マーク金井blog

カテゴリー: スイング、ゴルフ練習法

2016年07月07日超私的な考察、海外のゴルフ場でスコアを上手くまとめるコツとは!?

本日発売開始!

アナライズバンパードライバー

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ゴルフルールに残念ながら不適合なので、競技では使えませんが・・・


ひょんなことから観光親善のお役をいただきニューカレドニアに滞在しています。ニューカレドニアと言えば「天国に一番近い島」というキャッチフレーズでお馴染みですが、場所は南半球。オーストラリア西海岸とフィジーのちょうど中間ぐらいに位置し、日本(成田)から直行便で8時間30分。ハワイへ行くよりは少し遠く、アメリカ西海岸に行くよりは少し近い感じでした。

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日本とニューカレドニアの時差は2時間。日本よりも東に位置するので、時計は日本よりも2時間進んでいます。このブログは現地時間の9時過ぎから書いてますが、日本時間だと7時過ぎ。世界基準の地図だと本当に東端(右端)に位置しています。この時期、こちらは冬ということもあって朝晩は涼しく18度あるかないか。日中は25度前後に気温が上がり、半袖、半パンでプレーできます。日差しは強いですが、湿度が低いので蒸し暑くありません。日陰に入るとひんやりとした風が舞い込みます。この時期だと、北海道でプレーしている感じに近いです。

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初日にプレーした「GOLF DE TINA」は海沿いにインコースがレイアウトされており、透明感が際立つニューカレドニアの海を見ながらショットを楽しめました。天国に一番近い島の景色を見てしまうと「スコアなんてどうでもいいじゃないか」という気分になりますが、スコアカードを眺めた途端、「いいスコアを出したい」と思ってしまうのがゴルファーの性(さが)です。

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そこで、今回は海外のゴルフ場でいいスコアを出すコツについて超私的に書いてみたいと思います。

 

海外のゴルフ場といっても国や地域によって様子は異なりますが、変わらないこともあります。それは、、、、

 ホールカップの大きさは同じ

 どこにいっても1ヤードは1ヤード

 スコアカードに距離とパーの数と、ホールの難易度が書かれている

変わっているのは、、、

芝の種類

 地面の固さ

 グリーンの速さ(硬さ)

 風の重さ(風の度合い)

 バンカーの砂

 

グリーンの速さについては、練習グリーンでボールを転がせば、おおよそのスピードが分かります。おおよそとわざわざ書いたのは、コースによっては練習グリーンと実際のコースとでグリーンの速さが異なることがあったりするからです。

 

芝の種類と地面の固さについては、実際にプレーしてみないとわかりませんが、事前にチェックすることも可能です。スタートホールのティグラウンド付近で少しダフり気味に素振りすると、「どれぐらいソールが滑るのか」「地面の固さはどんなものか分かります」

そして、実際にプレーする時は、最初の3ホールぐらいでコースと自分のショットをキャリブレーション(すり合わせ)します。

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50ヤード以内のアプローチの距離感

100ヤードの距離感(100yは何番で打つとちょうどいいのか)

150ヤード前後の距離感(150yは何番で打つとちょうどいいのか)

200ヤード前後の距離感(200y前後は何番で打つとちょうどいいのか)

パターの距離感(10yはどれぐらいで打つとちょうどいいのか)

 

前回も書きましたが、このキャリブレーションを行うのに必要不可欠なのはレーザー式距離測定器。マーク金井はブッシュネルを使ってますが、海外に限らず、初めてプレーする場合、ブッシュネルでコースの距離を測るだけでなく、自分で打ったショットの距離も測ります。何故かというと、場所や気候、そして体調が変われば、アイアンだと10ヤードぐらい飛距離が簡単に変わってしまうからです。

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コース攻略においての基本は、、、

 ティショットはドライバーと決めつけない

 落下地点が見えない場所には打たない

 ミドルのセカンド、ショートのティショットはグリーン中央を狙う

 パー5のセカンドは基本、7番アイアンでレイアップ

 バンカーは可能な限り避ける

 ドッグレッグはショートカットを狙わない

 

安全策過ぎるぐらい安全にプレーしますが、これは「ナイスショットしたのに結果が最悪」というのが嫌だからです。これをやってしまうと、その1打がミスになるだけでなく、プレーの流れが悪くなり、ミスの連鎖が生じやすくなるからです。ゴルフにはミスがつきものですが、ダフってグリーンをショートしてもプレーの流れはそれほど悪くなりません。しかし、いい手応えでピンに一直線に飛んだボールがグリーン奥のバンカーに突き刺さったら、プレーの流れは悪くなり、裏目裏目の展開になってしまうのです。

 

ゴルフはいい流れを意図的に作ることはできませんが、悪い流れを意図的に作らないようにするこは可能です。そして、悪い流れを作らないようにプレーした方が、ゴルフのプレーがスムーズになり、スコアも良くなる確率が確実に上がってくるのです~。

 

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2016年06月30日超私的な提案、アイアンのダフり、トップを矯正するとっておきのドリルとは!?

