マーク金井blog

カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法

2014年12月01日少ない練習で上手くなる人、たくさん練習しても上手くなれない人の違いはどこにあるのか!?

先週の「カシオワールドオープン」は最終組のひとつ前からスタートした片山晋呉プロが、8バーディ、1ボギー「65」をマークして通算17アンダーとし、逆転で今季初勝利を飾りました。圧巻だったのは12番からの4連続バーディーと、18番のサードショット。2打目をレイアップして望んだ3打目。ウエッジで放たれたショットはピンの真上にキャリーし、バックスピンでカップ方向にスルスル戻りカップのフチに止まりました。テレビで観ていても、背筋がゾクゾクするようなショットにシビレました。2位には同郷で片山プロを師と仰ぐ冨山聡プロが入り、賞金ランクを一気に36位まで上げて賞金シード権を手に入れました。この大会は賞金王争いもさることながら、シード権のボーダー線上の選手にとっては事実上の最終戦。来年の運命を決める残酷な大会でもあります。

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写真はGDOより転載、GDOの記事は写真をクリック。撮影は内田眞樹カメラマン

次戦の国内メジャー最終戦は年間の優勝者など出場資格が限られています。矢野東プロ、横尾要プロ、上平栄道プロらが賞金シードを喪失しました。

 

片山プロと言えば数少ない永久シード選手であると同時に、練習器具マニアとしても有名な選手です。トーナメント会場には数多くの練習器具を持ち込み、それを駆使して練習しています。手前味噌ですが今年の日本オープンの週からは「ゴルフの竪琴」も練習器具として加わりました。もちろん今週のカシオでもスタート前後のドライビングレンジでは「ゴルフの竪琴」を欠かさず振ってもらってます。

 

もちろん練習器具を使って練習すればゴルフが上手くなるとは限りません。「ゴルフの竪琴」にしても所有しているだけでは上達できません。正しい使い方をしてこそ、正しい練習をしてこそスイングが良くなり、スコアも良くなります。そこで今回のエントリーは

 

少ない練習で上手くなる人、たくさん練習しても上手くなれない人の違いはどこにあるのか!?

 

ゴルフに限らず何事もたくさん練習(努力)しても結果が出ない人、あまり練習(努力)しなくても結果が出る人がいます。まずはその差はどこにあるのかを考える必要があるのですが、ゴルフの場合、多いのが‥‥

少ない練習で上手くなれる人=運動神経が高い
たくさん練習しても上手くなれない=運動神経が低い

とか

少ない練習で上手くなれる人=ゴルフの才能がある
たくさん練習しても上手くなれない=ゴルフの才能がない

 

と考えている人が少なくありません。そして中には練習しても結果が出ない状態が続くと、ゴルフ(スキルアップ)に対するモチベーションが低くなったり、ゴルフの上達をあきらめてしまう人もいます。対して少ない練習で上手くなっている人の場合は、スキルアップにつながる練習をしている人が多く、自分を客観的に見ることができる人も多いです。

 

 では、本当にゴルフは運動神経とか才能に左右されるのか?

 

もちろん運動神経とか才能は無いよりもあった方が有利なのは事実です。しかし、練習しても上手くなれない人には、共通した勘違いがあります。それは‥‥

 

たくさん練習(努力)すれば上手くなれる。
たくさんボールを打てば(努力)上手くなれる。

 

このパターンに入ってしまうと、実は、練習(努力)しても上手くならない可能性が高くなるのです。最近読んだ本、「林修の仕事原論 壁を破る37の方法」(林修著、青春出版社刊)にこんなことが書かれています。

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結果が出なければ「努力した」なんて言えません。
主観的に判断するのはやめましょう。

そして、

朝から晩まで働いているのに成果が上がらないなら、努力する場所を見直す必要があります。それには、努力を主観的に測るのをやめることが重要です。そうではなく、その努力からどういった結果が出たか。さらには、他者はどう評価したか。そういうふうに、自分の努力を「外から」見るようにすべきなのです。
(以上、「林修の仕事原論 壁を破る37の方法」から引用)

 

抽象的な表現ですが、これはゴルフ上達にも当てはまります。片山プロは練習器具をふんだんに使っていますが、それは練習のクオリティを高められるからです。ただがむしゃらにボールを打つことは絶対にやりません。やるべきテーマを決めて、それをクリアするために必要な練習器具を用いて練習。そして、結果を逐一フィードバックし、どうすればイメージ通りのスイング、イメージどおりのショットを打てるかを常日頃考えながら練習してます。現在、片山プロは「ゴルフの竪琴」を使って練習していますが、竪琴を使った方が効果的に自分のスキルアップにつながると思っているから、積極的に竪琴を使って入るのだと思います。

 

 では、アマチュアゴルファーはどんな練習をすれば上達できるのか?

