マーク金井blog

2013年08月06日若々しいスイングと年寄り臭く見えるスイングの違いについて、真面目に考えてみる!!

先週のWGCブリヂストン招待はタイガー・ウッズが2位と7打差をつけてぶっちぎりの優勝。通算15アンダーで今季5勝目、今大会8度目の優勝を果たしました。狭いフェアウェイと高速グリーンをものともせず、ウッズは圧倒的なストローク差を生かして1バーディ、1ボギーの堅実なプレー。相性が良いコースで危なげのない逃げ切りを果たし、これで通算勝利数を79。米ツアーの歴代最多、サム・スニードの勝利数にあと3つまで迫りました。

GDOより転載。WGCブリジストンインビテーショナル 撮影は内田眞樹 GDOのフォトギャラリーはこちらから←クリック

GDOより転載。WGCブリジストンインビテーショナル 撮影は内田眞樹 GDOのフォトギャラリーはこちらから←クリック

17位からスタートした松山英樹プロは、終盤の16番で2打目を池に落とすなど3バーディ、4ボギーで通算1オーバー。21位タイで4日間を終えました。全英オープンから3週間連続で上位に食い込んでいるのはさすがです。

タイガーと松山英樹プロ。2人ともスイングが力強くて、スイング年齢が非常に若いです。スイング年齢とはマーク金井の造語なんですが、要するにお肌年齢みみたいなもの。例えば、30歳でも年寄り臭いスイングをしていたら「スイング年齢は60歳」になり、55歳でも若々しいスイングをしているならば「スイング年齢は25歳」ということになります。

さて、このスイング年齢。ドライバーの飛距離とかヘッドスピードと必ずしもリンクしているけではありません。プロと違ってアマチュアの場合、若々しいスイングをしてても飛距離が今ひとつでない人もいれば、年寄り臭いスイングをしていても案外飛距離が出ている人もいたりします。
アマチュアの場合、スイング年齢が若いからといって飛距離(ヘッドスピード)が出るわけではありませんが、マーク金井はスイング年齢対して並々ならぬこだわりを持っています。FBでも自分のスイング動画をしょっちゅうアップするのも、年寄り臭いスイングをしていないことのアピールです(笑)。クラブ診断、スイング診断をしている時も、アマチュアには「35歳なのにスイング年齢は65歳」なんてことをしょっちゅう言っています。

さて、このスイング年齢。ゴルフをやったことがある人だけでなく、ゴルフの経験がまったくない人でもスイング年齢については見事なぐらいぴたりと正解を言い当てます。例えば、スイング年齢が若いオジサンゴルファーとスイング年齢が年寄り臭い若者ゴルファーのスイングを比較して見せると‥‥

ほぼ100%の確率で、年寄り臭く見える若者のスイングの方が、「スイング年齢が高い」と言い当てます。では、ゴルファー(ゴルファーじゃない人も)は、スイングのどこを見て、スイング年齢が高い(低い)と言い当てるのでしょうか?

アマチュアゴルファーに聞いてみると、ほとんどの人は「なんとなく年寄り臭く見える(若く見える)と答えます。具体的な答えはほとんど返ってきません。具体的な答えを求めると、猫背に見えるとか、スイングアークが小さいとか、手打ちに見えるという感じのコメントが返ってきます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

では、マーク金井はスイング年齢をどんな風にジャッジしているのか?
ポイントは2つあって、ひとつめは関節の使い方。アドレス、そしてスイング中に関節のアングル(角度)が必要以上に曲がっていたりすると、スイングは年寄り臭く見えてきます。例えば、猫背もそのひとつ。背骨の関節が必要以上に曲がるために年寄り臭く見えます。ちなみに、背骨がピンと伸びていても、骨盤が前傾していなくて(お尻の位置が低くて)、ヒザが深く御折れ曲がってる場合もスイングが年寄り臭く見えます。米国のレッスン界の大御所、D・レッドベターはかつて「ライトアングル」という練習器具を販売してましたが、ライトアングル(適切な角度)に関節がキープされているとスイングが若く見え、不適切な角度に関節が折れ曲がっているとスイングは年寄り臭く見えてくるのです。他に具体例を挙げると、

