カテゴリー: 計測器、分析法
2017年01月08日超私的な考察 アマチュアのドライバーの適正飛距離はどれぐらいなのか!?
1月のセミナー募集開始しました
- 1月14日 11時オンプレーンセミナー 13時ゴルフの竪琴セミナー
- 1月15日 10時中越豪のパッティングセミナー
- 1月21日 11時インパクトセミナー 13時シャフトセミナー
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お正月休みが終わったと思ったら、今は3連休の真っ只中。マーク金井はスノボモード全開ですが、今日、ようやく初打ちに出かけます。このブログを書き終えたら神田駅から京浜東北線に乗って、担ぎセルフでサクッと9ホール。場所はもちろん荒川河川敷の赤羽ゴルフ倶楽部。これまで同様、今年も18ホールプレーよりも9ホールプレーの回数の断然多いと思います。
さて、この冬場のゴルフですが、心がけていることがあります。それはドライバーの飛距離にこだわらないこと。理由は単純、夏場に比べると冬場はドライバーの飛距離(正確にはキャリー)が落ちるからです。感覚的には夏場よりも10~15%飛ばない計算でプレーしています。夏場は260ヤード飛ぶとするならば、冬場は220~230ヤードがナイスショットした時の適正飛距離と考えています。
かなり控えめだと思うかも知れませんが、これぐらいに設定しておくだけでティショットはかなり気分的に楽になります。冬でも260ヤード飛ばそうとするよりも、「230ヤードで御の字」と思った方が、スイングにも好影響が出るからです。ドライバーのナイスショット時の飛距離は「季節によって変わる」と強く自覚するようになってから、冬場のゴルフは一気に楽しくなりました。
もちろん、冬場でも神田のスタジオでボールを打つ時は話が別です。
スタジオは室内ですし、空調も効いているので季節は関係ありません。最低気温が0度を下回っている時でも、ウオームアップを済ませてドライバーを試打する時、ガッツリ振った時は260ヤード以上飛ばすことを心がけています。目安としては
- ヘッドスピード45~46m/s
- ボール初速 66m/s以上
- スマッシュファクター(ミート率) 1.45
- ドライバーの飛距離 260~270ヤード
弾道計測器によって飛距離が多少変わりますが、今でもドライバーでは260ヤード以上は飛ばせるようしています。そのためにやっていることはヘッドスピードを上げることと同じぐらい、クラブの性能を引出せるようなスイングを心がけています。クラブの性能を上手く引出せるかどうかで、同じヘッドスピードでも20ヤードぐらい飛距離が変わってくるからです。ちなみに、マーク金井のドライバーのヘッドスピードは45~46m/s。今のヘッドスピードでのドライバーの適正飛距離(限界飛距離)というのは、260~270ヤードぐらいです。
では、アマチュアゴルファーのドライバーの適正飛距離はどれぐらいなのか?
クラブメーカーごとに指標が出ていますが、例えば、キャロウェイの場合はクラブスピード(ヘッドスピード)ごとの「実現可能なドライバーの飛距離」をこんな感じで定時しています。
男性アマチュアの平均的なドライバーのヘッドスピードは40m/s前後。それを考えると、実現可能な適正飛距離というのは241ヤード。これを実現できているアマチュアゴルファーは2割にも満たないでしょう。ヘッドスピード40m/sぐらいだと、ドライバーの飛距離は220ヤード前後の人が多いと思います。
対して、女子プロゴルファーのドライバーの平均ヘッドスピードは38~40m/s。彼女たちはドライバーで230~240ヤードぐらい飛ばしています。ほぼ実現可能な飛距離を得ています。言い替えると、女子プロが飛距離を伸ばすためには、体力強化などしてヘッドスピードを上げることが求められます。
対して、アマチュアの多くは実現可能な距離に到達している人は多くありません。ほとんどの人は実現可能な距離よりも20ヤード以上少ない飛距離に甘んじています。言い替えば、ヘッドスピードが現状のままでも飛距離を20ヤード伸ばすことが可能でしょう。
では、どうすれば女子プロのようにドライバーで実現可能な飛距離、適正飛距離に近づけるのか?
