マーク金井blog

カテゴリー: 超私的な考察

2017年10月31日超私的な考察 プロ野球日本シリーズから学ぶスコアメイクの極意とは!?

YOUTUBEアナライズチャンネルで、マーク金井の初心者セミナー配信開始

ぜひご覧ください


プロ野球日本シリーズが開幕し、2戦を終えて福岡ソフトバンクホークスが2連勝。今日からは舞台を横浜DeNAベイスターズの本拠地、横浜スタジアムに映して熱戦が繰り広げられます。

 

マーク金井は第2戦をテレビ観戦してましたが、この試合は4対3、1点差でホークスがベイスターズに競り勝ちました。この試合はどちらが勝ってもおかしくない展開でしたが、決めてとなったのが7回裏の攻防。1死1塁で、打者は2番今宮。初球を打ってセカンドゴロ。絶好のゲッツーのチャンスだったにも関わらず、ショートが捕球ミスでオールセーフ。この後、ホークスが3点を奪って逆転勝利を収めました。

 

 

今宮のホームタッチプレーはあまりにも微妙でビデオ判定となりましたが(最初はアウトでしたが、ビデオ判定でセーフに変更)、やはり勝負のあやとなったのがエラーです。あのエラーでゲームの流れがベイスターズからホークスにバトンタッチされています。

 

さて、このゲームの流れ。

 

野球では「エラー」「走塁ミス」「四球」「暴投」「パスボール」があると、流れが空いてチームに行ってしまいます。では、ゴルフはどんな時に流れが悪くなるのかと言うと、

 

スコアメイクの流れが悪くなるのが、、、

 

・ナイスショットした直後にミスショットを打つこと
・やさしいライからミスショットを打つこと
・バーディチャンスを3パットすること
・1m前後のパットを外すこと
・ナイスショットしてグリーンオーバー
・アプローチを寄せて、寄せた後のパットを外すこと
・パー5で2オンを狙って失敗して池やバンカーに打ち込むこと

 

 

 

ゴルフの場合、難しいショットを失敗することよりも、易しいショットやパットを失敗するとスコアメイクの流れが悪くなります。また、強引な攻めをして失敗すると途端に流れが悪くなります。そして、そして、誤解を恐れずに言うと、アマチュアの場合、

 

 

ナイスショットしたことが、結果的にゲームの流れ(スコアメイクの流れ)を悪くすることが少なからずあったりするのです。例えば、「ティショットが今日イチでフェアウェイど真ん中。平らなライから残り120ヤードをひっかけて左のバンカー」。とか、「パー3でワンピンにワンオンしてバーディパットを1mオーバーして、パーパットを右に押し出して3パットボギー」とか、「花道からのアプローチを80センチに寄せたのに、パットを引っかけてボギー」とか、、、、

 

 いいショットを打った直後に凡ミスをすると、スコアメイクが非常に難しくなるだけでなく、プレーの流れも悪くなって、ミスショットも連鎖しやすくなってくるのです。

 

では、どうすればゲームの流れが良くなりスコアメイクが上手くなるのか?

 

 

野球のピッチングで例えるならば、三振を取ろうとするのではなく、内野ゴロや外野フライを打たせてアウトを取るようにすることです。三振をばったばったと取るというのは、ナイスショットをずっと打ち続けるようなもの。そうではなくて、のらりくらりと省エネピッチングでアウトを取っていくような感じ。ゴルフの場合ならば、のらりくらりとプレーするコツは、、、、

 

 ナイスショットを打とうとしないこと。
 ナイスショットを打ったらチャンスではなくてピンチだと思うこと。

 

ナイスショットではなくて、ずっと60~70点ぐらいのショットをずっと打ちつづけること。例えば、、、

 

・ティショットはフェアウェイにこだわらない、ラフでもOK。
・セカンドもベタピンにこだわらない、乗ればOK
・アプローチもベタピンにこだわらない、3mぐらいにのればOK。
・バーディパットは入れるよりも寄せる。

 

 

こんなゴルフをしたら面白くないと感じる人も多いかと思います。たしかにその通りで、ナイスショットを打つこと、セカンドでピンを狙うこと、パー5で2オンを狙うことというのはチャレンジングで成功するとなんとも言えない達成感を得られるからです。

 

 ゴルフは物理であり確率です。

 

ナイスショットをどう捉えるのかはゴルファー次第ですが、多くのアマチュアは自分が打ったナイスショットが引き金になってゲームの流れを悪くし、そしてスコアメイクに苦労しているというのが、「言ってはいけない 残酷すぎる真実」なのです~。

 

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2017年10月26日超私的な考察  スタート前に練習場でボールを打つことは本当にメリットがあるのか!?

