マーク金井blog

カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法

2014年03月21日アマチュアがレッスン書を読んでも上手くならない本当の理由とは!?

マーク金井は今年に入ってスキー、スノボにはまっています。道具を揃えることはもちろんのこと、書籍も買いあさりスキー関連が2冊、スノボ関連は3冊すでに所有しています。4月にはスノボのバッジテスト2級にチャレンジするつもりなので、さらにスノボ関連の本が増えてきそうです(笑)

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このスキー&スノボに関する書籍ですが、ほとんどが技術書です。スノボもゴルフも正しい技術をマスターするためには、何らかの指針(セオリー)が必要で、その指針(セオリー)を知る道具として書籍やDVDは格好のガイダンスになってくれます。見よう見まねで上手くなる人もいるますが、理論的に上達したい人にとっては、教則本やDVDの類いは指導者の役割を果たしてくれ、非常に役立ちます。

では、レッスン書を読めば誰でも上手くなるのか?
雑誌のレッスン記事を読めば誰でも上手くなるのか?

写真やイラストを何度も見ることで目から正しい情報を入手できます。そして文章からは文字情報としての身体の使い方を学ぶことができます。

ただし、ここでひとつ落とし穴があります。正しい情報を入手したからと言って、正しく身体が表現できるとは限らないことです。マーク金井は毎週のようにスノボを滑ってますが、必ずと言っていいほど個人レッスンを受けています。理由は単純、

分かること≠できること

とは限らないことを嫌と言うほど経験しているからです。頭の中で理解しても、身体は言うことを聞いてくれるとは限りません。むしろ、未熟練者の頃は頭でイメージしたことと、実際の動きは正反対になっていることの方が多い。そのギャップを埋めるためには独学では限界があり、誰かに客観的にチェックしてもらうことが一番効率が良いと考えているからです。レッスンというと「習う」とか「教わる」というイメージを持っている人が少なくないと思いますが、実は、このイメージと現実との間のギャップを先生に埋めてもらうことこそが、レッスンを受けることの最大のメリットなんです。

レッスンというと‥‥

先生に「教わる」
先生の「言われた通りにする」
先生の「教えに従う」
先生の「物まねをする」
先生に「教わったら上手くなる」
先生に「身を委ねる」
先生の「弟子になる」

こんなイメージを持っている人も多いと思いますが、マーク金井はちょっと違います。ゴルフでもスノボでも(他のスポーツでも)、未熟練者というのは自分のやっていることを客観視できません。スマホやiPhoneで自撮りすればフォームチェックできますが、なぜ間違った動きをしているのかまではジャッジできません。レッスンを受けることで、初めて自分を客観視できる。先生の自分を客観視してもらい、イメージと現実のギャップを埋めるための方法を教わることで、自分がレベルアップできるし、イメージと現実のギャップを埋めることができるのです。

レッスンを上手く受けるにはコツがあります。

ゴルファーの多くは「教え上手な先生」を探すことには熱心ですが、「教わり上手な生徒」になることにはあまり熱心ではありません。実は、これが勿体ない。「教わり上手な生徒」になることが、上達の近道なのです。そして、ここでも勘違いしてほしくないことがあります。

教わり上手≠先生に絶対服従(いいなりになる)

ことではありません。もちろん‥‥

教わり上手≠先生の言うことにいちいち反論する

ことでもないです。先生に教わる時に一番大事なことは、自分の現状をできるだけ相手(先生)に伝えること。そして、先生から提案されたアドバイスに対しては先入観を持たずに試してみること。コミュニケーションを正しく取ることが「教わり上手な生徒」になる秘訣です。

逆に言うと、いい先生というのは、ゴルフ理論もさることながら生徒と上手くコミュニケーションが取れる人。生徒がどこで勘違いしているのか、どこでイメージと現実のギャップが生じているのかを感じ取り、それをちゃんと伝えられる。これがいい先生です。コミュニケーションというのは相性があることを考えれば、自分に合った先生、自分に合わない先生というのが出てくるのは致し方ないと思います。

