マーク金井blog

カテゴリー: 超私的なお作法

2017年04月27日超私的なお作法 アイアンを賢くリシャフトする方法とは!?

アナライズよりゴールデン・ウィークのご案内

アナライズのゴールデン・ウィーク、4月29、30日、5月3,4,5,6,7日発送、メール、電話での問い合わせお休みさせていただきます。(セミナーを開催したり、ブログを更新していても、担当者が休みなもので・・・)

連休中ですが 5月5日以外はスタッフが誰かおりますので、14時30分以降ご来店頂ければ試打等出来ます。食事などで外出することがありますので、来店前にご連絡いただけると助かります

(連休中セミナー参加者の方の緊急な連絡はメールではなく電話でお願いします)



スノボシーズンからゴルフシーズンに完全にシフトしました。最近は毎日のようにゴルフショップに顔を出し、毎日のようにクラブを試打し、毎日のようにクラブやゴルフアイテムを衝動買いしています。月曜日は生まれて初めて三浦技研のアイアンを衝動買いしました。一目惚れしたのはバックフェース形状ではなくて、ソール形状。ソールはフラットでヒールバンスがしっかり付いています。加えて、国内モデルとしてはバンス角も多め。

 

見た目はシャープな形状ですが、ダウンブローなスイングと相性が良く、かつダフりのミスに強くなっている点が気に入りました。

そして、購入するやいなやリシャフト敢行。ダイナミックゴールドのS200から、KBSツアーのCテーパー110LITE(Sシャフト)に交換しました。Cテーパー110LITEのシャフト重量は約110g。ダイナミックゴールドよりも15gほど軽いシャフトです。

シャフト交換を担当してくれたのは、いつものごとくアナライズ神田スタジオの工房担当、赤坂氏。2005年のアナライズ設立当初から、ずっとマーク金井のクラブを作ってくれています。

さて、このアイアンのリシャフト。リシャフトとはシャフト交換の事ですが、ヘッドからシャフトを抜き、新しいシャフトを入れてグリップを装着すれば完了します。こう書いてしまうと、すごく簡単そうに思えますが、アナライズでは組み立て前に、いろいろと数値を計測しています。数値をまめに計測しておいた方が、番手と番手のつながりを良くすることができ、そしてゴルファーに合わせたクラブセッティング(調整)がしやすくなるからです。

 

では、アナライズではどんな数値を計測しているのか?

 

・リシャフト前
  総重量、バランス、振動数、ロフト、ライ角、シャフト装着角度を全番手計測

・シャフト抜いた時
  ヘッド重量を全番手計測

・リシャフト開始前
 シャフト重量、グリップ重量を全番手計測
(重量のバラツキが大きい場合は、部材を変える)

・リシャフト完成時
  総重量、バランス、振動数、ロフト、ライ角、シャフト装着角度を全番手計測

 

シャフトを抜いたり、シャフトをカットしたり、ヘッドとシャフトを接着したり、グリップを装着したりするのと同じぐらい、計測に時間を掛けています。また、リシャフトが完成したら、必ず実際にボールを打ってみてライ角が自分に合っているのかどうかチェックします。今回もライ角は5番で65度を基準に全番手調整し、完成後に全番手のソールにシールを貼って、ライ角が合っているかどうかを確認しています。

 

 

 

ちなみに振動数とバランスに関しては、マーク金井はそれほど数値にシビアではありません。許容範囲に入っていること、そして実際に打ってみて違和感を感じなければいいと思っています。数値を寸分なく揃えることをやろうとするよりも、実際に打ってみた時のフィーリングを重視しているからです。ちなみにライ角はヘッドやシャフトによって、数値が若干変わる(±0.5~1度)場合があります。なので、自分仕様に調整しても、必ず試打して、ライ角が合っているかどうかチェックします。

リシャフトは昨日完成したので、今日、天気が崩れてなければ実際にコースで試してきます。コースで実際に打ってみてターフ跡がどのような形になっているかをチェックすることで、ライ角を動かすかどうかを決めています。

 

今回購入した三浦技研のアイアン、MG CB2008のロフトピッチは、

 

5番25度
6番28度
7番32度
8番36度
9番40度
PW45度

 

今どきのアイアンの中ではロフトはそれほど立ってません。その点も気に入ってますが、イメージ通りの飛距離(7番でキャリー155y)が出ないようならば、ロフトを1度ぐらい立てるつもりです。ロフトを1度立てると、グースの度合いが少し増え、バンス角が少し減りますが、このCB2008はバンス角が大きいので、1度ぐらい立てもバンス角が足りない感じにならないからです。また、普段ピンのアイアンを使っているので、グースの度合いが強くなるのは全然大丈夫だからです。

 

 リシャフトというとシャフトばかりに目が奪われますが、シャフトを抜くことで、ヘッド重量を正確に調べることができますし、重心距離も調べることができます。

 

ゴルフクラブの中でもアイアンはセッティングが大事なクラブです。マーク金井はライ角が非常にアップライトなこともあって、ライ角、ロフト角が調整できるアイアンしか使いません。軟鉄鍛造にこだわりはないので、軟鉄鋳造、ステンレス鋳造でもライ角、ロフト角が調整できるアイアンならば好んで使います。

 

アイアンのリシャフトは本数が多いのでコストがそれなりに掛かりますが、アイアンもリシャフトすると「何だこりゃ」ってくらい振り心地が良くなる場合が多々あるのです~。

 

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