マーク金井blog

2014年01月31日初心者、そしてアイアンが苦手な人にオススメしたいアイアンとは!?

早いモノで今日は月末。すでにお正月から31日経過しました。寒さはまだまだ続きますが、マーク金井はウインタースポーツにすっかり嵌まってしまい、ゴルフに行く回数よりもスキー、スノボに行く回数の方が多くなっています(笑) 寒くなるほど雪質が良くなるのでウキウキしていますが、ゴルフクラブの試打には怠りがありません。週に3〜4日は新しいクラブ、新しいシャフトを神田のスタジオ、そして真冬のゴルフ場で打ちまくっています。

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さて、今日のエントリーは初心者、そしてアイアンが苦手な人、アイアンがダウンブローに打てない人のクラブ選びについてです。

初心者に適しているアイアンとは、

ダフって打ってもダフりのミスが出づらいこと
ダウンブローに打ちたくなるクラブ
ミスヒットした時に手にビリビリこないこと

この3つのポイントを満たすかどうかはクラブのソール幅とソール形状でほぼ決まりまり、

ソール幅が広いこと=深重心
バンスが強いこと=ダウンブローに打ちたくなる

右からG25、i20、S55〜

ソール幅とバンスがある方がミスに強い

ではなぜ、バンスが大きいとダウンブローに打ちたくなるのか?

バンスが大きくなるほどお尻が出っ張ります。実はこれがスイングに影響を及ぼし、バンスが大きいアイアンはハンドファースト&ダウンブローに打たないとボールを上手く捕らえることができません。練習器具でツアーストライカーというのがありますが、これはバンスが巨大なアイアン。アドレスするとリーディングエッジが数センチ地面から浮いているため、払って打ったり、すくい打つとトップしか出ません。ハンドファースト&ダウンブローに打つと、フェースはボールに届き、上手くヒットできるように作られているのです。

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このツアーストライカーほどではありませんが、バンスが強いアイアンも同じことが言えます。払い打ちしたり、すくい打ちしてダフり気味にヘッドが入ると、ソールが跳ねすぎてハーフトップのミスが出やすくなります。芯で捕らえることができません。バンスが大きいアイアンで芯で捕らえるには、ハンドファースト&ダウンブローに打つことが求められるのです。

バンスが大きいアイアンはインパクトでハンドファーストになっているとソールが適度に滑ります。対して、ハンドレートに打つとバンスが必要以上に効いてしまい、ボールをヒットする前にソールがポンと跳ねて、ハーフトップしてしまうのです。

バンスが強いアイアンにかえたら1球目からハンドファースト&ダウンブローに打てるわけではありません。それなりに練習の練習量が必要です。しかし、バンスが少ないアイアンを使うよりも、バンスが強いアイアンを使った方が短時間でハンドファースト&ダウンブローに打つ感覚を養うことができます。

次にクラブ重量についてですが、大事なことはシャフトの重量に着目すること。どこのメーカーもヘッドとグリップ重量に大きな差はありませんが、シャフト重量に大きな差があります。男性用市販アイアンのシャフト重量を調べてみると‥‥

50〜130g

と2倍以上の重さの差があります。初心者の人やアイアンが苦手な人に使ってもらいたいアイアンのシャフト重量は‥‥

スチールシャフト100〜110g
カーボンシャフト70〜90g

ぐらいを目安にするといいでしょう。スチールシャフトとカーボンシャフトで重量の差があるのは、同じ重量にした時、

カーボン>スチール

になるからです。例えば、同じ100gでもスチールシャフトは軽く感じ、カーボンシャフトは重く感じます。カーボンの場合、比重が軽いためにシャフトの肉厚が厚くなり、それが振った時に感じるのではないかと思います。クラブ重量の目安としては、

スチール装着の5番アイアン400〜415g
カーボン装着の5番アイアン370〜395g

これぐらいを目安にして、無理なく振り切れる範囲のクラブを選んで下さい。シャフトの硬さはレギュラー(R)シャフトをオススメします。初心者、アイアンが苦手な人の場合、ヘッドスピードに関わらず軟らかいシャフトの方がタイミングが取りやすいし、シャフトのしなりを感じ取りやすいからです。

