マーク金井blog

カテゴリー: トーナメントから

2014年05月04日ゴルフトーナメントにもっとも適したゴルフ場とは!?

一昨日はスポーツ観戦三昧でした。朝から午後にかけては鶴舞CC(千葉県)にて女子ツアー「サイバーエージェント」を観戦、工藤遙加プロの応援、そして話題の勝みなみ選手のスイングをじっくり見てきました。そして夜は代々木体育館で開催中の「世界卓球2014」をアリーナ席で観戦。世界卓球は団体戦のみで、一昨日は決勝トーナメント一回戦。日本はポルトガルに対してストレート勝ちして準決勝進出。メダルを確定しました。

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そして昨日は、女子の決勝トーナメント一回戦。マーク金井はテレビ観戦しましたが、最後の最後まで手に汗握る展開。日本のエース、石川佳純選手がフルセットに持ち込まれながら大逆転で勝利を手中に収め、準決勝進出。男子同様、メダルを確定しました。これで男女とも今夜は準決勝。男子は世界ランク2位のドイツと、女子は世界ランク3位の香港と対決します。ちなみに日本男子のランクは3位で、日本女子はランク1位。男女とも世界ランク1位はもちろん中国です。

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1日にゴルフと卓球を観たマーク金井ですが、同じスポーツ観戦でもずいぶん違うことを体験できました。ゴルフも卓球も球技という点では共通していますが、観戦のしやすさは大きく異なります。ゴルフの場合、試合会場に行くまでのアクセスが良くありません。車で行くにしても電車で行くにしても、都心からかなり離れています。加えて、車で行った場合は駐車場が試合会場から離れています。観戦に行くまでのハードルが高いと言わざるをえません。

そして、ゴルフの場合はフィールドがとにかく広い。ギャラリースタンドもありますが、基本は立ち見ですし、お目当ての選手を応援する時は、選手と同じようにコースを歩いて回ることになります。実はこれが結構大変。選手はフェアウェイを歩けますが、ギャラリーはコースの端っこを歩きます。これが結構大変です。スポーツは生で観るのが一番面白いですが、ゴルフの場合、野球とかに比べると観戦するのが手軽ではないです。

でも、ゴルフの場合もちょっと視点を変えて場所を選ぶと、他の球技に近い感じで観戦することも可能だとマーク金井は思っています。日本には2300近いゴルフ場がありますが、探せば駅チカのゴルフ場もあります。

関東エリアだと

・若洲GL(新木場駅からバスで約5分)
・西武園ゴルフ(西武新宿線西武園駅よりシャトルバスで数分)
・赤羽GC(浮間舟渡駅から徒歩7分)

関西エリアだと

・くずはパブリック(樟葉駅から徒歩2分)

いずれもコースレートは高くありません。日本オープンとかには絶対選ばれることはないですが、こと観戦のしやすさを考えると群を抜いています。とくに河川敷の赤羽と樟葉は電車だけでコースに行けます。加えて、ギャラリーも歩きやすいメリットがあります。
ちなみに、かつて樟葉では男子ツアー「くずは国際トーナメント」が昭和40年から平成2年まで26回に渡り開催されています。青木功、尾崎三兄弟、中島常幸、グレッグ・ノーマンらのビッグネームが熾烈な優勝争いを繰り広げていました。

今、ゴルフ人口の減少に歯止めをかけるべく、いろんな団体が新規参入者を獲得するためイベントを行っています。ゴルフ未経験者のコースに連れていったり、練習場でゴルフ未経験者をレッスンしたり‥‥参入障壁を下げるための努力をしていることは大変すばらしいと思いますが、プロの試合を生で観て、「ゴルフのおもしろさ」を肌で感じてもらうのもいい方法だと思っています。

難しいコースでプロならでは技術を観るのも良いですが、ギャラリーが手軽に行きやすいゴルフ場で、プロを間近で観るのも悪くないとマーク金井は思っています。ゴルフは観るのに適していないスポーツだと言われてますが、「駅チカ」なコースで試合を開けば、誰もが手軽に試合に足を運べると思っています。

やさしいコースでやったらプロの技術が発揮できないという意見もありますが、やさしいコースならばそれこそハーフ30を切るようなバーディ、イーグル合戦を観るのは、それはそれでゴルフの醍醐味を味わえると思います。

選手を主役にするのか?

それともギャラリーを主役にするのか?

