マーク金井blog

2017年05月12日超私的な考察 ずる賢いゴルフとは、一体どんなゴルフなのか!? セカンド編

 

国内男子メジャー初戦、日本プロゴルフ選手権 カップヌードル杯の初日、8アンダーでトップに立ったのはベテランの谷口徹選手。10番からスタートするや、出だしで4連続バーディー。ハーフターン後も5番でバーディーからの、7番からは3連続バーディーでホールアウト。8バーディー、ノーボギーと完璧なプレーで、単独首位に立っています。

 

谷口選手は決してドライバーが飛ぶ方ではありませんが、ゲームメイクに長けており、かつパッティング巧者。ゲーム運びに長けているタイプのプレーヤーで、ベテランならではのずる賢いプレーができる選手です。2日目からもスコアを伸ばしてくると思いますが、ゴルフは4日間競技。他の選手もスコアを伸ばしてくることが予想されるので、天気に恵まれれば、優勝スコアは16アンダー以上になってくるでしょう。

 

コースセッティングによっても変わってきますが、プロトーナメントではアンダーパーを出さないと優勝争いはおろか予選通過もままなりません。日本プロも初日パープレーの選手は、42位タイです。なので、プレーの基本はパーを取ることだけでなく、バーディーやイーグルを取ることが求められます。誤解を恐れずに言うと、ツアープロのプレーというのは目標が「100を切る」「90を切る」「70台のスコアを出したい」というアマチュアには参考にならないと思います。

 

では、アマチュアゴルファーをどんなプレーを目指せばスコアアップできるのか?

 

前回のブログでも書きましたが、ナイスショットでスコアを作ろうとするのではなく、ミスショットでもスコアを出せるゴルフ、即ち、「ずる賢いゴルフ」をすることです。

 

ずる賢いというと、「セコい」とか「正々堂々とじゃない」という風に捕らえられがちですが、そうではありません。野球に例えるならば、球数投げて三振を取るのではなく、1球で内野ゴロを打たせてアウトを取るような省エネなピッチング。野球に例えるならば、ヒット1本でもバントと犠牲フライで1点取れるような緻密な戦略です。

 

前回はティショット編でしたので、今回はセカンドショット編です。パー4の場合、セカンドショットで求められることは確実にグリーンに乗せること、もしくはアプローチが打ちやすい場所にボールを運ぶことです。ピンに近いとか遠いとかは気にする必要はありません。難易度が高いコースを除けば、乗ればOK。乗った後のことはパターの仕事なので「ピンに寄せる」ことよりも「確実にグリーンに乗せること」です。

 

 では、どうすれば確実にグリーンに乗せることができるのか?

まず戦略的なことを言いますと、ピンに寄せることではなく、グリーンに乗せることをゴールにして下さい。乗った後はパターの仕事と考え、セカンドではグリーンにとにかく乗せることを仕事として考えるのです。

 

 では、どこを狙えば、確実にグリーンに乗せることができるのか?

 

セカンドショットが不安定な人、距離感が悪い人、左右のミスが出やすい人でも、そうでない人でも、確実にグリーンに乗せるコツはピンの位置に関係なく、グリーン真ん中を狙うのです。「なんだそんなことか~」とか「グリーン中央狙うなんて消極的」と思う人がいるかも知れませんが、グリーン中央を狙うことは、ピンを狙うよりも難しいし、勇気が求められるのです。

 

なぜなら、、、、

 

どのホールにもピンが立っているし、セカンド地点からグリーンを見れば、ピン位置が目に入るからです。

 

例えば、ピンがグリーン手前ぎりぎりに立っているとしましょう。この場合、ピンが見えれば、無意識の内に「手前に乗せたくなる」というのがゴルファーの性(さが)。その性(さが)に逆らってグリーン中央を狙うということは、わざとオーバーする距離を打つことになるのです。具体的に言うと、ピンが手前に立っているならば、10ヤード奥を狙うのです。

 

もしも、これが「ピンを狙うよりも簡単」だと思っている人は、ゴルフの本当の難しさに気づいてません。試していただけると分りますが、ピンをわざと狙わないというのは、ピンを狙うよりも勇気が求められるのです。なぜなら、ピン奥10ヤードを狙って、ピン奥10ヤードに乗ると、「なんかもったいないことをした」とか「ピンにぴったりの距離で打てば、バーディーチャンスだったのに」とかということが頭をよぎるからです。

 

 では、なぜわざとピンを狙わないのが、ずる賢いのか?

 

手前のピンを狙って、ぴったりの距離感で打てれば問題ありませんが、もしもショートしたらどうでしょう。手前のピンでショートすればグリーンに乗りません。乗らないだけでなく、バンカーやラフが待ち受けています。対して、10ヤード奥を狙った場合、ナイスショットした時は10メートルのパットが残りますが、少し打ち損じた時にベタピンになるのです。手前味噌ですが、マーク金井のベタピンの9割は結果オーライです(笑)

 

 

察しのいい人はお分かりでしょう。

 

セカンドショットにおけるずる賢いプレーとは、「ナイスショットを打った時よりも、ミスショットの時に良い結果が出る」ようにすること。いわゆる結果オーライが出やすいような戦略を立てることなのです。また、ピンが手前の時は、奥(グリーン中央)を狙った方がグリーンを広く使える分だけミスの許容範囲が広がり、2オンの確率を上げることもできます。

 

 

ゴルフはミスのゲームです。

 

バーディーではなく、パーを取る確率を上げるにはナイスショットではなく、ミスショットをした時の方がいい結果になるようにセカンドショットを打つ。結果オーライが出やすくプレーすることが、ずる賢いゴルフなのです~。

 

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