ゴルフクラブ選びは最初が肝心です。最初に妙に軽いクラブを使ったり、バンスが少ないクラブを使ってしまうと悪い癖が付くリスクが高くなることはあっても、低くなりません。スキー、スノボ同様、ゴルフクラブ選びも最初が肝心です〜。

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ハイバンス、ワイドソールのリンクスSSアイアンを使えば、ハンドファースト、ダウンブローがマスターしやすい

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2014年01月30日スノボから学ぶ初心者のためのクラブ選び アイアン編

昨日は静岡県に遠征してゴルフしてきました。今年3回目のラウンドでしたが、過去2回はハーフのみ。3度目の正直で18ホールちゃんと回りました。月曜日のスノボの影響で全身筋肉痛でしたが、ドライバーは筋肉痛の影響がほとんどありません。ヤマハのインプレスRMXツアーモデル(シャフトはアナライズW65)に助けられたこともありますが、ほぼノーミスでした。反面、アイアン、アプローチ、パットは筋肉痛の影響でいい所なし。腹筋に力が入らないのでインパクトが緩んでしまいダフり気味のショットが多く、パットにおいては腹筋に力が入らないのでタッチ(距離感)が上手く合いませんでした。

クラブはタイトリストのAP1を初めて実践投入しましたが、ソール幅が広いので予想通り、ダフり気味に入った時、クラブがミスをカバーしてくれました。ダフって手前にショートしたと思ったショットが4回ありましたが、その内3回はグリーンに届いてくれたおかげでボギーを叩かないですみました。

2013_AP1

さて、今日のエントリーは初心者のためのアイアン選びについて。初心者にとって地面上のボールを打つのは恐怖感があります。ティアップしていないと、手前をダフる怖さがありますし、トップする怖さもあります。初心者にとってアイアンでボールをクリーンに打つことは難しいことです。

加えて、ボールを上げたくなるとすくい打ちしやすくなります。本来、ダウンブローに打つべきクラブで、正反対のこと(すくい打ち)をやってしまうと、まず間違いなく悪い癖が付いてしまいます。

では、どんなアイアンが初心者に適しているのか?

3つポイントがあります。

ひとつはダフって打ってもダフりのミスが出づらいこと
もうひとつはダウンブローに打ちたくなること
もうひとつはミスヒットした時に手にビリビリこないこと

上2つのポイントを満たすかどうかはクラブのソール幅とソール形状でほぼ決まります。具体的に言うと、

ソール幅が広いこと
バンスが強いこと

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逆に言うと、ソール幅が狭いアイアン、バンスが弱いアイアンはダフりのミスに対する許容範囲が狭くなりますし、ダウンブローに打ちづらくなります。

最後のポイントを満たすかどうかは重心の深さで決まり、重心が深い(深重心)なほど、芯を外して打った時、手にビリビリきません。逆に言うと、マッスルバックアイアンのように重心が浅い(浅重心)クラブほど、芯を外して打った時、手にビリビリときます。

では、クラブのどこを見れば初心者に適したアイアンを見つけられるのか?

アイアンはドライバーほど内部構造を凝ることはできません。クラブの外観(デザイン)を見れば、クラブの性能を見極められます。大事なのはソール幅と、ソールの形状で、

ソール幅が広い=深重心
ソール幅が狭い=浅重心

です。バンス角については少し慣れが必要ですが、シャフトを地面に垂直な状態で、ソールがどんな風に出っ張っているかを見ると、バンスの大小がチェックできます。

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フェース側よりもバックフェース側の方がソールが出っ張っている、いわゆるお尻側がぽっちゃりして見えるアイアンはバンスが多い(ハイバンス)です。また、硬い地面にヘッドをポンと置くことでもバンスの大小をチェックできます。バンスが大きいアイアンは、

ヘッドを硬いフラットな床に置いた時=フェースが被る(フェースが左を向く)