ゴルフ場から遠く離れた場所に車を止め、ギャラリーバスに揺られてコースに向かうのは正直、苦手な人も多いはず。野球場に足を運ぶような感じで、電車でコースに足を運ぶ。世界卓球2014を観て、そんなゴルフトーナメントが年に数回あった方が、確実にゴルフ人口を増やせそうな気がしました~。

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2014年05月02日アイアンでハンドファーストなインパクトを迎えるコツとは!?

昨日から男子ツアー「中日クラウンズ2014」が開幕。初日を終え松村道央プロが10アンダーでぶっちぎりの首位。スコアはなんと60で、パット数に至っては20パット。ハーフではなくて18ホールで20パットということは‥‥平均、1.11111。スタッツを調べてみると、2パットでホールアウトしたのがわずに3ホール。14ホールで1パット、そしてチップインで0パットが1ホールです。ショットが良かったのが窺われますが、それにしても20パットはツアープロでも簡単にできることではありません。ここまでパットが入ると明日がちょっと心配ですが、松村プロはディフェンディングチャンピオン。和合との相性の良さを考えると、このまま最終日までトップを維持する可能性が高いでしょう。

さて、今日のエントリーはハンドファーストなインパクトについてです。

大事なことなので繰り返しますが、アイアンを上手く打つ基本、風の影響を受けづらいショットを打つためには、ハンドファーストな状態でインパクトを迎えることが必要不可欠です。プロ、そしてアマチュアの上級者は例外なく、アイアンではハンドファーストな状態でインパクトを迎えています。対して、アマチュアの多くは、特に向かい風になるとガクンと距離が落ちてしまうアマチュアはハンドファーストなインパクトになっていません。インパクトでは左手首が甲側に折れ(右手首が伸びきり)、ハンドファーストとは逆な状態、いわゆるヘッドファーストなインパクトになっています。

では、どうすればプロのようにハンドファーストなインパクトを作れるのか?

マーク金井が学生時代の頃は、練習場が土でした。土の上に薄いマットが敷かれていたので、マットの左端にボールを置き、マットの先の土をアイアンで削り取るように教わりました。ボールの先を削り取るためには、ハンドファーストなインパクトが求められるからです。しかし、これは理に適っている反面、やさしい練習ではありません。泳げない人をいきなりプールに放り投げたり、スノボ未経験者をリフトに乗せて、いきなり滑らせるようなモノです。実際、マーク金井は学生時代これを何度かトライしましたが、ボールの先の地面を削りとることは上手くできませんでした。

では、どんな練習をすればいいのか。

お勧めしたいのはティアップしてボールを打つ練習です。ドライバーの高さぐらいにティアップしたボールを、ウエッジとか7番アイアンで打ってみる。マットの先の土を削り取るのに比べると難易度は高くありませんが、実は、これもダウンブローに打つのに役立つ練習です。

もちろん、ティアップしたボールをただ打てば良いというわけではありません。この練習で大事なことはボールを打つことではなく、ハンドファーストな状態でボールをヒットすること。それが練習時における優先順位の一番にくるようにしなくてはなりません。

そのためにやるべきことは、iPhoneやスマホで1球づつ自撮りしながらインパクトの形をチェックすること。ボールが上手く打てたかどうかを評価基準するのではなく、インパクトの形がどうなっているかにこだわって練習することです。それには、とにかくゆっくりスイングすること。例えば、7番アイアンのフルスイングするなら、70~100yぐらいの距離を打ちましょう。ゆっくりスイングすることで、インパクトの形を意識しやすくするのです。

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そしてもし、どうしてもインパクトがハンドファーストにならないならば、インパクト直後にスイングを止めてみるのもいいでしょう。テニスのボレーみたいに、ボールをヒットした直後にいったんスイングを止める。そして、止めた後に、とってつけたようにフィニッシュまで振り切るのです。

止めたフォローの位置で
左腕とシャフトが一直線になっている!!