ここで話を元に戻すと、レッスン書やレッスン記事というのは技術を学ぶガイダンスとしては非常に役立ちますが、ゴルファーひとりひとりとコミュニケーションを取ることはできません。本当に上達を望むならば、レッスンを受けることを強くお勧めしたいです。スキー場に行くと、独学でスノボを滑っている人がたくさんいます。ちょっと滑っては転び、ちょっと滑っては転んでいます。転べば、転ばないように心がけますが、それが悪い癖を付けてしまう要因になっています。

ゴルフもしかり。ミスショットを連発するほどスイングが悪くなることはあっても良くなることはありません。道具(クラブ)もしかりで、ミスに対して厳しいクラブを使うほど、ボールにちゃんと当てることに意識が向かい手打ちになったり、悪い癖が付くリスクが高まります。

教わり上手になってレッスンを受け、ミスが出づらいクラブを使って練習する。この2つをちゃんと守っていれば、1年ぐらいでスイングは劇的に良くなりますし、100を切れない人だったら、ベストスコアを5〜10打ぐらい縮められるでしょう。

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2014年03月19日長尺シャフトを使いこなすためのウソのようなホントの話、その3

昨日は定例となっているスノボday〜。モーニングガーラというJRのパックを使ってサクッと4時間滑ってきました。リフトには18本くらい乗りましたが、スノボを始めた当初よりは筋肉痛になっていません。無駄な力が抜けてきたこと、そして道具(スノボの板)を上手く使いこなせるようになったことで、筋肉への負担が減ってきたからです。

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そして昨夜はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア日。ゲストはプロスキーヤーの渡辺一樹さんで、道具(スキー)の進化が滑りに及ぼす影響、バッジテスト、デモ選とかについて話を伺いました。もちろん、渡辺さんもゴルフ大好き人間。バンカーショットが苦手だそうで、バンカーが入ったら別人のようになってしまうとおっしゃってました。そして、進化した道具(スキー)を上手く操るコツについて話を振ると‥‥

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道具(スキー)がどんな滑りを求めているのか探る!!!!

と即答。これって、ゴルフもまったく同じです。例えば、ドライバーはパーシモンからメタル、メタルからチタンと進化を遂げてきましたが、いずれの道具とも理にかなった打ち方をした方が、飛距離が伸び、そして方向性も安定するからです。道具が進化した時に打ち方の答えがあるわけではありません。道具が進化した時、その道具と向き合うことで、道具に見合った理論(打ち方)が定まってくるのです。

さて、今日のエントリーもヘッドスピードを上げる基本と極意の続きです。

スキーの板は進化によって長さが短くなりました。対して、ゴルフは飛距離を伸ばすための方法論として、ドライバーは長さが長くなっています。ルールでドライバーの最大長さは48インチと決められていますが、ルールで制限がかかっているというこは、長い方が飛びに有利だからです。

では、長尺はどこをどう意識すれば上手く使いこなせて飛距離を伸ばせるのか?

大事なことなので何度でも繰り返しますが、長くなっても振り遅れないコツと技(技術)とは、トップからダウンの切り返し、そしてダウンスイングにおいて

長いシャフトを短く使う!!!!

これが長尺でヘッドスピードを上げるための基本であり、極意です。トップからダウンにかけてヘッドがポンと上がってしあまう、いわゆるコックがほどけると、シャフトを長く使うことになります。対して、トップからダウンの切り返しでヘッドがポンと上がらない、いわゆる手首のコックがキープされた状態でダウンスイングが開始されれば、長いシャフトを短く使えます。長いシャフトを短く使えると、振り遅れませんし、長尺のメリットを生かしてヘッドスピードを上げられます。そして昨日は、シャフトを短く使うドリルを紹介しました。

みなさん、このドリルが上手くできたでしょうか?

