マーク金井blog

カテゴリー: ゴルフクラブ分析

2022年07月13日超私的な考察  日本でもっとも長く売られているゴルフクラブは○○○です!!

クラブの変化が大きいのです


2005年にアナライズを設立しましたが、その翌年にゴルフダイジェスト社から中古クラブの指南書を出しました。

 

中古クラブは勉強してから買いなさい

 

 

 

 

発刊して16年経過しているわけですが、コラムの内容自体は今なお活用できると自負してます。迷ったら大人買いしなさいとか、シャフトにこだわりなさいとか、クラブの程度のチェックの仕方とかは、昔も今も変わらないからです。

 

 

 

 

本の後半部分ではその当時流通している中古クラブを50本取り上げています。16年前にどんなクラブを買い漁っていたのかを思い出しながらページをめくっていくと、驚いたことに、当時取り上げたモノの中に、今でも現役選手がいたのです。

 

 

 

 

 ・ひとつはテーラーメイドのR510TP(ドライバー)。
 ・ひとつはブリヂストンのツアーステージ405(ドライバー)

 

 

 

どちらもヘッドがやや小ぶり。短尺スチールシャフトと相性がすこぶる良いので赤羽でプレーする時に、時々使っています。

 

 

 

 

 そして、もうひとつはプロギアのR35(ランニングウエッジ)

 

 

 

ランニングウエッジ(チッパー)として登場したこのクラブは発売当初から人気がありましたが、なんと、なんと、2005年に発売されるや現在もなお販売が継続されているのです。

 

 

 

今どきのゴルフクラブは1年、もしくは2年サイクルでモデルチェンジがなされ、旧製品は廃盤。そんな中、このR35は17年間ずっと売られ続けて、今もなお新品クラブがショップに並んでいるのです。これはとんでもなく凄いことで、恐らく、ギネス記録として認定したくなるレベルです。

 

 

 

 

では、なぜR35は17年もずっと売り続けられるのか?

 

 

 

 

ランニングウエッジ(チッパー)は飛ばすためのクラブではありません。また、サンドウエッジのようにスピン性能も求められません。少しキャリーが出て、前にスムーズに転がすためのクラブ。しょっちゅう買い換えるためのクラブではなくて、ずっと使い続けることができるように設計されたクラブなので、モデルチェンジする必要がないのです。

 

 

 

 

超私的なことを言わせていただくならば、このR35に限らず、モデルチェンジしなくてもいいジャンルのクラブは他にもあると思ってます。手前味噌ですが、マーク金井が設計したR25(ランニングウエッジ)mmウエッジmmアイアン、mmユーティリティは最低でも10年以上継続販売するつもりです。これらのクラブはゴルフクラブの定番として位置付けられるように設計しており、今のところモデルチェンジする必要がないからです

 

 

 

 

1~2年の短いサイクルでモデルチェンジするクラブがいいのか。
それとも10年以上モデルチェンジしないクラブがいいのか。

 

 

 

 

さて、皆さんはどちらを選びますか?

 

 

 

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2022年07月08日超私的な考察  100ヤードを狙い打つのに適したロフト角とは!?

今月発売予定の話題のドライバーを丸裸

 


先週は移動だらけででしたが、今週はずっと神田。台風の影響でゴルフの約束がひとつキャンセルになったこともあって、火曜日からずっと赤羽薄暮をプレーしています。
今日も午後4時前からプレーするつもりなので、なんと5日連続と相成りました。

 

 

もちろんただプレーするだけでなく、いろんなアイテムを持ち込んでプレーしています。ちなみに昨日はブッシュネルに装着するピットインフォルダーと、自ら監修したマジックマリガンSSⅡウエッジを試打。マジックマリガンSSⅡはソールにこだわって作ったウエッジで、ダフりのミスに強いのが特徴。昨日のラウンドでもソールに助けられる場面が度々ありました。

 

 

 

