カテゴリー: クラブセッティング
2022年03月04日超私的な衝動買い マーク金井がテーラーメイド ステルスプラスを購入した最大の理由とは!?
マーク金井的チューニングはいかが?
一昨日は、蔵王温泉スキー場でサクッとスノボを滑ってきました。3時間ほどだったのですべてのコースをクリアできませんでしたが、ロープウエイを2本乗り継ぎ、地蔵山頂駅(標高1661m)から蔵王名物の樹氷を横目で見ながらサクッと滑走することができました。
午後の新幹線で東京に戻り、まず向かったのがつるやゴルフ神田駅前店。発売直後にオーダーしていたステルスプラス(ロフト9度)を引き取り、これでステルスHD(ロフト9度)と合わせて2本持ちに。チタンにはないカーボンフェースならではの独特なインパクト音、そして吸い付くような打感に一目惚れして大人買いしたのです。
メーカー側もコメントしているように、この2モデルはキャラクターが正反対です。ステルスHDは3つのモデルの中で最も捕まりが良いのに対して、ステルスプラスは3モデルの中で最も捕まりが控えめです。同時に打ち比べると、その差はハッキリと感じ取ることができます。
そして、この2モデルの違いを上げると、、、、
・ステルスプラスの方がステルスHDよりもヘッドが約2gほど重い。
・ステルスプラスは可変ウエートが付いているが、ステルスHDには付いていない。
・ステルスHDに比べるとステルスプラスは重心が浅く、低スピン弾道が打ちやすい。
ステルスプラスは3モデルの中で最も低スピン弾道が打ちやすいからというのもありますが、購入の決め手になったのはそこだけではありません。衝動買いした最大の理由、それは、、、、
簡単にヘッドを10g軽くできる!!!!!!
ステルスHDも後ろ側に装着されたウエイトを交換することでヘッドを軽くできますが、その場合は軽いウエートを独自で購入する必要があります(メーカーはウエート交換を公には認めてません)。対してステルスプラスだと、付属のレンチを使ってネジを緩めるだけでウエートを外せ、即座にヘッド重量を10g軽くできるのです。
可変ウエートを外した時のヘッド重量は、約191gです。
ステルスシリーズの中では、これは非常に魅力的な重量です。軽いヘッドにはどんな魅力があるのかについては、YouTube動画「マーク金井のオルタナゴルフ」にてじっくりと説明させていただいています。ぜひご覧ください
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2022年02月02日超私的な考察 転がし専用ウエッジ、チッパーを使ってプレーするのは本当に邪道なのか!?
コチラ公開されました。イマドキのドライバーがなんか右に行く方に特にオススメです
一昨日の月曜日は強風下の中、赤羽で薄暮9ホールプレー。火曜日は朝イチの新幹線に乗って、ガーラ湯沢にて早朝スノボ。どちらも天気に恵まれ、冬空の中、ゴルフとスノボに勤しんできましたが、それ以上に勤しんでいるのが毎日の散歩です。
月曜日は2万4706歩歩き、火曜日はスノボを滑ったにもかかわらず2万2000歩以上歩いてます。毎日2万歩以上の生活は丸2年近く続けていますが、今のところ1日たりとも休んでいません。
赤羽の薄暮は歩数を稼げるというのもあって冬場でもプレーに行く回数が増えてますが、プレー中に欠かせないのがロフト25度のランニングウエッジ、R25です。パターと同じヘッド形状なのでパター感覚で打てるので、冬芝にありがちなザックリ、トップが出ませんし、シャンクも出ません。そしてなによりも、転がしのアプローチというのは寄せワン、チップインの確率が上がります。
さて、このランニングウエッジ。
一般的にはチッパーとも呼ばれてますが、サンドウエッジに比べるとゴルファーの間での使用率が低いです。加えて、気になるのがチッパーに対してネガティブなイメージを持っているアマチュアゴルファーが少なからずいます。
TwitterでR25を使っている人のつぶやきをみても、否定的なリプライを残す人が少なからずいらっしゃいます。
例えば、チッパーに否定的なコメントはこんな感じです。
・チッパーを使うプロは1人もいない。だからわざわざ使う必要はない。
・量販店でチッパーが欲しいと言ったら、貴方にはいらない、やめろと力説された。
・チッパーなんか使ったらアプローチが上手くならない。
・分っちゃいるけどカッコつけたいから入れたくない。
・いじめられるので使いたくても使えない。
・なんとなくかっこ悪い。
・7番アイアンを使えばいいんだから、わざわざチッパーを入れる必要がない。
・見た目が悪い。
・チッパーは初心者専用なんでしょ。
・チッパーは邪道
・14本以上クラブを持てたら入れたい。
・チッパーを使ったら馬鹿にされそう
もちろんチッパーに対して肯定的なコメントも数多くいただいてますが、否定的なコメントには共通点があります。それは、、、、
・ルール適合なクラブにもかかわらず、邪道扱いしていること。
・チッパーは格好悪いクラブという認識があること。
