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カテゴリー: 超私的な考察

2017年12月05日超私的な考察 宮里優作がやっているクロウグリップと相性がいいパターとは!?

アナライズからのお知らせとお詫び

ゴルフの竪琴ですが、部品メーカーの一部が倒産して入荷が止まってしまいました

今後の入荷状況ですが、残念ながら不透明です。状況が分かり次第告知します。入荷時期がはっきりしないので予約受け付けておりません。ご容赦いただければとおもいます

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国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」、最終日のアウトで6アンダーのスコアを叩きだした宮里優作選手がインでもバーディーを2つ取り、62のビッグスコアでホールアウト。2位に6打差、通算15アンダーで優勝。この優勝により逆転で賞金王に輝きました。選手会長が賞金王になったのは初めてことだそうで、日本シリーズの勝利で賞金王になったのは2000年の片山晋呉選手以来、2度目の快挙です。

 

 

宮里選手といえばアマチュア時代からショットメーカーとして定評がありますが、今シーズンはパッティングのスタッツ(成績)が劇的によくなっています。2017年シーズンの平均パット数は1.7420で1位。2位は賞金ランク2位の小平智選手の1.7509です。ちなみに、平均ストロークは小平選手で70.02で1位、宮里選手が70.16で2位です。

 

宮里選手のスイングは教科書にしたくなるようなオーソドックスなスイングですが、パッティングはかなり独特。なんと言っても特徴的なのがグリップです。左手は普通に握りますが、右手はペンをもつような独特の握り方になっています。パッと見たら、ゴルフのグリップに見えないような左右非対称なグリップをしていますが、これはクロウグリップと呼ばれる握り方で、宮里選手だけでなく、ツアープロの間ではこの握り方をしている選手が少なからずいます。

 

 

 さて、このクロウグリップ。

 

見た目はかなり独特ですが、最大のメリットは右手首が変な動きをしづらいことになります。右手はペンを持ったような感じでグリップに添えるだけ。アドレスで作った右手の形をキープしやすく(右手が悪さをしずらく)、ストロークが安定します。方向性が良くなるのに加え、インパクトでパンチが入ったり、緩んだりしづらくなる分だけ距離感も安定します。

 

もちろんクロウグリップにも短所があって、遅いグリーンだとイメージ通りにボールを転がすのが難しくなります。右手を添えるだけのクロウグリップだとボールをしっかりヒットしづらいからです。もしもグリーンが芝目の強い高麗グリーンしかなかったとしたら、クロウグリップでパッティングするプロは出てこないでしょう。

 

 

クロウグリップは高速グリーンと非常に相性が良いグリップですが、グリーンの速さだけでなく、パターとの相性もあります。宮里選手はセンターシャフトのマレット型パターを使っていますが、まさにこのタイプがクロウグリップと相性が良いです。具体的に言うと、クロウグリップにはマレット型や大型ヘッドで慣性モーメントが大きいパター、加えて、ヘッドを真っ直ぐ動かすのと相性が良いフェースバランス(センターシャフト)のパターが非常に相性が良いです。

 

宮里優作のクラブセッティング ゴルフクラシック1月号より

 

また、パターに装着するグリップは細くて繊細なタイプよりも太くて鈍感なタイプの方が相性が良さそうです。

 

 

クロウグリップをよくよく見ると、右手の形は長尺パターを打つ時の右手のグリップとほぼ同じ。クロウグリップは通常の長さのパターで長尺パターのように「ゆっくり、真っ直ぐ」ヘッドを動かせる握り方とも言えます。

 

ゴルフは物理です。

 

パッティングが得意な人にとってはクロウグリップは異形なグリップに見えますが、パッティグを不得手にしている人にとってはクロウグリップは、異形ではなくて合理的に理に叶っているグリップなんです。

 

アナライズからもうすぐ新しいパターが発売されますが、そのパターも大型ヘッドで慣性モーメントが巨大。センターシャフトのフェースバランスです。通常のグリップはもちろんのこと、クロウグリップにも非常に相性良く仕上がっています~。

 

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2017年12月03日超私的な考察 ドライバーの飛距離を稼ぐ、フットワークの使い方とは!?

