マーク金井blog

カテゴリー: 超私的な理系のススメ

2018年10月14日超私的にお勧めしたいゴルフ関連書籍 3冊~(▼▼)b

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このブログを書いている時点で・・

日本オープンは2日目を終えて、通算8アンダーで単独トップに立ったのは桂川有人選手。桂川選手は今年の日本学生選手権の覇者で、日本大学ゴルフ部の2年生。アマチュアが予選ラウンドを終えて単独トップに立っています。桂川選手は単独トップですから、もちろん3日目は最終組でのスタート。11時58分に1番ホールをティオフします。

初日、そして2日目と現地で観戦してきましたが、今年の日本オープンは今までと少し異なります。フェアウェイは適度に広く、そしてラフも深くありません。天候の影響もあってグリーンもそれほど硬く締まってません。こう搔くと「今年の日本オープンはセッティングがやさしいの?」と思う人も少なくないと思いますが、そんなことはありません。昨年の覇者、池田勇太選手は通算11オーバーで予選落ちしてますし、初日に好スコアをマークしたアダム・スコット選手も2日目はスコアを落としました。風が吹き、そしてピン位置が厳しくなると、ツアープロでもダボやトリプルが出やすいセッティングになってくるのです。

 

2日目を終えた時点で優勝者を占うのは難しいですが、優勝争いをするのに必要な条件は見えてきました。ホールに関しては11番と12番が難関。この2ホールを上手くパーで切り抜けることが優勝するための条件になるでしょう。

 

 

そして、優勝するのに必要なのはグリーンを狙うショットの精度とロングパットの距離感です。2日目同様、決勝ラウンドもピン位置はグリーンの端になるのは間違いないですし、ロングパットの距離感が良くないとパーセーブが難しいからです。

 

 

日本オープンには今日(3日目)、そして最終日も現地観戦するつもりです。コースを歩くよりも練習場にいる時間の方が長いと思いますが、もしも見かけたら気軽にお声がけ下さい。曇っていると、サングラスをしていないことが多いので分かりづらいかも知れませんが、、、、(笑)。

さて、10月に入って立て続けにゴルフ関連書籍を購入していますが、その中でも読み応えがあったのが、、、、

 

 ・ザ・リアルスイング 最適スイング習得編(奥嶋誠昭著 実業之日本社)
 ・ゴルフスイング物理学(小澤康祐著 実業之日本社)
 ・眠れなくなるほど面白い 図解 物理でわかるスポーツの話(望月修著 日本文芸社)
 ・PRGRサイエンスフィット教本 スイングの壁を知る5ステップメソッド
 (総監修 宮川まもる 株式会社プロギア)

 

4つの中の2冊はなんと物理本ですが、ゴルフスイング物理学の方は物理学というよりは運動生理学的、運動力学的な色合いが強いです。対して、物理でわかるスポーツの話は
ゴリゴリの物理本。ゴルフに関する記述は少ないですが、他の球技でボールが空中に飛ぶ原理、スピンについての記述はゴルフにも大いに参考になりました。

 

PRGRサイエンスフィットに関しては、ゴルフ教本という色合いが強いですが、ゴルフスイングで本当に必要な動作(必要十分条件)は何かを、シンプルかつ的確に書かれています。3万人のスイング分析から導かれた動作とは、、、、

 

骨盤が開いたインパクト
シャットフェース
左腕の外旋

 

詳しくは本を読んでいただきたいのですが、マーク金井もこの3つの動作はゴルフスイングを成立させるのに必要不可欠な動作だと思っています。しいて補則を入れるならば、

 

 

 左右の手、腕の運動方向の違い
 インパクトゾーンにおけるグリップスピードの減速
 腰と肩の運動の時間差

 

 

PRGRが提唱する3つの原則、そしてマーク金井が超私的に提唱する3つの動作は、どれかひとつでも不十分でも、現代のクラブを使いこなすことが難しくなりますし、今どきのツアープロのスイングに近づくのも難しくなります。

 

 

ゴルフは物理であり、ゴルフスイングには原理原則があります。スイングの原理原則について興味があるのでしたら、ぜひともPRGRサイエンスフィット教本を読んでみることをお勧め致します~。

 

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YouTube生配信!マーク金井のここだけの話 配信決定

たぶん 日本オープンのネタ満載になると思います。10月15日21時からです よろしくおねがいします


2018年10月11日超私的なゴルフの物理 なぜ低気圧の日は、普段よりもボールが遠くに飛ぶのか!?