 

マーク金井のラウンドセミナー 応募者殺到!今週いっぱい募集します

7月24日 早朝6時30分から千葉市民ゴルフ場にて

募集3名 そして抽選で参加者決定しますね↓まだ間に合います

詳細はこちら↓↓

マーク金井とハーフラウンドして、ゲームメイクやスイング、ショートゲームについてアドバイスします。

セミナー代5000円(プレー代は別途各自でご負担、お支払ください)

お申し込みはyoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

そして今週はこちら

7月3日(日)

4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)

10時開始 時間は2時間半です

レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

まだ間に合いますのでよろしくお願いいたします。


今日は世界最小プロトーナメント、MMT9のアマチュア予選日。MMT9は今年で3年目を迎えますが、日本で唯一の9ホール競技。アマチュア予選は40名が参加し、10名が本大会に出場できます。本戦は7月28日で、こちらはプロ20名、アマチュア20名が出場。こちらも9ホールの短期決戦です。予選はアマチュアのみですが、予選でもインターネットでもスコア速報をやります。マーク金井は大会主催者であると同時にプレーヤー。このブログがアップされた4時間後にはスタートホールに立っています。

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MMT9には独自のルールがあり、クラブの本数制限があります。アマチュアは7本以内、プロは4本以内。ティは全選手がレギュラーティ(白ティ)で、担ぎセルフ。プロもアマチュアも目土袋を持ってのプレーとなります。

 

過去、4回の予選では通過スコアは+2~3。今日の予選も大雨が降らなければ、+2なら通過するでしょう。+3はカウントバックになるかと思います。

 

赤羽は河川敷で距離は短いです。しかしながら、ティショットを左右に曲げるとOBと池が待ち構え、グリーンは硬くて小さいです。ティショット、セカンドショットとも距離よりも方向性、そして正確な距離感が求められます。またグリーンは高麗なので、パットも油断できません。普段広いコースになれている人や、ベントグリーンばかりでプレーしている人にとっては、「やさしそうに見えて、スコアをまとめるのが難しいコース」です。加えてクラブ制限があるので、コントロールショットを打つ技術も求められます。

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マーク金井も予選通過を目指すべく、昨夜はこそっとスタジオで練習しました。前回のブログでもアップしましたが、PDCAでアイアンショットの精度を高める練習をしました。

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P アイアンのトップのミスを減らす
D ヘッドの入射角が良くなる練習を行う
C ボールの手前にガムテープを貼ってボールを打つ
A 普通にボールを打って当たりを確認する

 

トップのミスが出ると、それを避けようとして打ち込む人がいますが、これは得策ではありません。打ち込む意識が強いと、今度は入射角が鋭角になりダフりのミスが出やすくなるからです。対して、ボールの手前にガムテープを貼り、ガムテープをクラブのソールでペロッとはがすようにすると、ダウンブローにヘッドを入れながら、入射角が浅くなります。インパクトゾーンでヘッドを低く長く動かさないと、ガムテープがペロッと上手くはがれてくれないからです。

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たかがガムテープと思うかもしれませんが、やってみると分ります。単純にボールを打つ時よりもヘッドの入れ方にこだわるようになります。また、上手くヘッドが入ったかどうかのジャッジもより正確に行えます。PDCAでいうCが正しく機能するのです。

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そして、ガムテープを貼ってボールを打つと、もうひとつメリットがあります。普通にボールを打つ時は、どうしてもボールに意識が向かいます。対して、ガムテープをはがすうというミッションが加わると、意識がボールではなくてガムテープに向かいます。結果、ボールではなく、ヘッドの入射角に意識が向かうのです。

 

ボールの手前にガムテープを貼った状態で10球ほど打つと、トップのミスが出なくなるだけでなく、ダフりも出ません。ヘッドの入りが良くなったので、仕上げは普通にボールを打ちます。この時も「ガムテープが貼ってある」というイメージを強く描き、ガムテープをはがすことに意識してスイングすると、スパーンと気持ちよくボールを捕らえることができます。

