マーク金井blog

カテゴリー: 超私的な提案

2017年04月14日超私的な提案、コースに出ても方向性が安定するドライバーの選び方とは!?

昨日は今シーズン27回目の早朝スノボ。例年、ゴルフの祭典「マスターズ」を過ぎるとゴルフ熱が一気に高まり、スノボ熱が一気に下がってきます。しかしながら、今シーズンはまだまだスノボ熱が高いままです。春の雪は決して滑りやすくはないのですが、乗り位置が良くなってきたおかげで雪に関係なく、スムーズに滑れるようになったからです。加えて今シーズンは道具に対する造詣が深くなり、板の性能、ビンディングのセッティングの違いを見極められるようになってきました。

スノボもゴルフと同じで、技術(スキル)が上がってくるほどワクワク感が増してきますし、技術をさらに磨きたくなって回数を重ねたくなります。もちろん、新しい道具も試したくなります。幸いなことにお世話になっているガーラ湯沢はGWまで営業してます。今シーズンはあと数回滑りにいくつもりです(笑)

 

もちろん、マスターズを観るとゴルフモードも全開。先週は2回薄暮ゴルフに行きましたし、今週も明日と日曜日にラウンドします。今シーズンのエースドライバー候補は、テーラーメイドのM2 DーType、キャロウェイのGBBエピックスター、そしてもう1本はホットリストの試打で一目惚れしたグローブライドのオノフ黒。ヘッドは異なりますが、シャフトに関しては、昨年同様、3本ともUSTマミヤのアッタスパンチ5Sを装着します。

 

 

ドライバーを3本も使い分けると、「スイングがおかしくなりませんか?」と聞かれることがありますが、マーク金井の場合、クラブがスイングに悪影響を与えると感じることは滅多にありません。今回の3本はメーカーこそ異なりますが、ヘッドの挙動(捕まり具合)が似ているからです。加えて、シャフトは同じですし、クラブの重さもほぼ同じ。

 

 

加えて、以下のスペックをほぼ揃えています。そして、もっともこだわっているのは、アドレス時のフェースの向きにボールが飛ぶクラブは使いますが、アドレス時のフェース向きにボールが飛ばないクラブは絶対に使いません。

 

ヘッドのスペックで統一しているのは、

・リアルロフトは10~10.5度
・フェース向きは-0.5~-1度
・ヘッドの重さは197~200g
・フェースのほぼ中央にスイートスポットが位置している

 

 

ドライバーにはロフト表示がなされてますが、表示ロフトとリアルロフトは必ずしも一致しません。9.5度表示でもリアルロフトが9度弱だったり、11度だったりすることもあります。なので、ドライバーを使う前には必ずリアルロフトを計測し、望んだ数値でなければ調整します。シャフトとヘッドが接着されている固定式でも、ヘッドからシャフトを抜き、シャフトの装着角度を調整して再接着すれば、リアルロフトは±1度ぐらい変えることができます。

 

今発売中のゴルフ雑誌「チョイス 2017春号」、DRIVER弾道学パート1(ゴルフダイジェスト社)でも書かれてますが、

ロフト1度で、もう同じ弾道じゃない!

 

まったくその通りで、同じモデルでもリアルロフト、フェース向きが1度変わってしまえば、球の飛び方、球の捕まりぐあいは結構変わってくるのです。

 

また、 オープンフェースなのに引っかけが出やすいクラブ、フックフェースなのに右プッシュアウトが出やすいクラブは絶対に手を出さないし、購入もしません。そういうクラブはコースに出た時に逆球が出やすくなります。

 

クラブ選びというと、「どのモデルがいいんですか?」と質問されることが多いのですが、モデルを選ぶのと同じぐらい重要なのは、自分が打ちやすいスペックを知っておくことです。そのためには、自分のエースドライバーのスペック(リアルロフト、フェース向き)を計測し、数値として知っておくことです。

 

今どきのドライバー、特にテーラーメイドタイトリストピンキャロウェイのドライバーのヘッドを計測すると、フェース向きがオープンになっている度合いが大きいクラブが少なくありません。オープンフェースの度合いが強いために、ボールが狙いよりも右に飛んだり、スライス回転が強くかかってしまっている人も少なからずいます。

 

 

マーク金井が長年やっているGDOの試打インプレッションでは、必ず、打つ前にはクラブヘッドを計測し、リアルロフト、フェース向きを調べています。この2つの数値が分らないままの試打では、クラブの本当の性能を見極めることが難しいからです。

 

アナライズの神田スタジオでは定期的にセミナーを実施していますが、神田のスタジオではドライバーのヘッド計測も常時承っています。工房スタッフが休んでいる日を除けば、原則、その場でヘッド計測を致します。セミナー後も計測できます。自分のドライバーのリアルロフト、そしてフェース向きを知らない人は、ぜひアナライズの神田スタジオにドライバーを持ってきて下さい~。

 

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2017年04月05日超私的な提案、プロゴルフトーナメントに最適なゴルフ場とは!?