 

大事なことなので繰り返します。努力(練習)を主観的に判断しないことです。自分がやりたい練習(努力)をするのではなく、スキルアップ、スコアアップに役立つ練習(努力)をした方が、練習(努力)が報われるのです。次回は具体的な練習法について説明したいと思います~。

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片山晋呉プロが使用しているのが、随所で目撃されております。

ゴルフの竪琴 

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よろしくお願いします。

ゴルフの竪琴は出来るだけ安く効果的に!をテーマに作った練習器具です。安価にするため、若干の仕上げの悪さ、スポンジの凹み(時間が経てば戻ります)がありますが、それは練習するのに支障はありません。少々いいよ!!という方だけ購入下さい(笑)練習するのが目的です!頑張って上達して下さいね

12月7日

4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)

10時開始

レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロ、西野プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

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2014年11月26日ゴルフの腕前を上げる極めてシンプルな練習法とは!?

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毎週火曜日は週刊のゴルフ雑誌の発売日。今週もゴルフダイジェストパーゴルフが書店、コンビニ、駅の売店に並んでいます。スポーツ雑誌は数あれど、週刊で2誌も定期刊行物をキチンと出しているのはゴルフだけでしょう。今週のゴルフダイジェスト(12月8日号)でマーク金井が注目したのは、モノクロ連載ページの

ヘタウマゴルファーの工夫と喜び
80台で回るためにこんなことやってます。
(木村和久氏執筆)

そこにはこんなリード(説明文)が、

週末に気合いを入れて練習場へ。
どうせ行くなら思いっ切りドライバーが打てる、
広いところがいいなと、多くのアマチュアが考えています。
でも、今回の”ヘタうま”さんは、
あえて”鳥かご”に行くんだとか。
その理由とは‥‥。

 

身内ネタ(アナライズT島が出演)ではありますが、実は、これこそがゴルフ上達に欠かせない要素のひとつです。詳しくは週刊ゴルフダイジェストで読んでいただきたいのですが、本当に上手くなりたい、コースでいいスコアを出したいと考えているのであれば鳥かご練習場とか、室内練習場にマメに通うことをお勧めします。

 

例えば、広い練習場に行って週1回、1回3000円使うのであれば、狭い鳥かご練習場で週2回通って3000円使って下さい。これが大事です。ゴルフに限りませんが、何かスキル(技術)を習得するのに役立つのは、

 

・練習のスペースを縮小する
・1週間に1時間より、1日に5分を選ぶ

 

マーク金井は10年前、神田にゴルフ専用スタジオ(試打スタジオ)を作りましたが、それ以降、ほとんど広い練習場に行ってません。加えて、一度に長時間の練習をすることもなくなりました。最近は毎日、ゴルフの竪琴を数分振ること、週に2度ほど深夜練習で20球ほどボールを打つぐらいです。それでも、ビデオで自分のスイングを確認すると10年前よりも格段にスイングプレーンが良くなり、それにともなってスコアも良くなっています。アナライズの女子スタッフも練習時間は毎回20分ほどで、スタジオで20球ほどボールを打つだけ。それでも半年足らずでスイングがほぼ出来上がり、コースに出た時にはストレートからドローボールを打ちます。

 

 では、なぜ狭い場所で練習するのが効果的なのか?
 短い時間でもマメに練習した方がいいのか?