 

 ゴルフはミスのゲームです。

 

アイアンに関しては、ボールに対してきっちりヘッドを入れようとするよりも、ボールの少し手前からソールを滑らせる(わずかにダフらせる)方が、ミスの許容範囲が広がります。また、クラブもバンス角が強いモデルならば、手前からソールを滑らせてもミスがミスになりません。アイアン、アプローチともボールの少し手前からソールを滑らせるイメージを持っていた方が、プレッシャーがかかった場面でもミスが出づらくなります。

 

赤羽は80~130yのアイアンショットの精度が良いと、スコアがまとまります。なので昨日はPWでガムテープをはがす練習をし、そして仕上げとしてSWのアプローチでもガムテープをはがす練習をしました。

 

練習場の人工マットでもちょっとした工夫をすれば、芝で打った時と近い状態で練習をできますし、PDCAも上手く回せるようになります。アイアンが苦手な人は、一度試してみてはいかがでしょうか~。

 

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2016年06月27日超私的な考察 フェードよりもドローの方が飛ってぶのは本当なのか!?

先週の女子ツアー、「アース・モンダミンカップ」では、イ・ボミ(韓国)が通算20アンダーで優勝。これで今季2勝目。賞金ランキングもトップに踊り出ました。

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写真はGDOより転載、GDOの記事はこの写真をクリックするとご覧いただけます。(撮影は内田眞樹カメラマン)

イ・ボミのスイングは決して力感は強くありません。コンパクトなトップからゆったりとしたリズムでフィニッシュまで振り切ります。軽くって振って飛ばしている代表的な女子プロです。現在発売中の月刊ゴルフダイジェスト(8月号)でもイ・ボミの飛ばしについて特集が組まれていますが、彼女は、、、、

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 ヘッドスピード41.3m/sで、平均250y飛ばしています。弾道は典型的なドロー。

 

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アマチュアの場合、イ・ボミと同じヘッドスピードだと平均230~240yぐらいです。ヘッドスピード41m/sで250yも飛ばせるアマチュアはめったにいません。アマチュアが250y飛ばすには、ヘッドスピード44m/s以上必要でしょう。

 

 

では、なぜ女子プロはヘッドスピードが速くなくてもボールを遠くに飛ばせるのか?

 

 

月刊ゴルフダイジェスト(8月号)でも説明されていますが、PRGRの計測によると、女子プロの多くは、インサイドアウト軌道でなおかつアッパーブローの度合いが大きくなっています。そしてややシャットフェースでドロー(フック)を打っています。対して男子プロの多くは、女子プロほどインサイドアッパーになっていません。男子プロの場合は、インサイド・インでレベルブローに近い人が多いです。

 

 イ・ボミの場合は、インサイド・アウト2度、アッパー2度です。
月刊ゴルフダイジェスト8月号より引用)

 

 

ここまで書くと、フェードよりもドローの方が飛ぶ弾道ということになります。実際、女子プロの場合、ヘッドスピードが速くないプロでフェード弾道で飛ばしている選手はいません。では、なぜフェードよりもドローの方が飛ぶのか?

 

フェードに比べるとドローの方が落下後のランが出やすいと言われてます。確かにその通りで、ドローの方が低スピン弾道が打ちやすく、スピンが少ない分だけランが出やすくなります。そして、ドローの方が飛びに有利なのはインパクトの迎え方にあります。前回のブログでも書きましたが、

 

ボールとクラブヘッドが正面衝突した時、ボール初速が上がり、飛距離も出ます。

 

フェードとドローを比較した場合、フェードはクラブヘッドを左に振り抜く分だけ正面衝突の度合いが減ります。対して、ドローはボールが飛び出す方向に振り抜く分だけ正面衝突の度合いが高くなるのです。

 

ドローはインパクトでボールを「長く押せる」(インパクトが長い)とか言われてますが、1000分の1秒の高速度カメラで検証する限りでは、フェードもドローもインパクトの長さは変わりません。どちらもインパクトは瞬間(1000分の1秒以下)です。

 

しかしフェードはヘッドが抜けていく方向とボールが飛ぶ方向にズレがある分だけ(ドローに比べると)、ドローに比べると正面衝突感が薄れます。対して、ドローはヘッドが抜けていく方向とボールが飛ぶ同じになっている時間が長い(フェードに比べると)。結果、正面衝突の度合いが強い分だけボール初速が効率良く上がるのです。