今週はいよいよメジャー初戦の「マスターズ」が開幕します。日本からは松山英樹プロ、池田勇太プロ、そして谷原秀人プロが出場します。現地情報ではプレスセンターが新しくなっているそうで、これでますますマスターズを知る人が増えてくるでしょう。出場選手やコースもさることながら、マスターズ委員会のすごい所は情報公開が多岐にわたり、かつ頻繁にアップデートされていることです。

Magnolia Lane leads to the Founders Circle and the Clubhouse at Augusta National Golf Club, Tuesday, April 1, 2014.

 

マーク金井も一度だけマスターズを現地取材していますが、他のメジャー競技と比べると、この大会はメディアにはやさしくありません。全米オープンや全英オープンならば、カメラマンや取材記者はロープ内を歩くことができます。取材をしやすい配慮がなされてますが、マスターズはそうは問屋が卸してくれません。テレビをご覧になっていただくと分りますが、カメラマン、取材記者と言えどもロープ内を歩くことはできません。ロープ内を歩けるのは選手とキャディ、TVクルーと競技委員だけなのです。マスターズはパトロンと呼ばれるギャラリーが主賓なので、主賓を差し置いてコースを歩けないのです。

 

このため、取材記者はロープの外からパトロン(ギャラリー)と一緒に観戦することになるのですが、多くのパトロンはローフ際にすでに陣取ってます。このため、プレーヤーについて歩いていく場合(特に人気選手の場合)、人垣のかなり後ろ側から見ることになり、選手のプレーを追いかけるのが大変なんです。変な話、マスターズにおいてはコース内を歩くよりも、たくさんのモニターが設置されているプレスルームの方が観戦しやすいのです。恐らくサンデーバックナインの最中は、一部の取材記者を除けば、スタートホールのわきに位置するプレスルームから一歩も出ることはないでしょう。

 

まあマスターズに限りませんが、ゴルフは他のスポーツの競技に比べるとフィールドがとてつもなく広いです。また、優勝争いしている選手がコース内で分散することも多々あります。現状ではコースで特定の選手を追いかけてしまうと、試合争いを見損なうリスクがかなり高くなります。

 

対して、同じ球技でも野球やサッカー、バスケットボールといったスポーツはフィールドが小さいこともあり、フィールドを取り囲むようにスタンドがあし、観客は座ってすべてを観戦できます。もちろん、取材記者も観客と同じくスタンドから観戦できます。取材記者はトイレにいかなければ試合中の大事なプレーを見逃すことはありません。

 

何を今さらというようなことを書きましたが、もしもゴルフを普及させることが本当に必要であるならば、観戦方法を変えた方がいいと感じています。かつてキャロウェイはサンディエゴの野球場、ペトコパークにゴルフコースを作りましたが、まさに、これがゴルフの未来図になると思ってます。例えば、東京ドームや埼玉スタジアムのような競技場を作り、その中に3ホール作る。選手はその3ホールを3回プレーしてスコアを競う。もしくは3ホールのマッチプレーを繰り返して、勝者を決める。ゴルフも野球やサッカーのようにスタジアムで観戦できるようにするのです。

ゴルフは「自然との闘い」と言われてますが、今のフォーマットのままではゴルフを見るスポーツして発展させるのが難しいような気がします。ゴルフ場は広大すぎて見るのが大変でしし、公共交通機関で手軽にゴルフ場に行けるところが非常に少ないからです。

 

ゴルフの魅力はいくつもありますが、プロスポーツの見所として考えられるのは

 

・ボールを遠くに飛ばす
・ボールを正確に飛ばす
・狙った場所に正確に運ぶ(距離感の精度を競う)
・入りそうにないロングパットを決める
・短いパットを確実に決める

 

これらに関しては、スタジアム内に作ったゴルフ場であっても実現可能なような気がします。そして、そのスタジアムを作るのにぴったりな場所が大阪にあります。それは、、、

 

万博記念公園です!!!!

