マーク金井blog

2014年03月16日ドライバーのヘッドスピードを効率良く上げるための具体的な方法論とは!?

300yスプーンのキャロウェイには及びませんが、マーク金井は55歳を約半年過ぎた一昨日、ドライバーで300.1yを記録しました。昨年の自己ベストは293yだったので、約7yの飛距離アップです。右肩下がりに体力が落ちることを考えれば、道具(クラブ)と技(技術)が上手く噛み合ったことが、飛距離アップにつながったのでしょう。シャフトは試作中の長尺シャフト(コンポジットテクノ製)、ヘッドはテーラーメイドの初代グローレでした。

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さて、今日のエントリーもドライバーの飛距離を300ヤードに近づける極意、技で飛距離を伸ばす方法について書いていきたいと思います。ドライバーで300y飛ばすために必要な要素は‥‥

ヘッドスピード  50m/s以上
ボース初速    72m/s以上
ミート率     1.48以上
打ち出し角    12~15度
スピン量     2000~2400回転

この5つの要素はいずれもハードルが高いですが、中でも、大変なのがヘッドスピードです。マーク金井の場合、昨年のヘッドスピードは46〜47m/sでした。それを道具と技で3m/sアップさせたわけです。

では、道具(クラブ)をどんな風に変えたのか?

これまでのドライバーは‥‥

長さ 45〜45.5インチ
シャフト重量 60〜70g台
ヘッド重量 200〜203g
総重量 315〜320g

300.1y達成のドライバーは‥‥

長さ 47.5インチ
シャフト重量 48g
ヘッド重量 194g
総重量 293.5g

長さが2インチ長くなり、
シャフトが約20g軽くなり、
ヘッドが約8g軽くなり、
総重量が約25g軽くなっています。

クラブ設計家の竹林隆光さんをはじめ、長尺シャフトはヘッドスピードが上がるといわれてますが、それが見事なぐらい証明されました。かつてPRGR

1インチ伸びると、ヘッドスピードが1m/s上がる

とアピールしていましたが、今回の試打では2インチ伸びて、ヘッドスピードが3m/s以上上がりました。それが可能になったのは、シャフトを20g軽量化し、ヘッドも8g軽量化したからです。ヘッドを軽くするとインパクト時のエネルギーがダウンして、ボール初速が落ちますが、ヘッドスピードが上がったことでトータルで飛距離が伸びたわけです。

もちろん、シャフトを軽くして長くして、ヘッドを軽くすれば誰でもヘッドスピードがオートマチックに上がるわけではありません。47インチ以上の長尺でヘッドスピードを上げるためには、インパクトでちゃんと振り切れていることが絶対条件です。振り遅れてしまうと、長尺にしてもヘッドスピードは上がりませんし、シャフトのしなりも使えません。振り遅れると、飛距離が出ないだけでなく方向性も悪くなります。

では、長尺を振り切るためには、どんな道具(クラブ)、どんな技(技術)が
求められるのか?

道具(クラブ)においてはシャフトの硬さと剛性分布(調子)が重要な鍵を握っています。一般的には、軟らかいシャフトよりも硬いシャフトの方がヘッドスピードが上がります。硬いとしならせようとして力めるからです。ただし、硬いとダウンでタメがほどけやすくなりデメリットがあります。剛性分布(調子)については、手元がしなりタイプな方が振り切れる人と、手元が硬い方が振りきれる人がいますが、個人的には手元がしなるタイプ(手元調子)の方がヘッドスピードが上がります。手元がしなることでダウン前半でタメがほどけにくく、身体の大きな筋肉を使って振り切りやすくなるからです。手元が硬いシャフト(先調子)がダメというわけではありませんが、シャフト先端側の動きが大きいシャフトはインパクトゾーンでヘッドだけ振る感じになってしまい、身体全体を使って振り切りづらくなってきます。今回、自己ベスト更新に貢献してくれた試作シャフトも手元がしなるようになっています。

そして、ここからが大事なポイントですが、シャフトが軽くした場合、技(技術)が求められます。

道具(クラブ)軽くなると、手先でテークバックしたり、トップが浅くなることがあります。道具が軽いとクラブの重さを利用してテークバックできないからです。ですので、テークバックで求められるのは、重いクラブを持っている時のように身体をしっかり使ってテークバックすること。もしくはクラブの重さに頼らないで体幹をしっかり動かしてテークバックすることが求められます。これは言葉でいうほど簡単なことではありません。人間は重さに順応して身体を動かすということが習慣化されています。コップを持ち上げて水を飲むとき、水が減ってもコップの高さが変わりませんよね。一見何でもないことですが、重さを感じ取るセンサーがかなり正確だから、水の量が増減してもコップの高さが変わらないのです。テークバックにおいては、この重さを感じ取るセンサーを無視するかのように、軽いクラブを手にしても、重いクラブを手にした時のようにガッツリ身体を動かす必要があります。ドリルとしては、エアーギター同様、エアクラブで素振りするのが効果的です。

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写真は1Kgぐらいある重い練習器のトップ。軽いドライバーをこれぐらい重く上げたい

 

手に何も持っていないのに、クラブを持っているかのようにアドレスし、クラブを持っているかのようにテークバックするのです。エアな状態ならば、クラブの重さに頼ってテークバックできません。何も持たないで身体をしっかり使ってテークバックできればしめたもの。軽いクラブを手にしても、身体をしっかり使ってテークバックできるようになるでしょう〜。

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