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ドローはボールにドロー回転がかかるから飛ぶと言われてましたが、高速度カメラで検証すると、フェードよりもドローの方が、正面衝突している度合いが強いことがハッキリと目で確認できます。

 

 ゴルフは物理です。

 

アマチュアゴルファーが飛距離アップを狙うのであれば、女子プロたちのようにように飛ぶインパクト(正面衝突)でボールを打つことが必要不可欠です。ちなみに、ドローの打ち方は2つあります。ひとつは、イ・ボミのようなインサイドアッパー軌道。もうひとつの打ち方については、インパクトセミナーで説明しています。もうひとつの打ち方はプロはめったにやりませんが(かなりリスクが高いので)、打ち方を知っていると、もしもの時にすごく役に立つ打ち方です~。

 

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2016年06月26日超私的な考察 インパクトを解析すると、飛びのメカニズムが明確に分る!!

アナライズ製品試打、体験会 本日開催

7年ぶりに販売を再開した超柔らかシャフトの練習器具EF-009

発売以降大人気のマジックマリガンフェアウェイ
ミニドライバー的な飛距離重視の3+とロフト17度の簡単にフェアーウェイから打てる、3HLの2種類のロフトとW65、W602種類のシャフトラインナップ

バンスソール採用で打ちやすさを追求したマジックマリガンユーティリティ

グリーン周りで絶大な力を発揮する、マジックマリガンチッピングユーティリティUT35をはじめ、アナライズオリジナルクラブを試していただける試打会を開催します。

他にも、多数のツアープロも愛用している、爆発的な人気の練習器、【ゴルフの竪琴】
今どきの重心距離の長いクラブに対応出来る様に、シャットフェースなスイングを身につける為の短い長さの練習機【スーパーシャットくん】等が
実際に手に取り体験して頂けます。

本日
11:00~13:00
15:00~18:00

開催場所 アナライズ神田スタジオ
http://www.analyze2005.com/?page_id=21

上記開催時間は、ご予約無しでご来店頂けます。

当日、在庫のある商品につきましては、その場で販売も行っております。
(お支払いは現金のみとなります)

マジックマリガンフェアウェー、ユーティリティのカスタムのご相談等も承ります。

是非この機会に、実際にお手に取り試して頂きその打ちやすさ、練習機の効果を体感してみてください。


昨日(土曜日)は恒例のアナライズセミナーデー。前半は「ゴルフの竪琴セミナー」、30分の休憩を挟んだ後半は高速度カメラを使って「インパクトセミナー」を実施しました。ゴルフの竪琴セミナーでは竪琴の正しい使い方をレクチャーすると同時に、オンプレーンに振るための身体と手(腕)の使い方を説明しました。インパクトセミナーでは、ボールが曲がる(真っ直ぐ飛ぶ)原理をレクチャーし、それから「飛ぶインパクト」と「飛ばないインパクト」の違いについて具体的に説明しました。

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インパクトセミナーでは、受講者は実際にボールを打ち、自分のインパクトがどうなっているかを体験してもらっていますが、インパクトを見ることで、そのゴルファーのスイングが丸裸になりますし、どれぐらい飛ぶ(飛ばない)打ち方をしているのかも分ります。ゴルフはボールとクラブヘッドが衝突することによりボールが飛びます。衝突の瞬間、すなわちインパクトで飛び方がすべて決まってしまうからです。

 

では、どんなインパクトを迎えればボールが効率良く飛び、どんなインパクトを迎えてしまえばボールが思ったように飛ばないのか?

 

弾道計測器を使って試打すると、、、、

ヘッドスピード
ボール初速
ミート率(ボール初速÷ヘッドスピード)

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これらのデータがでますが、飛ぶインパクトだと3番目のミート率が高くなります。計測器によっても若干数字の出方が異なりますが、理想的なインパクトを迎えると、

 

ミート率は1.45~1.5

 

対して、飛ばないインパクトだと、ミート率は1.45を下回ります。女子プロはヘッドスピードがそれほど速くないのに250y近く飛ばしますが、彼女たちは例外なくミート率が高くなっています(1.45以上)。対して、アマチュアの多くはミート率が高くありません。初中級者の場合、ミート率が1.4を下回っている場合が多いです。もしも弾道計測器で試打してみて、ミート率が1.4を下回っているならば、飛ばないインパクトをしていると思って間違いありません。

 

では、ミート率はどんな要素によって決まるのか?