プロが使っていないということから邪道扱いされ、そして格好悪いという認識を持っているのだと思いますが、この手のコメントを残す人は手の平返しの可能性が高いと思います。例えば、欧米のツアー選手がチッパーを使ってしまえば、即座にツアー選手と同じチッパーを手にする可能性が高いです。
それはともかくとして、チッパーは転がしに特化したウエッジです。7番アイアンでも転がしのアプローチが打てますが、ミスのしづらさ、そしてチップインのしやすさを比較すれば、圧倒的にチッパーの方が有利です。手前味噌ですが、マーク金井はR25を使うようになってから、寄せワン率が高くなっただけでなく、チップインの回数も劇的に増え、それがスコアメイクに反映されています。
ゴルフは確率のゲームです。
やさしいドライバーを求めるアマチュアゴルファーは多いのに、やさしいウエッジを求めるアマチュアゴルファーが多くないのは、ゴルフ業界の七不思議ではないかと超私的に思っています。
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2022年01月28日超私的な考察 クラブ3本でだけプレーすると本当にスコアが良くなるのか!?
新しいYouTube動画公開開始!
マニアなファンが多い?!諦めシリーズです
Facebookには毎日3~4回投稿しているマーク金井ですが、その多くが食事ネタ。もちろんゴルフに関するネタもアップしていますが、例えば、ゴルフダイジェスト社が発信している「みんなのゴルフダイジェスト」には到底叶いません。
その「みんなのゴルフダイジェスト」で昨日、目に止まったのが、、、、
「3Wが当たらない」「抜きなさい、バッグが軽くなる」
D・カンの優勝はブッチとアニカのおかげ(川野美佳)
詳しくは記事をいただきたいですが、カンは苦手にしている3Wを抜いたことで米女子ツアー、通算7勝目を手に入れました。まさに引き算のセッティングで勝利をたぐり寄せたのです。
さて、この引き算のセッティング。YouTubeの「マーク金井のオルタナ」ゴルフでもいくつかの提案をしていますが、水曜日は究極の引き算とも言えるセッティングでプレーしてきました。
千葉市民ゴルフ場にてスタート前にピンの新作アイアンi525の撮影を行ったのですが、撮影時に使った7番アイアンとドライバーとパターの3本だけでプレーしてきました。
今まで最高に少ないのはドライバーとパターの2本プレーでしたが、その次に少ない本数です。距離の打ち分けはこんな感じです。
・ドライバーの守備範囲 150~250ヤード
・7番アイアンの守備範囲 5~160ヤード
・パターの守備範囲 グリーン上からグリーンエッジ(花道)
千葉市民は癒やし系コースでなおかつ距離も短めです。もちろん青ティからではなく白ティでのプレーです。4番と9番のパー5では赤ティを使っています。
スタッツはこんな感じでした
△ーーー○ーーー◎ 34
212211211 13
14本でプレーしたのと同じかそれ以上に良い内容のプレーができましたが、これには理由があります。ショット距離感が良く、パットも決まったというのもありますが、それ以上に良かったのがコースマネジメントです。
ティショット以外で使えるクラブは7番アイアンとパターだけなわけですから、7番アイアンが使いやすい場所を狙ってティショットを打ち、セカンド(パー3のティショット)では、「徹頭徹尾」、転がして寄せられる場所を狙って打ちました。
具体的に言うと、バンカーやラフ、そしてエッジからピンまでの距離が近いエリア、グリーン奥を徹底的に避けてプレーしたのです。なにしろ、ボールを上げて止められるクラブがまったくないわけですから、、、、、
狙った所に打てたからいいスコアが出てくれた訳ですが、3本プレーで改めて感じたことがあります。それは、、、、
無意識の内に安全なゾーン(エリア)に意識が向かい、安全なゾーンに打つということに「全集中」できました。
例えば、その典型となったのが8番ホール。8番は151ヤードのパー3で、グリーンの右手前と左サイドにバンカーがあります。水曜日のピン位置はバンカー越えとなる、グリーン右端でした。
ピンを狙えばバンカー越えとなり、グリーン真ん中の花道を狙うとセーフティーな反面、ナイスショットをしても10メートル以上のパットが残ります。このためナイスショットしてワンオンしてもロングパットのリスクがあるという状況です。
こういう場合、グリーン中央を狙った方が安全なのは分っていても、心のどこかには「3パットしそうな所には打ちたくない」というがあります。別言すれば、安全策に徹しきれないで打つことがままあり、中途半端なスイングをして右に吹かしたりすることが少なからずあるのです。
対して、クラブが3本しかない、加えてティショットはボールがまったく止まらないドライバーで打つとなると、、、、どうでしょう。バンカー越えのピンを狙いたいなんて気持ちはまったくおこりません。グリーン中央の花道を狙うことに「全集中」できるのです。
ここまで説明すればもうお分かりでしょう。
そうです、スコアメイクに必要なのは安全なエリアを探して狙うことが基本ですが、それを実践できるかどうかというのは、
安全なエリアに打つと「全集中」できるかにかかっているのです!!!!
