マーク金井blog

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2017年07月05日超私的な提案 練習場での試打会でシャフトを正しく吟味するコツとは!?

月曜日はプロギアのRSカップの予選大会で、ザ・カントリークラブジャパン(千葉県)を18ホールプレーしてきました。最高気温が30度を軽く超えたこともあり、スタート時点からすでに汗だく。9ホールを終えてからの後半は、コースとの戦いというよりは暑さとの戦いでした。上がり3ホールで、3連続ボギーを叩き83ストローク。予選カットは82だと思っていました。今回も1打足りないと思いながらスコア提出してコースを後にしましたが、ラッキーにも10位でギリギリ予選通過できました。

そして向かったのがブリヂストンゴルフの新店舗「ブリヂストンゴルフガーデンTOKYO」

東京駅のすぐ前にあり、シュミレーターを使ってのプレーが楽しめます。もちろんフィッティングも充実していますが、最新の機器を使ってスイングの完成度をもチェックしてもらえます。パワーがどれぐらい出ているのか、スイングを構成する要素(軸、遠心力、リリース)がどれぐらいのレベルなのかも点数を付けてくれるのです。

診断してもらった所、現在のヘッドスピードは46m/s前後。最大で47.4m/sまで上げられるそうです。ちなみにマーク金井の現在のスイングスペックは、女子プロの渡辺彩香選手とほぼ同じだそうです。体重がかかと寄りとのことですが、これは自分の4スタンスのタイプがB2なので、ほぼイメージ通りでした。

そして、昨日火曜日は三菱ケミカル(旧三菱レイヨン)のシャフト試打会に伺ってきました。場所はメーカーのクラブ試打会が頻繁に開催されるメトログリーン東陽。1階の一番左側の打席を使っての試打も毎度お馴染みのことです。

今回、三菱ケミカルがラインアップしたのは、

FUBUKI AiⅡシリーズ(アイアン、FWウッド用)

ディアマナRFシリーズ(ウッド用)

OTツアーアイアン(アイアン用)
OTツアーハイブリッド(ユーティリティ用)

それぞれ重量帯が異なるモデルもラインアップしているので、10種類以上のシャフトを打ちましたが、改めて感じるのがシャフトによって球筋、スピン量、捕まり具合が異なってくることです。そして、シャフトを試打する時に重要なことは、、、、

 

 試打する時は、使い慣れているヘッドで試打すること!!!!!

 

 

普段打ったことがないヘッドでシャフトを試打した場合、正直、シャフトを客観的に評価することは非常に難しいです。なぜなら、飛んで行く弾道は、ヘッドで作られたものなのか、シャフトで作られたものかをジャッジすることができないからです。

 

 

昨日の試打では、ウッドはテーラーメイドのM2(2017年モデル)だったこともあり、ヘッドの特性は十分理解しています。なので、ディアマナRFのシャフトを打った時、前作とどこがどう変わったのかをかなり正確にチェックすることができました。対して、アイアンの方は普段使っていないヘッドだったこともあり、ドライバーでシャフトを試打した時に比べると、シャフトの特性を正確に読み取ることが難しかったです。

 

ゴルフクラブはヘッドとシャフトとグリップという、3つのパーツで構成されています。試打会などでシャフトを試打する時、シャフトを打比べる時に大事なのはシャフト以外のパーツはできるだけ普段と同じ方がいいです。ヘッドの特性をあらかじめ理解していれば、
このシャフトは、、、

・ボールが上がりやすいのか(上がりづらいのか)
・捕まった球が打ちやすいのか(捕まりづらいのか)
・スピンが少ないのか(スピンが多いのか)

 

をかなり正確にチェックできます。最近のドライバーはカチャカチャ式なので、ヘッドからシャフトを外せて交換できるモデルが大きくなっています。実は、このカチャカチャ式というのは、弾道コントールできることもさることながら、自分が持っているヘッドでいろんなシャフトを試せるというメリットがあるのです。

 

練習場でシャフト試打会に参加するのであれば、シャフトメーカーさんが対応しているのであれば、自分のヘッドを持ち込んで新しいシャフトを試打してみることをお勧めしたいです。その方が、より確実にシャフトの持ち味(性能)チェックできます~。

 

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2017年06月29日超私的な考察 なぜ今どきのツアープロはインパクトで左ひじが曲がるのか!?