 

ひとつめは打点位置です。

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写真はGDO GOLFSTYLE より転載、この記事は写真をクリックするとご覧いただけます

 

ドライバーで打った時、インパクトで発生する衝突エネルギーは約1トン。1トンと言えば相当なエネルギーですが、芯で捕らえるとヘッドはブレません。ヘッドがブレないということは、エネルギーロスがなくボール初速が上がり、そしてミート率も高くなります。

 

対して、芯を外して打つと、インパクトの衝撃でヘッドがブレてしまいます。ヘッドがブレるほどにエネルギーロスが発生し、ボール初速も下がり、ミート率も低くなります。飛ばないインパクトになっている人の多くは、芯を外して打っています。ミート率という言葉が示すように、ミート率が高くなるかどうかは打点位置の影響が大きいのです。
加えて、ミート率は打点位置だけで決まりません。真芯で捕らえても(ジャストミート)しても、飛ばないインパクトになる場合もあります。

 

ミート率と同じぐらい大事なのはヘッド軌道です。インパクトはボールとクラブヘッドが衝突した瞬間です。時間にすると1万分の5秒しかありません。こんなに短い時間なのでヘッド軌道が関係ないと思うかも知れませんが、実はかなり影響があります。何故かと言うと、ヘッド軌道によって、ヘッドとボールの衝突の仕方が変わってくるからです。

 

具体的に言うと、同じヘッドスピードで打っても(芯で捕らえても)、正面衝突した方がエネルギーロスが出ない分だけ、ボール初速が上がり、ミート率も高くなります。

 

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対して、正面衝突ではない感じになるほどエネルギーロスが発生し、ボール初速が下がり、ミート率も低くなるのです。そして、正面衝突したかどうかというのは、ヘッド軌道で決まるからです。

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ヘッド軌道とボールの進行方向が一致している

インパクトでボールとクラブヘッドが正面衝突したかどうかというのは、高速度カメラで撮影した動画をマルチストロボ状態で再現すると、正確にチェックできます。正面衝突している場合、ヘッドとボールが同じ方向に動いている時間が長いです。対して、正面衝突していない場合は、ヘッドとボールが同じ方向に動いていません。ヘッドが動く方向とボールが動く方向にズレがあります。そして、このズレが大きいほど正面衝突になっていません。

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ヘッド軌道とボールの進行方向が一致していない

 

昨日のインパクトセミナーでも、ヘッドの動きとボールが飛ぶ方向が一致している人ほどミート率が高くなっていましたし、実際に飛距離も出てました。対して、ヘッドスピードのわりに飛ばない人ほど、ヘッドの動きとボールが飛ぶ方向が大きくズレ、ミート率が低くなっていました。

 

ゴルフは物理です。

 

飛距離アップを狙うのであれば、ヘッドスピードを上げることも大事ですが、飛ぶインパクト(正面衝突)でボールを打つことが必要不可欠です。大事なことなので繰り返しますが、芯で捕らえるだけではミート率は上がりません。芯で捕らえ、なおかつ正面衝突するようなインパクトを迎える。飛ぶインパクトを会得すれば、ヘッドスピードがそれほど速くなくても、女子プロたちのように250y前後飛ばせるようになるのです~。

 

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マーク金井のラウンドセミナー

7月24日 早朝6時30分から千葉市民ゴルフ場にて

募集3名 応募者多数の場合は抽選となります。どしどし応募ください

マーク金井とハーフラウンドして、ゲームメイクやスイング、ショートゲームについてアドバイスします。

セミナー代5000円(プレー代は別途各自でご負担、お支払ください)

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↑よろしくお願いいたします


2016年06月19日超私的な提案、初心者、中級者がスイング作りに役立つクラブ、ボールとは!?

人気により追加開催決定

インパクト解析セミナー

6月25日13時

アナタのインパクトをマーク金井が丸裸にします

時間は1時間30分  お値段は3000円  人数は6名限定です。

参加資格はドタキャンしない方(汗)

お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!