これを徹底的に意識して下さい。フォローで止めるのは言葉でいうほど簡単ではありません。多くのゴルファーはインパクトゾーンでヘッドを走らせることになれているため、止めよう思っても止まらないからです。どうしてもインパクト直後に止まらないならば、スイングの速度を落としましょう。それこそ、7番アイアンで20ヤード飛ばすぐらいでもかまいません。とにかく、インパクト直後のフォローで止める。そして止った時の形をiPhone、スマホでチェックして下さい。ボールの行方については低く、まっすぐ飛ぶのが理想です。ハンドファーストにした時、振り遅れて右に飛んだり、シャンクしているのは、嘘のハンドファーストです。

多くのアマチュアは素振りだとハンドファーストなインパクトを簡単に作れますが、ボールを打つとなると、途端にヘッドファーストな形になります。ボールを前にするとボールをヒットすることが優先順位の一番になるからです。スイングの形を変えられるかどうかは、ボールを前にした時、優先順位の一番をボールを打つことをしないこと。これが、スイングを変えるための基本であり、極意です~。

もうひとつの練習法としては、インパクトの寸止めもお勧めです。寸止めした時にハンドファーストな状態を作る。ハンドファーストな状態で寸止めし、シャフトを逆しなりさせられるようになると、実際にボールを打つ時もハンドファーストになってきます~。

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2014年04月27日高麗グリーンを上手く攻略する極意とは!?

今週は男子がつるやオープン、女子がフジサンケイレディス。このブログがアップされる頃ぐらいから優勝争いが白熱してきます。男子ツアーが開催されている山の原はベントの高速グリーン。TVで観ていてもボールの転がりがスムーズです。対して女子ツアーが開催されている川奈は目がきつい高麗グリーン。こちらは順目、逆目で転がりがガラッと変わりますし、しっかり打たないとカップ際で急ブレーキがかかります。男女を問わず高麗グリーンのトーナメントはほとんどありません。強気なパッティングができるかどうかが、勝負の分かれ目になるでしょう。

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写真はGDOより転載 記事は写真をクリック

そんなわけで、今日のエントリーは高麗グリーンのパッティングについて。

マーク金井は実は高麗グリーンが大好きです。昨年12月あたりから河川敷コースでのプレーがめっきり増えましたが、河川敷といえば高麗グリーン。整備されたベントグリーンに比べると、高麗は表面が凸凹してるので、短いパットも油断できません。しっかり打たないと1メートルでもショートしたり、しっかり打たないと、芝目に影響されてカップインの確率が下がります。

では、どうすれば高麗グリーンで強気のパットが打てるのか?

強い転がりを得るには、重いヘッドで普通にストロークする方法と、軽めのヘッドでパチンと強く打つ方法がありますが、高麗グリーンに適しているのは後者です。重いヘッドというのは反発力が高い反面、操作性が悪いからです。軽いヘッドの方が操作性がいいので手首を使ってパチンと打ちやすいし、ストロークのスピードも上げやすいからです。対して、重いヘッドというのは手首を固定してゆったり動かすのに適しています。重い方がショートのミスが出づらいイメージがありますが、芝目の強いグリーンで強気のパットを打つには、軽めのヘッドの方が優位性があるのです。今どきのパターはバランスがE0ぐらいあったりしますが、高麗グリーンならばバランスがD4以下の方がいいでしょう。

手首を使ってパチンと打つには、重心が深いネオマレット系のパターよりも重心が浅いパターの方が優位性があります。かつてお金がどんどん入るということからT字型パターは「キャッシュイン型」とかと呼ばれてましたが、30~40年前くらいは米ツアーでも、キャッシュイン型パターを使っている選手がいました。ジョニー・ミラー、コーリー・ペイビンらはキャッシュイン型を愛用してました。

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現在はキャッシュイン型はかなり減りましたが、トウバランスのパターはキャッシュイン型同様、重心が浅く、操作性が高いです。高麗グリーンを苦手にしているのならば一度試してみる価値があると思います。

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ちなみに、高麗グリーンは手首を使ってパチンと打つ方がいいと言われてますが、それにはグリップは太いよりも細い方が適しています。細いグリップの方がフィンガー気味に握れて、手首を使いやすくなるからです。

そして、高麗グリーンを攻略する上で欠かせない要素がパターのロフト角。ロフトが少ない方が転がりが良いと思われがちですが、それが通用するのが超高速ベントと、パターマットだけです。高麗グリーンの場合、ロフトが少ないと直進性の良いパットが打ちづらくなります。理由は単純、ロフトが少ないと打ち出し直後に芝目の影響を強く受けてしまい、まっすぐ転がりづらくなるからです。特に逆目の場合、ロフトが少ないパターだと芝の影響をモロに受けてしまいます。

対して、ロフト角が多くなると(5~8度)、打ち出し直後に少しだけキャリーが出ます。キャリーが出てくれると、芝の上をボールが滑りやすくなる分だけ芝目の影響を受けません。結果、直進性のいいパットが打ちやすくなってきます。たかがロフトと思うかもしれませんが、高麗グリーンでのショートパットはロフトが多い方が、カップインの確率が上がります。