毎週火曜日と言えば週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフが発刊されます。どちらも毎週欠かさず読ませていただいてますが、表紙で目を引いたのが、、、

今平周吾も、スピースも・・・五角形スイング
ひじを曲げれば「球」真っ直ぐ!
週刊ゴルフダイジェスト7月11日号から引用)

 

なんとも刺激的な見出しです。説明するまでもありませんが、「ひじが曲がる」というのはゴルフにおいてはネガティブワードだからです。本来は良くないとされている動作にも関わらず、それを大々的に肯定(推奨)しているわけですから、、、、そそられてしまいました。

 

詳しい内容については週刊ゴルフダイジェストを読んで頂きたいのですが、記事を読んでみて気になったことがあります。五角形になるとインパクトゾーンでヘッドが真っ直ぐ動く時間が長くなると書かれています。確かにその通りで、登場しているプロのスイングを観察すると、フェースがスクエアな状態を長く保っています。しかしながら、五角形のスイングを正しくやるためのコツについては、意図的なのかどうか解りませんが説明がなされてません。なので、この記事だけを読んで五角形スイングを真似てしまうと、ボールが捕まらないスイングになるリスクがあります。

 

 では、インパクトゾーンでリストターンをしないプロ達はどんなことをしてボールを捕まえているのか?

 

その答えは登場しているプロ達のインパクト写真にあります。どのプロもインパクトゾーンではシャフトが逆にしなっています。シャフトをタイミング良く逆しなりさせることで、フェースがスクエアに戻っているのです。通常の左腕が伸びたスイングでもそうですが、五角形スイングの場合も、インパクトゾーンでは手元が減速し(特に左手)、その減速によってシャフトが逆にしなっています。このシャフトの逆しなりをタイミング良く発生させることができているから、リストターンをしない五角形スイングでもボールをちゃんと捕まえることができるのです。

 

この記事の中には、小柄だけれど300ヤード飛ばす今平周吾プロの連続写真が掲載されていますが、インパクトゾーンでは左ひじが曲がり、シャフトが逆しなりしています。この形というのは、今年の全米オープンを制したブルック・ケプカとまったく同じ形です。
正面から見ると左腕とクラブとで「逆S字」になっています。

 

(開始から20秒ぐらいをチェックして下さい↑)

五角形スイングをしているプロ、そして三角形でインパクトを迎えている松山英樹プロも、インパクトゾーンではハンドファーストになっています。アイアンだけでなくドライバーもハンドファーストになっていますが、共通しているのはシャフトの逆しなりを利用してフェースをスクエアに戻し、ボールを捕らえていることです。対して、アマチュアの多くは(特に、スライスを打っている人は)、このシャフトの逆しなりがほとんど発生していません。シャフトが上手く使えないから振り遅れてしまい、インパクトでフェースが開きやすくなっています。

記事では、今平プロはインパクトで手元が近くにあることを解説していますが、実は、この点も五角形スイングをしているプロの共通点です。ここからは超私的な解説ですが、松山英樹プロのように左腕が伸びたインパクトを作るよりも、五角形でインパクトを迎えた方が、インパクトでは手元を体の近くに持って来やすくなるのです。

 

 

何故かと言うと、五角形のインパクトの形を作っているプロは、ヘッドに発生する遠心力に負けないスイングになっているからです。五角形スイングをしているプロのインパクトを観察すると、左ひじが曲がっている(引けている)だけでなく、少し詰まった感じに見えます。詰まった感じとは窮屈な感じのことですが、実は、これが飛びと正確な方向性につながっているのです。詰まった感じ、窮屈な感じになるのにももちろん理由があり、
これが今どきのクラブを上手く使うコツにもなっています。