最近のクラブメーカーは「フィッティング」で飛距離を伸ばせることをアピールしています。もちろん「フィッティング」も重要ですが、それ以上に重要なことがあります。それはインパクト効率(スマッシュファクター)を上げることです。女子プロは軽く振っているように見えますが、実際は軽く振っているわけではありません(力んで振っているわけでもないです)。
効率良く体を使い、効率良くクラブを操作しているから、軽く振っているように見える
のです。マーク金井はスノボで実感したのですが、スポーツには必ず効率の良い動きというのがあるのです。例えば、そのひとつは「シャフトのしなりを上手く使うこと」です。
おーっと、電車に乗る時間が迫ってきました。この続きは次回お話します~。
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ゴルフの竪琴!
販売再開!!!
2016年09月22日超私的な提案、軽く振っても強い球を打てるコツとは!?
昨日はサンテレビのゴルフ番組、「小林佳則&中西清起の熱血ゴルフ塾」の収録でジャパンビレッジGC(兵庫県)でゴルフしてきました。10月と11月分の放映分です。毎週水曜日、午後23時からオンエア。今回も必死のパッチでプレーしました。ドラマのような大どんでん返しもありましたので、ご覧になっていただけると非常に嬉しいです(関西ローカルなので、関西エリアのみご覧になれます)。
マーク金井は飛行機が大の苦手なので、今回も新幹線で移動しました。新幹線に乗れば欠かせないのが、カチカチに凍ったスジャータのバニラアイスと週刊ゴルフ雑誌。今週は週刊ゴルフダイジェストが休刊だったの、週刊パーゴルフをじっくり読ませていただきました。
週刊パーゴルフ10月4日号でまず目に止まったのは、、、
女子プロたちの飛距離の真実
どんな真実が書かているか大いに気になりますが、データ元になったのは公式戦の日本女子プロ選手権。登別CCの1番ホール(405y パー4)で計測されたデータを使って記事が構成されてました。ホールはドライバーの落下地点付近は軽い打ち上げだそうです。状況としてはランが出づらいホールです。
詳しくは記事を読んでいただきたいのですが、 女子プロで一番飛距離が出たのは渡邉彩香選手。キャリーで250ヤードを超えています。対して、女子プロ60人の平均は229.9ヤード。ヘッドスピードは40m/sを少し下回っています。
ヘッドスピード40m/s弱で230ヤードというのは、かなり効率が良いです。男性アマチュアの場合、40m/s弱だと210~220ヤードぐらいだと思います。では、この差はどこにあるのかというと、球の強さの違いです。女子プロに比べると、男性アマチュアは強い球が打てないから(弱い球を打っているから)、ヘッドスピードのわりに飛距離が出ないのです。
では、なぜ男性アマチュアは女子プロのように強い球が打てないのか?
一番の原因はインパクトでフェースが開いているからです。芯で捕らえたとしても、インパクトでフェースが開いてしまうと弱い球になります。フェースが開くほどに正面衝突の度合いが減り、インパクトでロフトが増えるからです。フェースが開くほどにスピンも増えてくるので弱い球になってしまいます。
前回のブログでは強い球を打つ方法として、アドレスでフェースを大胆に被せることを紹介しました。アドレスでフェースを被せる度合いを強くすれば、インパクトでフェースが開きづらくなるからです。
今回はもうひとつの方法を紹介します。それは、テークバックやトップでフェースを被せる(閉じる)ことです。いわゆるシャットフェースのトップの作ることができると、アドレスでフェースを被せたことと同じことになります。
トップは第二のアドレスと言われてます。トップでフェースがシャット(フェースがかぶれば)、ダウンスイング、そしてインパクトでもフェースが被った状態になり、強い球を打ちやすくなるのです。実際、パワーがあまりない女子プロはシャットフェースのトップを作ることで、非力さをカバーし、ドライバーの飛距離を稼いでいます。
トップのフェースの向きは、、、、
スクエアだと約45度(フェースが斜め45度)
シャットフェースだと約90度(フェースが空を向いている)
オープンフェースだと約0度(フェースが正面を向いている)
スクエアフェースに比較すると、シャットフェースというのは約45度もフェースが被った状態なのです。アドレスでフェースがスクエアな状態であっても、シャットフェースのトップを作ってしまえば、アドレスでフェースを約45度被せたことと同じようなことになるのです。
対して、オープンフェースのトップは、スクエアフェースに比較すると約45度もフェースが開いた状態なのです。アドレスでフェースがスクエアな状態でオープンフェースのトップを作ってしまえば、アドレスでフェースを約45度開いたことと同じようなことになるのです。
シャットフェースのトップについては賛否両論がありますが、少なくとも強い球を打つために、スクエアフェースよりもシャットフェースの方が有利です。アマチュアの多くが弱い球を打ってますが、弱い球を打っている人でシャットフェースのトップになっている人はまずいません。弱い球を打っている人の8割以上はオープンフェースのトップになっています。
マーク金井もシャットフェースのトップで強い球を打っています。パワーがない人にとっては、スクエアフェースのトップよりもシャットフェースのトップの方が強い球を打ちやすいし、飛距離も効率よく稼げるようになるのです。それだけではありません。シャットフェースのトップを作った方が、インサイドからクラブを下ろしやすくなりますし、ハンドファーストの状態でインパクトを迎えやすくもなってくるのです~。
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2016年09月21日超私的な提案、飛距離不足のアマチュアが強い球を打つコツとは!?