 

万博公園は公園として憩いの場所になっていますが、広大な土地があります。加えて、モノレールの駅もあるので、アクセスも非常に良いです。エイプリルフールは過ぎてしまいましたが、もしもマーク金井が大阪都知事に立候補したならば、万博記念公園内に、世界初のゴルフスタジアムを建設し、マスターズのようにトーナメントの模様を全世界に配信したいです~。

 

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2017年03月26日超私的な提案、レーザー式距離測定器「ブッシュネル」の賢い使い方とは!?

こちら超限定数ですが販売再開!

コレが最後!

日本中からかき集めました。ロフトは10.5度のみ!!(すいません シュリンクが一部剥がれているものがありますが、傷のチェックはしています。気になる方は購入をご遠慮いただければと思います)


今週金曜日に開催したジャパンゴルフフェア2017。今日は最終日で17時までパシフィコ横浜でやっています。このブログがアップされる頃にはマーク金井もフェア会場をせわしなく歩き回っていると思いますので、見かけたら遠慮なくお気軽にお声がけ下さい。

昨日に続き、今日も13時からレーザー式距離測定器「ブッシュネル」でお馴染みの阪神交易さんのブースでトークショーが開催されます。ゲストはシニアツアーで活躍中の井戸木鴻樹プロ。マーク金井もちょびっとお手伝い致しますので、こちらにも足を運んでいただけると嬉しいです。

 

ブッシュネルを使い始めてから10年近く経ちますが、今ではゴルフプレーに欠かせないアイテムです。セルフプレーの時はもとより、キャディさん付きでプレーしている時も、距離はブッシュネルで必ず計測します。キャディさんの中には、パー3とかで「ティからグリーン中央までの距離を教えて下さい」とおっしゃる方も少なからずいます。

 

最近のブッシュネルは小型軽量化が進み、お尻のポケットに入るサイズになりました。スマホやiPhoneに比べるとまだまだ大きいですが、初期のモデルと比較すると、サイズは半分ぐらいになっています。それでいてレーザーの反応が鋭くなっているので100ヤード先はもちろんのこと、200ヤード先でもスパッと1発で距離を正確に計測できるようになっています。現在、マーク金井はピンシーカー スロープ ツアーV6ジョルトと、ピンシーカー スロープ ツアーV4ジョルトを併用して使っています。

 

 

さて、このレーザー式距離測定器。

 

一般的には、ショットを打つ地点からピンまでの距離を計測する時に用います。例えば、セカンド地点からピンまでの距離や、パー3のティグラウンドからピンまでの距離。レーザー式距離測定器があれば、キャディさんに「ピンまで何ヤードですか?」って聞く必要がありません。レーザー式距離測定器があれば、ボタンひとつで残り距離が確認できます。加えて高機能機種では、傾斜の度合い、傾斜の度合いで距離がどれぐらい増減するのかもかなり正確に教えてくれます。

 

 

キャディさんの代わりをやってくれるのがレーザー式距離計測器ですが、これ以外にもいろんな使い方があります。昨日のトークショーでも話したのですが、ざっとこれぐらいの事はできます。

 

ティショットでは、

・ティショットの落とし場所までの距離計測
・ティショットの落下地点付近のハザードまでの距離、ハザードを超える距離
・ドッグレッグホールでのコーナーまでの距離、コーナーを突き抜ける距離
・ボールの落下地点がティグランドまでの距離を計測して、ティショットの距離を知る

 

グリーンを狙う時では、

・ピンまでの距離

・グリーンエッジまでの距離
・バンカーに入る距離
・バンカーを越すのに必要な距離、
・グリーンの奥までの距離

 

バンカーまでの距離やバンカーを越すのに必要距離、グリーンの手前と奥を測るのはミスショットした時の距離の許容範囲を知りたいからです。もちろん、距離計測に時間を掛けすぎてスロープレーになってはいけません。同伴者がプレーしている時、邪魔にならない位置でサクッと計測するのが、スマートなゴルファーの流儀です(笑)。

 

 

ティショットやグリーンを狙わない、いわゆるつなぎのショットでもレーザー式距離測定器があるとプレーが緻密になってきます。例えば、パー5のセカンドショット。ティショットを打ち終えて、ピンまで260ヤード残ったとしましょう。この場合、マーク金井はできるだけグリーンに近づけるショットを選択することはありません。3打目で得意な距離が残るように、セカンドショットを打ちます。基本は100ヤード残しですが、9番アイアンが得意なこともあって、260ヤードだと、セカンドで9番で打って130ヤード飛ばし、3打目も9番で打ちます。この時、セカンドでは「130ヤード先はどこなのかを、レーザー式距離測定器で探すのです。