 

 

インパクトでひじが曲がるということは、ダウンスイング後半からインパクトにかけて手元を引き上げているから発生します。実は、この引き上げこそがヘッドを効率良く走らせることにつながるのです。このインパクト時の左手の引き上げるメカニズムについては、アナライズの「オンプレーンセミナー」で説明しています~。

 

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2017年06月23日超私的な考察 ゴルフクラブのシャフトが「しなる」本当の理由とは!?  本編

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来週の月曜日 6月26日21時から マーク金井”ここだけの話”

配信します。

この番組は生配信ONLYで、配信後に動画は残りませんので、生でここだけの話を聞いて下さいね


昨日は、日本を代表するゴルフコース、廣野ゴルフ倶楽部でプレーしてきました。廣野でのプレーは2回目なんですが、最初にプレーしたのは24年ぐらい前。土砂降りの中でのプレーだったこともあって、コースはうっすら覚えている程度でした。今でもハッキリと覚えているのは、ドライバーはキャロウェイのビゲストビッグバーサで、アイアンもキャロウェイ。X-12プロシリーズを使っていました。

前乗りの新幹線が架線トラブルの影響で、6時間くらい線路上で停止。ホテルにチェックインしたのは午前2時過ぎ。4時間ほどの睡眠だったのが良かったのでしょう。長時間移動で疲れていたこともあって、力まずにスイングでき、そして前半は入れ頃外し頃のパットが決まって1オーバー。後半は少しバテてしまいましたが、それでも4オーバー。フルバックからのプレーでしたがなんとか70台のスコアが出ました。廣野のフルバックのコースレートは75.8なことを考えると、出来過ぎです(笑)。

 

ーー△△◯△ー◯ー  37
211112212  13

ー△ーーーー△△△  40
222222223  19

 

 

寝不足で身体が思うように動かない時、心がけているのは一生懸命なスイングではなくて、適当なスイングです。適当というのは「頑張りすぎない」という意味で、頑張り過ぎないようにスイングする時に意識しているのは、シャフトのしなりを使ってボールを打つことです。シャフトのしなりが上手く使えると、適当にスイングしてもボールはほぼ狙った方向に飛んでくれますし、飛距離もそこそこ出るからです。

 

では、どんな風にスイングすればシャフトのしなりを使って打てるのか?

 

前回のブログでも書きましたが、正しくシャフトを使えるようになるとスイング中にシャフトは3度しなります。テークバックの始動時(前半)、トップからダウンの切り返し、そしてダウンスイング後半からインパクトにかけてです。この3度のしなりをタイミングよく発生させることができると、シャフトのしなりを上手く使ってスイングできたことになります。

 

では、シャフトのしなりを使えるようになると、どんなメリットがあるのか?

 

野球のバットやテニスラケット、卓球のラケットというのはほとんどしなりませんが、ゴルフクラブのシャフトはしなるのが当たり前になっています。なぜ、しなるのかというと、ゴルフクラブはもともと細い木(ヒッコリー)でヘッドもシャフトも作られていたからです。シャフトは細い木の棒からスタートし、それからスチール(鉄製)になり、そしてカーボン(炭素素材)になっています。いずれも、シャフトの形状が細くて長いことにより、構造上、スイング中にしなるようになっているのです。

 

 

もちろん、今の技術を持ってすればしなりを極限に抑えるシャフトも作れると思います。しかしながら、この50年ぐらいの歴史を振り返ると、ゴルフクラブのシャフトは硬い方向ではなく、軟らかい方向にシフトしつつ  あります。何故かと言うと、人間がスイングした場合、シャフトのしなりを使わないよりも使った方が、ボールを遠くに飛ばせるし、方向性も安定してくるのが分かったからだと思います。