アナライズからのお知らせ
まだ間に合います!!!
来週こちらのストレッチパッドの正しい使い方セミナーやります
カラダが変わればスイングも変わります
9月22日(木曜祭日) 11時開始
〜時間は1時間30分 / 料金:5,000円 (当日ストレッチパッドをお買い上げ頂いた方は2000円引き)/ 人数:6名限定
参加資格は、確実にお越しただける方!、ドタキャンしないぜ!って方 (いやぁ・・ なんかよくわからない理由で当日にキャンセルされる方が意外と多いんです。)講師はストレッチパッドの開発者 背筋ピン助先生です。場所は神田アナライズ。お申し込みは yoyaku@analyze2005.comお名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
ぜひご参加いただければと思います
今週も台風が日本列島を直撃してます。そんな最中、昨日は夕方から新幹線で神戸に向かい、そして今日は朝からジャパンビレッジGC(兵庫県)にてサンテレビの撮影。小林佳則プロのゴルフ番組にゲスト出演しています。番組は10月と11月分の収録で、オンエアは毎週水曜日23時からです。
さて、今日のエントリーは前回のつづき。アマチュアの多くは飛距離不足に陥っていますが、飛距離不足を解消するのに効果的なのは、強い球を打つことです。
では、強い球とはどんな球なのか?
「強く打てば強い球」が打てるわけではありません。強い球とは弱い球の反対で、具体的に言うと、、、、
インパクトでフェースが閉じている(フェースが被っている)
インパクトでロフトが少し減っている
この2つが満たされると、ヘッドスピード度に関係なく強い球が打てます。ちなみに、強い球の典型はドライバーのチーピンです。チーピンは低い弾道で極端に左に曲がりますが、同時にスピンが非常に少ないショットです。チーピンは、インパクトでフェースが被って(閉じて)いるだけでなく、インパクトでロフトが減っています。
飛距離不足に陥っているアマチュアの半数以上は、コスリ球のスライスを打っているのが原因で弱い球になっており、弱い球を打っているのでヘッドスピードの割にボールが飛ばないのです。この場合、ヘッドスピードを上げることができたとしても、球は強くなりません。弱い球のままなので飛距離はあまり伸びません。
では、どこをどう意識すれば強い球を打てるのか?
強い球を打つコツはズバリ、インパクトでフェースを開かない(フェースを被せる)ことです。そのためにやるべきことは、アドレスで、、、
これでもかってぐらいフェースを被せる!!!!