赤羽薄暮では担ぎセルフで7本プレー。アイアンは7番と9番の2本だけで、ウエッジは45度(もしくは46度)と、54度の2本です。100ヤードの距離は54度では打ちません。45度(もしくは46度)で打っています。ちなみに、45度(もしくは46度)でフルショットすると110ヤードぐらいです。

 

 

 

 さて、この100ヤードの距離を打つクラブ。

 

 

 

今週発売の週刊ゴルフダイジェストの特集でも取り上げられてました。記事のタイトルは、、、、、

 

スコアメイクの”へそ”100Yウエッジ。

 

 

 

女子プロの100ヤードウエッジは48~51度だそうですが、皆さんはどれぐらいのロフト角を選択しているでしょうか?

 

 

 

 

 

ちなみに、マーク金井の場合、100ヤードはロフトは45度(46度)を使っています。フルショットではなくコントロールショットをした方が、スピン量が多くなりすぎないこと、そして弾道が自然に低く抑えられるからです。

 

 

 

赤羽のグリーンは高麗ということもあって、スピンがかかるショットを打ってもボールは止まってくれません。加えて風が強い日はスピンが多い弾道だと前後のミスが出やすいのです。100ヤードをフルショットで打つよりも、コントロールショットをした方が落下後のスピン量が安定し、そして低い弾道の方が距離感が出しやすいから、わざと100ヤードはコントロールショットしています。

 

 

 

ウエッジに限らず、どんなクラブを手にした時もコントロールショットをしている人間にとっては、フルショットの距離のマイナス10ヤードが打てるクラブ、すなわちロフト45~46度のPWの方が100ヤードの距離を正確に打ちやすいのです。

 

 

 

100ヤードの距離を打つ時、前後のミスが出やすい、左へのミスが出やすいと人の場合、超私的にお勧めしたいのは、いまよりもロフトが3~5度ぐらい少ないクラブでコントロールショットを打つことをお勧めしたいです。その方が、距離を出そうすることがなくなり、スイングに余裕が生まれるからです。

 

 

 

50年以上前の昔から、「アイアンは1番手大きいクラブを選択した方が上手く行く」
という格言がありますが、こと100ヤードを狙うにもこの格言が当てはまるのではないかと超私的に思っています。

 

 

 

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2022年07月01日超私的な試打インプレッション  ドイツメーカーの軟鉄鍛造中空アイアンを打ちました!!

 

えええ?? それ諦めて大丈夫なんですか? ぜひご視聴ください


日曜日から水曜日まで北海道に滞在、水曜日の夕方に東京に戻るや新幹線に乗り込み福島へ。木曜日は標高800メートル以上ある白河高原カントリー倶楽部にて18ホールプレーをしてきました。

 

 

 

 

昨日(木曜日)は4日ぶりに神田のスタジオに戻り、夕方4時からワールドワイドにクラブを流通させている会社のスタッフとミーティング。デシャンボーが使っているグリップを納品していただいたのですが、その時に試打を依頼されたのがこのアイアンです。

 

 

 

 HELIX023MB

 

 

 

地クラブなのかと思いきや、なんと、なんと、ドイツのクラブメーカーのアイアンです。恐らく日本でただひとつしかないということなので、6番アイアン、9番アイアン、そしてPWをスタジオでガッツリと打ちました。

 

 

 

モデル名にMBが入っているようにパッと見た感じはマッスルバックの形状ですが、トップブレードの厚みとフェースの膨らみから察するに中空構造だと思われます。ピンのi525ににた雰囲気がありますが、実際試打してみてもi525とかなり似てました。

 

 

 

ヘッドの大きさもさることながら、pingに似ているなと感じたのソール形状とバンス角。ソールは丸み感が少なめでフラット、そしてバンス角がかなりついているのです。
スペックを確認した所、6番のバンス角は7度もありました。

 

 

  • 7番のスペックはロフト角が30度で、バンス角が9度
  • 8番のスペックはロフト角が34度で、バンス角が10度
  • 9番のスペックはロフト角が39度で、バンス角が11度
  • PWのスペックはロフト角が44度で、バンス角が12度

 