 

トップからダウンスイングでの切り返しでヘッドが遅れるようにしなり、ダウンスイング後半からインパクトにかけてシャフトのしなり戻りがタイミングよく発生すると、ヘッドスピードが効率良く上がり、そしてボールも捕まりやすくなります。

 

 

アナライズのシャフトセミナーでは、シャフトのしなり(しなり戻り)の使い方をレクチャーしていますが、シャフトのしなり(しなり戻り)をタイミング良く発生させることができると、自分のパワーを最大限にボールに伝えることができます。逆に言うと、シャフトのしなり(しなり戻り)をタイミング良く発生させる術(すべ)を知らないゴルファーは、自分に合ったシャフトを見つけるのも難しくなるのです。

 

 自分に合ったシャフトを見つけることは大事ですが、その前提としては、シャフトを正しく使えるスイングを身につけることです。シャフトがどんな風にしなるのか感じられない、シャフトのしなりを感じたことがない人の場合、「何があっているのか、何があっていないか」という基準を作ることは極めて困難だからです。

 

シャフトのしなりをタイミング良く使う感覚を会得することが、実は、自分に合ったシャフトを見つける手立てになると超私的に思っています。アナライズがシャフトセミナーを行う理由もここにあります。シャフトを選びを本気で考えているならば、シャフトを効率良くしならせる事を会得することをお勧めします〜。

 

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2017年06月22日超私的な考察 ゴルフクラブのシャフトが「しなる」本当の理由とは!?    イントロ編

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来週の月曜日 6月26日21時から マーク金井”ここだけの話”

配信します。

この番組は生配信ONLYで、配信後に動画は残りませんので、生でここだけの話を聞いて下さいね


昨日は午後から新幹線に乗って神戸に移動しました。関西出張では飛行機はまず使いません。神田からだと羽田空港に向かうよりも東京駅の方が断然近いからです。加えて、飛行機よりも新幹線の方が乗り降りの手間がかかりませんし、座席が広いのでゆったりくつろげるからです。ゴルフ雑誌とビールがあれば、あっという間に関西に移動できます。

 

今回、新幹線のお供は週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフ。どちらも読み応えがある記事満載ですが、注目したのがこの記事。

シャフトが合わないと「1万発」打っても上手くならない!

運命シャフトの選び方
(週刊ゴルフダイジェスト7月4日号)


この記事に「ゴルフスイングとはクラブとダンスを踊ること」と書いてあります。まさにその通りで、ダンスもゴルフも相手(ゴルフの場合はクラブ)とのマッチングが重要です。マーク金井もメルマガ(電子書籍)のゴルフ演劇論で、「ゴルフスイングとはクラブと自分の2人芝居」と書きました。

 

では、どんなシャフトを使ったらアマチュアゴルファーは上手くなれるのか?

 

その答えは週刊ゴルフダイジェストにも書かれてますが、答えを知る前に理解してほしいことがひとつあります。アナライズのシャフトセミナーでもレクチャーしていますが、まずはシャフトのしなりを感じてスイングすることです。シャフトセミナーでは、受講者に「なぜこのシャフトセミナーを受講するのか?」を必ず聞きますが、答えで多いのが「シャフトのしなりを感じたことがない」「シャフトのしなりが今ひとつ分らない」というもの。シャフトのしなりを感じてスイングしたいのだけれど、肝心のシャフトのしなりを感じ取れない人が少なからずいるのです。

 

 では、どんなシャフトを使ったら、簡単にシャフトのしなりを感じ取れるのか?