3連休が明けた火曜日、成田ゴルフ俱楽部(千葉県)で18ホールプレーしてきました。
成田ゴルフ俱楽部と言えば、昨年(2017年)、米PGAツアー チャンピオンズの公式トーナメントが開催されていますが、来年(2019年)チャンピオンズの公式戦「マスターカード ジャパン チャンピオンシップ」の開催が決まっています。この大会の視察ラウンドに運良く参加することができたので、プレーできたのです。

そして、プレーできたこと以上のサプライズが、トム・ワトソン選手と出会え、間近でスイングを見ることができ、数分ですが直接話をすることができました。ワトソン選手は米ツアー39勝、そして全英オープン5勝。持ち球は高いので全英向きではないにも関わらず、5勝もしているのです。

数あるメジャーの中で、なぜ全英に5回も勝てたのですがと聞いたら、、、、

 

まったくもって予想外の答えが返ってきました。

 

「なぜ5回も全英に勝てたかって? それはアプローチとパットが他の選手よりも一枚上手だったからだよ」

 

 

正確に言うと、、「チッピングとパッティグが良かったからだよ」と答えていただいたのですが、「ほんまかいな~」と関西弁で突っ込みを入れたくなりました。でも、昔の記憶を辿ってみると、確かにタイガーと違ってワトソン選手はスティンガー(超低弾道)なショットを打つシーンはほとんどありませんでした。米国で戦っている時と同じスイングをしてて、ことさら低い球を打とうとしていたシーンは少なかったです。そして、ワトソン選手は私が怪訝(けげん)な顔をしていると、察して、、、

 

 

セベ(セベ・バレステロス)も全英に強かっただろ。彼だってアプローチとパットで全英を制したんだよ」と。

 

 

 

限られた時間だったので、これ以上話を伺うことは出来ませんでしたが、ワトソン選手がわざわざ私に嘘を言う必要はありません。全英オープンに勝つための必要条件はショットよりもアプローチとパットであることは間違いないと思います。全英オープンに勝つには風に負けない低い球が必要不可欠だと思ってただけに、このワトソン選手のコメントは自分にとって新鮮であり、自分勝手な思い込みは危険だと思い知らされました。

 

 

そして、昨日も自分にとって新鮮なことを教えてもらえることがありました。午前中にスチールシャフトの老舗メーカーの島田ゴルフさんとミーティング。そして、午後からは東洋大学川越キャンパスにて、望月修教授とミーティングをさせていただいたのですが、

 

気圧がボールの飛び方に影響するということ。

 

 

高地(標高が高い)に行くとボールが普段よりも遠くに飛ぶことは知ってますし、何度も経験しています。例えば、軽井沢のように標高1000メートル近くにある場所でプレーすると、普段よりも10ヤードぐらいは飛距離が伸びます。標高が高いと飛距離が出るのは空気が薄く、空気が薄い方が空気抵抗が減るからです。

 

 

 そして空気抵抗軽減という意味では、
 高気圧の日よりも低気圧の日の方がボールが遠くに飛びます!!!!!!!!

 

 

これまた「ほんまかいな~」と思わず突っ込みを入れたくなったのですが、望月教授の説明で腑に落ちました。

 

 

「低気圧というのは、読んで字のごとく気圧が低いということ。気圧が低いと言うことは、空気が薄い。空気が薄いということは空気抵抗が少ないから、ボールが遠くに飛ぶんです」(望月教授

 

 

 

高地は空気が薄いから普段よりもボールが遠くに飛ぶ。
低気圧も空気が薄いから普段よりもボールが飛ぶ。

 

 

まさにゴルフは物理です~。

 

 

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マーク金井のYouTube試打
打たずにいられない

最新動画はタイトリストTS3ドライバーです

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2017年11月09日超私的な試打インプレ ヤマハ RMX118ドライバー

YOUTUBEアナライズチャンネル 名物の生配信

マーク金井ここだけの話

11月13日21日からの配信決定

録画ありません。生でしかご覧いただけませんので是非!