その答えは、この本に書いてあります。

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才能を伸ばすシンプルな本
(ダニエル・コイル著、弓場隆訳、サンマーク出版)

 

この本ではスペースを縮小することのメリットについて書かれてますが、ゴルフにおいても狭い場所でやった方が、やるべきこと(スキルの向上)に集中できます。ゴルフにおいては正しい形を覚えることが先で、形を覚えさえすえば、結果は勝手についてきます。
飛距離しかり、正確性しかり。弊社女子スタッフ、カッキーはゴルフの竪琴を振るのがメインで、普通のクラブを振るのはほん10~20球。それでもコースに出た時には、ちゃんとボールが打てます。正しい形(正しい動き)が体に染みつく練習をしているからです。ボールがどんな風に飛んだかどうかを確認しなくても、体が正しい形(正しい動き)を身につけてしまえば、ボールは大きく曲がらないのです。

 

継続は力なり

 

という諺がありますが、ゴルフの場合も短時間でいいから毎日続けた方がスキル(腕前)を上げることができます。そして、もうひとつ重要なポイントは、入念に正しい動作を繰り返すこと。正しい動作を何度も繰り返すことは退屈さを伴いますあが、その退屈さが腕前を上げてくれることにつながるのです~。

 

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11月29日(土)

中越豪 パッティングセミナー

10時  14時開始

ジオギャラクシー代表 中越豪。ツアーサービス、プロキャディの経験もある。中越豪があなたをパッティングの世界の入り口にご案内します。希望者にはパターの調整もします(別料金)愛用のパターをお持ち下さい

お値段は8000円です

お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!


11月30日(日)

第一回ストレッチパッド講習会のお知らせ

姿勢美人マイスター「背すじピン助」&プロキャディー兼リンパマッサージ師「伊能恵子」のスペシャルコラボ!

ストレッチパッドを使用して、体幹のほぐし方、肩甲骨、股関節の基本ストレッチを学びます。
ゴルフに役立つストレッチパッドの使い方を徹底指導!

時間:90 分 11時開始
人数:6名(

料金は5000円です。(当日ストレッチパッドを購入された方は2000円引き)

片山晋呉プロが使用しているのが、随所で目撃されております。

ゴルフの竪琴 

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2014年11月19日アマチュアはナイスショットを打たない方がスコアが良くなる!?

 

昨日は千葉市民ゴルフ場で早朝ハーフをプレーしてきました。テストしたのは試作ユーティリティ。セカンドサンプルが中国から届いたので、早速コースでテストしました。ファーストサンプルとヘッド形状は同じですが、ソールの形状が異なります。今回の試作品はファーストサンプルよりもバンス角を強めに設定しました。天然芝の上で実際に打ってみると、バンス効果は絶大でダフり気味に打った時でもクラブがミスをカバーしてくれ、飛距離がしっかり出ます。しかし、バンスが強いためにイメージよりもボールが低く出ます。これはユーティリティクラブにとってはあまり好ましくありません。なので、12月から販売予定の市販品はバンスの度合をやや弱めることにしました。マーク金井が考えるユーティリティクラブのコンセプトは、

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ロングアイアンよりもボールが上がりやすく、キャリーが出しやすいクラブ。

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ユーティリティは飛距離性能もさることながら、上がりやすさ、そしてグリーンでの止まりやすさが求められるクラブ。市販品では、飛びと上がりさのバランスが取れた製品に仕上げます。その答えが、セカンドサンプルの試打で見えてきたのは大収穫です。千葉市民ゴルフ場の最終ホールは池越えのロングですが、アゲンスト風の中、残り215ヤードから試作UTで2オンに成功!!!! プレッシャーがかかった場面でしっかり距離が出てくれ、なおかつグリーンに止まってくれました。

 

午後からはゴルフ雑誌の企画でドライバーを40本試打。2日間で80本以上のドライバーを神田のスタジオでガッツリ試打しました。久しぶりにかなりの本数を打ち比べましたが、同じシチュエーションで多くのドライバーを打ったことで、面白い発見がありました。詳しくは雑誌発売までお待ちいただきたいのですが、ヘッドとシャフトの相性を考える上で欠かせないキーワードが見つかったことが大収穫です。

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夜はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア収録。ゲストはミズノの更家衛さんと西田維作さん。新作ドライバー、JPX850の魅力についてじっくり語ってもらいました。ミズノの分析では、ゴルファーには「スイングDNA」があるそうで、ゴルフの腕前に関係なく自分にオリジナルな特性があるそうです。例えば、ナイスショットしてもスピンが多い人(少ない人)、持ち球が高い人(低い人)、インパクトのライ角がアップライト(フラット)な人、等々‥‥。そして自分のスイングDNAに合ったクラブを使うと、飛距離アップが狙えるそうです。ちなみにマーク金井のDNAは試打マシーンだそうで、弾道調整機能でクラブのスペックを変えても変えなくても、ボールの飛び方がほぼほぼ同じでした。