スイング年齢が老けている人の特徴

・テークバックやトップで左ひじがぐにゃりと折れ曲がる
・トップで右ひじが90度以上深く曲がっている
・トップで左手首が甲側に折れ曲がる
・トップで右ひざ、左ひざが大きく曲がっている
・トップで前傾角度が崩れている
・ダウンスイングで右ひざが曲がって前に突き出ている
・インパクトで右ひざ、左ひざが大きく曲がっている
・インパクト前に左手首が甲側に折れている
・フォロー前半で左ひじが引けて折れ曲がっている
・フォロー前半で右ひじが曲がるのが早い
・フィニッシュで右ひざ、左ひざがピンと伸びていない
・フィニッシュで右腕がピンと伸びていない
・フィニッシュで背骨がピシッと伸びていない

スイング年齢が若い人の特徴

・テークバックやトップで左ひじがピンと伸びている
・トップで右ひじが90度以上曲がっていない
・トップで左手首が真っ直ぐになっている
・トップで右ひざ、左ひざとも曲がりが少ない
・トップで前傾角度がキープできている
・ダウンスイングで右ひざの曲がり少ない
・インパクトで右ひざ、左ひざの曲がりが少ない、ピンと伸びている
・インパクト前に左手首は伸びて、右手首が少し甲側に曲がっている
・フォロー前半で左ひじがピシッと真っ直ぐ伸びている
・フォローで両腕がピンと伸びている時間が長い
・フィニッシュで右ひざ、左ひざがピンと伸びている
・フィニッシュで右腕がピシッと伸びている
・フィニッシュで背骨がピシッと伸びている

おーっと締切りの最速が入りました。スイング年齢の見分け方の続きは明日、詳しく説明しましょう~。
(▼▼)b

PS.自然にハンドファーストに打てるパター、ショートパットがスコンと入るパター。今週入荷予定でしたが、入荷が若干遅れております。ご予約いただきましたお客様、まことに申し訳ありません。今しばらくお時間いただけますと幸いです。8月15日にアナライズに入荷予定で、入荷次第、順次発送させていただきます。

マーク金井のスコアアップの極意連載中です↓クリックimg_d9b00501aa60f644abe9928218b60f2818250


2013年08月05日全英女子で「9」の大叩きをした宮里藍に学ぶ、トラブル時のスコアメイク戦術~

スコットランドのセントアンドリュース・オールドコース(6672ヤード、パー72)にて開催された今年の全英女子オープンステーシー・ルイスが優勝しましたが、

最後までもつれた全英女子オープンを制したステーシー・ルイス 写真はGDOより転載 GDOではJJ田辺撮影の全英女子オープンフォトギャラリーやってます!←クリック

最後までもつれた全英女子オープンを制したステーシー・ルイス 写真はGDOより転載 GDOではJJ田辺撮影の全英女子オープンフォトギャラリーやってます!←クリック

マーク金井の記憶に残ったのが2日目の13番ホール(パー4)です。このミドルで宮里藍ちゃんは1ホールで「9」の大叩き。これで79と大きく崩れてしまい、通算4オーバーの83位で予選落ちしました。
新聞報道によると、宮里プロは「ミスが続いてうまく切り抜けられなかった。12番のボギーの後でダブルボギーでもいいと割り切れなかった。判断ミス」とコメントを残しています。プロが1ホールで5オーバー。OBを1発も打たないでここまで叩くことはめったにありませんが、これがゴルフの怖さです。