となります。対して、バンスが少ないアイアンは、

ヘッドを硬いフラットな床に置いた時=フェースが被らない

感じになります。ゴルフショップの床は大体フラットで硬いです。なので、ショップでヘッドをポンと置けば、バンスの大小をかなり正確にチェックできます。ちなみに、メーカーによってはカタログやインターネットの自社サイトにバンス角が明記されています。7番アイアンで5度以上あればバンスが大きいです。バンス角もメーカーによって測り方が異なるので、一番正確なのは硬いフラットな床に置いてみることです。マーク金井もアイアンのバンスをチェックする時は目でチェックして、床にヘッドを置いてチェックしています。

手前味噌ですが、マーク金井が設計したLynxのSSアイアンは、硬い床にヘッドをポンと置くとフェースがこれでもかってぐらい左を向きます。市販アイアンでソールの幅はもっとも広く、市販アイアンでもっともバンスが大きいからです。

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リンクスSSアイアンは、ワイドソールハイバンスでダフってもミスになりにくい

そして、アイアンも軽すぎるのは初心者には向いてません。少し重めで、シャフトは少し軟らかいモノをお勧めします。年齢、体力によっても異なりますが重さを感じるクラブを選んだ方が、悪い癖が付きづらいです。

次回は、初心者のためのクラブ重量の選び方、そしてバンスが多いアイアンのメリットについて説明しましょう〜。

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初心者から、80切りたいゴルファーまで使えるリンクスSSアイアン! ミスに強いので言い訳できません!!

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2014年01月29日スノボから学ぶ初心者のためのゴルフクラブ選び

一昨日はハイヒールでも行けるガーラ湯沢で滑ってきました。ここは新幹線の駅とゴンドラ乗り場が直結してて、エキナカにロッカールームがあります。マーク金井はJRのびゅうの日帰りパックでモーニングGALAというので行ってきたのですが、なんと往復新幹線(限定列車に限るが指定席確保)、リフト半日券付きで平日だと‥‥

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8000円ポッキリ!!

普通に新幹線でガーラ湯沢に行くと片道6390円かかることを考えると、超バーゲンプライス。ゴルフも平日はずいぶんとプレーフィーが安くなりましたが、スキー場も平日ならばUNIQLO価格で楽しめます。今年は3月上旬まで毎週、ガーラや軽井沢といった電車で行きやすいゲレンデで滑るつもりです。

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7年ぶりのスノボは‥‥33年ぶりのスキー同様、いまどきの道具にかなり助けられました。レッスンを受けて欠点を2つほど指摘されて修正したら、スイスイ滑れましたら、クルクル曲がれました。7年前と同じか、それ以上に気持ち良くターンできるのです。マーク金井が購入したのはK2の板ですが、ロッカータイプの板。ノーズとテール部分が少し反り上がっている構造により、ターンのきっかけが作りやすくなっています。このおかげで、スキーにはなくてスノボにつきものの「逆エッジからのど派手な転倒~」は一度もありませんでした。逆エッジの恐怖心がないおかげで、積極的にターンできるのです。

すっかりウインタースポーツに嵌まっていますが、改めて思い知らされたのが初心者の道具選びです。スノボ初心者もゴルフ初心者もどんな道具を選ぶかで、その後がガラッと変わってくることを思い知らされました。

では、初心者はどんな道具を使えばいいのか?

スノボにおいて初心者に大事なのは‥‥

曲がりやすい
逆エッジしづらい
板とブーツは軟らかい方がいい

です。スピードが出る板とか、カービングの切れがいい板は初心者に必要ありません。初めてボードに乗るとほとんどの人は曲がれなくて暴走します。そして暴走が怖くなって自ら転びます。少しだけすべれるようになると、今度は上手く(正しく)ターンできないたいために、強引に後ろ足を振り出したり、身体を逆ひねりさせることで板を動かして曲がろうとします。結果、カービングターンとは逆の動き、即ち、悪い癖がついてしまいます。これらの悪癖は恐怖感からくるものですが、上記の板を選ぶことで、恐怖感をかなり解消できるのです。そして、後述しますが曲がりやすい板、逆エッジしづらい板を履いて、レッスンを受けると半日から1日で初心者から卒業でき、緩斜面であれば気持ちよくターンできるようになります。