国内男子ツアーも残すところ4戦。今週は三井住友VISA太平洋マスターズが開催されます。現在賞金ランクトップはアメリカのC・キム選手。2位が池田勇太選手、3位が宮里優作選手、4位に小平智選手が続いています。この4選手はすでに獲得賞金額が1億円を突破していますが、これからは高額賞金の試合が続きます。恐らく賞金王争いは、最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップまで持ち越されるでしょう。

 

 

VISA太平洋マスターズは何度も現地観戦していますが、大会会場となる太平洋御殿場コースは練習場エリアが充実しています。ドライビングレンジの後ろには観客席も完備され、出場選手のスイング、練習法をじっくりと観ることができます。

 

 

例えば、ドロー系の球を打つ選手とフェード系の球を打つ選手とではアドレスが違いますし、スイングの軌道も異なります。ドローとフェードの違いがちゃんと見えてくれば、それだけで自分のゴルフのスキルアップにつながるのです。現在予選落ちが続いている石川遼選手も出場しています。石川選手の練習風景をじっくりと観れば、何に問題を抱えているのか、何を修整しようとしているのかも窺い知ることができるかも知れません。

 

 

さて、昨日は約1ヶ月ぶりに赤羽薄暮プレーに行ってきました。10月は2度の台風直撃の影響で冠水してクローズの時期もありましたが、今はすっかり水も引いて通常プレーができます。赤羽は幸運にもグリーンまでは水没しなかったので、高麗芝のコンディションはすこぶる良好でした。

 

今回、筆下ろしで持っていたクラブはこれっ。

 

 ヤマハRMX118ドライバー!!!!!

 

 

装着シャフトはグラファイトデザインのツアーAD IZ-5のSです。RMX118はすでに何度か試打してますが、このIZ-5との組み合わせはまだ1発も打ってません。赤羽でデビューです。

ヘッドのスペックをざっと上げると、

ヘッド体積 445cm3
ヘッド重量 約197g(スリーブ込み)
表示ロフト角 9.5度
リアルロフト角 9.5度
フェース向き -1.5度
フェース厚 60mm
重心高 35mm
有効打点距離 25mm
低重心率 58.3%
重心深度 39mm
(数値はアナライズ計測)

 

118はアスリート向けだけあってヘッドはやや小ぶりですが、前作に比べるとやや面長フェースです。それでいて重心距離は35mmと長くなりません。スイートスポット位置はフェース中央よりもほんの少しヒール側にオフセットされています。数値的には捕まりを求めるスライサーよりも、左のミスを避けたいフッカー好みのドライバーだと言えるでしょう。

クラブのスペックをざっと上げると、

長さ 45.5インチ
重量 302.7g
バランス D1.5
振動数 256cpm
センターフレックス値 4.12

 

IZ-5は粘り感がある中調子。かつてのW50に近いフィーリングがあり、いい意味で遊びを感じるシャフト。しなり戻りのスピードはそれほど鋭くないので、タイミングが取りやすく、かつ左へのミスが出づらいタイプです。

 

では実際に打ってみてどうだったのか? いつものごとく、筆下ろしのクラブは練習で1発も打ちません。赤羽の10番ホールのティショットが最初の1発です。10番はフェアウェイが広いですが、右サイドはティからグリーンまでずっとOBラインが続き、左サイドはワンペナです。

 

 最近の持ち球はストレートから軽いフェードなので、ティアップして狙ったのはフェアウェイ左。軽く素振りをして振り抜いたら、狙い通りの軽いフェード弾道。フェアウェイ左サイドに着弾しました。弾道も狙い通り抑えが効いた中弾道でGOODです。

 

 

続いて13番もフェードを狙って打ったら狙い通りの軽いフェード、14番では捕まったストレート弾道、15番では強めのフックを打とうとしたら、ヒールに当たって引っかけました。左の池かと思ったら、左のラフに着弾。RMX118はフェースのバルジが非常に少ないため、ヒールに当たってもボールが左に飛び出しづらくなっています。引っかけのミスやヒールチーピンが出やすい人にとっては、この形状は非常にありがたいです。

 

16番では軽いドローをイメージして打ったら、これまたイメージ通りの軽いドロー。最終18番はカットスライスを狙って打ったらカットに入れすぎて強めのスライスになりました。

 

 

ドライバーを使ったのは6ホールでしたが、すべてのショットとも一番危険な逆球は出ません。コントロール性が非常に高く、かつルール適合ですがフェースの弾きが良くボール初速もしっかり出てます。そして何より、前作116に比べると捕まりが良く、インパクトでフェースにボールが乗っている感触が手に伝わります。コースに出た時、特にプレッシャーがかかるホールで打つ時には、フェースにボールが乗る感触があるドライバーの方がミスが出づらいし、狙った方向に打出しやすくなるのです。超私的なことを言わせてもらえば、RMX118はヤマハ史上一番完成度が高いドライバーと評したいです。

 

 

練習場と違い、コースで打つ1発目というは気合いが入りますし、ミスしたくないというプレッシャーがかかります。それだけに自分のスイングとの相性を如実に知ることもできるのです~。

 

 

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2017年07月06日超私的な物理 当に飛ぶドライバー用「ヘッド」&「シャフト」の見つけ方とは!?