ゴルフは確率のゲームです。
確率が高くなる場所にボールを運ぶことがコースマネジメントの基本ですが、心の片隅にでも「ピンを狙いたい」という気持ちがあると、スイングにしなくていい動作が生まれ、それがミスを誘発することになるのです。
クラブ3本でプレーするというのは、かなりイレギュラーなことです。しかしながら、イレギュラーな状態でプレーすることが、実は、スコアメイクに役立つコースマネジメントを実践でき、それがスコアアップにつながるのではないかと超私的に思っています。
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2022年01月05日超私的なクラブ選び 風に強い低弾道が打ちやすいドライバーのスペックとは!?
マーク金井2021年最後のYou Tube動画配信!
例年と同じく、今年も1月2日からぼちぼちと仕事を始めています。ゴルフの初打ちはまだですが、神田のスタジオでは2日から「ゴルフの竪琴」と「フレループ」そして「NEOスーパーシャットくん」を使って練習をしています。
超私的にはこの冬場はクラブの軌道と両手の位置関係にこだわって素振りを繰り返し、インパクトぞーんでトウダウン量が少なくなるスイング、自分に対してクラブを丸く振るスイング作りに励みたいと思っています。
1月から3月にかけてはゴルフの回数よりも早朝スノボに行く回数が増えてきますが、今年は冬場もゴルフに行く回数が増えそうです。毎日2万歩以上を日課にしている人間にとっては、ゴルフは歩くのにうってつけのスポーツだからです。
もちろん、せっかくプレーするわけですから冬ならではのゴルフも楽しみます。寒さ対策、そしてプレーにおいては風対策をしっかり行い、厳しい条件でもゴルフの内容が悪くならないように配慮しています。
超私的には、冬のゴルフで心がけているのは夏場よりもさらに弾道が低くなるショットを多用してます。ドライバーしかり、アイアンしかり、アプローチしかり。理由は単純、球が低い方が風の影響を受けづらく、距離と方向をコントロールしやすくなるからです。
まず、ドライバーですが球の高さに影響を及ぼすのは、、、
・ロフト角(フェースの傾斜角度)
・クラブの長さ
・シャフトの重さ
・重心の深さ
ロフト角が少なく、クラブが短く、シャフトが重く、重心が浅くなるほどに、弾道はオートマチックで低くなるのです。マーク金井場合、夏場でもドライバーの弾道がかなり低いですが、それは、ロフト角が少なく、長さは43.25インチと短く、シャフト重量は約100gと重いからです。別言すれば、打ち方ではなくてクラブのセッティングで弾道が低くなるようにしているのです。
それをさらに低くするためにやっていることは、、、
夏場よりも0.75インチ短く持つ(長さ42.5インチにする)
ヘッドを初代M1から2代目M1にする(2代目の方が浅重心)
短く持つと通常よりもヘッドが軽く感じるようになるので、ソール部分に鉛を5~8グラムほど貼ります。これはヘッドを重くする効果に加え、重心を少し低くする効果もあって、低スピン化も狙えます。
打ち方に関しては普段と同じですが、弾道イメージは変えています。例えば、アゲンスト風が強い時は「キャリーで150ヤード、ランで50ヤード」という感じで、とにかくランが多くなる弾道をイメージしています。
ちなみに、ドライバーの場合はヘッドスピードが遅くなるほどキャリーは減りますが、ランが増えます。パー3でドライバーを使うようになってから分ったのですが、キャリーを100ヤードさせるつもりでスイングするとランは50ヤードぐらい出ますが、キャリーを170ヤードぐらい打つと、ランは30ヤードぐらいになってきます。
ゴルフは物理です。
スイングを変えることで低い球を打とうするよりも、低い球が打ててしまうクラブを使った方が狙い通りの球が打ちやすいですし、スイングに余計な細工が加わらない分だけ、打たなくていいミスを減らせるメリットもあるのです。