 

10月30日月曜日21時生配信決定

マーク金井 ここだけの話

お見逃しなく

アナライズの今週の営業ですが

10月25日〜27日まで社員研修、28、29は土日で休業の為、発送、メール返信がお休みします。

24日の15時ぐらいまでに入金確認出来た商品は、発送することがたぶん可能ですが、それ以降は30日以降の随時の発送となります!

商品のご注文は24時間365日受け付けております


昨日は寝台列車と新幹線を乗り継いで朝、7時30分くらいに広島駅に到着しました。そこから車で向かったのは、リージャスクレストゴルフクラブリージャスは36ホールあって、プレーしたのはグランドコース。設計は米国を代表するロバート・トレントジョーンズJR。典型的なアメリカンスタイルのレイアウトで、ベントのワングリーン。ポテトチップスのうねりがあるグリーンがあるかと思えば、まったりと傾斜が弱めのグリーンもあったりして1ホールとして同じグリーンはありませんでした。

これまでプレーしたトレントジョーンズのコースの中では池が少ない半面、強い打ち下ろしのホールはグリーン周りの難易度が高く感じました。初めてプレーする時、ボールは1個だけでプレーすること、ダブルボギーを叩かないことを心がけてますが、今回は素ダボを2個叩きました。3番ホールのセカンドを左にひっかけて「あわやOBを打ちそうになりましたが、林を抜けてなんとかセーフ。ボールは1個もなくさないでホールアウトをすることができました。

 

ー△ー△ー⬜︎△ーー 41
221222222 17

ー△◎ー⬜︎ーーーー 38
221222212 16

 

初めてのコースだと78を目標スコアに想定してますが、今回は79ストローク。素ダボを2つ叩いたことを考えるとそれなりに上出来でした。ちなみに、今回も強く意識したのは、ティショットでナイスショットを打とうとしないこと。ミスショットでもいいから2打目がちゃんと打てる場所にボールを運ぶことだけ考えてました。実際、18ホールプレーして、セカンドがちゃんと打てなかったのはホールレイアウトを勘違いしてティショットを打ってしまった6番だけでした。

 

 

このリージャスクレストGCグランドコース。クラブハウスもコースも立派ですが、練習場も立派でした。アプローチ、バンカー練習場は芝から打てるのはもちろんのこと、打ちっ放しのドライビングレンジでもプロトーナメントのように、天然芝の上から打てる打席が用意されているのです。実際、スタート前に練習しているプレーヤーも皆、天然芝からボールを打ってました。

 

 

そんな理想的な練習場が完備しているにもかかわらず、スタート前にマーク金井が練習したのは、アプローチとバンカーショットだけ。ドライビングレンジでボールは1発も打たないでスタートホールに向かいました。打席が天然芝であろうと人工マットであろうと、普段スタート前に練習場でボールを打たないからです。スタート前にやっているのはクラブを使ってのストレッチと、クラブを2本互い違いに持っての素振りだけ。カッコつけてボールを打たないのではありません。スタート前にボールを打つことが、スタートホールにいい影響を与えるとは思っていないからです。

 

 

その証拠と言ってはなんですが、スタート前に練習場でボールを打っているアマチュアの朝イチのティショットを観察すると、スタート前にしっかりボールを打っている人がナイスショットを打っている確率はそれほど高くありません。スタート前の練習で調子が良かった人でも平気でミスショットを打っていることが多々あったりします。

 

では、なぜスタート前にしっかりボールを打っても、朝イチのティショットが上手くいかないのか?