 

 

ピンのi525よりもさらにバンス角が大きいのです。加えて驚いたのが、ライ角が2種類ラインアップされていること。例えば、7番だと62度と64度が用意されています。ピンに比べるとライ角の種類は少ないですが、ピンと違ってHELIX023MBのヘッド素材は軟鉄鍛造。購入してからライ角調整ができそうな作りになっています。

 

 

 

 

 超私的に気に入ったのは中空構造の割にはフェースがそれほど薄くないことです。

 

 

 

 

飛距離重視というよりはコントロール性を重視している感じで、インパクト時にボールを包み込む感触が味わえました。

 

 

 

もうひとつ気に入ったのはグースの度合いがフローになっていること。上の番手はグースが適度に入り、下の番手になるにつれてグースの度合いが減っています。グースの度合いをフローさせることで、すべての番手の捕まりぐらいが揃う設計がなされているのです。ちなみに、グースの度合いもスペックがきちんと表記されており、このあたりもドイツならではという感じがしました。

 

 

ドイツ車ばかり乗っているマーク金井にとっては、ドイツ発のアイアンは大いに気になる所でありますが、なによりもロフト角、バンス角、グースの度合いが、どハマりしちゃいました。衝動買いしたくなるようなスペックのアイアンを出すなんて、ドイツのメーカー恐るべしです。

 

 

 

 

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2022年06月24日超私的な提案  河川敷コースで良いスコアを出すコツとは!?

シャンクが出たら思い出してください!


昨日は朝3時に起きて赤羽ゴルフ倶楽部へ向かい、4時30分にティオフ。アウトの9ホールを1時間15分で終え、15分ほどの休憩後インの9ホールを1時間40分ほどでホールアウトできました。

 

 

赤羽で18ホールプレーするのは年に1回あるかないかですが、朝3時に起きてゴルフ場に向かったのはゴルフ歴50年で初めてのことです。スタート数ホールは眠気がありましたが、朝8時前にホールアウトできるのは大変ありがたいです。

 

 

 

赤羽はアウトとインでレイアウトがガラッと変わり、アウトは右サイドにOBが続くホールが多く、インは左サイドにOBが続くホールが多いです。距離はアウトは総じて長く、インは総じて短くなっていますが、どちらも河川敷ならではで左右に曲げると、OB、もしくはワンペナが待ち受けています。

 

 

 

河川敷なのでコースマネジメントは難しくないですが、逆に言うと、コースマネジメントの基本を学べます。

 

 

 

・ティショットは飛距離よりも方向(1ペナを避ける)
・セカンドはグリーンオーバーを避ける(砲台グリーンが多いので)
・グリーン周りのバンカーに入れない
・アプローチは手前から転がす(高麗グリーンは落下後スピンがほどけるので)

 

 

 

これらに加えるとすれば、ドライバーもアイアンも弾道は高いよりも低い方が有利です。河川敷は風が吹くのが当たり前ですし、低い弾道の方がランが出やすいからです。実際、マーク金井の場合、ドライバーの飛距離は220~230ヤードですが、弾道が低いのでランが20~30ヤード出てます。アイアンも弾道が低い方が風の影響を受けづらく、距離感を合わせやすいです。

 

 

 

 

低い弾道を打つコツは、、、、

 

 

 

 

 とにかくクラブを短く持つことです!!!!

 

 

 

ドライバー、アイアンとも1~2インチ短く持ってしまえば、それだけで弾道が低くなります。短くもつとシャフトのしなりが減り、インパクトロフトが減ってくるからです。

 

 

 

 

 

低い球を打つコツはこれだけです。逆に言うと、低く打とうとしてボールを右足寄せたり、打ち込む意識は持たない方がいいです。余計なことをすれば、スイングに余計な動作が入り、それが打ち損じにつながるリスクが高くなるからです。

 

 

 

 

河川敷コースはやさしいと言われてますが、やさしくプレーするために必要なのは余計やことをできるだけしないこと。SWを持つ回数を減らせるようにプレーできれば、おのずとスコアが良くなってきます。

 

 

 

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2022年06月22日超私的な考察  スピン性能が高いSWを使うことのメリット、デメリットとは!?