そこで今回は、大叩きに陥る典型的なパターン、そして大叩きを防ぐ戦術について書きましょう。

まずは、宮里プロのプレーぶりを振り返ってみます。セントアンドリュースの13番は6番の折り返しホール。407ヤードでパー4。右サイドはOBが続き、左サイドにはバンカーが数多く並んでいます。マーク金井はオールドコースを3度回っていますが、フックが持ち球だと右のOBが気になるホールです。そして右を嫌がって打つと引っかけて左のバンカーに入りやすくなっています。

宮里プロはこのホールでバンカーから何と4打も費やしています。ティショットをバンカーに入れ、第3打を再びバンカーに入れてしまい、そこから脱出に3打を費やしています。6オンしてそこから3パットして9を叩きました。

まるでバンカーが苦手なアマチュアのようなプレーぶりでしたが、セントアンドリュースでは、プロでもこういうことが珍しくありません。セントアンドリュースのバンカーは小さくてアゴが高い。スタンスさえまともに取れないバンカーが多数あるからです。加えて、フェアウェイは凸凹でうねっています。バウンド次第ではナイスショットがバンカーまで転がることがしょっちゅうあるからです。

zenei2

あの宮里藍でも・・ゴルフってコワイね。GDOより転載 撮影はJJ田辺 GDOの全英女子オープンフォトギャラリーは←こちらをクリック

宮里プロは、「ダボでもいいと割り切れなかった」とコメントしてますが、まさにこの「言葉」が大叩きを招いているのです。11番のボギーを叩いたことが、自分で自分の首を絞めることになっているのです。世界を代表するプロと言えども生身の人間。前のホールでボギーを叩くと、次のホールで無理をするという「負のスパイラル」に陥ることがあるのです。そしてゴルフはミスを取り換えそうとすると、ミスが次々と連鎖して大叩きにつながるのです。

では、アマチュアが大叩きを防ぐにはどこをどう注意すれば良いのか?
基本は負のスパイラルに入らないショットを選択することです。例えば、ティショットをバンカーに入れたならば、ハザード(バンカー)からはとにかく1打で脱出できるクラブ、1打で脱出できる方向に狙いを定めてボールを打つこと。そしてティショットがバンカーに入った時点でダボを前提にプレーを組み立てることです。宮里プロは「ダボは避けたかった」と行ってますが、まさにこれが反面教師です。ダボを積極的に取ることを考えることが、大叩きを防ぐことにつながってくるのです。具体的に言うと、ティショットをミスしたら

パー3では3オン
パー4では4オン
パー5では5オン

これを意識して組み立てる。大叩きを避けるためにはあえてボギーオンを放棄するのです。これだけでかなりの確率で大叩きを減らせます。言い換えると、ダボオンを狙うまでは「安全第一」。サッカーで例えるならば我慢する時間帯。ミスを取り返すようなショットを選択しないこと。そしてダボオンを狙うショットがやさしい状況ならば‥‥積極的にプレーしましょう。

パー3では3打目で勝負し、

3オン0パット
3オン1パット
3オン2パット

のいずれかを狙う。ダボオンを意識しても3打目が上手く成功すれば、パーやボギーでも上がれるようになるのです。対して、2打目でギャンブルショット(リスクの高いショット)を選択してしまうと‥‥それが失敗したら3オンが出来ないどころが、4オン、5オンとなって心が折れます。結果、グリーンに乗っても3パットしたりすることになって、大叩きが出てしまいます。

大叩きを防ぐためには、ミスショットの直後のショットでは守備的なショット(リスクが低いショット)を選択することが基本であり鉄則です。そして、確実にフェアウェイにボールを運べたら、ダボオンを狙うショットではピンに直接放り込むぐらいの強い気持ちでショットに臨む。守備の時間と攻撃の時間を間違えなくなれば、ティショットをミスしても大叩きを確実に減らせます。

(▼▼)b

PS.自然にハンドファーストに打てるパター、ショートパットがスコンと入るパター。今週入荷予定でしたが、入荷が若干遅れております。ご予約いただきましたお客様、まことに申し訳ありません。今しばらくお時間いただけますと幸いです。8月15日にアナライズに入荷予定で、入荷次第、順次発送させていただきます。