 

考えられる理由は2つあります。

 

ひとつはボールを打つ時の気持ちが全然違うことです。練習場でボールを打つ時、ほとんどのアマチュアゴルファーはスタートホールのような緊張感はありません。練習場は気楽な気持ちでボールを打っています。対して、スタートホールでは練習場と比べ物にならないぐらい緊張しています。緊張の度合いが違うわけですから、練習場でいくらいいショットを打てていても、コースに出たらそうは問屋が卸してくれないのです。

 

もうひとつ考えられることは、練習場でボールを打つ時、多くのアマチュアゴルファーはナイスショットしたことは記憶に残りますが、ミスショットしたことはすぐに記憶から消し去る傾向があります。このため、例えば、スタート前にドライバーを10発打った時、ナイスショットした3発は覚えていても、ミスショットした7発のことは覚えています。その結果、コースに出た時はナイスショットした3発を打てると誤認識し、自分に期待しながら打つから大きなミスが出やすくなるのです。

 

スタート前に練習場でボールを打つことは全然構いませんが、もしもスタートホールでしくじりたくないならば、心がけてほしいことが2つあります。

 

ひとつは、練習場で打ったショットと同じショットは朝イチのティショットではめったに打てないと肝に銘じておくことです。もうひとつは、練習場で打った最低のショット(ミスショット)がコースに出た時には頻繁に出る可能性があるということを肝に銘じておいてください。この2つを肝に銘じでスタートホールのティショットに臨めば、まず高望みはしなくなります。高望みしない方が過緊張することがなくなり、大きなミスショットが出づらくなります。

 

練習場ではポンポンと続けてボールを打てますが、コースに出たらいつも1発勝負。そして、コースに出た時はミスショットを記憶から消し去ることもできませんし、大きなミスをしでかしたらスコアは確実に悪くなってしまいます。

 

ゴルフはミスのゲームです。

 

 

スタート前に入念な練習するのでしたら、ナイスショットではなくてミスショットを記憶する癖をつけてください。そして、コースに出たら、記憶したミスショットが出ることを覚悟しておくのです。そうすれば、ミスショットが出ても大きく落胆しなくなりますし、落胆しない方がスコアの浪費を確実に防げます〜。

 

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2017年10月22日超私的な考察 どんなクラブを使うと結果オーライ(ミスショットで良い結果)が出やすくなるのか!?

アナライズからお知らせ その1

本日千葉市若葉区 ジャパンゴルフスクール(大きな練習場です)で

ゴルフショップマジック大試打会に アナライズも出展しています(10時〜17時)

雨でゴルフが中止になったみなさん 是非お越しください。

アナライズからお知らせ(その2)

10月25日〜27日まで社員研修、28、29は土日で休業の為、発送、メール返信がお休みします。(ご注文は365日24時間WEBにて行っております)


雨、雨、晴れ、雨、雨、そして今日も関東エリアはしとしと雨が降っています。10月の半ばにこれだけ雨が続くのは珍しいと思います。そして、珍しいと言えばツアープロのルール違反。クラブの本数超過で罰打を受けている選手が続いています。あのアンシネも今週の「マスターズGCレディース」で、初日にクラブ本数の超過で8打罰を受けています。

ツアープロの場合、キャディバッグが大きいこともあって練習用のクラブやサブで使うクラブが入っていることがあり、それらを抜き忘れてスタートしてしまうと、、、14本を超えてしまうのでしょう。ちなみに、マーク金井は普段7本プレーなので、超過することはまずありません。格好付けて本数を増やした時も、キャディさんから「8番アイアン入ってませんよ~」なんて指摘を受け、それでようやく「今日は13本です」なんてことを申告しています。

 

さて、ルールにはクラブの使用本数制限があり14本以内と定められています。それを超過すると罰打が課せられますが、少ない分には何も問題ありません。10本でもいいし、7本でもいいし、極端なことを言えばパターだけでプレーしてもルールに抵触することはありません。そして、クラブについてはルール適合しているものであれば、どんなクラブを入れてもOKです。例えば、ドライバーを3本入れてもいいし、パターを2本入れても構いません。片山晋呉選手は2008年の日本オープンに出場した時、ドライバーをキャディバッグから抜いて参戦。ドライバー無しで2度目の日本オープンチャンピオンに輝いています。

 

片山選手がドライバーを抜いた理由は単純。ドライバーを抜いた方が「いいスコアが出せる」と判断したからです。説明するまでもありませんが、プロは結果がすべてです。

 

塚田好宣プロもTwitterでこんな風につぶやいてます。

アマチュアは、使いたい憧れのクラブを使う。
プロは、結果の出るクラブを使う。
当たり前だよね。
(Yoshinobu TSUKADAプロのTwitterより引用)

 

 

さて、今回のエントリーは前回の続きです。ミスショットして良い結果が出る、いわゆる「結果オーライ」がショットの中でも一番いいショットです。意外と思うかも知れませんが、ナイスショットして良い結果が出るのは二番目。そして、一番良くないショットはナイスショットして悪い結果が出ることです。

 

では、どんなクラブを使えば、「結果オーライ」が出やすくなるのか?