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さて、今日のエントリーも昨日の続きです。

いいショットを続ければスコアが良くなり、ミスショットを打てばスコアが悪くなる。そう思っているアマチュアが多いと思いますが、ゴルフには勝負所があり、潮目があります。そして、ゴルフのショットはナイスショットとミスショットだけがあるのではなく、、ナイスショットでもミスショットでもない、そこそこのショットというのもあります。そして、スコアメイクに大きく貢献してくれるのが、実はそこそこのショットなんです。

では、そこそこのショットとはどんなショットなのか?

・飛距離がそこそこ出ている
・左右の曲がりがそこそこ

 

ナイスショットが100点だとしたら、60~70点ぐらいのショットがそこそこのショットです。しかし、これだけがそこそこのショットではありません。実は、もっと大事なことがあります。それは、

・次のショットがそこそこ打ちやすい

 

ということです。例えば、300yの短いパー4があったとしましょう。ドライバーの当たりが悪くて150yしか飛んでません。距離だけを考えれば完全なミスショットです。しかし、フェアウェイとか浅いラフで前が開けていたらどうでしょう。セカンドが7番とか8番で狙えるならば、このティショットはミスではなくてそこそこのショットなのです。例えば、ティショットが大きくスライスして、隣ホールまで曲げたとしましょう。この場合も、セカンドが開けていて2打目が普通に狙えるならば、ミスショットではなく、そこそこのショットなんです。

 

察しのいい人はもうお分かりでしょう。そうです、そこそこのショットの判断基準というのは打ったショットの結果(過去)よりも、これから打つショット(未来)が打ちやすいかどうか、狙いやすいかどうかが判断基準になるのです。ゴルファーの多くはナイスショットとしたら気分が良くなり、ミスショットしたら落ち込みます。気持ちは分かりますが、これらは結果(過去)に対して評価を下しています。しかし、ゴルフで大事なのは打ち終わったショット(過去)よりも、これから打つショット(未来)に集中すること。これから打つショットが打ちやすい場所にあれば、距離が思ったほど出ていなくても、左右にボールが曲がってもミスショットではありません。そこそこのショットです。理由は単純。これから打つショットが打ちやすければ、スコアメイクしやすくなるからです。

 

ナイスショットが打てると気持ち良くなれば、どんなにナイスショットしても次のショットが打ちにくい場所にボールが止まってしまえば、それはナイスショットは言えません。次のショットが打ちにくい場所にあればあるほど、ミスが出やすいし、スコアメイクも難しくなるからです。

 

ナイスショットの数を増やすことと、そこそこのショットを増やすこととでは、圧倒的に後者の方が簡単です。そして、そこそこのショットが増えてくると、ゴルフに対する考え方に余裕が生まれ、ナイスショットが打てなくてもスコアメイクできることも分かってくるでしょう~。

 

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11月29日(土)

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2014年11月16日バッバ・ワトソンから学ぶインパクトの極意とは!?

昨日はカリスマフィッター鹿又さんが主宰するゴルフマジックの合同試打会に顔をちょびっと出してきました。場所は9ホールの聖地、千葉市民ゴルフ場からも近いジャパンゴルフスクール。今年で6回目ということもあって大賑わいでした。試打好きなマーク金井も、ちょびっと顔を出し、打ったことがないクラブやシャフトをガッツリ打ってきました。シャフトではコンポジットテクノが10月に出したプロトタイプとACCRAの新製品は完成度が高く、飛びっぷりも良かったです。クラブではマックスソウルのアイアン、RA11が感触が良かったです。このアイアンのバックフェース、かつてジャンボ尾崎さんが使っていた、ブリヂストンのチタンマッスルそっくり。懐かしいデザインですが、打ってみるとマッスルバックのような形状なのにミスに強くてやさしい。中空構造によりスピンが利いたアイアンらしい球が打てました。