ゴルフにおいて初心者に大事なのは‥‥

右に曲がりづらい
ヘッドが大きい(見た目の安心感が大きい)
クラブは少し重く
シャフトは軟らかい

です。飛ぶクラブとか、操作性がいい(球筋を打ち分けやすい)クラブは初心者に必要ありません。初めてクラブを握る人のほどんどはチョロを連発します。そして、ボールを打つ感覚が少し出てくると、今度はボールを右に行かせたくないために、強引に左に打ち出そうとします。結果、アウトサイド・インの軌道が染みつき、フォローで左ひじが引けやすくなります。手打ちにもなってしまいます。スノボ同様、ゴルフにおいても初心者は恐怖感から悪癖が身体に染みついてしまうのです。スノボと違ってゴルフは危険はありませんが、恐怖感はスノボと同じかそれ以上あるのです。

そして、その恐怖感を取り除く手立ては2つ。恐怖感を軽減できる道具(クラブ)を使うこと、そして最初にレッスンを受けることです。

初心者がゴルフクラブを手にするきっかけはいくつかありますが、先輩や知り合いから道具を譲り受けるのはあまりお勧めしません。譲り受けた道具と使う人との相性がいいと限らないし、なによりも譲り受けた道具が初心者に適しているとは限らないからです。

初心者にとってゴルフクラブを揃えることは敷居が高いですが、何事も最初が肝心です。今は中古ショップもあるので、中古であれば購入コストを抑えられます。そして最初からクラブをすべて揃える必要はありません。マーク金井は普段プレーする時、

7~9本。初心者ならば‥‥

ドライバー
アイアン(6本)
サンドウエッジ
パター

この9本で十分です。ドライバーにおいては

ヘッドが大きくて
フェースが左を向いていて
重心アングルは大きくて
クラブは長くなくて(45インチ以内)
シャフトは軟らかくて
クラブは少し重くて(305g以上)

こんなドライバーを選んで下さい。こういうクラブを使うと、捕まりが良いので初心者でもボールがスライスする度合いが少ないです。スノボもゴルフも道具選びで一番大事なのは恐怖感を軽減できるクラブなんです。明日も、初心者が早く上達できるクラブの選び方について説明します~。

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2014年01月28日長尺ドライバーの正しい作り方  その3

日本は今一番寒い時期ですが、ウインタースポーツをし始めると寒いのが好きになってきます。ゴルフだと寒くいとグリーンが凍ってプレーしづらくなりますが、スキーやスノボだと雪質が良くなるので嬉しくなります。33年ぶりのスキーに続き、昨日は7年ぶりにスノボに行きました。手袋がないので神保町のスキーエリアに行ったのですが、手袋と一緒にスノボ一式衝動買い。日本一安いお店に入ったのが運のつき。ボードとビンディング、そしてブーツがすべて込みで3万円ポッキリ~。板だけでも3万円以上することを考えたら‥‥もうお店の思うつぼ。気がついたらレジに並んでいました。

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そして、スキー同様、ボートもものすごく進化してました。スキー同様、ロッカータイプのボードを買ったのですが、実にターンしやすく作られています。逆エッジが出にくいのです。スキーに比べるとボードは初心者ですが、それでも7年前よりもスムーズにターンできました。リフトに9本乗りましたが、転んだのは2回だけ。今年は3月上旬ぐらいまでは、スキー&スノーモードになりそうです(笑)

さて、今日のエントリーも長尺ドライバーの正しい作り方についてです。

リシャフトして長尺ドライバーを作る場合、長さを決めなくてはなりません。ルールでは48インチまでとなっていますが、基準となるのはヘッド重量。

195g前後ならば、46.5インチ
190g前後ならば、47.25インチ

に組み上げるをお勧めします。ここで表記しているのはヒールエンド計測での長さ。
60度法測定の長さで言うと、

195g前後ならば、47インチ
190g前後ならば、48インチ

に組み上げてもらって下さい。バランスとかは全然気にしなくていいです。長尺で飛距離を伸ばしたいならば、ヘッドの重さを基準にして最大の長さをまず組み上げてもらうことをお勧めします。