 

前述した塚田プロのTwitterのつぶやきこそが、答えです。

 

使いたい憧れのクラブを使うよりも、結果の出るクラブを使った方が、結果オーライが確実に増えてきますし、確実にスコアも良くなります。憧れのクラブも上手くてばナイスショットが出ますが、憧れのクラブで結果オーライの数を増やすことはできません。

 

 では、結果が出るクラブとはどんなクラブなのか?

 

ナイスショットを基準にするのではなく、ミスショットを基準にして選べば、おのずと結果が出るクラブが見つかります。

 

例えば、パター。ツアープロ、特にシニアツアーでは長尺パターを使っている選手が数多くいますが、まさにこれが結果が出るクラブ。長尺パターは通常のパターに比べるとはるかにミスに強く、かつストロークも安定させやすい。パターを不得手にしているプロはそれが分っているから、躊躇なく長尺パターを使っています。

パター以外のクラブに関して言えば、ミスした時に、ミスの度合いをクラブがカバーしてくれるのが「結果が出るクラブ」であり、「結果オーライ」が出やすいクラブです。例えば、アイアン。少し当たりが悪い時、手前のバンカーに入るクラブと、バンカーを越えてグリーンエッジにあるクラブがあるとすれば、後者の方が「結果が出るクラブ」であり、「結果オーライ」が出やすいクラブ。

ドライバーに関しては、打ち損じた時にOBや池まで曲がるのが結果が出づらいクラブで、打ち損じた時にラフに踏みとどまるのが結果が出るクラブです。

 

 ゴルフはミスのゲームです。

 

ゴルフクラブはナイスショットで比較すれば結果に差はありませんが、ミスショットした時にはクラブによって差が広がります。そして、意外と思うかもしれませんが結果オーライが出やすいクラブを使った方が、スイングも良くなってくるのです~。

 

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2017年10月19日超私的な考察 スコアメイクが上手くいかないアマチュアの共通点とは!?

YOUTUBEのアナライズチャンネル

マーク金井の打たずにいられない 第3弾が公開されました

今回はUSTマミヤのATTASクールです↓クリック

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こちら本日より発売開始しました

「イージーフレックス EF009ドライバー」は、非常に軟らかいシャフトを装着した練習器具。
シャフトのしなりを体感しやすくする事で、リズムやテンポの向上のほか、飛ばしに重要なシャフトのしなり戻りを利用したインパクトを学ぶ事ができます。

軟らかいシャフトを使用した練習器具は、これまでにもありましたが、「イージーフレックス EF009ドライバー」は、重量、しなり方、長さ、ロフト角に至るまで、マーク金井のこだわりがつまっています。

国産の軟鉄鍛造ヘッドは非常に軟らかく手応えのある打感。
心地よく練習することが出来るのもメリットです。

シャフトのしなりを感じる「タメ」のある切り返し、そしてインパクト直前でのシャフトのしなり戻りが使えるようになると、飛距離、方向性とも大きく向上します。

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毎週火曜日は週刊ゴルフダイジェストと週刊パーゴルフの発売日。どちらも発売日にかかさず読んでますが、真っ先に読むのは連載漫画。週刊GDでは「オーイ、とんぼ」週刊PGでは「インパクト」と「千里の旅 翔の道」を読み、それから見出しで気になった記事を読み漁っています。

かれこれゴルフ漫画も30年以上読んでますが、久しぶりに単行をまとめ読みしたが、「B・J ボビィになりたかった男」(GSコミックス 原作/高橋三千綱 構成/かざま鋭二 作画/堀井ひろし 発行/学研パブリッシング)

 

1巻から18巻までを3日間で一気に読みました。この18巻のおかげで日帰り大阪出張の移動もあっという間。ストーとリーにグイグイ引き込まれ、往復の新幹線では「あれっ、乗ったばかりなのに、もう新大阪」「あれっ、乗ったばかりなのに、新横浜」って感じでした。

 

