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2019年06月20日超私的な考察 インパクトで骨盤(腰)を開くとどんなメリットがあるのか!?

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梅雨の真っ只中ではありますが、今週の神田エリアはまだ一度もまとまった雨が降ってません。暑くて湿度が高い日が続いており、マーク金井の首の後ろ側は別人のように真っ黒に日焼けしてます。一昨日の月曜日は赤羽ゴルフ倶楽部でゴルフ雑誌の撮影をしてましたが、1時間ほどでこれでもかってぐらい日焼けしました(笑)

 

 

さて、これでもかってぐらいつながりで言えば、最近の練習テーマはこれでもかってぐらい「インパクトゾーンで骨盤(腰)を開く」こと。仕事が終わった深夜に神田のスタジオで20分ほど練習する時も、1に骨盤の開き、2に骨盤の開き、3に骨盤の開きと、念仏を唱えるがごとくひたすら骨盤を開くことを意識しながら練習しています。

 

そして、そして火曜日にプロギア銀座EXにて最新の機器を駆使してスイング診断をしてもらった時もひたすら意識したのが「骨盤の開き」です。PRGRのサイエンスフィットは何度か伺っていますが、今回は、PRGRが開発した独自の測定器を使い、「腕」「胸」「骨盤」の動きをモーションキャプチャーしてもらいました。

 

半年ほど前にもプロギア銀座EXでスイング分析をしてもらったのですが、骨盤の開きを強く意識し始めたのは今年の1月末ぐらいから。なので4ヶ月でどれぐらいスイングが変わったのかが大いに気になるところです。なぜなら、ゴルフスイングは自分では「大きく変わった(大きく変えた)」と思っていても実際はほとんど変わっていないことが非常に多いからです。前回の計測ではダウンスイングでは骨盤は閉じてましたし、インパクトでも骨盤の開きは微々たるもの。いわゆる身体の開きが少ない状態でインパクトを迎えていました。

 

それが今回の計測では、自分の予想を超えるほどスイングが変わっていました。トップからはいきなり骨盤の回転が入っており、数値を見ても、、、

 

 

 トップでの腰の回転  45度
 ダウンスイング前半  23度(トップよりも22度骨盤が開く)
 ハーフダウン    -21度(トップよりも66度骨盤が開く)
 インパクト     -32度(トップよりも77度、アドレスよりも32度骨盤が開く)

 

数値を見てもトップからいきなり骨盤(腰)が開く方向に回旋しているのが分ります。
もちろん、この数値で決して満足はしていません。女子プロゴルファーはインパクトで骨盤が59度も開いています。それを考えると、インパクトでは45度以上骨盤が開けるようなスイングを目指していきます。

 

 

PRGRのサイエンスフィット教本でも、骨盤(腰)を開くことがゴルフスイングを構築する上で非常に重要だとアナウンスしています。この教本では「骨盤が開いたインパクト」が大前提とまで書かれていますが、まったくもってその通り。骨盤が開けるかどうかで、ゴルファーのスイング、そしてクラブヘッドの軌道というのがガラッと変わります。老若男女問わず、身体の柔軟性を問わず、骨盤が開いたインパクトを覚えることができてしまえば、アマチュアゴルファーに多い手打ちにもならないし、スライスも出ません。そして何より飛んで曲がらないスイングを身に付けやすくなるのです。

 

 

では、なぜ骨盤が開けると飛んで曲がらないスイングを見に付けやすくなるのか?

 

 

アナライズ「手打ちが治る体幹セミナー」「NEOオンプレーンセミナー」で詳しくレクチャーしてますが、骨盤を開くとクラブをインサイドから下ろして、インサイドに振り抜いていけやすくなるのです。加えて、骨盤を開くというのは先行動作。身体の中心が先行して動くことで、慣性の力(遠心力)を効率良く発生させることができ、かつリストターンしなくても、インパクトでフェースをスクエアに戻せるようになってくるのです。

 

 

 もちろん、骨盤を開けばその瞬間にすべてが上手くいくという訳ではありません。しかしながら、手打ちを直したい、今どきの大型ヘッドを上手く使いこなすためには、骨盤を開いた状態でインパクトを迎えることが必要不可欠なんです。

 

ただし厄介なことに、ゴルフのキャリアが長い人、骨盤を開かなくてもナイスショットが打てるアマチュアゴルファーの場合、「骨盤が開いたハーフダウン」、「骨盤が開いたインパクト」というのは、とてつもなく気持ち悪い動作、とてつもなく上手くできない動作なんです。そして、困ったことに骨盤を開く感じでスイングしても、実際は骨盤がまったく開いていないことが多いのです。

 

骨盤を開かなくてもボールを真っ直ぐ飛ばせますし、飛距離も出すことも可能です。ただし、骨盤を開いていないインパクトでは今どきの大型ヘッドを上手く使いこなすのが非常に難しいですし、ショットを安定させることも難しくなるのです。

 

超私的に言えば、骨盤を開かないインパクトというのは「天動説スイング」で、骨盤が開いたインパクトというのは「地動説スイング」です。天動説から地動説に移行する時、多くの人が地動説に違和感を覚えたように、ゴルフの場合も天動説スイングをしている人の多くは、地動説スイングに対して強い違和感を持ってしまいます。

 

 

しかしながらダスティン・ジョンソンのスイングを引き合いに出すまでもなく、今のトッププレーヤーは例外なくインパクトで骨盤が開いてます。女子プロゴルファーのインパクトも例外なくインパクトで骨盤が開いてます。

 

 

ゴルフは物理です。

 

 

物理的に理に叶っているスイングをするのか、しないかのかはゴルファーの自由です。しかしながら、今どきの大型ドライバーを上手く使いこなしたい、ボールを沢山打たなくても飛んで曲がらないショットを打ちたいのであれば、一時的にボールにまったく当たらなくなったとしても、地動説スイングを身に付ける練習をすることお勧めします~。

 

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カテゴリー スイング、ゴルフ練習法, 超私的な考察

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