マーク金井blog

2006年02月06日正解はグリップエンドの軌道!!

関連記事はこちら↓

「パチスロ? パスプロ?」

「最初の50センチで運命が決まる!!」

「手の軌道もストレートが正解!!」

スイングは円運動と言われているせいでしょうか‥‥
アマチュアの90%近くは、ヘッドをいきなりインに引いてしまいがちだと書きました。

で、今回のテーマはインに引き過ぎない方法論。
その答えがこれっ!!

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いつも楽しみに拝見しています。正解はグリップエンドが通る軌道に意識を集中して上げる、では?理由はこの方法でバックスイングを改造している真っ最中なので。
Posted by:labpapa at 2006年02月06日(月) 15:13

というコメントをいただきましたが、まったくもってその通り。グリップエンドの軌道を意識すると、正しい軌道でヘッドを上げやすくなります。

具体的に説明すると、

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グリップエンドが体から離れたり、グリップエンドをいきなり

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インに引き込んでしまう(体に近づけてしまう)と、ヘッドは簡単にプレーンから外れてしまってインに上がりやすくなります。

では、どうすればいいのか?

シャフトが地面と平行、いわゆるハーフバックに達するまでは、

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こんな感じでアドレスした位置から‥‥グリップエンドを真っ直ぐ後ろに動かす。そして、グリップエンドが真っ直ぐ動きながら‥‥ヘッドが徐々にインサイドに入れていきます。グリップエンドを真っ直ぐ動かしても、手首のコックが入れば、ヘッドは円運動するんですわ~

これは永井延宏プロから教わったんですが、ボクはグリップエンドが動く方向を意識するようになってから‥‥インに上がるミスを完全に矯正できました。時々、やりすぎてプレーンよりもアウトに上がることがありますが、インに外れるのに比べればミスの度合いは微々たるもんですわ~。

んじゃ


2006年02月04日手の軌道もストレートが正解!!

水道管のパイプのような練習器具、パスプロ。

前回のブログ→「最初の50センチで運命が決まる!!」

前々回のブログ→「パチスロ? パスプロ?」

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これを使って、テークバック軌道について説明したいと思いますが、もし、ヘッドをインサイドに引く癖があるのならば、ヘッドそのものよりも手の軌道を意識してみてはいかがでしょうか?

その方法がこれっ!!

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こんな感じで、体とクラブの間にパスプロの黄色いバーを飛球線と平行にセットしたら、それでテークバックを取ってみる。もう、察しのいい人はおわかりでしょう。そうです、グリップが右腰当たりに達するまでは、手は円を描くような感じではなく、真っ直ぐ後ろに引くのが好ましいんですわ~。

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こんな感じで手が真っ直ぐ動くテークバックができれば‥‥ヘッドだけがインサイドに入るミスは発生しません。フェースが開くミスも出づらくなって、シャフトプレーンに沿って上げていけます。

他方、体を地面と水平に回す意識が過ぎたり、円軌道を誤解して手を丸く動かしてしまっていると(たとえ無意識でも)‥‥

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手とヘッドはインサイドに動き過ぎ、クラブはシャフトプレーンの打ち側に回り込んでしまうのを避けられません。

では、どうすれば手をインサイドに引き込まないでテークバックする感じをつかめるのか?
そのヒントはクラブのある部分の運動方向を意識することです。

どこを意識すればいいのかは、明日か明後日、説明しまっさ~

んじゃ


2006年02月02日最初の50センチで運命が決まる!!

パチスロならぬ、パスプロ。←前回のブログ参照!

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水道管のようなチューブに黄色い発砲スチロールを巻き付けた練習器具で、ボクがまずチェックしたかったのがテークバック軌道。ゴルフは円運動と言われているせいか(クラブを丸く振るのが正しいと思っているせいか)、こんな感じで‥‥

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始動直後にヘッドをインにヒョイと引いてしまいやすい。こうなるとプレーンからヘッドが外れ、その反動でテークバック後半ではクラブを急角度に持ち上げてしまうことに。結果、トップでシャフトが飛球線をクロスしやすくなる。誤解を恐れずに言うと、トップが決まらない、フライングエルボーが治らない、トップでフェースが開きすぎてしまう人の90パーセント以上は、テークバックの始動方向を間違っている。

ところが、質の悪いことに(ボクもそうでしたが)‥‥インに引いている人ほど「自分はインに引き過ぎている」という自覚がないん。自覚が無ければ、いくら練習してもスイングは改善されないし、「練習しても上達しない」という悪循環に陥りやすくなります。

でも、バスプロを使えば‥‥「練習すれば、練習した分だけ上手くなれる」。インに引きやすい人の場合でいえば、こんな感じで飛球線の真上にパスプロをセットしたら、

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テークバック軌道を正確に目視できます。ボールから50センチぐらいまでは、こんな感じで、

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飛球線(黄色いバーの下)に反って引いていく。黄色いガイドラインを利用すれば真っ直ぐ(正確にはプレーンに反って)上げる軌道がどんなものか体感できます。また、そこには錯覚、勘違いのたぐいは存在しません。ゴルフは独学よりもプロに習った方が上手くなる、というのがボクの持論ですが、独学でもこの手の器具を使えば、回り道しないで上達できます。

神田のスタジオをオープンさせてもうすぐ1年ですが、ほとんどのアマチュアはテークバック直後に‥‥

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ヘッドがヒョイとインに入ります。飛球線よりもアウトに上がる人は消費税率以下ですわ~。

んじゃ


2006年02月01日パチスロ? パスプロ?