 


2013年08月04日超私的なゴルフ場調査~小金井CC(東京都)後編

日本で一番会員権が高いゴルフ場として有名な小金井カントリークラブ(東京都)。メンバー数も500名前後400人前後と少なく、ビジターに対しても敷居が非常に高いゴルフ場です。男性は35歳以上、女性は20歳以上でなければプレーできません。その昔、宮里藍プロがプレーしようとしたら年齢制限に引っかかってプレーできなかったなんていう事が、あったとか何てことがまことしやかに囁かれています。

正確には宮里優作プロが年齢制限で引っかかってプレーできなかったそうです。超私的なゴルフ場調査の後編はコースインプレッションです。

4番334yパー4

左に池、右サイドはバンカー

左に池、右サイドはバンカー

軽く右ドッグレッグしており、セカンドからは打ち上げのパー4。フェアウェイ左サイドには池、右サイドはバンカーと林が連なる。セカンドは打ち上げでピンフラッグは見えるがグリーン面はまったく見えない。強い受けグリーンなのでピンが奥だと難易度が一気にます。マーク金井はピンそばにキャリーするも、バックスピンでボールはグリーンエッジまで逆戻り。ロングパットを80センチに寄せてパーでホールアウト。

5番487yパー5

k-5-2

高低差がゼロのフラットで真っ直ぐなロング。フェアウェイの随所にはバンカーが配され、グリーン回りもバンカーだらけ。バンカー数は12個あって、小金井で一番バンカーが多いホールです。グリーンは強い砲台。距離的には2オン可能でバーディも取りやすいが、左右の林、そしてバンカーが効いているのでダボも叩きやすいホール。左の林の中には神社が祭られている。

6番330yパー4

サブグリーンは右~

サブグリーンは右~

軽く打ち下ろす短いミドル。ティショット落下地点右サイドにバンカーが連なるので、落とし所が非常に狭い。メイングリーンに比べるとサブグリーンは非常に小さく、グリーンのアンジュレーションも強い。距離は短いが正確な距離感が求められる美しいホール。マーク金井はティショットを右の林に打ち込み、素ダボを叩く。

7番130yパー3

グリーン回りはバンカーだらけ~

グリーン回りはバンカーだらけ~

メイングリーン、サブグリーンともグリーン回りはバンカーだらけのショートホール。どのバンカーもアゴが高く、女性や非力なゴルファーは脱出が難しい。風の通り道みたいになっているので慢性的にアゲンストの風を感じるホールで、実際に打ってみても「ちょっと大きいかな」というぐらいで距離がピッタリ合ってくる。

8番333yパー4

サブが手前で奥がメイングリーン

サブが手前で奥がメイングリーン

フェアウェイの途中から打ち下ろしになっていて、ティショットの落下地点が見えないパー4。グリーン方向がまったく見えないので、初めてのプレーだと「どこに打てばいいのか分からない」。フェアウェイ左サイドのバンカー越えに打つとセカンドが狙いやすい。メイングリーンとサブグリーンは縦に2つ並び、その奥に1番ロングのグリーンが見える。セカンド地点に立つと、グリーンが3つ 4つ並んで見えるユニークなホール。メイン、サブとも強い受けグリーンなので、グリーンオーバーすると寄せるのが非常に難しい。

9番388yパー4

左がメイン、右がサブグリーン~

左がメイン、右がサブグリーン~

打ち上げで左ドッグレッグのミドル。右サイドの林を越えてしまうと練習場なのでOB。セカンドはクラブハウスに向かって打っていく。左がメインで右がサブグリーン。グリーン右サイドにはバンカーがあり、それを越えるとOB。ここもサブグリーンは小さく、正確な距離感と方向性が求められる。