ゴルフクラブの場合、長さの測り方が2種類あります。ですので、長尺ドライバーを組み上げる場合は、必ずどの基準の長さで組み上げるかをショップや工房に伝えることが大事です。ちなみに、アナライズでは過去も現在もヒールエンド法で長さを計測しています。長さを計測する基準の場所が異なるためにヒールエンド計測よりも60度測定法の方が長くなります。クラブメーカーの場合、一般には‥‥

国内メーカーはヒールエンド法計測
米国メーカーは60度法測定

となっています。なので例えば、プロギアの46インチとテーラーメイドの46インチを比べると‥‥

プロギアの46インチ>テーラーメイドの46インチ

テーラーメイドの方がプロギアよりも0.5〜0.75インチほど短くなります。言い換えると、テーラーメイドやキャロウェイの46インチというのは長尺のようで長尺ではありません。ヒールエンド計測に換算すると45.25〜45.5インチしかないからです。
市販ドライバーで言うと、プロギアegg1は46インチですが、これはヒールエンド方の計測。60度測定法だと46.75インチとなります。そして、フォーティーンの場合は、モデルチェンジで長さの計測法が変わりました。最新モデルの長尺ドライバーは
ゲロンディですが、これは47.75インチ表記。60度測定法での表記になっています。

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同じクラブもヒールエンド計測だと

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60度計測だと・・(ソールの形状でヒールエンドと60度の差が変わります)

で、話を元に戻すと、

ヘッド重量に合わせて長さを決めてリシャフトしたら、そこからは実際にボールを打って、長さを最終調整しましょう。当たり前ですがリシャフト後、クラブの長さを伸ばすことはできませんが、クラブを短くすることは可能です。例えば、190gのヘッドで47.25インチ(ヒールエンド法計測)で組み上げて打ってみて、長くて振り切れないと感じたら、0.25〜0.5インチほど短くしてみるのです。少し手間がかかりますが、これならばシャフトを無駄にするリスクを確実に回避できるからです。

長尺の場合はバランスはほとんど考えなくていいです。例えば、バランスがD6とかD8でも振り切ることができるならば、そのままでOK。バランスが気になって、少しバランスダウンしたいならばヘビーグリップを装着したり、グリップエンド側に鉛を10g前後貼ってカウンターバランスにするのもありです。

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自分にちょうどいい長さは、ゴルファーによって変わります。そして長さに関しては、一番長い状態から試してみて、打ちづらいと感じたらそこから再調整していくことをお勧めします。もしくは、一番長い状態から0.5〜1インチ短く持って打つのもいいでしょう。長尺の先駆者である杉原輝男プロ、そして長尺ドライバー設計のオーそりーティであった竹林隆光さんも1インチ短く持って長尺ドライバーを上手く使いこなしていました〜。

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2014年01月27日長尺ドライバーの正しい作り方‥‥その2

先週のPGAツアー、ファーマーズインシュランスOPでは石川遼プロが7位タイと大健闘、怪我から復帰した松山英樹プロも最終ラウンドまで進み16位タイ。タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソンが予選落ちする中、2人の日本人選手がツアーで存在感を示してくれました。

そして、存在感と言えば石川遼プロが使っているドライバー。昨シーズン途中からは46インチの長尺仕様です。300ヤードが当たり前の米ツアーで戦うにはこれは非常にクレバーな選択だとマーク金井は思っています。長尺を使いこなすのには技術が求められますが、技術があればクラブで飛距離を伸ばせるからです。米ツアーの選手に比べると体格的に劣る石川プロにとって、クラブを上手く利用することはクレバーな選択だと思います。