さて、この「B・J ボビィになりたかった男」。タイトルが表すように主人公が球聖ボビー・ジョーンズに目指すわけですが、その道のりの描き方がなんとも破天荒。40歳を過ぎた人間が研修生になったり、ツアープロのキャディになったりします。そして、なぜか途中からは主人公が女子ジュニアと、大学生ぐらいの男子アマチュアになり、色々なエピソードが描かれています。そして、そのエピソードのひとつひとつ、セリフのひとつひとつがゴルファーの琴線に触れまくります。

 

数え切れないぐらいゴルフの名言がちりばめられていますが、その中でもっとも相づちを打ったのが、、、、、

 

ちゃんと打ったのに
ひでえ結果になったやつの場合は
精神的なダメージが大きいのだ
反省のしようがないんだから
「B・J ボビィになりたかった男」から引用)

 

やぼな解説を加えるならば、ゴルフでは「ナイスショットで最悪の結果を招く」ことが少なからずあります。これこそが、プレーしている時に一番やってはいけないことですし、これをやってしまうと、プレーの流れ(プレーのリズム)が悪くなり、スコアを崩すパターンに陥りやすくなるのです。

 

 

野球はノーアウトで四球を出すと流れが悪くなって得点を許すケースが多いですが、ゴルフの場合、スコアを崩す大きな要因は「ナイスショットで悪い結果」を招いた時です。「ミスショットを打つからスコアが悪くなる」と思っているアマチュアゴルファーが少なくありませんが、ミスショットよりもたちが悪いのは、「ナイスショットで悪い結果」を招いてしまうことなんです。具体的に言うと、

 

  • ナイスショットしたボールがグリーンオーバーして深いラフ
  • ナイスショットしたボールが風に押し戻されて手前のバンカー
  • ナイスショットしたボールがキックが悪くてラフ
  • ナイスショットしたボールがグリーン上のボールに当たって深いラフ

 

こういうことがあると、自分を立て直すことがかなり厳しくなります。「ナイスショット=良い結果」になって当たり前だと思うからです。そして、この思考が強い人ほど、スコアメイクに苦労している人ほど、

 

 

  • ナイスショットをしないと良いスコアが出ない
  • ミスショットしたら悪いスコアになってしまう

 

という思考パターンになっています。このため、コースに出た時に毎ショット「ナイスショット」を打とうと頑張ります。ナイスショットの呪縛を解くことができませあん。そしてナイスショットの呪縛から解けない人ほど、コースに出た時にスコアメイクに苦労しています。

 

では、どうすればナイスショットの呪縛を解き、スコアメイクに長けたプレーができるようになるのか?

 

誤解を恐れずに言えば、ナイスショットではなくミスショットを打つつもりでプレーした方がアマチュアの多くはスコアが確実に良くなります。そのために、ショットの優劣をこんな風に決めることです。

 

1番目良いのは  「ミスショットして良い結果」(いわゆる結果オーライ)
2番目に良いのは 「ナイスショットして良い結果」
3番目は     「ミスショットして悪い結果」
最悪なのは    「ナイスショットして悪い結果」

 

「ナイスショットして良い結果が一番良い」と思っているほど、ナイスショットで悪い結果になることが度々起こります。対して、ミスショットして良い結果を得ようとすると、一番避けたいナイスショットで悪い結果になるのをかなり確率で減らせるのです。

 

そして、実際にプレーする時はミスショットを前提にプレーすること。ナイスショットを前提にするよりもミスショットを前提にプレーすることを覚えれば、目のさめるようなショットが打てる確率は下がりますが、目を覆いたくなるような大叩きも減らせます。大叩きを減らせれば、それだけで多くのアマチュアゴルファーはスコアアップにつながるはずです。

 

ゴルフは物理です。
そしてゴルフは確率のゲームです。

 

ミスショットを前提にプレーすると強く心がければ、確率の高いプレーを選択することにもつながり、それはスコアアップの一番確実な方法を選択することになるのです~。

 

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第9回ゴルフショップマジック 大試打会!!!

10月22日(日)10時〜17時

千葉市若葉区のジャパンゴルフスクールにて開催!!! ↓こちらクリック

千葉市若葉区加曽利町1482-1

アナライズも出店します。

売り切れていました

マジックマリガンUT 

21度、24度販売再開しています ↑クリック

グリップにアナライズオリジナルグリップが装着されていますが、現在アナライズオリジナルグリップのバックライン無しが欠品中です。バックライン有りもしくは、ツアーベルベットラバーのバックライン無しが、お選びいただけます。(確認メールを差し上げますのでよろしくお願いします。)

名作MSウエッジ限定復活!販売再開↓クリック

フェースが開いたりしたい人は、こちらをチョイス!!