クラブを逆にもって身体の前で振り上げたら、そのまま振り下ろす。振り下ろした時に、シャフトが体から離れない、手を腰のあたりに下ろしてもシャフトが上方向に動かない。最後の最後でグリップエンドが肩から離れ、ポンと地面に落ちる。

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これがシャフトを短く使う、基本であり、極意的な身体の使い方です~。

このドリルは手首のコックをほどかない感覚を養えますが、実はもうひとつ重要な感覚を養えます。それは支点を移動させる感覚です。

このドリルでシャフトが上方向にポンと上がる人(ゴルフスイングにおいては、切り返しでヘッドがポンと上がる人)、こうなってしまう人は、手首が支点になって道具(クラブ)が動いています。対して、シャフトを短く使えると、支点が移動します。

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最初は肘あたりが支点になってクラブが動き、それが腕に移動し、そして手首が支点になって、グリップエンドがポンと地面に当たるのです。支点移動と言う言葉が適切かどうかはちょっと不安ですが、身体を動かす部位が徐々に変わっていくことができると、長いシャフトを短く使えるようになるのです。

非常にシンプルなドリルですが、手で道具を持っていると、多くの人は手で道具を動かすことになります。そうなると、道具を持っている手先の運動量が増え、それが原因で手首のコックがほどけて、シャフトを長くしてしまうのです。

このドリルがちゃんとできたからと言って、長尺シャフトを上手く扱えるようになるとは限りません。しかし、このドリルがちゃんとできない人は、長尺シャフトを上手く扱える確率は限りなくゼロになってしまうでしょう〜。

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2014年03月18日長尺シャフトを使いこなすためのウソのようなホントの話、その2

昨日は確定申告提出の最終日。マーク金井は朝イチで商工会議所に書類を提出し、神田のスタジオ経由で薄暮ハーフしてきました。コースは神田から電車でサクッと行ける赤羽GC。ドライバーはナイキの2代目コバートツアーキャロウェイのX2ホットを試打し、アイアンはロイコレからパーツ販売が予定されているソナーテックのアイアンを試打してきました。

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ナイキのコバートはヘッドが209gと重ヘッド。重心はそれほど低くありませんが、ヘッドの重さで強い球が打てます。見た目通り左へのミスが出づらく、引っかけを恐れないでしっかり叩けた。ロフト調整式ですが、12度ぐらいにしてフェース向きがちょうどスクエア。12度に設定してリアルロフトが10〜10.5度くらいです。

対して、キャロウェイのX2ホットは外ブラですがヘッドはそれほど重くありません。コバートツアーに比べると捕まった球が打ちやすくなっています。重心もそれほど高くなく、スピンが少ない球が打ちやすく仕上がっています。ただし、ソール形状の影響だと思うのですが、アドレスした時、ヘッドをポンと地面に置くとヘッドがゴロッと時計回りに回転してしまい、ロフトが多く見えてしまいます。これはX2ホットに限ったことではなく、タイトの913シリーズ、そしてピンのドライバーも同じような感じになります。示し合わせたのかどうか分かりませんが、最近の外ブラのドライバーは、ヘッドの座りに関して好みが分かれそうな感じがします。

アイアンのソナーテックは軟鉄鍛造でヘッドが大ぶり。かつてヒットしたSFIフォージドを上手くリファインした感じで仕上がっていました。弁証法の螺旋的発展の法則に乗っ取って、「復活、復古」がなされています。かなりいい感触だったので、アナライズでもオリジナルシャフトを装着して、発売したいと思っています。

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さて、今日のエントリーもヘッドスピードを上げる基本と極意の続きです。

ドライバーで300y飛ばすためにはヘッドスピードは最低でも50m/s以上必要です。

道具においては長尺シャフトはマストアイテム。45インチよりも47インチ以上の方がヘッドスピードを上げやすいからです。

ただし、長くしてもそれを上手く使いこなせないとヘッドスピードを効率良く上げることはできません。「長尺はゆっくり振った方がいい」とか、「長尺は振り遅れやすいからコックを早くほどいた方がいい」とアドバイスする人もいますが、それでは長尺を使う意味はありません。長尺を長尺として意識することなくスイングしてこそ、長尺を使った時にヘッドスピードを上げていけるのです。実際、長尺を使っているドラコン選手でゆっくり振る人は皆無。皆が皆、長尺でマン振りしています。

長尺で思い切り振っても振り遅れないコツと技(技術)は、

長いシャフトを短く使う!!!!