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高麗グリーンはベントグリーンに比べると、芝が強いために転がりは決して良くありません。転がっている途中で跳ねたりもしますが、いいパットを打てばちゃんと入ります。ベントグリーンに比べると、インパクトがしっかりしていないとカップから外れやすくなります。そういう意味では、高麗でいいパッティングができていると、高麗でしっかりヒットする感覚が養われると、ベントグリーンでも通用するとマーク金井は思っています。

ゴルフは「心の格闘技」と言われたりしますが、パットがもっともメンタルの要素が大きい格闘技です。高麗グリーンが苦手ならば、打ち方もさることながら、グリーンに適した道具(パター)を使ってみてはいかがでしょうか~。

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2014年04月21日アイアンの飛距離性能を決める最大要素は昔も今も「ロフト」である!!

国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」は、最終日に65の好スコアをマークした宮里優作プロが逆転優勝。これで年をまたいでの国内2連勝を決めました。スタートホールから連続5バーディーで飛び出し、バックナインもボギーを2つ叩きながらもバーディーを3つ奪ってスコアをひとつ伸ばして優勝しました。

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あっさり2勝目!このまま一気に突っ走るのか?!写真はGDOより転載、撮影は中野義昌カメラマン

一方、今季7戦目となる女子ツアー「KKT杯バンテリンレディスオープン」では、15歳のアマチュア、勝みなみさんがツアー最年少記録を塗り替えて優勝!!!!! なみいるプロを押しのけて、高校一年生のアマチュアがツアー初優勝を果たしました。
勝みなみさんも最終日にベストスコア「68」をマークしています。国内女子ツアーでアマチュアが優勝したのは史上4人目。これまでの3名は清元澄子、宮里藍、そして昨年優勝した、キム・ヒョージュです。

マーク金井はどちらもTV観戦してましたが、優勝する選手に共通しているのはパッティングの精度の高さ。長めのバーディパットがスコンスコンと入り、1~2mの短いパットを確実に決めています。特に勝みなみさんは最終ホールのパーパットが圧巻でした。嫌な距離をど真ん中からキッチリ沈めてパーで上がっていました。

ゴルフの格言に「パット・イズ・マネー」というのがありますが、テレビを観ていてまさに実感させられました。マスターズもそうですが、グリーンが速くなれば速くなるほど、パットが占めるウエートがどんどん高くなってきます。

さて、今日21日は月刊ゴルフ雑誌の発売日です。月刊ゴルフダイジェストゴルフクラシック、そしてワッグルが発売されていますが、その中でもマーク金井が注目しているのが月刊ゴルフダイジェスト。毎号毎号、これでもかってぐらい分厚くて特集記事がてんこ盛りされ、回も読み切るのに1ヶ月以上かかりそうなボリュームですが、

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中綴じ付録のアイアン特集はお見事です。

市販アイアン32機種の研究分析レポートですが、プロによる飛距離をするページでは、必ずロフト角が表記されています。試打ではブリヂストンのファイズが、

7番で180y!!

と一番飛んだと書いてありますが、ファイズの7番のロフト

29度!!

これは32モデルの中で最もロフトが立っていました。ちなみに、一番ロフトが寝ている7番アイアンのロフトは

35度(タイトリストMB)で飛距離は155y

でした。同じ7番で距離が25yも違いますが、飛距離に一番影響が出ているのがロフトであることもきちんと分かるようにページが作られています。ファイズに限らず、飛びをアピールしているアイアンは7番アイアンのロフトが立っています。加えてフェースが薄くすることで反発を高め、低重心にすることでスピンが減って飛距離が出やすくなっています。ちなみに、2014年発売の32モデルの7番アイアンの平均リアルロフトは‥‥

31.7度!!

そして、飛距離に少なからず影響を与える要素である7番のバンス角の平均は

4.0度

となっていました。バンス角が一番大きいアイアンはタイトリストのMBで7.7度。バンス角が一番小さいアイアンはブリヂストンのファイズの-0.5度。ちなみに、ダンロップのゼクシオ8もバンス角が非常に小さく0度でした。

バンス角の数値を見ていくと、米国メーカーのアイアンは総じてバンス角が多めで、国内メーカーのアイアンはバンス角が総じて少なめです。

ではなぜ、国内メーカーのアイアンはバンス角が総じて少ないのか?

