを意識して下さい。

もうひとつの練習ポイントはハンドファーストでボールを捕らえる感覚をつかむこと。マーク金井はスポンジボールを使い、スローモーションのスイングで、ハンドファーストの状態でボールを捕らえることを徹底的に練習しています。手首のコックがほどけるのが癖になっている人の場合、その癖を取り除くためには素振りではなく、実際にボールを打つ必要があるからです。練習場でやるならば、ドライバーの高さにティアップしたボールを9番とかPWで打ってみる。スローモーションで打ってみて、ボール下のティを叩いてしまう時は手首のコックがほどけていると思って間違いありません。ティアップしたボールのボールだけを捕らえる。遠くに飛ばす必要はありませんが、低くて真っ直ぐボールが飛ばすことを意識して下さい。これを徹底的に練習することで、本当の意味でのハンドファーストの形を体に記憶させることができるのです。

ここでブログを終わろうと思ったのですが・・この原稿を読んだ、ハンドファースト発展途上の弊社T島よりクレームが入りました。

”確かに効果があるのですが、限られたスペースなので言葉足らずになっています(笑)。ハンドアクションがかなりのレベルで出来ないと混乱しまよ”

「極意」と言うぐらいですから、このドリルは効果的です。しかし残念ながらT島が言うように、まずハンドアクションが何たるか、理解してないと意味がありません。まずハンドアクションを覚えるために、ゴルフの竪琴を使ってください。左前腕部を反時計回りにねじり、左手のひきつけを徹底的に、竪琴素振りでマスターして、この「極意」に挑戦してください。

(▼▼)b

PS.ナチュラル ハンドファースト パターは7月5日発売予定です。このパターはハンドファーストに打ちたくなるように設計されています。今月中にご予約いただけますと「マーク金井 オリジナルマーカー」をもれなくプレゼント致します~。

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このマーカーの他にも、マーク金井使用球、アナライズネームタグ、超クールがつきますYO~

DSCN0068

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2013年06月26日ハーフ45で回るために本当に必要なスキルとは!?

先週のツアー選手権では自身3度目の最終日最終組から、23歳の新鋭、小平智プロが栄冠を掴み取りました。2位に1打差の単独首位からスタートした小平プロは最終日「70」で回り、通算14アンダーで逃げ切りました。全米オープン帰りの松山英樹プロは5アンダーの21位タイから猛追を見せましたが、8バーディ、3ボギーの「67」。通算10アンダーの7位タイでフィニッシュでした。

そして注目の石川遼プロは初日「80」の大叩きで8オーバーの124位から、2日目は8バーディ、1ボギーの「65」をマーク。通算1オーバーの72位タイでカットラインに2ストローク及びませんでした。

さて、この遼クンのスコア。

初日  80
2日目 65

たった1日でスコアが15打も違います。「プロでもこんなことがあるのか」と不思議に思っている人も多いと思いますが、実は、この差にはちょっとしたからくりがあります。それはショット数とパット数の比率。アマチュアと違ってプロの場合、スコアが良い時とスコアが悪い時の差はショットよりもパット数です。遼クンの場合も、初日はパットが全然入りませんでした。対して2日目は8バーディーを取ったぐらいですからパットが入りまくっています。パット数を比較すると

初日  37パット
2日目 28パット

そうです。15打差の打ち分けはパットが9打、ショットが6打です。ショットに関して言えば、初日はOBを2発打っています。遼クンに限らず、ツアープロの場合、パットが入るか入らないかでスコアは10打ぐらい変ってきます。対して、ショットは1日違いで10打も変ることはめったにありません。言い換えるとツアープロはショットが安定しているから、パットでスコアが上下するのです。アマチュアの場合もハンデが一桁の人の場合、ショット数に大きな変化はありません。コースの難易度によっても異なりますが、例えばマーク金井の場合、ハーフのショット数は19~21。対してハーフのパット数は12~20。ショットに比べるとパットの方が打数が大きく異なります。

