マーク金井blog

2015年04月06日観客の立場で考えるゴルフトーナメントに最も適したゴルフ場とは!?

先週金曜日は国内女子ツアー「ヤマハレディスオープン葛城」を観戦し、昨日、日曜日は東京ドームでセリーグ公式戦「巨人、阪神戦」を観てきました。スポーツはテレビやインターネットで観るのも良いですが、やっぱり現地に足を運ぶのには適いません。ライブで観た方が見応えがありますし、その場の空気を吸うことでワクワクドキドキできます。

 

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「ヤマハレディスオープン葛城」は首位と5打差の4位から出た渡邉彩香プロが、7バーディ、2ボギー「67」とスコアを一気に伸ばして通算7アンダーでホールアウト。追いすがる後続を振り切って、昨年の「アクサレディス in MIYAZAKI」に続くツアー2勝目を達成しました。単独首位から出た藤本麻子プロは9番で4パットのダブルボギーを叩いて失速し、首位と4打差の単独4位に終わっています。首位と1打差の2位タイには、前田陽子プロと、イ・ボミ(韓国)プロが入りました。

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写真はGDOより転載 記事は写真をクリック

 

 

そして、今季初のドーム観戦となった巨人阪神戦は、巨人が3対0で完封勝ち。阪神は打線がまったく機能せず、チャンスらしいチャンスは9回だけでした。先発した藤浪投手はそこそこいい感じでしたが、暴投で失点したこと、そして2度の送りバントを失敗したのが痛かったです。これで阪神は首位から陥落し、2位。貯金も1に減りました。阪神に変わって首位に立ったのは開幕カードで阪神に3連敗した中日です。今年も東京ドーム、神宮球場、横浜球場にせっせと出向いて阪神を応援していきます。

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プロゴルフ観戦とプロ野球観戦。

 

観客目線で考えると、ゴルフに比べると野球の方がかなり身近です。しょっちゅういきたくもなります。プロ野球は基本、自分の席がちゃんと確保されており(客席に座れる)、座った場所からフィールド全体を見渡せます。自分の席でビールを飲んだり、食事もできます。映画やお芝居を観るような感覚で観戦できちゃいます。加えて、ゴルフに比べると野球は地の利がすこぶるいい。例えば、東京ドームはJR水道橋駅(都営地下鉄、水道橋駅)から徒歩数分。車よりも電車の方が便利です。対して、ほとんどのゴルフ場は郊外にあるため、プロ野球のように電車でサクッと行ける所はほとんどありません。加えて、車で行っても、ギャラリー駐車場から大会会場までのアクセスがあまりよろしくありません。ゴルフトーナメントは会場にたどり着くまでにかなりの時間と労力が求められます。プロ野球に比べるとゴルフ観戦をするには、かなりの気合いが必要です。

それぞれのトーナメントはギャラリーの数を増やすために、いろんなアイデアを出してますが、根本的にプロ野球のレベルほどギャラリーを増やすことは難しいです。仕事帰りにサクッと観ることもできないので、新規に観てもらう人を増やすのも観点ではないです。

 

しかし、ゴルフ場を選ばなければプロ野球のように電車に乗ってサクッと観戦できるトーナメントも開催可能です。日本国内には2000以上のコースがありますが、その中でももっとも地の利(交通アクセス)が良いのは、

 

くずはゴルフ場(樟葉パブリックGC)

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場所は大阪府枚方市。大阪と京都のほぼ中間に位置し、淀川南岸の河川敷コースですが、最寄り駅の京阪樟葉駅から、クラブハウスまでは徒歩2分。水道橋から東京ドームに向かうよりも近く、大阪からだと車で向かうよりも電車利用の方が便利なコースです。ここで開催すれば、

 

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野球観戦をするのと同じぐらい手軽にゴルフ観戦できます。

 

加えて、くずはゴルフ場はパブリックコースなので、トーナメント開催した後、アマチュアゴルファーが気軽にプレーできるメリットもあります。その地の利を生かして、かつてくずはゴルフ場では、男子のツアー競技も開催されていました。くずは国際という大会が1965~1990年(昭和40年から平成2年)、26回開催されていたのです。第1回大会の参加プロはわずか5人でしたが、回を重ねるごとに出場選手が増え、海外招待選手の中には世界ランク1位に輝いたグレッグ・ノーマンも出場し、優勝もしています。ジャンボ尾崎プロももちろん出場してました。くずはゴルフ場はゴルフ人口を増やしただけでなく、プロゴルファーを「観る場」「観せる場」としても大きな貢献を果たしていたのです。

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昨今、ゴルフトーナメントの活性化、ギャリー動員増についていろんな提案がなされていますが、観客目線で考えるならば、観に行きやすい場所でトーナメントを開催するのも大いにアリだと思います。くずはゴルフ場は6000y弱と距離が短いですし、コースレートも決して高くはありません。でも、そんなことは観客側にはあまり関係ありません。プロのショットを間近で見ることの方が大事だからです。そして、難易度についてはクラブの使用制限をかければ、いくらでもプロの技を観ることができます。マーク金井は昨年から世界最小プロトーナメント「MMT9」を主催していますが、この試合でプロが使えるクラブは

 

4本以内

 

使えるクラブの本数が減れば、減った分だけコースは難しくなります。戦略性がそれほど高くないコースでも、使えるクラブが4本になれば簡単にバーディーを重ねることはできません。使うえるクラブを減らせば、観客がワクワクドキドキできるプレーを観ることができます。

 

いきなり男子のレギュラーツアーで4本プレーは難しいと思います。なので、まずはツアーの登竜門とも言えるチャレンジツアーをくずはゴルフ場で開催することをかなり真面目に考えています。観客が観たいのはゴルフ場ではなくて、プロゴルファーのプレーです。かつてのくずは国際も2日間開催でした。業界ではゴルフの活性化が叫ばれてます。プロ野球を観るように電車で見に行けるトーナメントを開催することも、活性化、そして新規参入者を増やせると思います~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年4月5日


カテゴリー ゴルフ業界情報, トーナメントから

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