ゴルフ雑誌は毎週のように発売されていますが、マーク金井は毎週のようにゴルフクラブ、シャフトを試打しています。今週もすでにドライバーは2モデル、シャフトは10本以上試打しました。ゴルフクラブの売り上げは年々ダウンしていますが、生き残りをかけてメーカー各社は積極的に新製品を出し続けています。

そして、新製品のキーワードとなるのが「飛び」です。ドライバーに関しては、昔も今も「飛ばないけど曲がらない」という製品は売れた試しがありません。「飛び」をアピールしているクラブ、シャフトが売れています。例えば、人気を集めているキャロウェイのGBBエピックシリーズにしても、「飛ぶ」という評判が好調なセールスにつながっているのです。

では、物理的にはどんなヘッド、どんなシャフトを使えば、「飛び」という結果を手に入れることができるのか?

 

ヘッドに関しては、次の3つの要素で飛びが決まります

 

・ボール初速が出やすい(フェースの反発が高い)
・適正スピン量(一般的には低重心、低スピン弾道が出るかどうか)
・捕まりがいい(ただし捕まり過ぎはNG)

 

フェースの反発に関しては、ルール適合モデルでは極端な差は出づらいです。ルールの枠を超えた高反発ドライバーの方が確実にボール初速が出ます。これは物理的に紛れもない事実ですし、クラブメーカーもそれが解っているから、ルールを超えた高反発ドライバーを作って市販しています(競技には使えませんが、プライベートラウンドはOK)。

 

適正スピン量に関しては、ヘッドスピードによっても少し変わりますが、大体2200~2600回転ぐらいが飛びに最適な弾道。弾道計測器を使って、これぐらいの数値が出るヘッドをチョイスすれば、物理的に最大飛距離を得ることができます。ちなみにスピン量が2000回転を下回ると浮力不足が発生し、キャリーが出づらくなります。スピン量が3000回転を上回ると、吹き上がる弾道になって(風に弱い弾道)、最大キャリーを得づらくなりますし、落下後のランも出づらくなります。

捕まりに関しては、捕まらないよりも捕まる方が、物理的に飛距離が出ます。捕まった方がインパクト時のエネルギー効率が高まり、ボール初速が出やすくなるからです。芯で捕らえたら飛ぶと思っている人が少なくありませんが、芯で捕らえても捕まっていなければボール初速を最大限に上げることはできません。スライサーはフッカーに比べて飛ばないと言われてますが、これはスライサーの多くは「捕まらないインパクト」を迎えているからです。

そして、捕まる、捕まらないに関しては、持ち球(ヘッド軌道)によっても定義が異なります。物理的にボールが捕まるといのは、ヘッド軌道に対してフェースが開いていないことです。ターゲット方向(目標方向)に対してではなくて、フッカー(ドロー)の場合、インサイド・アウトのヘッド軌道に対してフェースがスクエア、もしくは少しクローズなのが捕まったインパクトです。スライサー(フェード)の場合は、アウトサイド・インのヘッド軌道に対してフェースがほんの少しだけオープンになっているのが捕まったインパクトです。

ちなみに、少しずるいい飛ばし方というのもあって、スライサーの場合、アウトサイド・インヘッド軌道に対して、フェースがスクエア、もしくは少しクローズの時も、飛距離ガ出ます。弾道としては引っかけになりますが、軌道に対してフェースが開いていないので、持ち球であるスライス(フェード)の時よりもエネルギー効率が高くなるからです。

フッカーにしても、スライサーにしても捕まった球が打ちやすいドライバーヘッドは、フェースの反発がルール適合であっても、インパクト時のエネルギー効率が高くなるのでボール初速が上がります。飛距離アップを本気で狙うならば、自分のスイングに対して、ちょうどいい捕まり具合のヘッドを選ぶことです。

 

 ゴルフは物理です。

 

 

飛ぶドライバーを本気で探しているのならば、捕まり具合がちょうどいいドライバーを探し求めて下さい~。

 

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