これが長尺でヘッドスピードを上げるための基本であり、極意です。トップからダウンにかけてヘッドがポンと上がってしあまう、いわゆるコックがほどけると‥‥

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長いシャフトが長くなります。

対して、トップからダウンの切り返しでヘッドがポンと上がらない、いわゆる手首のコックがキープされた状態でダウンスイングが開始されれば、

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長いシャフトを短く使える

のです。マーク金井はスローモーションのようなスイングをよくやりますが、スローモーションでやると、切り返しでシャフトを短く使えているのかどうかが明確にチェックできます。そしてその時、「軽いヘッドを重く使う」こと強く意識しています。

具体的に言うと、切り返した直後にヘッドが少し下に下がり、それを感じてからダウンスイングしています。ヘッドが下に下がってダウンを開始できるとシャフトを短く使えるからです。対して、普通のスピードでスイングすると、切り返しでヘッドがポンと上がっても、それが自覚できないからです。EPSONのMトレーサーを使うと、切り返しでのクラブの挙動を正確にチェックできますが、ヘッドスピードが上がらない人ほど、切り返しでヘッドがポンと上に上がり、シャフトを長く使ってしまっています。一生懸命振っても飛ばない人、一生懸命振ってもヘッドスピードが上がらない人の大半は、切り返しでシャフトを長くしている(コックがほどけている)と思って間違いないでしょう。

では、どんな練習をすればシャフトを短く使う感覚を養えるのか?

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とっておきのドリルがあります。写真のようにクラブを逆に持って体の前でクラブを振り上げてたら‥‥ゆっくりと振り上げたクラブを真下に振り下ろして下さい。

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これをiPhoneやスマホで自撮りして下さい。振り下ろしを開始した直後にシャフトが体がから離れてしまう人はクラブを短く使う感覚がありません。このドリルでシャフトがポンと上に上がる人は、ゴルフスイングでもシャフトを長く使ってしまっています。

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振り下ろしを開始してもシャフトが体から離れない、手を下ろしてもシャフトが上に動かない。これがシャフトを短く使う、基本であり、極意的な身体の使い方です〜。

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2014年03月17日長尺シャフトを使いこなすためのウソのようなホントの話とは!?

女子ツアー第二戦、ヨコハマタイヤゴルフトーナメント、PRGRレディスカップは一ノ瀬優希選手がプレーオフの1ホール目でバーディで制して優勝。アマチュアの森田遙選手が優勝争いに絡んで大いに盛り上がりました。

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通算2勝目の一ノ瀬優希 写真はGDOより転載

さて、今日のエントリーもヘッドスピードを上げる基本と極意について。

これまでも書いてきましたが、ドライバーで300y飛ばすためにはヘッドスピードは最低でも50m/s以上必要です。飛びの最低弾道を打っても(高打ち出し+低スピン)、ヘッドスピードが46m/sでは300yヤード飛ばせません。言い換えると、ゴルファーはヘッドスピードが上がる道具(クラブ)を手にし、ヘッドスピードが上がる技(技術)が求められます。

道具においては長尺シャフトはマストアイテムで、実際、ドラコン選手は例外なくルールギリギリの長尺(48インチ)を使っています。そして、長尺をちゃんと振り切っています。振り切るためには、いくつかのポイントがありますが、昨日はテークバックについて書きました。極意は

軽いクラブを重く使う!!

