マーク金井blog

カテゴリー: シャフト情報

2022年11月23日超私的なシャフト試打インプレッション  USTマミヤ ジ・アッタスV2

新シリーズ開始


 

11月21日にUSTマミヤから新作シャフト、ジ・アッタスV2が情報公開されました。発売は12月16日からだそうですが、メディア向けの試打はすでに始まっています。マーク金井も情報公開の数日前、神田のスタジオにて40g台から60g台のシャフトを試打させていただきました。

 

 

シャフトの試打はかれこれ30年以上やっていますが、USTマミヤ(当時はUST)でかつて人気を博していたのがプロフォースV2でした。PGAツアー選手も使っていたこともありますが、値段がリーズナブルなこともあって当時はアマチュアゴルファーの間でも使用率が高かったのを記憶しています。シャフトの挙動はニュートラルで、先端剛性が少し硬めのシャフト。もちろんご多分にもれずマーク金井も使ってました。

 

 

 

今回のジ・アッタスV2はバージョン2ということもありますが、ひょっとしたらプロフォースV2にあやかってV2というネーミングを踏襲したのかもです。

 

 

 

 

FBでもさらっとジ・アッタスV2についてインプレッションしましたが、一番の特徴は挙動がこれでもかってぐらいニュートラルなことです。

 

 

 

 

インパクトゾーンでシャフトの加速感はそれほど強くありませんし、捕まるシャフトでもありません。低い弾道が打ちやすい感じもしませんし、高い弾道が打ちやすい感じもしません。しませんばかりで恐縮ですが、シャフトが余計なことを一切しないシャフトです。

 

 

 

 

このように書くとネガティブな印象を持たれるかもしませんが、超私的には非常に好ましいシャフトです。スイング中にシャフトが余計なことを一切しないので、ヘッドの性能を上手く引き出してくれるからです。USTマミヤさんに怒られるのを承知で申し上げるならば、、、、高級純正シャフトという位置付けにしたくなるシャフトです。

 

 

 

 

加えて、シャフトが余計なことをしないおかげで切り返しのタイミングが実に取りやすいのも好印象。トップからダウンの切り返しではシャフトの中間部分が程よくしなり、程よくしなり戻る。シャフトが何かを補正する感じはないのですが、そのおかげでイメージ通りの弾道が打ちやすく仕上がっています。

 

 

 

 

重量帯は40g台、50g台、60g台、70g台とラインアップされていますが、40gと50g台は適度にトルクがあってしなり感が大きめで、しなり戻りもそれほど速くありません。対して60g台と70g台はトルクを絞ることでしなり感がやや控えめで、しなり戻りもややスピーディー。ジ・アッタスV2は重量帯によって、シャフトのしなり感を意図的に少し変えているように感じました。

 

 

 

 

ジ・アッタスV2はアフターマーケット用シャフトの中で、癖の無さが際立ち、お助け要素を感じないシャフトです。ここまでニュートラルな感じに仕上がったシャフトは他に類を見ないと思います。

 

 

 

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2022年11月21日超私的な考察  メーカー純正シャフトとカスタムシャフトは何が一番違うのか!?

新シリーズ開始

 


土曜日は千葉市民ゴルフ場にて担ぎセルフで18ホール歩き、日曜日は朝宮ゴルフコース(滋賀県)にてグリップカップに出場。キャディバッグこそ担いでませんが、こちらでも18ホール歩いてきました。2日間36ホール歩いたおかげで、約5万歩ほど歩数を稼ぐことができました。

 

 

 

キャディバッグを送ったこともあって、土曜日と日曜日とでは異なるドライバーを使いました。どちらもピンですが、土曜日はG410+、日曜日はG430LSTです。ちなみに、シャフトはどちらもメーカー純正ではありません。フジクラシャフトベンタスブルーの5Rで長さは45インチ(ヒールエンド計測)。いわゆるカスタムシャフトを装着しています。

 

 

 

ちなみに、ピンの純正シャフト(アルタJCB)を使う時はSシャフトです。RやSRを選択することはまずありません。

 

 

 

では、なぜ純正シャフトとカスタムシャフトとでフレックス(硬さ)を変えているのか?