10番340yパー4

これぞ林間~

これぞ林間~

距離は短いが左右はびっしり林。林を突き抜けると右サイドはOB、左サイドは崖になっていてその下はクリーク。グリーン左サイドには深いバンカーが待ち受け、ここに入れると脱出が非常に難しい。サブグリーンは非常に小さいので、ティショットを左右に曲げてラフや林に打ち込むと簡単に2オンできない。

11番433yパー4

距離が一番長いミドル~

距離が一番長いミドル~

小金井で最も長いミドル。フェアウェイは広いが左サイドからはサブグリーンが狙いづらいなる。グリーン手前左側に背の高い松が数本あってそれがスタイミーになるからだ。グリーンは砲台形状で手前からは寄せやすいが左右や奥に外すとアプローチが難しくなる。

12番158yパー3

メインが右、サブグリーンが左~

メインが右、サブグリーンが左~

軽い打ち下ろしのショート。砲台グリーンで、グリーンを囲むようにバンカーが配置されている。グリーンの右サイドのバンカーはアゴが高い。グリーンが硬いので、アプローチ、バンカーショットともスピンが効いたショットが求められる。

13番384yパー4

グリーン手前バンカーの配置が絶妙~

グリーン手前バンカーの配置が絶妙~

軽く右ドッグレッドしたミドル。右サイドはOB。セカンドは軽い打ち上げ。見た目はそれほど難しく感じないが、グリーン手前のバンカーがゴルファーに罠をしかけている。手前のバンカーはグリーンから少し離れた位置にあるため、セカンドの距離感を間違えやすいのだ。また、バンカーに打ち込むとピンまで30ヤード以上残る。グリーンに届かせようとするとホームランのミスや、力んでザッククリのミスが出やすくなる。

15番475yパー5

グリーンに向かって打ち下ろし~

グリーンに向かって打ち下ろし~

ストレートで距離の短いロング。ティショット落下地点は右下がり傾斜。左サイドを狙いたくなるが、左のラフに打ち込むとセカンドで林がスタイミーになってくる。セカンド以降は打ち下ろし。ティショットをフェアウェイキープできると2オンが狙えるが、グリーンオーバーは禁物。グリーンは受けグリーンなので奥からは下り傾斜が残る。また、オーバーし過ぎると崖になっている。

17番197yパー3

右手前松が曲者~

右手前松が曲者~

軽い打ち下ろしのショート。グリーン回りはバンカーだらけ。サブグリーンの右手前には松が配され、コスリ球を打つとこの松が効いてくる。手前は砲台、左右はバンカー。グリーンに乗せないとパーが取りづらい難ホール。

18番489yパー5

マーク金井は78でホールアウト~

マーク金井は78でホールアウト~

セカンドから右ドッグレッグするロング。フェアウェイは広いので伸び伸びティショットが打てるが、左サイドの林の中にはクリークが流れている。残り100ヤードぐらいから軽い打ち上げ。ここもメイングリーンよりもサブグリーンの方が狙いづらい。サブグリーンは左にあって縦長形状。2オンを成功させるにはフックボールが求められる。マーク金井はフックをかけそこねメイングリーンの右手前バンカーに打ち込み、そこからバンカーショットをホームランさせてボギーを叩いた。

コースの総評

距離は総じて短いが、とにかくバンカーの配置が絶妙。バンカーショットが上手くない人がバンカーに入れると1ホールで大叩きが出やすい。メイングリーンに比べるとサブグリーンは非常に小さく、350平米ぐらいしかない。フラットな地形だが、打ち上げ、打ち下ろしも適度にあって変化に富んだレイアウトを楽しむことができる。ドライバーは飛距離よりもフェアウェイキープが求められ、セカンドは正確な距離感が求められる。そしてなぜかレディスティと白ティの距離がほとんど変らない。ほとんどのホールで白ティよりも5~10ヤード先にレディスティが設定されている。