 

パー5のセカンドを9番で打つのはもったいないと思う人もいるでしょう。しかしながら、同じクラブを2回続けて打てば、2打目は3打目のリハーサルになります。2打目は3打目の練習をできるわけですから、3打目を打つのがやさしくなります。加えて、2打目で9番ならば飛びすぎてバンカーに入ることもありませんし、大きく曲がってラフや林に入ってしまう致命的なミスも回避できます。

 

レーザー距離計を使うメリットは、ボールを運びたい場所、正確に言うとボールを止めたい場所までの距離を正確に調べられることにあります。ゴルフはボールを遠くに飛ばすゲームだと思われがちですが、そうではありません。片山晋呉プロは著書「SHINGOIZM」で、

 

 ゴルフはボールを止めるゲーム

 

 

とおっしゃってますが、これがスコアメイクの基本であり極意です。そして、ボールを止めたい場所に止めるのに役立つのがレーザー距離測定器です。レーザー式距離測定器というとプロや上級者御用達アイテムというイメージを持っている人もいますが、そんなことはありません。100を切れるようになってきた中級者にも使って欲しいアイテムです~。

 

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2017年03月16日超私的な提案、カチャカチャ式ドライバーを上手く使いこなすコツとは!?

昨日は東京ドームではなく、神田の仕事場でWBC観戦。東京ドームで筒香のホームランを見逃しましたが、今回は瞬きしないで豪快なセンターオーバーのホームランを観ました。膠着状態で打つべき人が打つ。これぞ侍Japanの4番バッターです。

試合は5回まで両チーム無得点。重々しい空気が漂ってましたが、6回裏、筒香のホームランが口火になって一気に5得点。8回裏にも3点を奪い、終わってみれば大量リードを守り切っての勝利かと思いきや、最終回にイスラエルが反撃。抑えの牧田は3点を奪われるもののなんとか踏ん張って勝利。これで開幕から6戦全勝となり、首位で準決勝進出となりました。

 

WBCを観ながらネットサーフィンをしてましたが、気になったのがこの記事。

 

みんなのゴルフダイジェスト

素朴な疑問を全力検証。「はじめから10.5度」と「1度寝かせた10.5度」どっちが飛ぶんだ? テスト

この記事でも出てますが、ヘッドとシャフトが脱着できるカチャカチャ式ドライバーの多くはロフト角が調整できるようようになっています。また、テーラーメイドの場合は、弾道の高さを調整できるようになっていますが、やっていることはロフト角調整と同じことです。どちらもヘッドを装着する時、シャフトの角度(スリーブの向き)を回転させるで、シャフトの装着角度を変え、それでロフト角なり、弾道の高さが変わるとメーカー側はアナウンスしています。

 

 では、なぜシャフトの角度(スリーブの向き)を変えるとロフト角、弾道の高さが変わるのか?

 

シャフト先端に装着されているスリーブには角度がついているからです。ロフト角を増やす(弾道を高くする)向きにシャフトを装着すると、自分から見てシャフトは左から装着された感じになります。こうすると、シャフトを垂直にした状態でアドレスすると、ノーマルポジションの時よりもフェースが左を向きます。そして、リアルロフトを計測する時にはフェースをスクエアに戻します。左を向いたフェースをスクエアに戻すと、その分だけリアルロフトが増えるので、ロフト角が増えたとか、弾道が高くなるとメーカー側はアナウンスするのです。

逆もしかり。ロフト角を減らす(弾道を低くする)向きにシャフトを装着すると、自分から見てシャフトは右から装着した感じになります。こうすると、シャフトを垂直にした状態でアドレスすると、ノーマルポジションの時よりもフェースが右を向きます。そして、リアルロフトを計測する時にはフェースをスクエアに戻すと、その分だけリアルロフトが減るので、ロフト角が減るとか、弾道が低くなるとメーカー側はアナウンスするのです。

 

カチャカチャ方式でロフト角なり、弾道を調整できるドライバーの場合、ソールに対するロフト角というのは一切変わりません。このため、ロフト角(弾道の高さ)を変えると、それに連動してフェースの向きが変わってきます。

 