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午後からは「VISA太平洋マスターズ」をテレビ観戦。注目のバッバ・ワトソン選手はスコアを大きく崩してしまったのは残念ですが、テレビで見ていてもワトソン選手のドライバーショットは図抜けていて、迫力満点でした。そして、このブログでも注目選手として取り上げた、D・オー選手が3位タイから通算10アンダーまでスコアを伸ばし、単独首位に浮上しています。ワトソン選手はかなり個性的なスイングをしているのに比べると、オー選手はプレーン感があってアマチュアのお手本のようなスイングをしています。

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写真はGDOより転載。GDOの記事は写真をクリック!撮影は中野義昌カメラマン

そして2人に共通しているのは、ヘッドスピードを効率良く上げた状態でインパクトを迎えていること。

前回のブログでも書きましたが、ダウンスイングでは手首のコックがキープされ、インパクトゾーンでは、グリップスピードの減速によってシャフトをしなり戻らせ、ヘッドを効率良く走らせています。この2つは効率良く飛距離を稼ぐために不可欠な要素で、アマチュアゴルファーも大いに参考すべきポイントです。

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では、どうすればダウンスイングで手首のコックをキープでき、インパクトゾーン(正確にはダウンスイングの途中から)、グリップ(手元の)スピードを減速できるようになるのか?

 

お勧めしたいのはスローモーションのようにゆっくり動きながらスイング作りすることです。スピードを遅くすることで動き(形)を意識できます。ビデオのスロー再生するような感じで、普段の10分の1のスピードでスイングする感じで、10秒時間を使ってスイングする感じでボールを打って下さい。素振りはダメです。ティアップしたボールでいいですから、ショートアイアンでいいですから、とにかくスローモーションでスイングしてボールを打って下さい。普通のスイングだとコックがほどけてしまう人でも、スローモーションならば手首のコックをキープできるはずです。そしてスローモーションでスイングする時でも、ダウンスイングの途中からはグリップ(手元の)スピードを減速させながらインパクトを迎えて下さい。この2つがちゃんとできれば、シャフトのしなり戻りを上手く利用でき、ヘッドスピードを効率良く上げていけます。

 

もしもスローモーションのスイングでグリップ(手元の)スピードを減速させる感じがつかめないならば、もうひとつのドリルを試してみて下さい。

 

それは、寸止め!!

 

いつも通りにテークバックしてトップまで上げ、ダウンスイングを開始したら、インパクトを迎える直前で急停止。ヘッドがボールに当たる直前でヘッドの動きをピタッと止めることをやって下さい。寸止めする感じをつかむには、ペットボトルやタイヤでもいいですし、マーク金井の場合はボールを入れる筒を使って寸止めドリルをしています。

寸止めドリルをする時は、スマホで自分のスイング自撮りをして下さい。グリップが左太ももぐらいに達した時にヘッドが寸止めできるのが理想です。グリップがおへその手前で寸止めするのは好ましくありません。これだとブレーキをかけるタイミングが早過ぎます。グリップが左太もも内側に達した時、ヘッドがボールの手前ギリギリの所で止まる。これを目指して下さい。

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この寸止めドリルをやると、腕、手元(グリップ)を速く振ってしまう動きは出ません。そんなことをすると寸止めできないからです。男性用カーボンシャフトのRぐらいでもかなりシャフトはグニャリとしなり戻るのが手に伝わります。動画で自撮りすると、シャフトが逆にしなり、ヘッドが前に飛び出しているのが画像で確認できるでしょう。そうです、

 

寸止め=腕、手元(グリップ)を減速する感覚を養える
寸止め=シャフトのしなりを使える

 

実際のスイングは寸止めほど強いブレーキを掛ける必要はありませんがが、腕の振り、グリップ(手元)を減速させることが上手くできるようになると、シャフトはしなり戻りが発生し、それがエネルギー効率が高いインパクト、ヘッドスピードアップ、そしてボールを捕まえることがやさしくなるのです。

 

スイングの型を覚えるのは素振りが効果的ですが、手首のコックをキープする感覚、グリップ(手元の)スピードを減速する感覚を養うのには、この寸止めドリルがかなり効果的です。

FBにもアップしましたが、最近のツアープロはドライバーもハンドファーストな状態でインパクトを迎えています。ハンドファーストな状態でも振り遅れていないのは、グリップ(手元)スピードをタイミングよく減速させているからです~。

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2014年11月14日バッバ・ワトソンのスイングは飛ばしのお手本になるのか!?