ちょっと左を向けるのではなく、フェースが30度ぐらい左を向け、フェースを30度ぐらい左を向けてからグリップして下さい。アドレスした時、チーピンが出そうなぐらいフェースを被せたら、それでいつも通りにスイング。真っ直ぐ打とうとしてインパクトでフェースを開いてはいけません。とてつもなく左に飛ばすつもりでスイングして下さい。
ゴルフドゥ草加店のイベントでも、これを実際に体験してもらいました。スライサーが止まらないというアマチュアゴルファーでしたが、フェースをとんでもなく被せたら、1発目から強い球。ボールはしっかりと捕まり、そしてボールにはドロー回転。ヘッドスピードはいつも通りなのに、距離は10ヤード以上伸びた弾道になりました。
アドレスでフェースを被せたからインパクトでフェースが被るとは限りません。スライサーの場合、インパクトでフェースが開く癖が染みついているからです。しかしながらアドレスでフェースを30度も被せてたら、インパクトでフェースを開く癖があったとしても、インパクトではフェースが被った状態になります。結果、フェースが被れば、ロフトも少し減った状態になり、強い球が打てるようになったのです。
ちなみに、スライサーの場合、フェースを相当被せておかないと強い球は打てません。何故かと言うと、スライサーの場合はヘッド軌道がアウトサイド・インだからです。例えば、ヘッド軌道がアウトサイド・イン5度だとしましょう。この場合、インパクトでフェースが5度クローズ(被った状態)だと、軌道に対してフェース向きはスクエア。スライスは出ませんが、強い球は打てません。ヘッド軌道がアウトサイド・イン5度の場合、フェース向きは7度以上クローズ(被った状態)になっていてこそ、インパクトでフェースが被った状態になるのです。インパクト時のフェース向きというのは、目標方向ではなくて、ヘッド軌道に対してが大事なんです。
スライサーの場合、ヘッド軌道はアウトサイド・イン5度以上になっている場合が多いです。なので、インパクトではフェースが7度以上クローズになっていないと強い球は打てません。
まずは騙されたと思って、フェースをこれでもかってぐらい左に向け、その状態を作ってからクラブを握ってボールを打ってみて下さい。ヘッド軌道がどんなにアウトサイド・インでカット打ちになっていたとしても、それ以上にフェースの向きがクローズになっていれば、強い球が打てますし、ボールにドロー回転が掛かるのを体感できるはずです。
次回は別の方法で、強い球を打つコツについて説明したいと思います~。
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2016年09月16日超私的な考察、硬いシャフトと軟らかいシャフト、どちらを選ぶのが良いのか!? 続編
国内男子ツアー「ANAオープン」は初日を終えてトップに立ったのは石川遼選手。9バーディーノーボギーという完璧なプレーで、同一大会2連覇に一歩近づきました。石川選手といえば、最近、アイアンシャフトがモーダスに変わっています。そして、練習では非常に軟らかいシャフトを使ってボールを打つ練習もしているそうです。9月2日のブログでも書きましたが、普段のクラブに戻した時も「シャフト軟らかい、シャフト軟らかい」とつぶやきながらボールを打っているそうです。
さて、このシャフトのしなり。
前回のブログでも書きましたが、硬いシャフトはしなりが少なく、軟らかいシャフトになるほどしなりが大きくなってきます。
では、なぜ石川選手は非常に軟らかいシャフトで練習するのか?
アナライズのシャフトセミナーでも、ムチのように非常に軟らかいシャフトが装着されたドライバー(テンポマスター)でスポンジボールを打ってもらいますが、ほとんどの受講者はその軟らかさに驚き、打つ前に、「ちゃんと当たる気がしない」「気持ち悪い」といいます。「こりゃ打ちやすい」と言われた受講者は今のところ、ひとりもいません。
ところが、ところが、、、、いざ実際にテンポマスターを打っていただくと、、、ほとんどの受講者がこれでもかってくらいナイスショットを打ちます。これまでのべ100名以上の受講者がムチのようにグニャグニャなシャフトで打ってもらいましたが、90名近くの人はナイスショット。ボールが真っ直ぐ飛びます。と言うか、普段使っているドライバーを打った時よりもミート率が高くなり、かつ真っ直ぐ飛びます。特に、スライスが持ち球の人の場合、グニャグニャなシャフトで打った時の方が、振り遅れない分だけ、スライスの度合いが減り、捕まった球を打ちます。打ち方はまったくレクチャーしないにもかかかわらず、、、、、
なぜに、グニャグニャなシャフトの方が上手く打てるのか?