みんなのゴルフダイジェストの記事でも書かれてますが、ロフト角を増やす(弾道を高くする)と、フェースが左を向く分だけ捕まりが良くなると書かれてますが、まさにそのの通りです。そして、みんなのゴルフダイジェストでは書かれてませんが、市販ドライバーのフェース向きを計測すると、、、、

ノーマルポジション(スタンダードポジション)でフェースが目標に対してスクエアになっているクラブはそう多くありません。アスリート向けに関しては、ノーマルポジション(スタンダードポジション)で、フェースが開いているモデルが目立ちます。なので、ノーマルポジション(スタンダードポジション)だと、いい感じでスイングしてもボールが捕まりづらいドライバーが目立ちます。

 

マーク金井がカチャカチャ式ドライバーの性能をチェックする時は、かならずノーマルポジション(スタンダードポジション)でのフェース向きを計測しています。例えば、最近のカチャカチャ式ドライバーを調べてみると、、、

 

タイトリスト917D3         -3.5度
テーラーメイドM1(2017)     -3度
テーラーメイドM2(2017)     -1.5度
キャロウェイ GBBエピックサブゼロ -3.5度
スリクソン Z565          -1.5度

個体差もありますが、ノーマルポジション(スタンダードポジション)だと、アドレスでフェースが開いているのが当たり前な感じです。なので、試打する時はそれを考慮して捕まりをチェックしますし、自分が実際に使う時はロフト角を増やす(弾道を高くする)調整をしてフェース向きがスクエア(±0度)に近い状態にします。フェース向きが開いたままよりも、スクエアな状態でボールを打った方が、クラブが持っている本来の挙動、球の捕まり具合をチェックしやすいからです。

 

誤解を恐れず言えば、カチャカチャ式ドライバーを上手く使いこなすコツは、ノーマルポジション(スタンダードポジション)ではなくて、まずは一番ロフトが多いポジション(一番高弾道なポジション)にセットしてしまうこと。それでボールを打ってみて、捕まりをチェックしてください。これで捕まり過ぎるならば、一番ロフトが多いポジションから少しづつロフトを減らす(一番高弾道なポジションから弾道を低くする)、という手順を踏むことをお勧めします。

キャロウェイなら D+2ポジション(図右下)

タイトリストなら

A-3ポジション(図左下)

テーラーメイド

+2ポジション

ピン

+ポジション

昔のドライバーも今どきのカチャカチャ式ドライバーもアドレス時のフェース向きというのは見た目だけなく、ボールの捕まりにも影響を及ぼします。特にスライサーはフェース向きが開いたドライバーだと捕まりが悪くてスライスが出やすくなったり、スライスを嫌がると、今度は引っかけが出ます。カチャカチャ式はロフト角(フェース向き)を簡単に調整できるのが魅力なクラブですので、それを使わない手はもったないと思います~。

 

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2017年02月22日超私的な提案、ゴルフインストラクター養成講習に取り入れたい講座とは!?

 

アナライズのセミナーですが

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昨日は、定例の早朝スノボ。神田は朝から良い天気でしたが、朝イチの新幹線が高崎を越えたあたりから雪模様。上毛森林駅付近は吹雪、そこから越後トンネルを抜けて越後湯沢駅についた時も吹雪。もちろん、ガーラ湯沢も吹雪。風も強く視界も制限されていたので安全運転を心がけ、ふわふわのパウダースノーを楽しんできました。

 

 

この3年間ですっかりスノボ人間になっています。この3年半で70回近くガーラ湯沢で滑ってますが、毎回感じることがあります。生まれて初めてスノボをしている人や、スノボの経験が少ない人を見ていると、これでもかってぐらい共通点があります。

 

スキーに比べるとスノボは両足固定。加えて、両足がくっついた状態になります。車に例えるならば、スキーは4輪車でスノボは2輪車(オートバイ)、滑っている時よりも立っている時の方がバランスが取りづらいく、その影響もあってスノボ未経験者、スノボの経験が浅い人は立った瞬間に転びます。そして転んで立ち上がったら、すぐまた転ぶ。滑っている時は、スピードが少しでも出た瞬間、後傾姿勢になりすぎてお尻から転倒。滑っている時よりも、お尻が雪面についている時間の方が長いです。スノボ未経験者、経験が少ない人で、スイスイ滑っている人は一度も見たことがありません。

 

 

そして、そしてスノボ未経験者、経験が少ない人ほど、立っている姿勢、滑っている時の姿勢は正しくありません。転倒を回避したいという気持ちが強く、その結果、滑りに適した姿勢を取れなくなっています。

 

では、このスノボ未経験者、経験が少ない人に、こんなアドバイスをしたらどうなるでしょうか?