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2021年12月10日ゴルフ界の不都合な現実 国内メーカーはバンス角が大きいアイアンを作りたくても作れない、、、
マーク金井の新しいYou Tube動画が公開されました
パターの距離感が合わない方必見
今年も一番プレー回数が多かったのは赤羽ゴルフ倶楽部。薄暮(ときどき早朝)で9ホールプレーをしていますが、この時期は日照時間が短いので最終ホールを迎える前に日没になってしまうことも度々あります。
この1年を振り返ると、これまでのゴルフ人生の中でもっともプレー回数が多いのではないかと思っていますが、プレーの回数が多くなるほどに実感しているのが「芝の上」でやってみないと分らないことがたくさんあるということ。
クラブやシャフトをテストするために神田にゴルフ専用スタジオを作りましたが、スタジオの中だけではチェックしきれないことがあります。当たり前と言ってしまえばそれまでですが、ゴルフクラブは芝の上で打つために作られた道具だからです。
今どきの人工芝はかなり高性能ですが、実際の芝とは違います。特に違いを感じるのがダフった時のヘッドの挙動です。人工芝だと芝の中にヘッドが潜らないので、ダフり気味にヘッドが入っても、ソールの形状に関係なくソールが滑ってくれます。対して、天然芝の場合は、ダフり気味にヘッドが入った時、ソールの形状によってソールの滑り具合というのはガラッと変わります。
このため、アイアン、ウエッジに関しては、練習場(人工芝)で打ちやすいクラブというのは、コース(天然芝)で打ちやすいクラブになるとは限らないのです。
具体的に言うと、人工芝で打つ場合、ダフり気味に打った時はバンス角が小さい方が、ソールが跳ねすぎないので打ちやすく感じ、なおかつ引っかけのミスが出づらくなります。対して、バンス角が大きいアイアンは人工芝で打つとソールが跳ねすぎてしまったり、引っかけのミスが出やすくなります。
アイアンはソールが跳ねすぎたり、引っかけのミスが出てしまうと、多くのアマチュアゴルファーは「打ちづらく」感じたり、「方向性が悪い」とジャッジします。別言すれば、人工芝で打つ時はバンス角をできるだけ小さく設計した方が、多くのアマチュアから「打ちやすい」「方向性が良い」と評価されるのです。
今どきはクラブを試打してから購入するのが当たり前になりつつありますが、アイアン、ウエッジを試打する場合、その多くは練習場(人工芝)です。このため、バンス角が大きいアイアンは、アマチュアゴルファーから高い評価を受けづらくなります。それを考慮しているのだと思われますが、国内メーカーのアイアンの多くは、米国メーカーのアイアンに比べると、バンス角が非常に小さいです。
例えば、7番アイアンで比較すると、、、
ピンi210アイアンのバンス角は9度
ゼクシオ12アイアンのバンス角は2度
国内クラブメーカーはバンス角が少ない理由をおおやけにはアナウンスしてませんが、次の3つの理由が考えられます。
- 練習場の人工マット(人工芝)での打ちやすさ
- ゴルフショップの硬い地面に置いた時のクラブの座り
- ストロングロフト
練習場の人工マットで打つ場合、大抵はマットの下はコンクリート。このため、バンスが強いアイアンで打つとソールが跳ねすぎてハーフトップが出やすくなります。人工マットはバンスが無くてもソールが滑るので、バンスが少ない方がハーフトップしづらい分だけ打ちやすいのです。また、バンス角が小さい方がダフった時、フェースが返りづらい分だけ引っかけのミスが出づらくなります。
対して、芝の上から打つ時は、バンス角が多いアイアンの方がミスの許容範囲が広がり、ミスしても飛距離の落ち込みが減ります。バンス角が大きい方がソールが滑ってくれるからです。
練習場で打ちやすいクラブとコース(芝の上)で打ちやすいクラブとは違います。ここをちゃんと理解しているから、国内メーカーはバンス角が大きいアイアンを作りたくても作れないのでしょう。
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