 

メジャー第二戦、全米オープンの会場となっているのが、オークモント(ペンシルバニア州)。オークモントと言えば巨大なバンカー「協会の椅子」で有名な全米屈指の難コースです。大会直前、あまりにも難易度が高いということでラフを短くしたり、ピン位置をシビアにしない配慮がなされましたが、それでも上位陣のスコアは伸びてません。アンダーパーの選手はほんの一握り、ほとんどの選手がオーバーパーのスコアとなっています。優勝争いが期待された松山英樹プロも、予選ラウンド(36H)を終えて通算12オーバー。残念ながら予選落ちしてしまいました。

写真はGDOより転載、記事は写真をクリック

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オークモントではライフル射撃のような正確性が求められます。わずかな距離感のズレ、わずかな方向性のズレも許されません。ロングショットでは30センチのズレが天国と地獄になりますし、アプローチやパットにおいては数センチのズレがバーディーとボギーの差になるからです。出場選手は1番から18番まで、綱渡りのようなショットを打たなくてはなりません。テレビで観ているだけなのに、胃が痛くなるようなシーンがこれでもかってぐらいあります。世界の一流どころでも、歯車がちょっと狂っただけで80叩いてもおかしくないコースセッティングがなされています。

 

 

 他のどのメジャーよりもショットの精度が求められるのが全米オープンですが、もしも全米オープンのような難易度の高いコースをアマチュアがプレーしたらどうなるでしょうか?

 

普段よりも、とてつもなくスコアが悪くなるのはもちろんですが、加えて、スイングもかなり悪くなってしまいます。理由は単純、わずかなミスが許されないと思えば思うほど、体の動きがぎこちなくなります。加えて、ミスを恐れてスイングするほど、自分が持って折る悪い癖を肥大化させてしまいます。例えば、アウトサイド・イン軌道でコスリ球のスライスを打つ人ならば、アウトサイド・インの度合いが強くなります。インサイド・アウト軌道でフックやチーピンを打っている人は、ますますインサイド・アウトの度合いが強くなります。スイングがしっかりしていない初中級者は、難易度が高いコースを頻繁にプレーしない方がいいです。難しいコースばかり回ってしまうと、スイング(体の動き)が悪くなることはあっても、良くなることはありません。

 

実は、これはクラブにも言えます。

 

マーク金井がゴルフを始めた頃、今から40年以上前は「難しいクラブを使った方が上手くなる」「ミスがミスと分るクラブの方がスイングが良くなる」というのが常識でした。実際、やさしいクラブを使うと、「そんなクラブじゃ上手くなれない」なんて忠告するプロ、上級者が多数いました。実際、「2番アイアンが打てればシングルになれる」なんてこともまことしやかに言われてました。

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では現在はどうかというと、、、、

 

プロ、上級者で2番アイアンを使っている人はほとんどいません。3番アイアンもバッグから抜いている人も結構います。永久シード選手である片山晋呉プロに至っては、アイアンは7番からです(3番、4番、5番、6番はバッグに入ってません)。打つのが難しいロングアイアンを使っている人は劇的に減っています。これを考えると、「2番アイアンが打てればシングルになれる」は、間違った常識です。そして、難しいロングアイアンを使わなくても、プロのスイングは昔以上にレベルアップしています。プロでさえ難しいクラブを使わないのですから、説明の必要はないでしょう。アマチュア、特に、初心者はできるだけやさしいクラブを使った方が、スイングに変な癖が付きませんし、上達が早くなります。

 

マーク金井は初心者向けのクラブとして、重心距離がほぼゼロのドライバー「バンパー ドライバー」を作りました。これはルールに抵触するクラブですが、初心者でも芯に当たりやすいドライバー。難しいクラブと正反対なクラブですが、芯に当たりやすい分だけゴルファーが余計なことをしないですみます。逆に言うと、アマチュアの多くがアウトサイド・インになったり、フォローで左ひじが引けたり、手先で合わせるようなスイングになりやすいのは、ゴルフを始めたての頃、「芯に当たらない」「上手く打てない」ことによって生じているのです。

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上手く打てるクラブを使ったからとと言っていいスイングになる保証はありませんが、打つのが難しいクラブを使うと、手先で合わせたり、余計な動作が体に染みつきやすくなるのです。

 

クラブだけではありません。ゴルフボールもスイングに少なからず影響を与えます。ゴルフボールの大きさは初心者には、正直、小さすぎます。あんな小さなボールをいきなり上手く打つのは至難なワザです。アナライズには練習用のボールとして、テニスボールぐらいの大きさのスポンジボールを用意しています。この大きさだと、初心者でも「当たらない不安」「空振りに対する不安」がかなり軽減され、普通サイズのゴルフボールを打つよりも気楽にスイングできる分だけ、スムーズにスイングできます。

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ゴルファーのスイングは道具(クラブ、ボール)によって導かれる。

 

ゴルフスイングは自分の意思によって作られると思っている人が多いと思いますが、実は、クラブとボールがスイングを作っているのです~。


あっ こちらしばらく売り切れとなっておりましたが入荷しました

スーパーシャット君!!

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