 

 

 

 理由は単純です。シャフトの硬さには基準がないからです。

 

 

 

 

すべてのシャフトがそうだとは限りませんが、多くのドライバー用(ウッド用)純正シャフトはカスタムシャフト(シャフトメーカーのオリジナルシャフト)よりも1~1.5フレックスほど軟らかく設計されてます。逆に言うと、カスタムシャフトのほとんどは、純正シャフトよりも1~1.5フレックスほど硬くなっています。

 

 

 

硬さの目安となる振動数で比較すると、同じSでもメーカー純正シャフトとカスタムシャフトとでは10~20cpmほど硬さが異なるのです(振動数は数字が大きいほど硬くなります)。別言すれば、メーカー純正シャフトとカスタムシャフトの一番の違いは、
硬さです。

 

 

 

ちなみに振動数が同じでも、先端剛性が硬いシャフト(いわゆる手元調子)というのは振った時に硬く感じます。ですので、振動数だけで硬さがすべて決まるわかではありません。

 

 

 

 

アマチュアゴルファーの中には、メーカー純正シャフトよりもカスタムシャフトの方が高性能だと思っている人が少なからずいますが、そうとは限りません。また、純正シャフトの中でも、モデルによっては軟らかくないもの(カスタムと同じ硬さ)もあったりします。ですので、シャフトのフレックス表示だけでは、そのシャフトの本当の硬さというのは窺い知ることができないのです。

 

 

 

 

シャフト選ぶ基準はゴルファーによっても変ってくるかと思いますが、こと硬さに関しては先入観を持たないことです。。SとかRという表示というのは、あくまでそのシャフトの硬い方がSであり、軟らかい方がRということです。ですので、シャフトを試打する時は、異なるフレックスを試打してみることを強くお勧め致します。

 

 

 

 

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2022年11月18日超私的な考察  シャフトを変えれば本当にドライバーの飛距離が伸びるのか!?

注目のアイアンを徹底分析


毎日2万歩歩くようになって2年近く経過しました。ゴルフで18ホールすべて歩くと約1万6000歩ほどですから、それ以上の距離をほぼ毎日歩いていることになります。
慣れとは恐ろしいもので、最近は2万歩をクリアしないと自宅に戻れません(笑)。

 

 

2万歩を歩くようになってからは、血糖値、そしてa1cの数値も改善されて糖尿病に戻ることはありません。血液の状態が良くなったこともあり、疲れも取れやすくなっています。ちなみに、歩く前よりも体重は6キロほど減りましたが、ドライバー、アイアンともに飛距離はまったく変らずです。

 

 

 

62歳になってから2万歩歩くことが生活に欠かせなくなっていますが、試打の仕事をやり始めてから欠かせないのがシャフトの試打です。市販されているシャフトはもとより、発売前の新製品も打ちます。一昨日も親しくさせていただいている国内シャフトメーカーの新製品を神田のスタジオで打ちました。

 

 

 

 

まだオフレコ期間なので具体的な名前を挙げることはできませんが、1発目から狙い通りのショットが打てました。シャフトの特性的にはニュートラルでタイミングが取りやすい中調子。自分がクラブメーカーの開発者ならば、コストを度外視できるならばこのシャフトを純正シャフトとして装着したくなるぐらいストライクゾーンが広いシャフトです。

 

 

 

 

では、このシャフトを装着すれば誰しもが飛距離が伸びるかと聞かれたら、、、

 

 

 

答えはノーです。

 

 

 

 

 そもそも論ですが、誰が打っても飛ぶドライバーが無いように、誰が打っても飛ぶシャフトというのは存在しません。何故かと言うと、ゴルファーのスイングは十人十色だからです。

 

 

 

加えて、身も蓋もないことを申し上げるならば、シャフトには動力(エンジンやモーター)という加速装置はついてません。野球と同じく、ゴルフも飛ばす動力というのはマンパワー(人間)です。

 

 

 

 

 ただし、シャフトで飛距離が変るゴルファーは少なからずいます。

 

 

 

 

シャフトのしなりというのはタイミングの取りやすさに影響するからです。タイミングが取りやすいシャフトはエネルギーロスが減り、タイミングが取りづらいシャフトだとエネルギーロスが増えてきます。