 

  •  フォームなんて気にせず気楽に
  •  難しいこと考えないで自然に
  •  理屈ではなくフィーリングで
  •  形にこだわらないで楽しく気持ち良く

 

マーク金井も3年半前はまったくのスノボ初心者でしたが、スキーと違ってスノボは曲がろうと思っただけで曲がれません。リラックスしても曲がれません。曲がるためには、曲がる動作をやらなくてはならないのです。そして、この曲がる動作というは、初心者が自然にできる代物(しろもの)ではないのです。

 

 

ろくに立てない人、ターンもできない人に、精神論をアドバイスしても何の役にも立ちません。精神論で滑れるほどスノボは甘くありません。インストラクターや上級者から曲がるための理屈を教わって初めて、曲がり方がなんとなく分ります。逆に言うと、ちゃんと曲がる理屈を教わっていない人は、スノボの理屈とはまったく違う方法で曲がろうとしますし、その結果、ターンに適さない変な癖を身体に覚え込ませてしまいます。

 

察しのいい人ならば、もうお分かりでしょう。

 

ゴルフもしかりです。ゴルフ未経験者、ゴルフの経験が少ない人に、形を教えないアドバイスというのは、スノボと同じことが起こります。ゴルフは転倒の恐怖はありませんが、反面、小さなヘッドで、小さなボールを当てなくてはなりません。当たらないと空振りの恐怖があり、実はこれはスノボの転倒よりも恐怖感が生じてくるのです。

 

ゴルフ未経験者、経験が少ない人がゴルフスイングをすると共通点があり、ほとんどの人はボールに当てる意識が強いために、クラブをちゃんと振れてません。加えて、ボールに当てる意識が強いために(空振りしたくないために)、手先が間違った使い方になり、フォローで左ヒジが引けやすくなっています。ゴルフ未経験者、経験が少ない人で、いきなりフォローで左ヒジを正しくたためる人なんて、100人に1人もいないでしょう。

 

 

先般、デフキッズにスナッグゴルフをレクチャーしましたが、子供達に最初に教えたことはクラブを正しくビュンと振る方法です。そしてボールを打つ前に、手取り足取りで腕の入れ替えをレクチャーしました。この効果は絶大で、多くの子供達がいきなりクラブをビュンと振り、ボールを上手くヒット。子供達の中には、1発目からドローボールを打ってました。

 

 

前置きが長くなりましたが、もしもマーク金井がゴルフインストラクター養成期間の最高責任者であれば、スイング理論、指導技術、ゴルフの物理、コミュニケーションスキルに加えて、スノボを経験してもらいます。インストラクターを目指している人は、当然のことながらゴルフ上級者。プロ、アマチュアを問わず、ゴルフ上級者の多くは怪我を恐れてスノボはほとんどやってません。スノボに関しては、ズブの素人です。そのズブの素人がゲレンデに出てスノボをやってみるのです。

 

ゴルフがどんなに上手くても、スノボになれば陸に上がったカッパ状態。そして、斜面に対する恐怖、転倒に対する恐怖、怪我に対する恐怖が否応なしに生じてきます。これをリアルに経験すれば、ゴルフ未経験者、ゴルフの経験が少ない人が感じている恐怖感に近づけるでしょう。そして、ゴルフ未経験者、ゴルフの経験が少ない人に対して、どんなアドバイスが本当に効果的なのかを、じっくりと考えられるはずです。

 

ゴルフインストラクターの多くは、ジュニアから経験しているのが初心者の気持ちをすっかり忘れている可能性大です。マーク金井も14歳からゴルフを始めたので、初心者が抱えている恐怖感を追体験できません。しかし、55歳でスノボを始めたことにより、未経験者、経験が少ない時に感じる恐怖を嫌と言うほど味わうことができました。

 

スノボもゴルフも、初心者の時には正しい動作ができません。恐怖を回避する行動に出ますが、それが悪い癖を付けることになります。そして、悪い癖がいったんついてしまうと、正しい動作を身に着けづらくなるのです。大して、初心者に正しい動作、動作を行うコツを具体的に指導すれば、それは「型にはめる」という教え方であっても、初心者にはかなり有効です。形、動作を具体的に教えた方が、悪い癖が付くのを防止できるだけでなく、上達も早くなるのです~。

 

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