アナライズからのお知らせとお詫び

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国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」はいよいよ今日が最終日。現在、賞金ランク1位は小平智選手。2位が宮里優作選手で、3位が池田勇太選手。4位にC・キム選手が続いていますが、キム選手は腰痛で初日に棄権しました。3日目を終えた時点で宮里選手がトップタイにつけています。池田選手が下位にいることを考えると、賞金王争いは小平選手と宮里選手に絞られています。宮里選手が優勝すれば逆転で賞金王になりますが、そうでない場合、宮里選手の順位次第で小平選手の逃げ切りになります。

 

 

さて、日本シリーズには練習日(火曜日)と、初日(木曜日)に行ってきました。撮影に向かうのはドライビングレンジ。出場選手のスイング、そしてどんな練習をしているのかをじっくり観察するためです。日本シリーズに出場するぐらいですから、どの選手もスイングの完成度は高いですが、中でも、超私的に注目したのは小平選手と池田選手。この2選手に共通しているのは、ダウンスイングからフォローにかけてのクラブ捌きが上手いこと。

 

ダウンスイングでクラブの下りる角度が鋭角過ぎないこと、そして体の回転と腕の回旋がタイミング良くマッチしているから、インパクトで手元の動き上がりが少なく、そしてインパクトからフォローにかけてヘッドがスムーズに左に抜けています。小平選手に比べると池田選手は個性的なスイングをしていると評されることが多いですが、ことダウンスイング後半からフォローにかけての腕の使い方(クラブの捌き方)、ヘッドが抜けていく感じは、非常に似ています。

 

そして、小平選手に関して言えば、下半身の使い方が実にダイナミックになっています。
インパクトゾーンではその場でジャンプするかのように両足かかとが完全に地面から浮いてます。それも、右足よりも左足の方がジャンプアップする度合いが大きいのです。

 

 

米ツアーでは、世界ランク3位のジャスティン・トーマスも強烈なジャンプアップをやっています。他にもロングヒッターとして定評があるバッバ・ワトソンもやっています。

 

このインパクトゾーンでのジャンプアップ。

 

どんなメリットがあるかというと、飛び上がることで地面からの反力を受けることができ、それがパワーとなってクラブを鋭く振り下ろすことができます。加えて、ジャンプアップした方が、身体に蓄積したパワーを伝えやすくなるのです。誤解を恐れずに言えば、ジャンプアップすることでヘッドスピードを効率良く上げているのです。ちなみに、ジュニアゴルファーは、誰にも教わらなくてもインパクゾーンでジャンプアップしている場合が多々見受けられます。

 

 

ジャンプアップはパワーが出る半面、弾道が不安定になると言われてました。しかし小平選手にしても、トーマス選手にしても、ジャンプアップしても弾道は安定しています。インパクトで飛び上がると見た目が不安定な感じがしますが、本当に不安定なスイングをしているならば、賞金ランキングの上には行けません。

 

 

そこで、検証しなければいけないのは、クラブの軌道と手の軌道です。小平選手にしてもトーマス選手にしてもジャンプアップすること下半身がグラついて見えますが、手の軌道とヘッド軌道は実に安定しています。飛び上がった反動で腕を下に振っているので、インパクトで手元を低く保てています。加えて、ジャンプアップすることでインパクトを迎えているので、肩の開きが抑えられているので、インパクトの再現性も高いのです。

 

ビジュアル的には下半身をどっしりしておいた方が安定感があるように感じますが、そうとも限らないのがゴルフスイングです。下半身が柔軟かつダイナミックに動くことで、逆に上半身、そして腕に無駄な力が入らないため、手の軌道と、ヘッドの軌道が安定するメリットもあるのです。

 

ゴルフは物理です。

 

ジャンプアップという動作は、地面を強く蹴ることで大きな反力を得ることができ、それがヘッドスピードアップにつながるのです~。

 

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2017年11月30日超私的な考察 ツアー31勝、片山晋呉はなぜに練習器具を多用しているのか!?