答えは操作性の悪さにあります。非常に軟らかいシャフトだと操作性が悪いので、自分のタイミングでスイングさせてもらえません。シャフトがしなってしなり戻るタイミングに合わせてスイングすることになります。結果、自分が主役ではなく、シャフトが主役になります。実は、これがミート率が良くなることにつながっているのです。
シャフトがグニャグニャしなると、
ほとんどのゴルファーはシャフトのしなりに合わせてスイングします。結果、スイング中に力めません。スイング中に余計な動きもしづらくなります。ダウンスイングでクラブをインサイドから下ろしやすくなるので、アウトサイド・イン軌道のカット打ちになりづらくなります。スライサーの場合だと、シャフトが軟らかいほどにアウトサイド・インの度合いが減って、スライスしづらくなるのです。
ミート率に関しても、シャフトが非常に軟らかいとインパクトゾーンで手先が余計な動きをしません。ヘッドが戻ってくるのを待つために振りおくれづらくなり、構えた位置にヘッドが戻りやすく、それでミート率が高くなってくるのです。
プロ、アマチュアを問わず、自分のタイミングではなく、シャフトのタイミングに合わてスイングするために、芯で捕らえる確率が上がり、そして直進性が高いショットが打ちやすくなるのです。石川選手もそれが分っているから、非常に軟らかいシャフトを使って練習しているのだと思います。
自分の思い通りにシャフトを動かしたい人にとっては、軟らかいシャフトというのは自分の意思が伝わらない分だけ、扱いづらく感じます。硬いシャフトの方がしならないので自分の意思が伝わります。また、力んでスイングしたい人にとっても、硬いシャフトの方が力んでスイングできます。硬い方が振りやすい、硬い方がタイミングが取りやすいと感じる人も、軟らかいシャフトよりは硬いシャフトの方が振りやすいでしょう。
ただし、硬い方が振りやすくても、スイング軌道が不安定な人、ミート率が悪い人にとっては、硬いシャフトを選ぶのは得策ではありません。このタイプの人は硬いシャフトを使い続けている限り、自分の悪い癖を助長させることはあっても軽減することは極めて難しいからです。硬いシャフトが好きでもミート率が悪い人、力んで手打ちになりやすい人、アウトサイド・イン軌道を修正したいスライサーは、たとえ気持ち悪くても軟らかいシャフトを使った方が、スイングを改善しやすくなります。
対して、軟らかいシャフトはしなりが大きいので自分の意思が伝わりません。自分のタイミングでスイングもさせてくれません。その一方で、シャフトのしなりを感じながらスイングできるので、スイング軌道が安定しやすくなりますし、ダウンからインパクトにかけてはしなり戻りを待てるので、振り遅れづらくなります。力んだり、手先で余計な操作をしづらくなるので、ミート率を上げやすくなります。切り返しで上半身の動きが過剰になりづらいので、アウトサイドからではなく、インサイドから下ろしやすくなります。
ただし軟らかいシャフトにも弱点はあります。ゆっくり振る癖が付きやすくなるので、
軽く振ってしまう癖が付き、体のパワーを出し切りづらくなります。軟らかいシャフトに慣れすぎてしまうと、ヘッドスピードが下がることはあっても上がりづらくなります。また、軟らかいシャフトは操作性が悪いので、球を左右に曲げるのも難しくなります。
スイングは道具(クラブ、シャフト)によって変わります。
スイングロボットが打てば、硬いシャフトでも軟らかいシャフトでも結果にほとんど差は出ません。厳密に言えば、硬いシャフトの方がエネルギーロスが少ない分だけ、わずかですが飛びに有利になります。
他方、人間はシャフトの硬さによってスイングが変わりやすくなります。シャフトのしなりはタイミングの大きな影響を与えるからです。アナライズでは超軟らかシャフトが装着されたアイアン「EF009」を販売してますが、これでボールを打つと、しなりに任せてスイングした方が、タイミングが取りやすいことを実感できるからです。加えて、ダウンスイングでタメを作る感覚も養え、ダウンブローにボールを捕らえる感覚もつかめます。
一般的にはパワーがある人は硬いシャフト、非力な人は軟らかいシャフトが良いと言われてますが、スイングが不安定なゴルファー、ミート率が悪いゴルファー、力み癖が抜けないゴルファーは、自分が思っているよりも1~2ランク軟らかいシャフトを使った方が、スイングが良くなってくるし、芯で捕らえやすくなるのです~。
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こちら遂にバンパー純正シャフトを搭載したお買い求めやすいモデルも登場
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2016年08月15日超私的な考察 アウトサイド・イン軌道を矯正するのに一番簡単確実な方法とは!?