女性会員がいないのでレディスティ(赤ティ)はコースに設置されてません。白ティの少し前にシニアティがあって、女性はシニアティから打つ場合が多いです。

練習場はアプローチ&バンカーが広々~

練習場はアプローチ&バンカーが広々~

高級接待コースというイメージがあり、実際、クラブハウスとかは重々しい雰囲気があり、コースメンテナンスも非常にしっかりしています。コースのスタッフは高級ホテルのような感じで接して下さる。カジュアル雰囲気のゴルフ場とは正反対で堅苦しさがある反面、コースはレイアウトが巧みで、何度もプレーしたくなります。実際、メンバーの稼働率は高く、毎週のようにプレーするメンバーが多いそうです。ビジターがプレーするにはプレーはメンバーの同伴、もしくは紹介が義務付けられているが、平日はクレジットカードのコンペ、ゴルフ雑誌のコンペ等も開かれています。

最後にこのブログに関して適切な指摘を下さったIさん、ありがとうございました。修正箇所が分かるように訂正しました~。

(▼▼)b

PS.自然にハンドファーストに打てるパター、ショートパットがスコンと入るパター。今週入荷予定でしたが、入荷が若干遅れております。ご予約いただきましたお客様、まことに申し訳ありません。今しばらくお時間いただけますと幸いです。8月15日にアナライズに入荷予定で、入荷次第、順次発送させていただきます。

まだ予約受付中↑をクリック


2013年08月03日超私的なゴルフ場調査~小金井CC(東京都)前編

マーク金井の独断と偏見に満ちあふれた超私的なゴルフ場調査、今回はビジターに敷居が非常に高いと噂される小金井カントリークラブ(東京都)。会員権値段は日本一。そしてプレーヤーには年齢制限があって、男性は35歳以上でないとプレーできません(女性は20歳以上)。JR中央線の武蔵小金井駅からタクシーでワンメーターの距離にあるにもかかわらず、普通のアマチュアにはかなり縁遠く、ベールに包まれたゴルフ場です。コース設計はウォルター・ヘーゲン。もちろん、マーク金井はメンバーでもありませんし、親しい友人がメンバーでもありません。メンバーさんが主催するコンペに参加しました。

 

看板は目立たないですが重厚~

看板は目立たないですが重厚~

8月2日プレー。

スタート時間、
8時28分インスタート
天候は曇りのち晴れ。微風~。

概要

1937年(昭和12年)10月開場
設計 ウォルター・ヘーゲン
6760Y パー72
コースレート 72.2
林間コース
ベントの2グリーン
キャディ付のみ
歩行でのラウンドのみ
アクセス

車利用の場合
中央自動車道/調布ICより9㎞
調布ICから約20分

電車利用の場合
JR中央線・武蔵小金井駅
武蔵小金井駅からタクシーで約5分
クラブバス 無し

調布インターからコースまでは交通量の多い道路を利用します。JR武蔵小金井駅付近は慢性的に渋滞しているので、調布ICからは近いわりには時間がかかります。アナライズ神田スタジオからだと首都高・中央道利用で1時間(渋滞無しの場合)でクラブハウスに着きました。電車利用だと最寄り駅は武蔵小金井駅。タクシーでワンメーターでコースに着けるので、電車ゴルファーには便利なゴルフ場です。

クラブハウス

クラブハウスも重厚~

クラブハウスも重厚~

立て替えられてたクラブハウスはクラシックな雰囲気を醸し出した木造建築。二階建で一階に受付、売店、ロッカールームと風呂場。正面左手で受付を済ませ、右手側にロッカールームと風呂場。ロッカールームはビジター用よりもメンバー用の方がはるかに広い作られています。二階にレストランとコンペルール。レストランからは1番と9番ホールを見渡せます。

レストラン

ポークカレー

ポークカレー

ハーフサイズのハムサラダ~

ハーフサイズのハムサラダ~

カレーはチキン、ビーフ、ポークの3種類がラインアップ。老舗名門だけあって食事は極端に高くありません。ポークカレーはまかない風で735円とリーズナブル。カレーには福新漬けとらっきょうがちゃんと付いていました。名物のハムサラダはボリューム満点。メニューにはありませんが、頼べばハーフサイズ(小盛り)もオーダー可能です。