現在発売中の月刊GD3月号を読んでて気になった商品が‥‥
宅配便で今日届きました~

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Path-Proという練習器具。水道管のように折れ曲がったプラスティックの棒に‥‥
こんな‥‥

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黄色い発砲スチールの筒がついてるんですわ~。全部組み立てるとこんな感じ。

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机上の電気スタンドみたいな格好で、棒の角度、長さ、向きが自由に調節できます。黄色いバーが発砲スチールなので、クラブが当たったり、体が当たっても怪我しません。使い方は色々あるのですが、ボクが買った一番の理由はこれっ!!

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テークバックの軌道をはじめ、クラブの軌道が正しいかどうかをかな~り正確にチェックできるし、自分の感覚がどれだけズレているのか確認できます。2週間ほど前に○ルフフィールズさんで試すやいなや‥‥即オーダー入れちゃいました(^^;)

具体的な使い方については‥‥
明日からじっくり説明しまっさ~

んじゃ。


2006年01月30日怒濤の返信 その3

返しても返しても、いただいたコメントはまだまだ沢山。
大きな像も細切れにすれば‥‥1人で食べられるというじゃないですか(ちょっと違うか?)

引き続きコメント返信。じゃんじゃん行きまっせ~!!!

質問1

いつも楽しく拝見しております。ドライバーのシャフトについてどなたか教えていただきたいのですが、メーカー純正44.75インチのものを45.5インチでカスタムオーダーしようと思っているのですが、一般にシャフトを長くするとグリップ側のみ延びると考えてよいのでしょうか?つまりもし失敗した場合グリップ側のシャフトをカットするだけで純正のクラブと同じ仕様になるのかということなんですが・・・(ヘッドの重量も変わるのでしょうか?)
HS43~44 平均スコア95 身長183 体重80 の30代後半のおじさんですが長尺に適したシャフト等もあれば教えてください。

Posted by:ひろぽん

返信その1

一般的には長くオーダーした場合、シャフトの手元側がだけが伸びる場合が多いです。また、基本長さよりも長くなればその分だけバランスアップします。軽いヘッドで調整する場合はレアケースだと思います。逆に、短く作った場合は、ヘッドを重くする材料を入れることでバランス調整する場合が結構見受けられます。

長尺対応に関しては、長くなるほど手元が少ししっかりしてるシャフトの方がクラブの挙動が安定しますし、振りやすいかと思います。具体的には、かつて片山晋呉選手が46インチで使っていた、スピーダー569は長尺向きです。

質問2

こんにちは、雑誌には出ない貴重な内容とても参考になります。
・ディアマナについて
X-18純正のS63を試打してディアマナが欲しくなり、サスクワッチUSモデル(ツアーでない方)のSを買ったのですがS63よりハードに感じます。

国内モデルは軟すぎるし・・・
USモデルは安さは魅力ですが
通販の場合試打出来ないことが多いのが悩みです。

機会があれば国内モデルとUSモデルの比較をしてもらえませんか?
(できればr7-425で)
Posted by:マンモス at 2006年01月20日(金) 19:33

返信その2

いやーっ、今日まさにこの手の打ち合わせをしてました。近々、ボクが雑誌でじっくりやります。編集長の許可が出次第、雑誌名を紹介させていただきまっさ~

質問3

マーク金井さんはじめまして いり と言います
よろしくお願いします。

手元調子と先調子の振動数ですが、振幅の小さくなる箇所から先のの重量差に関係しないでしょうか。
振幅が小さくなる点を支点とするバネと置き換えると、重たいものと軽いものが同じ振動数ならば、重たい方のバネのほうが強くなっている必要があると思います。
したがって、振動数は同じでも硬さは、本当に異なるのではないでしょうか。
手元・先って言うほど位置は違わないそうですので不明ですが・・・・
Posted by:いり at 2006年01月16日(月) 23:40

返信その3

確かに、手元調子と先調子とでは、キックポイントの差はそれほど大きくありません。ただ、その一方でキックポイントよりも大事な要素があって、それはシャフトの剛性分布。前にも書きましたが、振動数計は手元をチャックするので、手元側の硬さが影響出やすいために、手元がしっかりしている先調子シャフトは数字が大きく出やすく(手元調子に比べて)、逆に、
先端がしっかりしていて手元剛性が軟らかい手元調子シャフトは振った時のしっかり感に比べて(先調子シャフトに比べて)、振動数が出ません。バネについては‥‥文系なもんで‥‥コメントは勘弁して下さい。ただ、ある国内メーカーで振動数がまったく同じ、素材もほとんど同じで、調子を変えたシャフトを試打した時、手元調子は先調子に比べると、「何じゃこりゃ~」というぐらいハードで、手に負えませんでした。

んじゃ、

正直