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ゴルフの竪琴ですが、部品メーカーの一部が倒産して入荷が止まってしまいました

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国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」がいよいよ今日から開幕します。現在、賞金ランク1位は小平智選手。2位が宮里優作選手で、3位が池田勇太選手。4位にC・キム選手が続いています。小平選手以外の選手は、この日本シリーズで優勝すれば賞金王になるチャンスがあるだけに、初日から勝負の行方は目が離せません。マーク金井もこのブログがアップされる頃は、望遠レンズを装着したカメラを担いでコースを歩きます。

 

そして、コースを歩く前に撮影に向かうのはドライビングレンジ。スタート前の練習場というのは、競馬に例えるならばパドックのようなもの。選手の調子を窺えますし、何よりも選手がどんなことにこだわっているのかを具体的に知ることができます。

 

この日本シリーズ。通常のレギュラーツアーよりも出場できる選手が絞られています。出場できるのは、昨年の日本シリーズから前週のカシオワールドまでにツアー優勝した選手、もしくは賞金ランク30位以内の選手だけです。そして、初日のスタート時間は成績順で、獲得賞金が少ない人から順番にスタートし、賞金ランク1位の選手が最終組の一番最後にティーオフします。

 

その30名の中で最も出場回数が多いのが片山晋呉選手。20年連続で20回目の出場。これまでの記録は21回出場の青木功選手ですので、今年の日本シリーズに優勝すれば来年の出場権を得て青木選手の記録に並びます。

その片山選手と言えば、スタート前の練習がなんともユニークかつ独創的です。最初はウオームアップを兼ねての連続左打ち。続いて、右手だけのアプローチ、左手だけのアプローチ。片手だけで30ヤードぐらいのアプローチを打ちます。

 

 

そしてここからが練習本番。打球方向をチェックするためのガイドラインを地面に突き刺し、地面にも打球方向を確認するためのボールを置きます。そして、最近はヘッドが入る方向をチェックできる練習器具を地面に置いた状態でボールを打っています。それも両腕の間にボールを挟んだ状態でスイングしているのです。

 

スタート前の練習にもかかわらず、ここまで器具を用いてスイングチェックしているのは他に例はありません。片山選手ただ1人だけです。

では、なぜ片山選手はこれほどまでに入念にスイングチェック、特にヘッド軌道についてチェックしているのか?

 

ここからは超私的な推察ですが、恐らく、ゴルフは「自分のイメージと実際の動きにギャップが生じやすい」こと、そして「ナイスショットしからいいスイングをしたとは限らない」ということを、誰よりも知っているからだと思います。言い換えると、自分のスイングの状態を勘違いしたくないから、客観的にスイングをチェックできる器具を使いながらボールを打っているのです。

 

ゴルフは他のスポーツと違って「イメージと実際の動きにギャップが生じやすい」ですが、これには理由があります。それは、ゴルフクラブの特殊性です。野球のバットやテニスラケットと違い、ゴルフクラブはシャフトの軸線上に重心がありません。シャフトの延長戦から外れた位置に重心があります。加えて、手元側に比べると、先端側(ヘッド側)が非常に重い。例えば、ドライバーの場合、ヘッドは約200グラムあるのに対して、グリップ側の重量は約50グラム。ここまで重さの差があるからボールを遠くに飛ばせるのですが、同時に、ここまで重さの差があるものをビュンと振り回すと、遠心力が強くかかって、自分のイメージと実際の動きにギャップが生じやすくなるのです。

 

ゴルフは感覚やフィーリングも大事ですが、感覚だけに頼ってしまうと、自分のスイングの状態を見誤ってしまうことが多々あります。片山選手は、それを誰よりも熟知しているから、練習器具を積極的に活用しているのでしょう。

 

練習しても上手くならない、ボールをたくさん打っても上達しないと悩んでいるアマチュアゴルファーが少なくありませんが、その人達の多くは、「自分のイメージと実際の動きにギャップが大きい」と思って間違いないです。アナライズでは色々なセミナーを実施していますが、今のところセミナー受講者、ほぼ全員が自分のイメージと実際のスイングのギャップの大きさに驚いています~。

 

 

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2017年11月26日超私的な考察 スコアが良くなるアイアンに求められる性能・機能とは!?