では、ハーフ45以上叩くアマチュアはどうなのか?ハーフ50前後叩く人の場合は、パット数と同じぐらいショット数が変ります。というかショット数そのものが非常に多いです。パットをハーフ30打つ人は滅多にいませんが、ショットでハーフ30打ぐらい打つ人はザラにいます。すべてのホールをボギーオンした場合‥‥

ハーフのショット数は27

ですが、この打数で収まっている人は非常に少ないのが現実。言い換えると、

ハーフ45を出したことがない人が、スコアアップを目指すのであれば何はともあれハーフのショット数をハーフ27打以内に収めることが必要不可欠。ハーフ45でプレーするために本当に必要なスキルはハーフ27打で回れるようになることです。

では、どすればハーフのショット数を27打以内に収められるのか?
結論から先に言いましょう。ハーフ27打でプレーするにはナイスショットは1発も必要ありません。求められるのは1打で求められる最低飛距離を出すことと、次のショットが打ちやすい場所にボールを運ぶこと。具体的に言うと、ボギーオンするための飛距離を確実に打てるようになることです。例えば、ムーンレイクゴルフクラブ市原コースのアウトコース。

1番  348y パー4
2番  310y パー4
3番  135y パー3
4番  373y パー4
5番  157y パー3
6番  470y パー5
7番  352y パー4
8番  346y パー4
9番  452y パー5

これららのホールでボギーオンするために、1打あたりの距離を出してみると、

1番  116y
2番  103.3y
3番  135y
4番  124.3y
5番  157y
6番  117.5y
7番  117.3y
8番  115.3y
9番  113y

「何だこれっぽっちの距離なのか」と思った人が多いかと思いますが、実はハーフ45以上叩く人というのは、これっぽっちの距離がちゃんと打ててないのです。マーク金井は100ヤードがちゃんと打てれば90以上叩かないと良くいいますが、この数字を見ると納得できます。ムーンレイクのアウトコースの場合、平均すると120ヤード。毎ショット120ヤードをきっちり打てれば、全ホールボギーオンできます。もちろん120ヤード飛ぶだけではスコアメイクできません。左右15ヤードの幅(グリーンの幅)以内の方向性も求められます。120ヤードで左右の曲がりが15ヤード以内。これが打てればハーフ45で回れる土台ができるのです。

ダイヤモンド・オンラインで新しい企画がはじまります!

ダイヤモンド・オンラインで新しい企画がはじまります!

昨日もタレントの森下千里さんとプレーしましたが、女性の場合は毎ショット90~100ヤードがキッチリ打てれば、ハーフ45で回るための土台ができるのです。

距離からボギーオンの打数を割ると、1打に必要な距離が正確に分かる~

距離からボギーオンの打数を割ると、1打に必要な距離が正確に分かる

おーっと、撮影の時間が迫ってきました。この続きは明日じっくり説明しましょう~(▼▼)b

PS.マーク金井がバンカー専用として開発したEKB58(エクボサンド)。ソール中央をエクボのように凹ませることでホームランのミスが出づらく、非力な女性にも扱いやすいサンドウエッジです~。

 


2013年06月08日ダウンスイングにおける左手の正しいハンドアクションとは!?

ダウンブローとは何か?

主にアイアンでスイングした時に、ヘッドが最下点を迎える手前でボールをヒットする打ち方のことです。ゴルフ場で打った時にはボールの先からターフが取れるヘッド軌道のことですが、アマチュアの多くはこれができません。ターフを取ろうとすると、大抵はヘッドがボール手前の地面に接地し、ダフり気味のショットになります。

では、どうすればダウンブローが体得できるのか?