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写真はゴルフクラシックさんの記事から

さて、今日のエントリーも長尺ドライバーの作り方についてです。

昨日も書きましたが、長尺ドライバーを作る場合、ヘッド重量とシャフト重量が鍵を握っています。46インチ以上の長さで組む場合、ヘッドは190〜195gぐらいの軽めのヘッド好ましいです。200gのヘッドで46インチで組み上げると、バランスが出過ぎるだけでなく、クラブ慣性モーメントも上がりすぎて振りづらくなります。大型ヘッド、重心距離が長いヘッドは長尺と相性が良いですが、ヘッド重量が200gを超えている場合は、長さは44.5〜45.5インチぐらいにしておいた方がいいでしょう。

シャフトに関しては、長尺で組み上げる時は

1インチ伸ばしで5〜10g軽くする
2インチ伸ばしで10〜20g軽くする

のが目安です。これで長くしても振りづらさが解消できます。45インチを振った時と近いフィーリングで振り切れます。少し専門的に言うと、クラブを長くしてもクラブ慣性モーメント(MOI)の数値が大きくなるのを最小限に止められます。言い換えると、シャフト重量が同じままクラブを1インチ以上長くすると、かなり振りづらくなってしまいます(クラブ慣性モーメントの数値が大きくなる)。

では、ヘッド、シャフトを軽くしたら、グリップも軽くすればいいのか?

総重量を軽くすることにこだわならば、グリップの軽量化もありです。一般的なグリップは50g前後なので、40gのグリップを装着すれば、それだけで10gクラブを軽くできます。そして、ヘッドを10g軽くするのに比べるとグリップを10g軽くするのは簡単で手軽です。実際、大ヒットしているゼクシオはモデルチェンジごとにグリップ重量を軽くしています。

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ゼクシオ5代目  42.5g
6代目  40g
7代目  38g
8代目  27g

ゼクシオは長尺ドライバーではありませんが、ここ最近はグリップ重量を大幅に軽くすることで総重量を下げています。

では、長尺ドライバーもグリップを軽くすればいいのか?

これは意見の分かれる所で、メーカーによってはグリップ重量を軽くしている所もあります。狙いは総重量を軽くすることと、ヘッドの重さを感じ取りやすくするためです。これをやっているメーカーの場合、ヘッド重量をかなり軽くしています(190g未満の可能性大)。理由は単純。190g以上のヘッドで長尺にした時、40g以下のグリップを装着すると体感的にヘッドを重く感じすぎてしまり、振りづらくなるからです。加えてバランスも必要以上に増えてしまうからです。意外と思うかも知れませが、長尺にした場合、軽量グリップはデメリットが少なからずあるのです。

対して、長尺にはグリップ(手元側)を少し重くするという考え方もあります。これはかなり昔からある考え方で、20年ぐらい前からやっている人が結構いました。マーク金井もグレートビッグバーサを46インチにした時、シャフトの手元側に鉛を10gほど貼りました。総重量が増しますが、この方がカウンターバランスになって振りやすくなるからです。現在はシャフトに鉛を貼るのではなく、60gのヘビーグリップを装着しています。

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長尺に組む時はヘッドもシャフトも軽い方がいいのに、
なぜグリップだけ重い方がいいのか?

クラブが長くなると、必然的にヘッド側が手元側から遠ざかります。遠ざかったヘッドに対して手元側を重くすると(カウンターバランスにすると)、ヘッドの重さを少し軽減できるからです。スイングバランスで言うと、グリップを10g重くするとバランスは約2.5ポイントほど軽くなり、20g重くするとバランスは約5ポイントほど軽くなります。実際、スイングしてみても手元が重くなると、

総重量は増すのに、ヘッドが軽く感じる分だけ振り切りやすくなるのです。

クラブ慣性モーメントの数値で考えると、グリップが軽くなっても、重くなっても、その数値は大きく変わりません。クラブ慣性モーメントというのはグリップエンドから遠い場所が重くなるほど数値が大きく変わるからです。もしくはクラブが長くなるほど数値が大きく変わるからです。

マーク金井、毎週月曜はスキーorスノボデー。そろそろガーラ湯沢に到着します。この続きは明日説明しましょう〜。

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