11月27日21時から 

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ゴルフの竪琴 販売再開しましたが・・・

入荷が遅れております。一旦注文ストップします。

近々販売再開します(たぶん来週)

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ゴルフ雑誌「アルバ」(正式名称 アルバトロスビュー)は毎週第2、第4木曜日に発売されます。今週発売(11月22日)で30周年を迎えましたが、実は、マーク金井がゴルフ業界に携り始めたのも30年前のこと。アルバが発行された直後に、アルバ編集部に入りました。ちなみに、第1志望はゴルフダイジェスト社ですが、ものの見事に書類選考で落とされました(笑)。

 

ゴルフは14歳から初めているのでゴルフ歴は45年となりますが、ゴルフ業界歴はアルバと同じく30年。最初に手にしたアイアンはミズノで、その次がパワービルド、大学に入ってからはホンマピンのアイアンを使い、社会人になって数年はゴルフから離れ、29歳からゴルフ業界に入ってからは、ピンのアイアンを軸にいくつかのメーカーのアイアンを使って今に至っています。

 

この30年、最初はゴルフ雑誌の編集部員でした。30年後にゴルフクラブを自ら作るなんてこれっぽっちも思ってませんでしがが、気がついたら、ウエッジユーティリティ、FW練習器具シャフトパターチッパー、を自ら設計し、自ら販売しています。そして、今はウエッジで好評をいただいたmmシリーズのアイアンを設計し、一昨日、ファーストサンプルが仕上がりました。

 

さて、この新作mmアイアン。

 

 設計コンセプトは、コースに出た時、スコアが確実に良くなるアイアン!!!!!

 

 

スコアを良くするためにアイアンに求められることは

・グリーンに乗る確率を上げられる
・芯を外してもできるだけグリーンに近づけられる
・前後のミスが出づらい
・左右のミスが出づらい
・飛距離の階段(距離の打ち分け)を作りやすい

 

 

アイアンというと打感や手応えにこだわる人が少なくありませんが、スコアアップを第一に考えると「ナイスショットした時の手応え」よりも「ミスショットした時にクラブがミスを助けてくれる」ことです。mmアイアンのmmはマジックマリガンの略ですが、同時に、

 

 ミスがミスにならない!!!!

 

という意味でもあります。ミスがミスにならないためにアイアンを作るために必要なことをざっと上げると、

 

・ダフりのミスに強くするためハイバンス設計
・大型ヘッドで慣性モーメントを増大
・大型ヘッドで捕まりを良くするためにグースネックを採用
・地面と正しくコンタクトできるようにライ角調整が可能なこと
・飛距離の階段を作りやすくするために、ロフトピッチを一定すること

 

 

mmアイアンはこの5つの要素を満たすべく設計し、ようやくファーストサンプルが仕上がりました。mmアイアンは6番からpwまでの5本組みで、ロフトピッチは「5度」。そしてウエッジと同じく、ぞれぞれの番手のバックフェース部分にはロフト角が刻まれています。

 

6番 25度
7番 30度
8番 35度
9番 40度
PW 45度

 

ヘッド素材は軟鉄鍛造ではなく軟鉄鋳造です。軟鉄鋳造にこだわったのは鋳造の方が設計の自由度が高く、かつ個体差も少なくなるから。また、軟鉄鍛造ならばライ角を±4度ぐらいまでは調整可能だからです。ちなみにファーストサンプルでは、すでにライ角を4度調整してますが全然問題ありませんでした。

 

バンス角はこれからフィールドテストで微調整していきますが、ファーストサンプルでは6番アイアンでバンス角7度とかなり大きめです。番手が下がるごとに1度づつバンス角を増やしています。

 

 

今はCADを使ってコンピュータ画面上で設計するのが当たり前になっていますが、このmmアイアンはマーク金井がイメージした形状で銅マスターを作り、そこから金型を起こしています。数値にはこだわっていますが、数値ありきではなく見た目の形状と数値を一致させたいからです。このブログがアップされた数時間後には、実際にゴルフ場の天然芝の上でファーストサンプルをフィールドテストします~。

 

 

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2017年11月23日超私的な考察 B・ケプカに学ぶ、飛んで曲がらないスイングの正体とは!?