マーク金井は左手のハンドアクションが重要だと思っています。アマチュアの多くはダウンの開始とともにフェースが開く方向に左前腕がねじれています。ダウンスイングで左前腕が時計回りにねじれてしまうために‥‥
こんなフェースが開いてしまい、その結果、インパクトでもフェースが開きっぱなしならばスライスやプッシュアウト、インパクトで強引に右手でフェースを返すと今度は引っかけ。たまたまタイミング良くフェースが戻った時だけ、ボールが気持ち良く真っ直ぐ飛んでくれます。
では、この悪循環から抜け出すにはどうすれば良いのか?
いくつか練習法がありますが、マーク金井が勧めているのは巨大アイアンを使っての打球練習。ティアップしたテニスボール大のスポンジボールを、この巨大アイアン(正式名称、XLアイアン)で打ってもらいます。

これでボールを打つと、テークバックではフェースをシャットに使わないとボールは真っ直ぐ飛んでくれません。フェースを開いてしまうと元に戻り切らないからです。そして、ダウンスイングからは左前腕を反時計回りにねじっていきながらインパクトを迎える。これでフェースはスクエアに戻り、巨大アイアンでも安定してボールを真っ直ぐ飛ばせるようになります。
もうひとつお勧めなのがゴルフの竪琴を使ってのシャドースイング。右手が上に、左手が下になるようにクラブを握ったら、これでゆっくりスイング。
ダウンからインパクトにかけては竪琴の柄の部分が左手首の内側にくっつけることを意識するのがポイントです。左手首を手の平側に折り曲げると、柄の部分は左手首の内側にくっつきますし、フェースを開かないで下ろしていけます。

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竪琴の取っ手の部分が、左手首内側にくっついている

そして、柄の部分を左手首の内側にくっつけたままインパクトを迎えると

アイアンは手元先行でロフトを減らして打つクラブ

アイアンは手元先行でロフトを減らして打つクラブ

こんな感じでハンドファーストなインパクトの形が作れます。ハンドファーストになっていますが、フェースは開きません。ロフトが少し減った状態で、フェースがスクエアになっている。この形でインパクト迎えることができると、インパクト後に手首がリリースされます。これでヘッドの軌道はダウンブローになり、ボールの先のターフを取れるようになってくるのです。
アドレスはインパクトの再現というセオリーがありますが、ことクラブのポジションにおいてこの常識はまったく当てはまりません。ツアープロのインパクト画像を観察すると、すべての選手はアドレスよりもインパクトの方がハンドファーストになっていますし、アドレスよりもインパクトの方がクラブのロフトが減っています。

タイガー・ウッズのアイアンのインパクト

タイガー・ウッズのアイアンのインパクト

対してアマチュアの90%近くは、アドレスよりもインパクトの方が逆ハンドファーストになり、アドレスよりもインパクトの方がロフトが増えています
要するに、プロとアマチュアのインパクトの形というのはまったく正反対なのです。加えて、アマチュアがハンドファーストのインパクトの形を作れないのは、クラブにも少なからずあります。日本製アイアンの多くは、アドレスのしやすさ、練習場の人工マットで打った時のヘッドの抜けの良さを意識しているのでしょう。ダンロップのゼクシオを筆頭に、多くのアイアンはソールにバンス角がほとんどありません。7番アイアンでもバンス角が0度だったり、あってもバンス角が1~2度と少ない。バンス角が非常に少ないアイアンは(バンス角が強いアイアンに比べると)、インパクトでハンドファーストに打ちづらい特性があるのです。

ウエッジ同様、アイアンも上手くハンドファーストでボールを捕えるのには、フェースで捕える感覚よりも、ソールで捕える感覚が求められます。バンス角を上手く利用してソールでボールを捕える。この感覚がつかめてくるとアイアンショットは飛躍的に良くなり、プロのようにダウンブロー軌道でボールを捕えることが意図もやさしくなってくるでしょう。
(▼▼)b

PS.

ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして今どきのクラブに対応できるスイングが身に付けられるからです~。


2013年06月07日ダウンブローに不可欠なハンドアクションとは!?

今週発売の週刊ゴルフダイジェスト(6月18日号)の特集で「ダウンブローの基本と応用」という記事がありました。ダウンブローの神様、陳清波プロと森守洋プロの対談企画です。

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ダウンブローとは何か?