 

 

当たり前過ぎて拍子抜けするかも知れませんが、一番簡単なのはムチみたいにグニャっと手応えなく軟らかくしなるシャフトでスイングしてみることです。シャフトセミナーでは、「テンポマスター」という練習器具、そして、レディスシャフトよりも軟らかいシャフトが装着された「EF009」というアイアンを実際に振ってもらいます。この2つでスイングすると、スイング中にシャフトがしなるのを体感できますし、シャフトがしなりを上手く使ってスイングすればどんなメリットがあるのかを体験できます。

 

 

 

手応えがないほどムチのようにしなるシャフトというのは、当たり前ですが、自分に合ったシャフトだと感じる人はめったにいません。ムチのようにグニャッと曲がるシャフトを手にすると大抵の人は「軟らか過ぎて打てる気がしない」とか「気持ち悪い」と口にします。気持ち悪いということは、少なくとも超軟らかシャフトは自分に合ったシャフトという認識はありません。

 

 

しかし実際に打つと、大抵の人はナイスショットします。スライスする人や、引っかけてボールを左に飛ばす人はほとんどいません。軟らかくて「気持ち悪い」はずなのに、受講生たちは自分のクラブで打った時よりも、ナイスショットする人が少なからずいます。

 

シャフトが合う合わないを論じることも大事ですが、その前段階としては、、、

 

「へえ~っ、スイング中にシャフトってこんな風にしなるんだ!!!!」

 

 

シャフトのしなりは頭だけで理解するのではなく、体で感じる(実体験として味わう)必要があるのです。誤解を恐れず言えば、スイング中にシャフトがしなる様(様子)を理解、そして体験しておかないと、自分に合ったシャフトを見つけることはできないのです。

テイクバック前半

切り返し

ダウンスイング後半からインパクト

正しくスイングすると、テークバックが始まってインパクトを迎える前にシャフトは3度しなります。テークバックの前半、トップからダウンスイングの切り返し、そしてダウンスイング後半からインパクトにかけてです。この3度のしなりを感じ、この3度のしなりをタイミング良く発生させることができないことには、本当の意味で自分に合ったシャフトを見つけ出すことはできないのです~。
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2017年06月15日超私的な考察、7番アイアンのロフトはいったい何度が適正なのか!?

マーク金井がYouTubeで来週月曜ライブ配信を行います。

6月19日午後9時です!!! どうぞよろしく

アナライズチャンネルのチャンネル登録してください←クリック


梅雨入りとともに鞄の中味がひとつ増えました。普段は、お財布、書類、本、、雑誌、そしてカメラとスマホが入っています。これに加え、折りたたみ傘が加わりました。折りたたみ傘にする理由は単純。使わない時には鞄の中に放り込めるからです(笑)

本や雑誌を入れないようにすれば鞄はずいぶんと軽くなるのですが、これはやめられません。電車待ちしている時や食後時間には、スマホの画面だけでなく紙媒体を読みたくなってしょうがないからです。

 

昨日は鞄の中にゴルフクラシック5月号と、単行本「センス入門」(松浦弥太郎著)を入れてましたが、興味を引いたのがこの記事です。

 

 

ついに計測!
7番アイアン重心スペック。
117モデルすべてきちん測りました。

 

ゴルフクラシックは長年にわたってヘッド計測していますが、アイアンは5番アイアンで計測しています。昔から5番アイアンがアイアンの基準番手であり、試打クラブだったからです。ゴルフ雑誌でアイアンを試打する時も5番でした。

 

しかしながら、15年前ぐらいからはゴルフショップに置かれる試打クラブは5番から7番に変わっています。ゴルフ雑誌やメディアで試打する時も7番です。この流れに歩調を合わせるべく、5月号では7番アイアンのスペックを計測しているのです。

 

 では、なぜ試打クラブが5番から7番に変わったのか?