11月27日21時から 

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昨日は、ゴルフ業界ではお馴染みのユニバーサルゴルフ社さんの新社屋のご挨拶に行ってきました。同社は1975年から「ゴルフ用品総合カタログ」を毎年発刊。この本を開けば、その年にどんなクラブが出ていたかが分るだけでなく、クラブ業界全体の流れをつかむこともできます。マーク金井は1980年代からゴルフ業界で仕事してますが、新入りの頃から現在に至るまで「ゴルフ用品総合カタログ」にはしょっちゅうお世話になっています。

 

 

 

そのユニバーサルゴルフ社さんですが、新社屋にはこれまでのクラブ計測に加え、試打打席も完備。クラブを試打できるだけでなく、スイング解析システム「GEARS」が導入されます。マーク金井も体験したことがありますが、「GEARS」は8台の高速カメラを駆使し、アドレスからフォロースルーまでのクラブの動きとフォーム(人間の動き)を3次元で計測、解析するシステム。1度のスイングに対し、1秒間に600枚以上のデータ解析を行います。PGAツアーでも注目を集めており、ジョーダン・スピースをはじめ、多くのツアー選手が自分のスイングを「GEARS」で解析しているそうです。

 

 

弾道計測器に続き、いよいよスイングもリアルに計測する時代に突入するのは間違いないと思います。アナライズでは高速度カメラを使ってインパクトを分析していますが、高速度カメラはいろんなことを教えてくれます。弾道計測器によって、ボールはクラブを振り抜いた方向よりも、インパクトのフェース面の影響を強く受けるということが明らかになりました。スイングもしかり。高速度カメラを用いて3次元に分析すると、これまで目では確認できなかった動作が可視化(見える)ようになり、スイングのセオリーそのものがガラッと変わり、新しい常識が生まれる可能性が高いです。

 

 

「GEARS」は画期的なテクノロジーですが、もしもマーク金井が手に入れたら、真っ先に調べたいのが、世界の一流どころのスイング中のフェース向きです。アドレスやトップ、インパクトという部分だけでなく、アドレスからフォローまで、ヘッドの軌道に対してフェースがどこを向いているかを正確かつ精密に調べたく思ってます。英語ではスイング中のフェース向きのことを「フェースtoパス」と言いますが、これがショットの弾道を決め、これが弾道の安定性に関わってくるからです。

これまでのゴルフの常識では、「スイング中、フェースは開いて閉じる」というのが正しいと言われ、トップでフェースは「斜め45度」がスクエアだと言われています。そして、トップでフェースが空を向いているのが「シャットフェース」(閉じたフェース)、トップでフェースが正面を向いているのが「オープンフェース」(開いたフェース)を言われ、シャットフェースのトップではボールが捕まり過ぎて左へのミスが出やすく、オープンフェースのトップではボールが捕まらなくて右へのミスが出やすいとされています。

 

しかしながら、ダンロップフェニックスを2連覇したケプカ選手のトップでのフェース向きをチェックしてみると、、

 

ゴルフクラシック1月号より

 

フェースは完全に空を向くシャットフェースです!!!!!!

 

ケプカ選手だけではありません。世界ランク上位の選手をみてもオープンフェースになっている人はいませんが、シャットフェースになっている選手は結構います。世界ランク1位のD・ジョンソンしかり、3位のJ・トーマスしかり、4位のJ・ラームしかり、8位のR・ファウラーしかり。トップ10の内、5名もの選手がシャットフェースです。

 

昔に比べると、シャットフェースになっているツアープロが増えていますが、これはクラブの影響も大きいです。ヘッド体積が大きくなって、重心距離が長くなり、かつヘッドの慣性モーメントも増大しています。これにより、シャフトを軸にしてヘッドが回転しづらくなっているため、ツアープロは道具に合わせてスイングを変化させいるのでしょう。

 

ゴルフは物理です。

 

ボールの飛び方(曲がり方)はインパクトゾーンのヘッド軌道とフェース向きでほぼ決まります。そして、インパクトゾーンでのフェース向きと密接な関係があるのが、スイング中のフェース向きです。

 

 

ここからは推測ですが、ショットが不安定な人ほど、スイング中にフェースの開閉が大きい可能性が高く、かつスイング中のどこかで、ヘッド軌道に対してフェースの向きが急に大きく変わっている可能性が高いと思います。対して、ショットが安定している人ほど、スイング中にフェースの開閉が小さい可能性が高く、かつスイング中、ヘッド軌道に対してフェース向きが急激に変わっていない可能性が高いと思います。もちろん、これはマーク金井の超私的な推測ですが、ケプカ選手のスイングを観察する限りでは、この推測は当たっている可能性が非常に高そうです~。

 

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