ことです。長尺ドライバーは軽くすることで振り切りやすくなりますが、軽いクラブを軽く使ってしまうとヘッドスピードを上げられません。禅問答のような感じがするかも知れませんが、ここを理解しておかないと長尺は無用の長物になります。

今日は、トップの位置と切り返しについて書きます。
このブログでも何度も書いていますが、長尺を上手く使いこなすためには

シャットフェースなトップ
レイドオフなトップ

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この2つの型を覚えた方が有利です。トップでフェースを開いていたり、トップでシャフトクロスになっているとクラブの長さを持て余し、振り遅れやすくなるからです。ドラコン選手の中にはオープンフェースやシャフトクロスでとてつもなく飛ばしている選手もいますが、彼らに共通しているのは並外れたパワーがあります。普通の体力の人が長尺を使いこなすには、シャットフェースとレイドオフのトップを作った方がインパクトの再現性が高まりますし、振り遅れづらくなります。

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そして、トップからダウンの切り返しで求められる動き(形)とは‥‥

長いシャフトを短く使う!!!!

これが長尺でヘッドスピードを上げるための基本であり、極意です。これまた禅問答のような言葉ですが、この意味を理解し、実践できるようになると、ことさらパワーがなくても、長尺でヘッドスピードを効率良く上げることができます。

スイング中、物理的にはシャフトが伸びたり縮んだりはしません。47インチならば、アドレスでもトップでもインパクトでもフィニッシュでも47インチのままです。
ですが、スイングの仕方によっては47インチが50インチになったり(感じたり)、40インチになったり(感じたり)するのです。

では、シャフトの長さはどこで変わるのか?

これはトップからダウンの切り返し時、ヘッドの挙動で決まります。トップからダウンにかけてヘッドがポンと上がってしまう、いわゆるコックがほどけると‥‥

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長いシャフトが長いままです。

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対して、トップからダウンの切り返しでヘッドがポンと上がらない、いわゆる手首のコックがキープされた状態だと

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長いシャフトを短く使う

状態になっています。これは言葉でいうほど簡単ではありません。ヘッドを上に動かさないでダウンを開始すると言うのは、技(技術)が求められます。マーク金井スーパーシャットくんを使い、スローモーションのようにクラブを操りながらボールを打つことで、長いシャフトを短く使う感覚を養っています。

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マーク金井も毎日使う練習器具スーパーシャット君 ↑クリック

パワーが無くても長いシャフトを短く使うことは可能ですが、技(技術)がなければ長いシャフトを短く使うことはできません。

そして、長いシャフトを短くつかうコツは‥‥

軽いヘッドを重く使う!!

ことです。プロのレッスンで「ヘッドの重さを感じる」というのがありますが、それと同じです。切り返しでヘッドが重く感じるようになっていれば、ヘッドはポンと上に上がりません。逆に言うと、切り返しでヘッドを軽くしてしまうとヘッドはポンと上に上がってしまっています。

禅問答のようなフレーズを連発してしまいましたが、ゴルフの技(技術)を極めるには一見矛盾するような動きが求められるのです。

おーっと、原稿締切の催促が入りました。300yシリーズはまだまだ続きます〜。

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2014年03月16日ドライバーのヘッドスピードを効率良く上げるための具体的な方法論とは!?

300yスプーンのキャロウェイには及びませんが、マーク金井は55歳を約半年過ぎた一昨日、ドライバーで300.1yを記録しました。昨年の自己ベストは293yだったので、約7yの飛距離アップです。右肩下がりに体力が落ちることを考えれば、道具(クラブ)と技(技術)が上手く噛み合ったことが、飛距離アップにつながったのでしょう。シャフトは試作中の長尺シャフト(コンポジットテクノ製)、ヘッドはテーラーメイドの初代グローレでした。

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さて、今日のエントリーもドライバーの飛距離を300ヤードに近づける極意、技で飛距離を伸ばす方法について書いていきたいと思います。ドライバーで300y飛ばすために必要な要素は‥‥

ヘッドスピード  50m/s以上
ボース初速    72m/s以上
ミート率     1.48以上
打ち出し角    12~15度
スピン量     2000~2400回転

この5つの要素はいずれもハードルが高いですが、中でも、大変なのがヘッドスピードです。マーク金井の場合、昨年のヘッドスピードは46〜47m/sでした。それを道具と技で3m/sアップさせたわけです。

では、道具(クラブ)をどんな風に変えたのか?