国内男子ツアーもいよいよ大詰め。今週開催される「VISA太平洋マスターズ」を含めて、残り3試合となりました。賞金王争いも大詰めになってきましたし、シード権争いもシビアになってきてますが、ギャラリーにとって楽しみなのが招待選手。「VISA太平洋マスターズ」には、今年のマスターズを制したB.ワトソンが出場。練習日から大勢のギャラリーがワトソン選手のドライバーの飛距離に度肝を抜かれています。ワトソン選手の持ち球はスライス系ですが、キャリーで楽に300yを越えています。彼を見ていると、「スライスは飛ばない」という常識は当てはまりません。スライス弾道で他の選手を圧倒する飛距離を稼いでいます。

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写真はGDOより転載。GDOの記事は写真をクリック!撮影は中野義昌カメラマン

 

ワトソンが来日したことで、多くのゴルフメディアが彼の連続写真を掲載したり、彼の特集をするでしょう。そこで、今回はワトソン選手のスイングについて超私的に分析してみたいと思います。

 

ワトソン選手のスイングは今どきのツアープロの中ではかなり個性的です。どこが個性的かというと、

 

・トップがオーバースイング気味
・トップがシャフトクロス気味
・トップがオープンフェース

スライスが持ち球だから当たり前と言ってしまえばそれまでですが、スライスが出る要素がてんこ盛りです。ツアープロの中で、ここまでアマチュア的なトップスイングをしているのは彼ぐらいです。

 

では、なぜワトソン選手は屈指のロングヒッターなのか?

 

常識外れなスイングで飛ばせるのは、並外れた骨格、筋力もさることながら、彼の天性によるものでしょう。飛距離は天性の素質でほぼ決まってしまいます。まさにそれを証明しているのがワトソン選手です。クラブ設計家、竹林隆光さんはこう説明しています。

 

「飛ばすという能力は、パワーのほかに腰、肩、ヒジ、手首などの回転軸となる関節部分を柔軟に使える人だけに天が与えたものといっていい」(クラブ選びのベストチョイス、
竹林隆光著、マガジンランドから引用)

 

 

ワトソン選手はまさにこれに当てはまります。使っているドライバー、PINGのG30は大型ヘッドで重心距離が長めです。重心距離が長いドライバーの場合、トップでフェースが開いていたり、シャフトクロスになっていると、普通に打てば振り遅れて(フェースが戻り切らず)スライスが出ます。ワトソン選手の場合もスライスが出てますが、彼の場合は振り遅れてません。並外れたパターがあるから、シャフトクロスでオープンフェースのトップでも、コントロールが利いたスライスが打て、そして振り遅れていないから並外れた飛距離が出ているのです。ですので、アマチュアゴルファーが間違っても、ワトソン選手のトップを真似るのは禁物です。そんなことをしたら、飛距離をロスすることはあっても飛距離を伸ばすことはできないでしょう。普通のアマチュアゴルファーが常識外れなことを真似してもメリットはありません。

 

もちろん、ワトソン選手からも学べるポイントはあります。テークバックからトップまでは常識外れですが、ダウンスイング、インパクトゾーンでは飛ばしのセオリーを忠実に実行しています。ダウンスイングでは手首のコックがキープされ、インパクトゾーンでは、グリップスピードの減速によってシャフトをしなり戻らせ、ヘッドを効率良く走らせています。この2つは効率良く飛距離を稼ぐために不可欠な要素で、アマチュアゴルファーも大いに参考すべきポイントです。ただし、ワトソン選手だけではなく、プロならば誰しもやっているアクションです。

 

ワトソン選手はトップでオープンフェースになっていますが、それでも振り遅れないのは、インパクトゾーンでグリップスピードが急減速。この急減速によりシャフトが鋭くしなり戻し、それがフェースをスクエアに戻しているのです。これはかなりの力技で、普通のアマチュアは真似できないと思います。アマチュアゴルファーの場合は、シャットフェース気味のトップを作り、それからインパクトゾーンでグリップスピードを減速させた方が、振り遅れることなく効率良く飛ばせるでしょう。

ワトソン選手の並外れた飛距離は魅力ですが、並外れて飛ぶからと言って、彼のスイングのすべてがアマチュアのお手本となるわけではありません。世界のトップクラスの選手であっても、真似ていい部分と真似ない方がいい部分があるのです~。

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中越豪 パッティングセミナー

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