素振りは大切ですが、諦めたほうがよさそうな素振りもあります

 


 

昨日はお昼に駅ナカで立食い蕎麦をいただいた後、サクッと電車に乗って赤羽ゴルフ倶楽部へ移動。午後4時前にお一人様で10番ホールをティオフ。雨予報ということもあってコースが空いてたおかげで1時間ちょっとでホールアウトできました。

 

 

 

赤羽でプレーする時、クラブの本数は7本。ドライバー、5W、7番、9番、そして昨日は48度のAWと54度のSW、パターはロフト9度をチョイスしてプレーしました。

 

 

 

 

赤羽は高麗グリーンということもあって、ロフトの多いSWを入れることはまずありません。高麗はファーストバウンドでスピンがほどけてしまうので、ベントグリーンのようにボールがキュキュッと止まりません。止まらないグリーンに対しては、最初から転がしを計算に入れてた方が距離感が合いやすいからです。

 

 

 

さて、このSWのロフト選び。

 

 

 

かつては56度と60度を入れたこともありますが、最近は、赤羽以外のコースに行っても54度のSWを入れてプレーしています。60度の代わりに58度を入れたりもしますが、実際にコースで使う機会は非常に少ないです。

 

 

 

54度にしている一番の理由は、ボールが上がり過ぎないことと、スピンがかかり過ぎないからです。

 

 

 

 

ボールが上がり過ぎないことと、スピンがかかり過ぎないことにこだわるのは、その方が距離感が出しやすいのと、前後のミス(距離感のミス)が出づらいからです。赤羽でプレーしているおかげかも知れませんが、高麗グリーンだけでなく、ベントグリーンにおいても、キュキュッとスピンがかかるイメージではなく、ファーストバウンド後、トン、コロコロッと転がるイメージで距離感を出してます。この方が、距離感が安定するのに加え、チップインする確率も増えています。

 

 

 

 

ウエッジに関しては高いスピン性能を謳うモデルが多く出回っていますが、今のところこの手のウエッジを衝動買いすることはないです。プロトーナメントが開催されるような厳しいコースでプレーすることがないので必要性を感じていないからです。

 

 

 

 加えて、高いスピン性能を誇るウエッジは少しでも打点位置が狂うと、前後のミス(距離感のミス)が出やすいからです。

 

 

 

 

ウエッジに限りませんが、ゴルフクラブはスイートスポットで打つよりも、スイートスポットよりも数ミリ下側で打った時に最もスピンがかかります。逆に言うと、打点が上下に数ミリズレただけでもスピン量はガラッと変わります。例えば、30~50ヤードの距離を打った場合、打点位置が数ミリずれただけでスピン量は1000~2000回転変わり、その結果、打点位置のブレだけでキャリーだけでなく、落下後のランが数メートルも変わってしまうのです。

 

 

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

 

 

56度のSWでアプローチの距離感が上手く出せない人、スピン性能が高いSWを使って距離感が今ひとつ合わないと感じているのならば、ロフトを2度減らして54度のSWを使ってみることをお勧めしたいです。

 

 

 

 

また、スピン性能にも特にこだわらないモデルを選んだ方が、打点の上下のズレに対してスピン量が大幅に変わることがなくなり(落下後のランの距離のバラツキが減り)、距離感が安定しやすくなります。

 

 

 

キュキュッとバックスピンが強くかかる弾道は気持ち良い反面、それが高じてくると「もっとスピンをかけたくなって」しまいやすいです。スピンを強くかけたくなるほど難易度が高い打ち方をしがちですが、そうなるほど打点が上下にブレた時に、大きなミスにつながる可能性が高くなります。

 

 

 

超私的には手でボールをトスした時のような弾道を打った方が、高麗グリーン、ベントグリーンとも、距離感が安定し、そして打ち損じも出づらくなると思っています。

 

 

 

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