これまでのドライバーは‥‥

長さ 45〜45.5インチ
シャフト重量 60〜70g台
ヘッド重量 200〜203g
総重量 315〜320g

300.1y達成のドライバーは‥‥

長さ 47.5インチ
シャフト重量 48g
ヘッド重量 194g
総重量 293.5g

長さが2インチ長くなり、
シャフトが約20g軽くなり、
ヘッドが約8g軽くなり、
総重量が約25g軽くなっています。

クラブ設計家の竹林隆光さんをはじめ、長尺シャフトはヘッドスピードが上がるといわれてますが、それが見事なぐらい証明されました。かつてPRGR

1インチ伸びると、ヘッドスピードが1m/s上がる

とアピールしていましたが、今回の試打では2インチ伸びて、ヘッドスピードが3m/s以上上がりました。それが可能になったのは、シャフトを20g軽量化し、ヘッドも8g軽量化したからです。ヘッドを軽くするとインパクト時のエネルギーがダウンして、ボール初速が落ちますが、ヘッドスピードが上がったことでトータルで飛距離が伸びたわけです。

もちろん、シャフトを軽くして長くして、ヘッドを軽くすれば誰でもヘッドスピードがオートマチックに上がるわけではありません。47インチ以上の長尺でヘッドスピードを上げるためには、インパクトでちゃんと振り切れていることが絶対条件です。振り遅れてしまうと、長尺にしてもヘッドスピードは上がりませんし、シャフトのしなりも使えません。振り遅れると、飛距離が出ないだけでなく方向性も悪くなります。

では、長尺を振り切るためには、どんな道具(クラブ)、どんな技(技術)が
求められるのか?

道具(クラブ)においてはシャフトの硬さと剛性分布(調子)が重要な鍵を握っています。一般的には、軟らかいシャフトよりも硬いシャフトの方がヘッドスピードが上がります。硬いとしならせようとして力めるからです。ただし、硬いとダウンでタメがほどけやすくなりデメリットがあります。剛性分布(調子)については、手元がしなりタイプな方が振り切れる人と、手元が硬い方が振りきれる人がいますが、個人的には手元がしなるタイプ(手元調子)の方がヘッドスピードが上がります。手元がしなることでダウン前半でタメがほどけにくく、身体の大きな筋肉を使って振り切りやすくなるからです。手元が硬いシャフト(先調子)がダメというわけではありませんが、シャフト先端側の動きが大きいシャフトはインパクトゾーンでヘッドだけ振る感じになってしまい、身体全体を使って振り切りづらくなってきます。今回、自己ベスト更新に貢献してくれた試作シャフトも手元がしなるようになっています。

そして、ここからが大事なポイントですが、シャフトが軽くした場合、技(技術)が求められます。

道具(クラブ)軽くなると、手先でテークバックしたり、トップが浅くなることがあります。道具が軽いとクラブの重さを利用してテークバックできないからです。ですので、テークバックで求められるのは、重いクラブを持っている時のように身体をしっかり使ってテークバックすること。もしくはクラブの重さに頼らないで体幹をしっかり動かしてテークバックすることが求められます。これは言葉でいうほど簡単なことではありません。人間は重さに順応して身体を動かすということが習慣化されています。コップを持ち上げて水を飲むとき、水が減ってもコップの高さが変わりませんよね。一見何でもないことですが、重さを感じ取るセンサーがかなり正確だから、水の量が増減してもコップの高さが変わらないのです。テークバックにおいては、この重さを感じ取るセンサーを無視するかのように、軽いクラブを手にしても、重いクラブを手にした時のようにガッツリ身体を動かす必要があります。ドリルとしては、エアーギター同様、エアクラブで素振りするのが効果的です。

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写真は1Kgぐらいある重い練習器のトップ。軽いドライバーをこれぐらい重く上げたい

 

手に何も持っていないのに、クラブを持っているかのようにアドレスし、クラブを持っているかのようにテークバックするのです。エアな状態ならば、クラブの重さに頼ってテークバックできません。何も持たないで身体をしっかり使ってテークバックできればしめたもの。軽いクラブを手にしても、身体をしっかり使ってテークバックできるようになるでしょう〜。

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