コース概要

名手、ウォルター・ヘーゲンが日本で最初に作ったコース。武蔵野の面影を随所に残すコースは自然の地形そのままで変化に富んでおり、各ホールともそれぞれ趣があるため飽きがこない。グリーンは小さく砲台でバンカーにガードされている。特にサブグリーン(Bグリーン)は非常に小さく、正確なショットが打てないとパーオンが非常に難しい。アウトはフェアウェイが比較的広くティショットが打ち易いが、緩やかな起伏がある。インは両サイドから林が迫り、ティショットの精度が求められるホールが多い。そしてアウト、インともバンカーが非常に多く、そしてアゴが高い。ドライバーが左右に曲がる人、バンカーショットが苦手な人には手強いコースです。

グリーンはスティンプメーターで9フィート弱(8月2日時点)。夏の真っ盛りということもあって、それほど速くありませんでした。グリーンは見た目よりも硬め。ラフから打つとランが多くでます。マーク金井がプレーした日はBグリーン(サブグリーン)。メイングリーンの半分ぐらいしかないので、パーオンさせるには方向性、距離感の両方が求められます。

フェアウェイ  短く刈り込まれているのでフライヤーが出づらい。

ディポット跡は少なめでコンディション非常に良好

ラフ      やや脱出に苦労するぐらい深い
ハードヒッターならばフライヤーがしてくれるが
普通のアマチュアだと芝の抵抗が強く、距離が確実に落ちる

グリーン    暑さ対策でグリーンの芝がやや長め。小金井はグリーンが速        いことで定評あるが、8月はさすがに速くはない

バンカー    アゴは総じて高め。グリーンにピッタリ張り付くバンカーも        あれば、グリーンから少し離れた場所に配置されるバンカー        も数多い。リンクスのコース同様、刻んでもいいからバンカ        ーに入れないようした方がスコアメイクしやすい

ティは白ティ使用。
キャディさんが電動リモコンカートを押して歩く。
プレーヤーも原則歩きのプレーのみ。
ドレスコード(服装規定)

当然のことながら夏場でもジャケット着用。ことしから服装規定が変り、半ズボン着用時はハイソックスが義務付けられる。機能下着はプレー中はOKだが、レストランではNG。機能下着を脱がないとレストランに入れない。髪型も規定があって、例えばモヒカン頭だとレストランで食事ができない。

印象に残ったホール

2番、356y パー4

Aがメイン、Bがサブ

Aがメイン、Bがサブ

右に並ぶ松の配置が絶妙~

右に並ぶ松の配置が絶妙~

 

軽く打ち下ろし、右にドッグレッグしているミドルホール。ティショットは右サイドを狙いたくなるが、右サイドには大きな松の木、そしてフェアウェイ、ラフとも右下がりの傾斜となっている。右サイドに打つと傾斜が強いのでナイスショットしてもボールはラフに転がっていく。メイングリーンは左右にバンカーがあるが大きいので比較的狙いやすい。サブグリーンは左サイドにあって非常に小さい。距離は短いが2オンが非常に難しい。そしてグリーンは小さいにも関わらず傾斜が強い。グリーン奥から手前にかけては強い下りのフックラインが残る。右サイドからは強い上り傾斜で距離感を合わせづらい。

おーっと、原稿締切りの催促が入りました。この続きは明日レポートしましょう~(▼▼)b

PS.自然にハンドファーストに打てるパター、ショートパットがスコンと入るパターのセカンドロットが8/15入荷します。只今ご予約いただきますと予約特典が付きます~。残りわずかなのでご予約はお早めに~。

ナチュラルハンドファーストパター予約受付中!

ナチュラルパター予約受付中!