2017年10月10日超私的な考案 なぜ男子プロはロフトが寝ているアイアンでボールが遠くに飛ぶのか!?

昨日は10月最初のアナライズセミナーデー。前半はダウンスイングの軌道を改善したい人のための「脱アンダー星人セミナー」、1時間の休憩を挟んだ後半は打点位置を改善したい人のための「打点コントロールセミナー」を実施しました。どちらのセミナーとも満員御礼。マーク金井は1時間30分、全身汗まみれになりながら喋り倒し、そして身振り手振り、時にはデモンストレーションすることで、ゴルフスイングのタネと仕掛けについてレクチャーしました。

セミナーの模様についてはYouTubeにもアップしてますが、YouTube動画と実際のセミナーの違いを例えるならば、シミュレーションゴルフと実際のゴルフ場でプレーするぐらい違います。マーク金井のセミナーには決まった台本はありません。毎回、セミナー受講者の技量にアレンジしながら実施しますし、新ネタもちょくちょく入れているからです。

↓クリック

さて、このアナライズセミナー。受講者はスイングのタネと仕掛けを仕入れることができますが、マーク金井の方にもメリットがあります。セミナー受講者のスイングを見ること、そしてセミナー受講者を質問攻めにすることで、アマチュアゴルファーがどんな悩みを抱えているのか、どんな勘違いをしているのかをリアルに仕入ることができます。

 

昨日のセミナーでも、なぜアマチュアゴルファーはショットが安定しないのか、ナイスショットの後に突然ミスショットが出るのか、そして、アマチュアが飛距離が出ない理由はどこにあるのかを仕入れることができました。

 

アマチュアゴルファーが飛距離が出ない理由はいくつかありますが、ことアイアンに関しては、共通していることがひとつあります。男子プロと比較すると、多くのアマチュアはアイアンでボールが飛びづらいインパクトを迎えています。具体的に言うと、

 

男子プロのアイアンのインパクトは

・ダウンブロー軌道の度合いが強い
・ハンドファースト
・インパクトでロフトがかなり立っている(ロフトがかなり減っている)

 

多くのアマチュアのインパクトは

・ダウンブロー軌道が弱い(すくい打ちになっている場合もある)
・ハンドレート(逆ハンドファースト)
・インパクトでロフトが立っていない(ロフトが減っていない)

 

先週発売のパーゴルフ(10月17日号)トラックマンの計測データが出てましたが、米男子ツアープロの平均値は、7番アイアンの打出し角は16.3度。男子プロが使っている7番のアイアンのロフトは33度前後なので、ロフトを13度以上減らした状態インパクトを迎えているのです。男子プロはアマチュアよりもヘッドスピードが速いからだけでなく、ロフトをかなり減らした状態でインパクトを迎えています。アイアンが飛ぶのです。ロフトが寝ているアイアンなのに飛距離が出るのは、インパクトロフトがかなり少ないからなのです。

 

 

対して、アマチュアゴルファーの場合、男子プロに比べるとロフトを減らしてインパクトを迎えている人は非常に少ないです。なので、クラブメーカーは「飛ぶアイアン」を作る時、ロフトをかなり立てています。今どきの飛び系アイアンの場合、

 7番のロフトは26度前後。

 

ロフト26度というのは、男子プロが使っているアイアンの5番のロフトと同じぐらいか、5番よりも少しロフトが少ないです。

 

 

男子プロはインパクトでロフトを減らしているのに対して、アマチュアの多くはインパクトでロフトを減らすことができません。そして、クラブメーカーはロフトを減らせない(アイアンが飛ばない)ゴルファーに対して、最初からロフトを立てることで飛距離が出るように配慮しているわけです。

 

ゴルフは物理です。

 

アイアンの飛距離はヘッドスピードとインパクト時のロフトで決まります。プロのスイングに近づきたいと本気で思っているならば、ロフトが立ったアイアンを使うよりも、インパクトでロフトを立てることを練習した方が得策だと思います~。

 

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マーク金井が動画で最新クラブ、最新シャフトをインプレッションしています

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