主にアイアンでスイングした時に、ヘッドが最下点を迎える手前でボールをヒットする打ち方のことです。ゴルフ場で打った時にはボールの先からターフが取れるヘッド軌道のことです。アマチュアの多くはボールの手前にヘッドが入りやすかったり、ターフが取れないことから‥‥ダウンブローはアマチュアの憧れ的な打ち方でもあります。

詳しい内容については週刊GDを読んでいただきたいのですが、弟子の森プロのコメントにマーク金井も痺れました。

ポイントはフェースターン。
手の使い方を覚えていけば芯にあたるんです。
(週刊GD6月18日号より引用)

手の使い方とはハンドアクションのことです。このブログでも再三再四ハンドアクションの重要性について書きましたが、アマチュアの大半はハンドアクションがちゃんと理解してませんし、ちゃんとできてません。にも関わらず「ハンドアクション=手打ち」のイメージを持っている人が非常に多い。結果、ハンドアクションが正しくできないままスイングを構築しようとするので、ボールを正しく捕えることができません。

何年やってもスライスが治らない
何年やってもシャフトクロスが治らない
何年やってもアーリーリリースが治らない

こんな状態から抜け出せない。練習場で何百球打ってもコースに出たらミスショットを連発してしまう人の大半は、ハンドアクションが正しくできてません。ボールをたくさん打てば上手くなれると思っているアマチュアが少なくありませんが、残念ながら見当違いです。練習場で一生懸命ボールを打てばスイングを固めることはできますが、正しいスイングが身に付く確率は非常に低くなります。その証拠に、真面目に練習場に通っているゴルファーのスイングを観察してみて下さい。練習頻度とフォームの良さには、ほとんど因果関係がないことが確認できるはずです。
では、どうすれば正しいハンドアクションが身に付くのか?
森プロは右手の重要性を説いてますが、マーク金井的には左手が重要だと思っています。アマチュアの多くはダウンの開始とともにフェースが開く方向に左前腕がねじれています。ダウンスイングで左前腕が時計回りにねじれてしまうためにフェースが開いてしまい、その結果、インパクトでもフェースが開きっぱなしならばスライスやプッシュアウト、インパクトで強引に右手でフェースを返すと今度は引っかけ。たまたまタイミング良くフェースが戻った時だけ、ボールが真っ直ぐ飛んでくれます。アナライズでは2000人近いアマチュアのスイングをビデオ分析しましたが、ダウンで左腕が時計回りにねじてしまう人(フェースが開く人)が全体の90%以上。プロのようにダウンで左手をちゃんと使える人(ダウン後半でフェースをスクエアに戻せる人)は10%いるかいないかです。

では、なぜアマチュアの多くはダウンで左前腕が時計回りにねじてしまうのか?フェースが開く方向に左前腕がねじれるのか?
これはクラブの影響も非常に大きいマーク金井は分析しています。ゴルフクラブは構造上、シャフト延長線上に重心がありません。ゴルフクラブの重心はシャフトから外れています。重心距離があって重心深度もあるため、ダウンスイングではフェースが開く方向にクラブは動きたがる。ダウンではフェースが開く方向に動きたがるために、左前腕はそれに引っ張られて時計回りにねじれてしまいやすいのです。

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練習用XLアイアンとMSウエッジ

アナライズにはこんな巨大な練習用クラブ(XLアイアン)がありますが、これでスイングするとほとんどのアマチュアはダウンでフェースが開く方向に動きます。重心距離、重心深度に負けてしまい、左前腕が時計回りにねじれてしまうからです。言い換えると、アマチュアが絶対に覚えなくてはならないのは、フェースが開かない方向にクラブをコントロールするハンドアクションなんです。その鍵を握っているのが左手の使い方。ダウンからインパクトにかけては左前腕を反時計回りにねじる。これを行うことでクラブは正しいプレーンに乗り、そしてフェースが開き過ぎるミスも防止できるのです。

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ダウンでフェースが開いてしまう

巷にはいろんな練習器具が出回っていますが、マーク金井はゴルフの竪琴を使ってこの左手のハンドアクションを欠かさずチェックしています。
おーっと、原稿締切りの催促が入りました。
左手の正しいハンドアクションについては明日じっくり説明しましょう~。

PS.

ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして今どきのクラブに対応できるスイングが身に付けられるからです~。

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マーク金井が開発した、ショートパットが安心して打てるパター緩く予約を受付してます

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