2013年08月02日ドライバーのチーピンのミスが出るメカニズムとは!?

ゴルフ量販店と言えば、つるやゴルフ二木ゴルフビクトリア、そしてゴルフ5というのがメジャーどころです。いずれのお店ともテレビでCMを流してましが、関東地方で最近良く目につくのが萬田久子さんが登場するゴルフ5のCMです。萬田さんが空港の入国審査官よろしく、ゴルファー1人1人にスイングタイプを聞いていて、ちゃんと答えられない人はゴルフ5に行ってチェックしてもらいなさいと支持しています。

さて、このスイングタイプの分類分け。

ゴルフ5のサイトで調べてみると、18パターンのスイングタイプがあると書いてあります。スイングタイプと書いてありますが、画像を見る限りでは‥‥

ヘッド軌道(アウトサイド・インなのかインサイド・アウトなのか)
インパクト時のシャフトの傾き
インパクト時のフェース向き

この3つのの組合わせで、スイングタイプを18にパターン分けされています。軌道が2種類、シャフトの傾きが3種類、フェース向きが3種類。

2×3×3=18

ってことです。では、アマチュアは綺麗に18通りに分類されるのかというと、決してそんなことはないと思います。マーク金井はこれまで1000人以上のスイングを分析してきましたが、大別すると6~9通りぐらいでしょう。そして、今回のテーマであるチーピンに悩んでいる人の場合は、大抵は以下の3つのパターの中に収まります。ゴルフ5のジャンル分けで言うと、

タイプ3(インサイド・アウト軌道でフェースクローズ)
タイプ9(インサイド・アウト軌道でフェースクローズ)
タイプ18(アウトサイド・イン軌道でフェースクローズ)

ここで言うフェース向きは目標方向ではなはくてヘッド軌道に対してです。チーピンは「インサイド・アウト軌道であおって打つ」と出ると言われていますが、軌道でチーピンが出るわけではありません。チーピンが出る正体はフェースの向き。軌道に対してフェースが被った時(クローズになった時)、ボールは狙いよりも左に大きく飛び出し、そしてインサイド・アウト軌道に振った分だけ強いフック回転がかかり、その結果としてチーピンが出るのです。

今月発売のビジョン72でも橋本潜プロが、

写真 (96)

上級者に絞った紙面作りで人気のビジョン72

弾道を決める最重要要素は、「フェース向き」であるとコメントしていますが、マーク金井もまったく同じ考えです。かつてはスイングした方向にボールが打ち出されると言われてましたが、弾道計測器によってその常識は覆されました。チーピンが出るかどうかは、ヘッド軌道よりもインパクト時のフェース向きによって決まるのです。チーピンに悩む人の多くは、チーピンを打ちたくないほどインサイド・アウト軌道に振りますが、これがチーピン連発を招いています。そうなるのは、インサイド・アウト軌道に振るほど、インパクトでフェースが被ってしまうからなのです。

では、どうすればチーピンを減らせるのか?

答えは2つあります。ひとつはインパクトでフェースが被らせないように注意すること。もうひとつはヒール打点にならないようにすること。ヒール打点になるとインパクトの衝撃でフェースが被ってしまうからです。

チーピンはインサイド・アウト軌道でもアウトサイド・イン軌道でも出ます。

アウトサイド・インにカットに振ればチーピンが止まると思って入るアマチュアも少なからずいますが、カットに振ってもインパクトでフェースが被ってしまうとチーピンは出てしまうのです。

インパクト時のフェースの向き、そして打点の位置はスイングだけでなくゴルフクラブの影響も大きいです。チーピンに悩んでいるのならば、まずはフェースの向きと、打点位置のチェックが必要不可欠です。マーク金井は元々フッカーで、かつてはチーピンに悩まされてていました。しかし、フェースの向きが打球の方向を決めることを理解してからは、2発続けてチーピンを打つことがなくなりました~。

(▼▼)b

PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。

興味ある方は写真をClick!↑