 

 

 

 

別言すれば、今までよりもタイミングが取りやすいシャフトをゴルファーが使えばエネルギーロスが減った分だけ「飛距離が伸びる」可能性が出てきます。

 

 

 

 

逆に、タイミングが取りづらいシャフトを使えばエネルギーロスが増える分だけ「飛距離が伸びない」結果になりやすいです。加えて、タイミングが取りやすいシャフトはミート率が上がり、タイミングが取りづらいシャフトはミート率が下がってきます。

 

 

 

 

超私的なことを申し上げると、シャフト選びで一番こだわりたいのはタイミングの取りやすさ。その次が捕まり具合と弾道の高さです。シャフトは飛距離を出すための動力はついてませんが、設計によって球の捕まり具合と弾道の高さを変えることができます。またスピン量の増減も可能です。

 

 

 

 

ゴルフは物理です。

 

 

 

 

シャフトに関しては、物理的にできることは捕まり具合と弾道の高低、スピン量の増減です。そして、人間工学的にはタイミングの取り方(取りやすさ)に影響を与える重要なパーツではないかと思っています。ちなみに、シャフトが良く分らない人にお勧めなのは、何かを補正するために設計されたものよりも、癖がなくニュートラルに設計されたシャフトです。

 

 

 

 

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2022年10月07日超私的な考察  シャフトの相性をチェックする上で欠かせないのは○○が出るかどうかです!?

諦めるのが難しいですが・・・


火曜日は小千谷ゴルフ倶楽部(新潟県)にて18ホール、そして水曜日はPGM石岡ゴルフクラブにて18ホールプレーしてきました。どちらも雨交じりの中でのゴルフでしたが、乗用カートには乗らずに歩いてのラウンド。おかげで、両日ともゴルフプレーだけで約18000歩ほど稼げ、両日とも1日で2万歩以上歩くことができました。

 

 

 

 

水曜日のラウンドはフジクラスピーダーNXグリーンの発売日に合わせてのメディア試打プレー。マーク金井はすでに何度かテストしてますが、この日は普段よりも10g重い、60Sをテーラーメイドのステルス+に装着してティショットを打ちました。2ホールほどフェアウェイを外しましたが、それ以外はフェアウェイキープ。フジクラの特設サイトでもコメントしてますが、初代NXに比べると、2代目のNXグリーンはインパクトゾーンでヘッドの走り間が増しており、ボール初速が出やすく仕上がっています。

 

 

 

 

加えて、NXグリーンは先端剛性が初代NXよりも硬め。このため、インパクトゾーンでヘッドの加速感がありながらも、捕まり過ぎない特性があるシャフトです。NXシリーズは初代2代目とでは、明らかに球の捕まり具合が違うように設計されています。

 

 

 

 

さて、このシャフトの試打。

 

 

 

 

 室内の試打ルームで弾道計測器を使って試すのと、コースで実際にラウンドしながら試すのとではどちらが良いかと聞かれたが、、、、、もちろん後者です。

 

 

 

 

コースに出ればハザードが目に入ります。加えて、どこを狙って打つのかというのが明確になるからです。

 

 

 

 

そして、もうひとつコースで打った時の方がチェックしやすいのが、逆球のチェックです。

 

 

 

 ・逆球とは、フックを打つつもりなのにスライス(右プッシュ)が出てしまう。
 ・逆球とは、左のミスを嫌がってスイングしているのにチーピンを打ってしまう。
 ・逆球とは、低く抑えた弾道を打とうとしているのに高く吹き上がる。

 

 

 

 

超私的なことを言わせてもらうと、シャフト選びで一番大事なのは逆球のチェックなんです。良い感じで打った時に良い結果が出ることも大事ですが、10発の内、8発ナイスショットしても2発逆球が出るシャフトは、実際のラウンドでつかうのにはリスクが高いからです。逆球が出てしまえば、OB、池ポチャ、ロストボールになる確率が高く、それはスコアを浪費することになるからです。

 

 

 

 

逆球について付け加えるならば、左のミスが出づらく設計されているシャフトなのに、いざ打ってもたらチーピンが出やすいというのも逆球。捕まる用に設計されているシャフトなのに、いざ打ってみたら右にプッシュアウトが出やすいというも逆球が出やすいシャフトということになります。