その理由は次回じっくり説明しましょう~。

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2014年04月20日クラブはバランスをキチッと合わせても振り心地は同じにはならない!!

国内ツアーは男子が開幕戦、女子はすでに7戦目を迎えています。どちらも今日が最終日、このブログがアップされる3時間後には優勝者が決まっているかと思います。

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初日101、二日目83と言うスコアだが、出場資格をクリアしている大津将史

レギュラーツアーで102というスコアを叩いてしまった大津将史プロの2日目のスコアは83。2日目もブービーメーカーでしたが、ブービーのスコアは77。これぐらいの差はゴルフには珍しくありません。大津プロは推薦出場でしたが、QT予選会の1次を通過しています。レギュラーツアー出場規定をクリアしていることを考えると、初日はアンラッキーなことが重なったのかも知れません。実はマーク金井もツアー競技に一度だけ出ましたが(チャレンジツアー)、前半は38でホールアウト。出場アマチュア10人の中で上位につけましたが、後半はパー5で12の大叩き(OB3発)をしでかし、50オーバーでホールアウト。前半と後半で別人のようなプレーをしでかしたまめに、トーナメントではぶっちぎりのブービーメーカー。もちろん予選カットで翌日に進めませんでした(笑)

さて、今日のエントリーはクラブのバランス(スイングウエート)についてです。

 

バランス計

バランス計

バランスとは、スイングウエートのことですが、昔も今も、この数値にこだわるゴルファーが必ずいます。アイアンセットだけでなく、ドライバーからウエッジまでバランスが同じであることがベストだと思っている人が少なくありません。

例えば、ドライバーのバランスがD1で振りやすいとすれば‥‥、すべてのクラブがD1になっていれば、どのクラブも同じ感覚で振れると思っています。

 

しかし、答えは「NO」です!!

 

スイングバランスというのは、シャフト重量、グリップ重量、そしてヘッドの重心距離が変わったらなにも意味がなくなるからです。スイングバランスというのは、昔のように同じシャフト重量、同じグリップ重量、そしてヘッドの重心距離がほぼ同じだった時だけ、「振り心地を揃える」ために役に立つ数値なのです。そして、バランスというのはシャフト重量の影響が大きいのです。

ヘッド重量が同じ200gでも‥‥

シャフトが50gでバランスがD1出た場合、シャフトを70gにするとバランスはD2

以上になります。スイングバランスはシャフトが重くなるほど数値が大きくなり、シャフトが軽くなるほど数値が小さくなるのです。このため、バランスだけを揃えてクラブを作ると、振り心地は同じにはなりません。

例えば、ドライバーで比較してみましょう。

クラブ重量が‥‥

 

280g
380g
480g

 

これらも調整すれば、すべてバランスをD1に揃えることは可能です。具体的なモデルで言えば、総重量が軽いゼクシオと、総重量が重いスリクソンのドライバーのバランスをD1に揃えることも可能です。

では、D1に揃えたならば、すべて振り心地が同じになるかというと、そんなことはありません。280gのD1と320gのD1を振り比べれば320gの方が重く感じます。ゼクシオとスリクソンを振り比べてみても、スリクソンの方が重く感じます。何故かというと、バランスが同じでも総重量が変わってしまうと、手に伝わる重さが変わるから。物理的な数値で言えば、クラブ慣性モーメント(クラブMOI)の数値が異なるからです。現在のように、クラブによってシャフト重量、グリップ重量が大幅に変わる場合、振り心地を揃えたい(どのクラブも同じ感覚で振りたい)ならば、スイングバランスではなくて、クラブMOIを揃えることを意識した方がいいと思います。

ただし、クラブMOIマッチングでも完全にすべてのクラブ完全に同じ振り心地にすることは難しいです。

何故かというと、MOIマッチングは重量については揃えることができますが、クラブの重心距離、重心深度という数値には細かく数値合わせができないからです。

クラブ選びはバランスを基準にしてしまうと迷路に入ります。アイアンセットのようにシャフト重量が同じものの場合を除けば、バランスはあまり気にしない方がいいです。振っていて重く感じるならばヘッド側を少し軽くする。もしくはクラブを少し短くする。振っていて軽く感じるならば鉛を貼るなどしてヘッド側を少し重くする。もしくはクラブを少し長くする。アナログな感じがするかも知れませんが、この方が、無理にバランスを揃えるよりも、振り心地が揃ってくるでしょう。

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