お盆休みの真っ只中、アナライズの神田スタジオでは2日間連続セミナーを実施しました。昨日はゴルフの竪琴セミナーとリピーターセミナーを実施、のべ10名の参加者とスイングの仕組みについてレクチャーさせていただきました。
セミナーは受講者だけでなく、マーク金井にも大きなメリットがあります。アマチュアゴルファーがどんな悩みを抱えているのか、そしてどんな勘違いをしているのかをじっくり観ることができるからです。一昨日、昨日のセミナーはスライスに悩んでいる人が多かったので、スライスが出てしまうメカニズム、そしてスライスを嫌がる人ほど、本人の意思と裏腹に「スライスが出るスイング」を上手くしていることをが確認できました。
では、なぜアマチュアの多くはスライスが打ちたくないのに、スライスを打つスイングをしてしまうのか?
この悪循環から抜け出せない理由、、、、
それは、「振った方向にボールが飛ぶ」という思い込みがあるからです。スライスに悩んでいる人のヘッド軌道を分析すると、90%以上はアウトサイド・インになっています。アウトサイド・インとは、即ち、ヘッドを「目標よりもかなり左に振る」こと。ボールが右に飛ぶのを嫌がった結果、「右に飛ばさないために、目標よりも左に振る」というアクションを無意識に行っています。加えて、右にOBとかあると、普段よりもさらにヘッドを左に振り抜きたくなって、アウトサイド・イン軌道が強調されています。
(↑アウトサイドイン軌道、インパクトではフェースが開いているので、ボールは右へ飛び出す)
インパクトセミナーでは、スライサーがアウトサイド・インに振る理由について解説しています。そして、ボールを左に飛ばすために本当に必要なことは、ヘッド軌道(振り抜く方向)ではなくて、インパクト時のフェース向きをクローズ(左向き)にすることだと説明します。パターはインパクト時のフェースの向きにボールが打ち出されますが、ドライバーもインパクト時のフェース向きに、ボールはほぼ打ち出されます。インパクトでフェースが目標よりも左(クローズな状態)になっていれば、ボールは左に打ち出されるので、アウトサイド・イン軌道でも大きなスライスは出ません。加えて、前回のブログでも書きましたが、アウトサイド・イン軌道よりもフェースの向きが左を向いていれば、ボールにフック回転がかかり、引っかけフックが出ます。
スライサーの場合、最初から綺麗なドローボールやフックボールを打つのはかなり難しいですが、フェースの向きを極端にクローズ(左向き)にして構えてスイングすれば、プルフック(引っかけフック)を打つのはそれほど難しくないのです。スライスとは真逆のひどいミスショットですが、実は、これを一度経験しておくと、知らず知らずの内に、アウトサイド・イン軌道が緩和されてきます。
ではなぜ、引っかけフックを打つと、アウトサイド・イン軌道が緩和されるのか?
このブログの冒頭の部分に答えが書いてあります。ほとんどのアマチュアゴルファーは
「振った方向にボールが飛ぶ」という思い込みがあります。そして、ミスが出ると、ミスとは反対方向にヘッドを振りたくなる習性があるのです。引っかけフックというのは、左に飛び出して、そこから左に曲がるミス。ボールが左に飛び出すミスです。このボールが左に飛び出すミスを何発も打ち続けていくと、「ボールを左に打ち出したくない」「ボールを右に打ち出したい」となり、その結果、ヘッド軌道がアウトサイド・インではなく、インサイド・アウト方向になってくるのです。
10発打って10発とも引っかけフックを打つてば、ボールが左に飛ぶのが嫌になります。
ボールが左に飛ぶのが嫌になってくれば、ボールを右に打ち出したくなる。このボールを右に打ち出したくなる意識が芽生えてくれば、ゴルファーは危険回避したくなる分だけ、ヘッド軌道はインサイド・アウト側にチェンジしてくるのです。
アウトサイド・インに振っているからインサイド・アウトに振る練習をする。これは正しい答えですが、なぜ自分がアウトサイド・インに振ってしまうかを理解していないと、ヘッド軌道はおいそれとは変わりません。スライスに悩む人は、ボールが右に飛んでしまうから、それを避けようとしてアウトサイド・インに振ってしまっています。アウトサイド・インに振ってしまう理由を正しく理解すること、そしてボールが飛び出す方向は何によって決まるかを正しく理解することが、遠回りに思うように見えて、実はスライス矯正の近道になるのです~。
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今度の日曜日も インパクト解析セミナー、シャフトセミナー開催します。まだ間に合いますのでぜひご参加下さい↓詳しくはこちらをクリック
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しばらく売り切れてましたUT70シャフト入荷しました!!
ということでマジックマリガンUTのカーボンシャフト販売再開します