どこかのメーカーが音頭を取って「これからは試打クラブを7番にしましょう」ということは無かったと思います。恐らくどこかのメーカーがロフトが立ったアイアンを作り、
ロフトが立ったアイアンだと5番は難しいから7番にしたのだと思います。6番ではなくて7番にした理由も定かではありませんが、日本人は奇数が好きだから7番になったと言われてたら、そう信じたくなります(笑)

 

ゴルフクラシック5月号が計測した7番アイアンの実測ロフトは、、、

 

  • 最少値が24.8度
  • 最大値が35.1度

なんと、なんと、なんと、、、、、その差は10.3度もありました。ロフト差が10度というのは3番手分も違います。3番手分ということは、物理的な飛距離差は30~45ヤードあります。

 

 ちなみに現行モデルの7番のロフトの平均値は31度です!!!!!

 

 

31度というのは30年年ぐらい前の5番アイアンとほぼ同じロフト。今どきの7番のロフトは昔の5番と同じだから、試打クラブも必然的に7番になっているでしょう。

 

少々前置きが長くなりましたが、では、アマチュアゴルファーがアイアンを選ぶ場合、7番の最適なロフトは何度なのでしょうか?

 

もしもこんな質問をされたら、即座にこう答えます。

 

「7番でいったい何ヤード打ちたいのですか?」

 

 

男子プロが使っている7番のロフトは32~34度ぐらいで、7番で160~170ヤードぐらい打つ選手が多いです。対して、女子プロが使っている7番のロフトは30~32度ぐらいで、7番で150ヤードを打っている選手が多いです。ちなみにマーク金井の7番のロフトは31~32度で155ヤード前後を打っています。

 

 

30年以上前に遡ると、当時の男性アマチュアの場合、5番(ロフト30度前後)で150ヤードというのがひとつの目安でした。7番だと130ヤード前後だったと記憶しています。それが、ボールの進化とアイアンのストロングロフト化によって、アマチュアのアイアンの飛距離はグングン伸びて、今では「7番で150ヤード」という人がかなり増えています。また、「7番で150ヤード打ちたい」という人も少なからずいます。

 

もしも7番で150ヤード打ちたいのでしたら、150ヤード打てるロフトが、そのゴルファーにとって最適ロフトにするというのも大いにアリです。アイアンは番手事に10~15ヤード差、いわゆる飛距離の階段をきちっと作るというのが基本的なセッティングですが、スコアメイクの観点から言うと、

 

150ヤードと100ヤードが簡単に打てるクラブがあるとプレーを組み立てやすいです!!!!

 

ドライバー同様、アイアンもヘッドスピードと飛距離には相関関係があります。打ち方によっても変わりますが、ヘッドスピードが速い人の場合、ロフトが多くても飛距離が出ます。対して、ヘッドスピードが遅い人の場合は、ロフトが多いと飛距離が出づらくなってきます。

 

目安としては、ドライバーのヘッドスピードが46m/s以上ならば7番のロフトは32度以上でも楽に150ヤード以上飛ばせると思います。ヘッドスピードが43m/s前後ならば7番のロフトは32度前後だと150ヤードぐらいだと思います。打ち方によっても飛距離が変わるので、31~33度ぐらいの7番を打ち比べてみると、150ヤードをちょうど打てる(ちょうど打ちやすい)ロフトを見つけられるでしょう。

 

ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後であれば、7番のロフトは30度前後だと150ヤードが打ちやすいでしょう。

 

7番のロフトが29度を下回っているアイアンもありますが、これは特に飛距離に特化したアイアンです。この手のアイアンはドライバーのヘッドスピードが38m/s以下の人でも、7番で150ヤードが打てる設定、もしくは7番で160ヤード以上飛ばしたい人向けに作られています。

 

 

 

ドライバーと違って、アイアンは飛ばすクラブではありません。しかしながら、飛ぶアイアンを使った方がゴルフがやさしくなる場合もあります。アイアンのロフトは、自分がどんな風にプレーしたいか、7番で何ヤード打ちたいかどうかで決めてみるのがいいと思います~。

 

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売り切れになっていました

アナライズのシャフト W60、W65UT70が再入荷!!!

こちらマジックマリガンUTもフルラインナップ揃いました

この機会に是非