 

 

 

 

 

 超私的なシャフト選びの第一条件は、逆球が出やすいかどうかをチェックすることです。

 

 

 

 

言い換えれば、どれだけ飛距離性能が高いシャフトであっても、何発かに1発でも逆球が出やてしまうシャフトというのは、コースに出た時に手痛いミスが出やすくなりますし、それはスコアを浪費することにもつながります。

 

 

 

 

シャフトが変れば弾道が変りますが、メーカーが意図した弾道が打てるシャフトを選ぶことがシャフト選びの基本であり鉄則です。そして、メーカーが意図した弾道と逆球が出づらいシャフトを選んだ方が、実際のラウンドでも大いに扱いシャフトシャフトになってくれるのです。

 

 

 

 

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2022年08月31日超私的な考察  1年前のシャフトは本当に「もう古い?」のか!?

早くも国内女子ツアーで大人気

フジクラスピーダーNXグリーンをマーク金井が徹底解説


 

昨日は神田のスタジオにてスピーダーの新作シャフト、スピーダーNXグリーンを試打しました。40グラム台のR2から70グラム台のXに至るまで、フルラインアップをガッツリと打ちました。

 

 

すでに50g台のSとSRは打ってましたが、改めて感じたのが同じシャフトでもあっても重量とフレックス(硬さ)が異なれば、しなりのフィーリングは微妙に異なってきます。もちろん全体的なしなり感は統一されていますが、軽くなるほどトルク感(ねじれ感)が大きくなり、重くなるほどトルク感(ねじれ感)が減る設計がなされてます。

 

 

 

 

実際、物理的な数値も異なり、スピーダーNXグリーンの場合、40g台のトルク値は5.7、70g台のトルク値は3.0となっています。このため、振った時に感じる硬さにも少なからず影響があり、40g台のSと70g台のSとでは後者の方が手元側がしならな異感じに仕上がってます。

 

 

 

このスピーダーNXグリーンはアフターマーケット用として2022年秋に発売が始まりますが、同時に、今年の秋以降に発売される新作ドライバーにもカスタム対応としてラインアップされます。クラブが新しくなれば、カスタム対応のシャフトも連動して最新モデルにスイッチされます。別言すれば、昨年や一昨年に登場したシャフトが、最新モデルにカスタム採用されることは、ほとんどありません。

 

 

 

 

スピーダーNXグリーンのシャフト特性はYouTubeでじっくり解説してますのでここでは省かせていただきますが、よく聞かれるのが、、、

 

 

 

 

 初代のスピーダーNXスピーダーNXグリーンとではどちらの方が飛ぶのか?
 やっぱり新しいシャフトの方が飛距離性能が高いんですよね?

 

 

 

シャフトで飛距離が変わるのは事実ですが、大前提として理解していただきたいのは誰が打っても飛ぶシャフトというのは存在しません。当たり前と言ってしまえばそれまでですが、シャフトにはエンジンが付いていないからです。昔も今も、シャフトの役割というのはタイミングの取りやすさ、球の捕まり、弾道の高さを変えられることです。

 

 

 

 

 ですので、1年前のシャフトが「もう古い」なんてことは絶対にありません。

 

 

 

 

超私的なことを言わせてもらえば、ゴルファーと相性が非常に良いシャフトであるならば、それが5年前、10年前であってもなんら古さはないのです。

 

 

 

 

ゴルフクラブは新製品が出ると、従来モデルは併売されることはまずありません。従来モデルは廃盤という扱いになります。

 

 

 

対して、シャフトはゴルフクラブと違って新製品が出ても従来モデルは併売します。スピーダーNXにしてもグリーンが出ても初代は併売されてますし、それ以前のモデルもカタログから落ちることはないです。シャフトは5年以上販売されることが当たり前です。

 

 

 

フジクラだけに限りませんが、シャフトメーカーがラインアップするシャフトはマッピングがなされ、モデル毎にしなり感、捕まり、弾道の高さが異なるように設計されています。スピーダーNXシリーズに関しても、初代とグリーンとではしなり感は異なってますし、捕まり、弾道の高さも異なるように設計されています。

 

 

 

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